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2021年11月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2021年11月15日のハードウェアタレコミ一覧(全13件)
15483993 submission
アナウンス

海外渡航のいま

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
impressにて2021年10月に取材のため出国~帰国した時の実際の状況についてまとめたものが記事になっている。
そろそろ海外出張もありうる諸氏、また現在の入国実情について知りたい各氏は参考になるのではないだろうか?
(なお、タレコミ時において最終回の隔離編については未掲載、今週中公開予定)

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15484043 submission
Android

一部の Pixel スマートフォン、不要なシステムアップデートが配信されるトラブル

タレコミ by headless
headless 曰く、

Google が一部の Pixel スマートフォンに不要なシステムアップデートを OTA 配信するトラブルが発生したそうだ (9to5Google の記事Ars Technica の記事)。

不要なシステムアップデートが配信されたのは Pixel 3a ~ 5a の一部で、Pixel 6 / 6 Pro は影響を受けなかったようだ。配信されたシステムアップデートは既にインストール済みのものだが、Google がデルタアップデートシステムを使用しているにも関わらず、ダウンロードサイズは 1.5 GB を上回っていたという。Google は Reddit に謝罪のコメントを投稿し、問題は修正したので心配はいらないと述べている。

さらに Google は 9to5Google に対し、OTA をインストールしたことによる影響は何もないと述べたそうだ。9to5Google が所有する Pixel 4a (SIM ロックなし / SIM なし) はグローバルモデルの最新ビルド SP1A.211105.002 から Verizon の最新ビルド SP1A.211105.002.A1 に更新されたが、将来のアップデートで正しいビルドに修正されるとのことだ。

15484060 submission
インターネット

寄付に頼る無制限ストレージサービス「Gofile」

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
日本ではあまり紹介しているサイトが見つからないが、フランスのWojtekという会社が運営している「Gofile」というストレージサービスを見つけたのでシェアしたい。サイトの説明にはファイルサイズやファイル数無制限と書いてあって数GBのファイルでもアップロードできる。

サイトを開いた時点でゲストアカウントが作成されて登録不要なので一時的にファイルを送りたい時もメールアドレス無しで使えるそう。無料で利用できるがPatreonで寄付を募っており月5500ドルほど収益があるそうだ。かつて同じようなことをやってたBitcasaのように、使い潰されてしまう可能性があるので、いつまで持つかは分からないが。

ちなみにNASで有名なシノロジーがやってるGofile.meは無関係。
15484069 submission
Windows

Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム、2年目が間もなく終了し、最終年の3年目へ

タレコミ by headless
headless 曰く、

Windows 7 / Server 2008 / 2008 R2 の拡張セキュリティ更新 (ESU) プログラム 2 年目が間もなく終了するのに向け、3 年目に向けた準備を進めるよう Microsoft が呼び掛けている (Windows IT Pro Blog の記事Ghacks の記事Softpedia の記事)。

ESU の 2 年目は 2022 年 1 月 11 日に終わり、3 年目は 2022 年 2 月 8 日から 2023 年 1 月 10 日までとなる。Windows Server 2008 / 2008 R2 については Azure 上で使用する場合に限り、ESU 4 年目を追加提供(無料)することが発表されているが、Windows 7 の ESU は利用形態にかかわらず 3 年目が最後となる。

ESU は各年が別の SKU になっており、1 ~ 2 年目を利用している場合でも 3 年目は別途購入してアクティベーションする必要がある。また、3 年目で初めて ESU を利用する場合、1 年目と 2 年目の購入も必要だ。

スラドの皆さんは個人または仕事で Windows 7 を使用しているだろうか。手元には何か確認が必要な場合に備えて 1 つだけ Windows 7 環境が残してあるが、実際に確認が必要なことは何もなく、消してしまってもいいかな、と思っている。

15484342 submission
SNS

LINEの会話の終わらせ方についての研究

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
朝日新聞の記事によると、武庫川女子大学の岸本千秋助教(社会言語学)がLINEの会話の終わらせ方について学生達を調査したそうだ。

調査によると、やめ時を気にするのは約95%で、終わらせ方は、最も多いのがスタンプを送る(約50%)で、短い返信、既読無視、送信間隔を空ける、「食事、風呂、寝る」を口実、未読無視、の順だったそうだ。スタンプや短い返信で自分の意図を伝えようとしたり、相手の意図を感じたりした経験は皆様もあるのではないだろうか。

LINEに限らず、やり取りが続いた際の終わらせ方は、メールやIRCしかなかった時代から多くの使用者達を悩ませたのではないだろうか。個人的には既読無視、未読無視、送信間隔を空けるのは、するのもされるのも苦手だ。皆様はどうしているだろうか。成長や年月が経つにつれて違いはあっただろうか。メール、LINE等のメッセージツール、SNSで終わらせ方に違いはあるだろうか。実際の会話とテキストのやり取りで違いはあるだろうか。
15484538 submission

みずほ、基幹システムを東阪に分散へ 障害復旧は完了

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
みずほフィナンシャルグループは2022年度以降、みずほ銀行の基幹システムのデータセンターを東阪に分散する方針だ。現在は東京・多摩にあるメインのデータセンターと、千葉県内の災害対策拠点の2カ所だった。多摩拠点は8月のシステム障害で一部が使えなくなっていたが、15日までに復旧を終えた。今後、災害対策拠点を地理的に離れた関西圏に移して備えを強める。

情報元へのリンク
15485100 submission
犯罪

創価学会脱会者3300人大調査,史上空前,ここまでひどい嫌がらせの実態■ 週刊文春1995年12月

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
週刊文春による創価学会の嫌がらせ被害調査報告記事

  ■■■創価学会脱会者3300人大調査 史上空前 ここまでひどい嫌がらせの実態■■■
週刊文春 1995年12月14日号 より
※当投稿は、画像OCRで記事を文字に起こしたものです※

① 全回答数――3608通(うち元学会員による有効回答数:3302通)
[年齢別]19歳未満――6人 20歳代――107人 30歳代――250人 40歳代――479人 50歳代――775人
60歳代――935人 70歳代――585人 80歳以上――88人 不明――77人
[地域別]北海道・東北――273人 関東――792人 東京――324人 北陸・中部――340人 近畿――581人
中国――515人 四国202人 九州・沖縄――254人 アメリカ――21人

② 宗教法人法の改正に関して 省略

③ 嫌がらせを受けた事があるか
ある 69.7%(2302人)
ない 25.5%(842人)
不明 4.8%(158人)

④ 受けた嫌がらせの内容と数(複数回答可)※現在行われている組織的なストーカー関連の項目を列挙
無言電話 47.2%(1087人) 
中傷ビラ 37.5%(863人) 
脅迫(電話を含む) 28.5%(656人)
監視 20.6%(475人)
尾行 18.6%(429人)
器物破損 9.0%(208人)
盗聴 3.5%(80人)
汚物投棄 3.4%(79人)
暴行 2.1%(49人)

■■創価学会を脱会したとたんに始まる執拗な嫌がらせ。その実態が小誌アンケートによって初めて明らかになった■■
■■プロパンガスの栓を開けたり、自動車のブレーキホース切断:と、人命に関わるケースも少なくない。■■
■■創価学会からの脱会は許さないと言うのだろうか。■■

取材班は、今年十月、関係寺院と創価学会被害者の会を通じて、全国の創価学会脱会者にアンケート調査を実施した。

「学会・公〇」問題に力を入れ、九月に怪死した朝木明代・東村山市議の場合、その死の直前まで、周辺には学会関係者によると見られる様々な嫌がらせが頻発していた。

また、寵年光・元公〇党都議も学会男子部員に襲撃されている。しかし、創価学会は「嫌がらせなどするはずがない」との公式見解、を繰り返すばかりだ。だが、実態はどうか。

今回、全国から三千六百八通の回答が寄せられている。うち無記名のものは原則的に集計外とし、
僧侶や法華講員 (日蓮正宗の信徒団体)といった非学会員の回答は、稿を改めて報告する。元学会員による有効回答数は三千三百二通(表1)。

アンケートでは、様々な問いを元学会員にぶつけてみた。その結果はこれから何回かにわたって報告していくが、
まず現在国会で審議中の宗教法人法改正については、驚くべきことに九一パーセント以上の人が「賛成」を表明した(表2)。

日本最大の宗教団体であり、最も激烈に改正に反対している創価学会の実態を知る人々の意見は、重い。
そしてその意味は、以下の結果からうかがい知れよう。

<創価学会関係者と思われる人物から、何らかの嫌がらせを受けたことはありますか>

有効回答者の約七割が「ある」と回答した(表3)。
脱会者の七割が、「学会関係者と思われる人物から嫌がらせを受けた」というのは、呆れる他はない。

更に、警察に通報した人の割合(表5)をみれば、これが尋常な数ではないことが分かる。
学会が他の宗教と一線を画すのは、ここにも大きな理由がある。

もっとも多くの人が上げたのが、面談強要。脱会直後に謝意を促すため、あるいは法華講をやめさせ再び学会に引き戻す(脱講運動)のために、
昼夜を問わず、地域幹部から副会長クラス、公〇党の地方議員、国会議員が集団で脱会者の自宅に押しかけるのである。

■真夜中二時に響くノック音■

実例を紹介する(以下、無記名はすべてアンケート回答から抜粋した。実名掲載については本人に確認した)。

「平成三年の脱会後、地区の婦人部長ら大幹部三人が午後八時から三時間半にわたって、一方的な問責。
以来、現在まで面談強要は八十五回、のべ二百五十人以上になる」(男性)
「脱会直後、女子部幹部が勤務先に押しかけ、会社の玄関先でなぜ脱会したのか、原因はなにかと執拗に返答を迫り、あげくの果てに泣きだした」
(女性)

「休日でも朝から四、五人の集団で繰り返し来た。断っても帰れらず、(池田)先生を裏切ると地獄に落ちる、とわめき散らす。
私は過去に大病をしましたが、そのことを持ち出して『一年以内に必ずバチがあたる』。警察に通報すると言っても
『するならしてみろ』と平気な顔で※とうそぶいていた」(元地区部長の宗今井靖孝さん・埼玉)

「裏切り者、恩知らず、地獄に落ちろ。今日あるのは池田先生のお陰だ。脱会して幸せがあると思うな。これから先のお前の生きざまが見物だ。
今なら間に合う、助かりたかったら学会に詫びを入れて帰ってこい、などと声を荒らげ、ツバを吐き、あざ笑う。
かと思えば、選挙になると猫なで声で、あなた方が頼りですと頼みにくる。選挙が終わるとまた嫌がらせが始まる」(女性)

「断っても断っても、ドアをガンガン叩いて開けるまで帰らない。それで血圧が上がって二回も入院しました」(女性)

「夜雨戸を閉め、老人ふたり暮らしの家庭を、庭の中に入り込みドンドン叩いて叩き起こすのです。
警察に電話すると、『自分で捕まえなさい。それか池田大作を訴えたらいいでしょう』というひどい返事。涙が出るほど悔しかった」(七十代男性)

「四、五人の婦人部が上がり込み、私はお茶を出し、お菓子など出して黙っていました。相手も何も言わないで、長い時は二時間ぐらい、
無言で座り込まれました。それが三、四日続きました。夜中には電話がかかってきました。眠れなくなり、(精神) 安定剤を飲みました。
真夜中の二時ごろ玄関ドアをノックする音が一週間ほど続きました。道を歩いている時、自転車で走っていた学会幹部が戻ってきて大声で
「地獄に落ちろ』と怒鳴られました」(七十代女性)

「主人の死亡後、創価大卒業生らが面談に来て居座り、しつこいので警察を呼んだ。が、警官に対しても脅迫的な態度に出て、
『俺たちには市会議員も国会議員もついているからな!』と」

「平成三年、私は突然、見せしめと思われる一方的な除名処分を受け、脱会を強要されました。副会長など大幹部四人が突然家に押しかけてきて、
今後逆らうとどうなるか分からないと脅していきました。『これはファシズムだ。そういう思想だったのか』と問うたところ、
『その通りだよ、キミ』とスゴまれました」(元地区部長の斉藤康夫さん・栃木)

相手の気持ちや都合は一切考えない。

「主人死去の夜、次の夜、お通夜の席と連続して学会員が来宅し、坊主を呼ぶな、無間地獄に落ちるとしつこく言って、
家族親族、近所の人を困らせた」

「同時に脱会した父が亡くなった後、その父を知らない人までが『お父さんは地獄で苦しんでいる』などと、
およそ人間の温情のかけらもない言葉で罵られました」(女性)

■一日に三百本もの無言電話■

更に、
「玄関を開けないとトイレを貸せと言って上がり込み、帰らない。娘が学校から帰るのを待ち伏せしていて、一緒に入り込むこともあった。
家のフェンスを学会男子部が乗り越え、カーテンの隙間から中を覗いていた。外で待っている車には、婦人部がいた」(四十代女性)

これは立派な犯罪だ。

次に多かったのは無言電話。無論、学会員の仕業とは断定できないが、全国で同様に、脱会直後に頻発している。

「脱会後一カ月してから自宅に無言電話。二週間後、今度は事務所にかかってきた。
放っておくと、一日三百本もかかってくるようになった」(男性)

「脱会後半年間、深夜に無言電話。睡眠不足と精神的な不安が続きました」(元副本部長の渡辺道代さん・東京)

「無言電話は一日二、三十回。半年にわたったが、選挙間近になって急に減った」

無言電話の主も選挙になると忙しいとみえる。
電話盗聴については少なからぬ人が上げているが(八十件)、雑音など「盗聴の不安」を感じている人が多く、
証拠はほとんどないのが実情だ。だが、

「電話でニセの情報を流すと、学会員はそれに沿った形で監視や尾行活動を行うのです。ですから、盗聴されていると考えています」
(元副支部長の菊地信博さん・北海道)

という声もあるし、実際に盗器が発見されたケースもある。

「電話に雑音が入るので電話局に言って調べてもらうと、家の外壁のボックス中に盗聴器が仕掛けてあった。
犯人は分からないが、当時は学会男子部によって頻繁に尾行されたり、二階の窓ガラスが石を投げられて壊されたりしましたので、
学会関係者の仕業と考えています」(元副大B長の笠原勇蔵さん・新潟)

脅迫も凄まじい。
「学会に帰れ、地獄に落ちるぞなどと書いた手紙の封筒は、黒の縁取りです。
学会青年部はやってきては夜十時頃、表のシャンターを蹴飛ばして帰っていく」
(六十代女性)

「小学生の子供が電話に出ると、『お母さんはただじゃおかないから、覚悟しとくように言ってよ』」(女性)

■学会男子部による拉致未遂■

「ガンで死ね、うろちょろするなクソババー、殺してやるなどと書かれた脅迫状が投げ込まれた。手紙の中には小学校の教員からのものもあった」
(五十代女性)

「脱会後、婦人部幹部に、あなたは池田先生に逆らったから、『三年、五年、七年の坂は越えず』必ず仏罰が出る、と脅迫された」
(元大ブロック長の坂田重倫さん・大阪)

「脱会後一年間にわたり、嫌がらせ電話が数多く、特に母 (七十五歳)が出ると『まだ生きてるのか?』と」(女性)

「平成五年十二月,夜十二時頃、自宅の駐車場前で見覚えのない男四人に、ワゴン車に同乗を求められ、拒否すると、
脇を抱えられ乗せられそうになった。『学会男子部か』と大声で聞くと、『そうだ、命を大切にしろ』と言った」(男性)

「危険人物のレッテルを貼られ突然除名された後、夜の一時、二時頃に嫌がらせ電話がかかるようになりました。
ガヤガヤ雑音が聞こえる中、『あんな奴は殺せ!』『罰があたって交通事故で死ぬぞ!』と電話の遠くから怒鳴っているのが聞こえました。
実に陰湿な脅迫で、家内も毎晩電話が鳴る度に恐怖におののいていました」(元支部指導長清水亨さん・福岡)

数限りない嫌がらせを受けつづけてきた元創価学会理事・公〇党鹿児島県本部書記長の山口優さんは、

「平成四年から平成五年四月までの電話による脅迫、無言電話で心労を重ねた義母は、入院後五十日で死亡しました」

学会員による執拗な尾行を受けた人も少なくない。敵対する寺院や脱会者の動向を探り、
新たな脱会者を防ぐことが尾行、監視活動の主な目的と見られる。

「脱会して(池田)先生に反対するのは許せん。今後、お前を尾行する」

と学会幹部に宣言された男性もいるし、

「九三年十二月、私の車を尾行していた車の若い男と話すと、学会員であることを認めた。警察に通報すると、相手もどこかへ電話をかけた。
私が代わると電話口に出たのは学会の支部長だった。到着した警官は、『組織上部の指示で動いているようすから、止めるように注意しておきます』
と言っていた」

様々な汚物が家に投げ込まれる嫌がらせなども。

「男子部数人が来て『戻るつもりはない』と帰した数週間後、猫の死体が玄関ポーチに置かれていた」(男性)

「猫の死体が捨てられていた。一週間後に迫った娘の結婚式への嫌がらせであることは明白」

「犬の死体が三回投げ込まれた」(男性)

「脱会後、玄関前にとぐろをまいた人糞と思われる便が大量にあった」
「尻を拭いたと思われる紙も捨ててあった」

「使用済みの大人用のオムツを投げ込まれた」

「玄関に毒入りと思われる蜜柑が四つ、聖教新聞にくるんで置かれていました。蜜柑には四つ穴が空いていて、どうも『死』を意味するようです。
投げると黒い汁が出てきました。その他花壇に爆竹を投げ込まれたり、除草剤を撒かれたり」(元ブロック長の谷利夫さん・北海道)

■選挙間際に止まる嫌がらせ

もっと手の込んだ、下劣な嫌がらせも起きている。

「息子の自動車に乗ろうとドアに手をかけたところ、把手の内側に何か『グニャ』という感触があった。見ると、人糞を練り込んでありました」
(元副大ブロック長の角田行雄さん・東京)

「玄関ドアのノブに人糞を付けられていたこともあります。玄関先の犬小屋に五十以上のニワトリの頭がパラ撒かれていたり……。
選挙が近づくと、こうした嫌がらせはピタリと止まるんです。宗教上の戦いなんて言っていても、選挙のほうが大事ということなんです」(女性)

家の周囲も夜間に何をされるか分からない。

「菊など、庭に咲いていた花をすべて千切り、バラ撒いてありました。近所の人も驚いていた」(元地区部長の松野太久郎さん・神奈川)

「絶対に火の気のない所に植えてあった庭木に二度放火された」

「店の外のプロパンガスのボンベがいつの間にか開かれていた」

などと、大事故につながりかねない恐るべき所業もある。
屋外に置いてある自転車、自動車の破壊行為も多い。

「平成四年、車全体にアホ、死ね等の落書きをされ、被害額約五十万円」(男性)

「脱会直後、地域の幹部が面談に訪れ、『帰れ』と一喝した翌朝、家の自転車の車輪が前後ともパンクしていました」(前出の角田さん)

「昭和五十二年の脱会直後、急に無言電話が多くなり、また駐車場の自家用車のタイヤをアイスピックでパンクさせられたことも再三あった。
車のウィンドウ・ガラスが割られ、車検証が焼き捨てられていた。また玄関に投石され、ガラスを割られたこともあります」
(元公〇党副支部長の寺西龍王さん・熊本)

「私は仏料理店を経営しているんですが、客を装って予約電話をかけてきて、最後に「バカヤロー!』と言って切られることもあります。
自家用車のドアに細工され、半ドアにしてバッテリーを上げるように仕組まれていたことが何度かありました。
後部座席に置いていたタオルに火のついた煙草が投げ込まれ、シートが焼かれたこともあります。
ある時、またバッテリーが上がっていたのでボンネットを開けると、エンジンの上に鶏のカラアゲが置いてありました。
十キロ離れた妹の家の車にもカラアゲが置いてありました」(元男子部の高彦憲明さん・大阪)

一歩間違えば、重大な事件になりかねないケースもある。

「道路で車が突っ込んできた。目の前で急ブレーキをかけた」

「自宅前に停めてあった自家用車に故意にぶつけたと思われる擦り傷が残っていた。
また、息子が細い道を自動車で通行中、前方から走ってきたオートバイがワザと側面を擦って逃げていった。警察は頼りにならない
」(元地区指導長の伊藤茂さん・埼玉)

「自家用車のブレーキホースなどを切られたことがあります。平成四年四月から、翌年の春までの一年間に四回。
娘の車、主人の車、それに息子の車は二回やられました」(元婦人部の小林恵美子さん・新潟)

小林さんの娘さんによると、

「買い物の後、家の近くまで運転してきて、角を曲がろうとするとクラッチが効かない。
そのまま真っ直ぐいって何とかエンジンブレーキで止まり、バックでゆっくりと家に戻ったのですが、修理業者に見てもらうと、
車体の下に潜り込んで刃物でホースを何度か傷つけた跡がありました。
学会員の仕業という証拠はありませんが、同じ頃、学会員に父が尾行されたり嫌がらせ電話が頻繁にあったのは事実です」

ブレーキホースの切断はこの他にも複数の回答があった。
古典的な嫌がらせも。

「注文してもいないピザ、寿司(各一万円) の出前が来た」
「面談強要、監視や尾行は数えきれないほど。ある時、食事中に頼んでもいない特上の寿司五人前が届いたこともあります」
(元支部指導長の高岡源市さん・北海道)

■裏切り者と親子の縁を切る■

堂々と憲法違反も行われている。

「家のポストから葉書を勝手に取り出して読んでいた。旧知の学会員でした。来るはずの手紙が来なかったり、
手紙がクシャクシャにされていたり、イタズラ書きがされていたことも」
「平成四年のことです。他の地区の友人(学会員)に手紙を郵送したところ、
その二カ月後に開封された手紙を持って近所の学会幹部が返しにきました。
友人に確認すると、私の手紙のことは何も知らずにいた」

脱会すると、それまで何十年と付き合いのあった知己でも手の平を返したように無視しはじめる。
道であってもソッポを向き、ツバを吐く。学会から村八分にするよう指示が出るのだ。

「退会すると言ったら『今日から学会員に対して、一切口をきくな。電話をするな。道で会っても喋るな』と言われた。
学会の知人は『あなたみたいにされるのはとても耐えられないので、辞めたくても退会できない』と言っています」(女性)

「脱会した翌日から学会員からは無視。私だけでなく、子供まで無視。かと思えば、
道端でいきなり『お前の家は今に潰れるぞ』と暴言を浴びせる」(女性)

親族間でも、脱会者に容赦はない。

「平成三年、お寺に行く朝、息子に自分はもう学会を脱会したいと言ったばかりに、「裏切り者』『出ていけ』『親子の縁は切る』と言われました。
裏切られたのは私の方です。それから一人暮らしをしています」(八十代の女性)

「学会に残った息子から電話。『六万登山には絶対行くな。どんな事態になるか分からない。僕のいうことを聞かなければ親子の縁は切る。
今後仕送りは止める』と執拗に言う。あの優しい息子を学会はここまで洗脳してしまった」(女性)

「熱心な学会家族の親族が昨年急死しましたが、脱会した私たちには、本人の意志だからと、通夜や葬儀への出席を断ってきました。
ところが学会内では、『脱会すると身内の葬式にも来ない』と言い触らされてしまった」(前出の今井さん)

■脱会者の悪口を言い触らす■

商店などを営む脱会者に対しては不買運動が指示される。

「理容店を経営していますが、脱会後、会合などロコミで『店が立ち退きになり引っ越す』など中傷、デマを流されました。
また営業中に五人の学会員が一度に来店、ひとりは客になったが他はただ待合席に座り、他のお客の来店を妨害」(男性)

「自営業をしています。脱会後『裏切りものだから、あの店に行くな』と学会の会合で指導があり、以後学会員は来ません。
また、一般の人から、『あの店を潰すのに協力してほしい、と学会の幹部の人から頼まれた』と聞きました。
応援してくれる人たちのお陰で頑張っていますが、営業時間中、多い時で毎日五、六回、少なくても二、三回の無言電話がかかってきます」
(元婦人部の汐崎徳子さん・神奈川)

「脱会後、ロコミによる不買運動が近隣の県まで及んだ。何とか頑張ろうとしたが、力尽きて倒産した」(男性)

業務妨害に相当する嫌がらせもある。

「私の所有する賃貸住宅の入居者に『自分は(広域暴力団の) S会の者だが………』と脅迫電話が入りました。
どうやって入居者の電話番号を調べたのかは今もって分かりません」(Rブロック幹事の島健さん・北海道)

会社員の場合も同様。

「勤務先へ電話してきた。『影山は町内で変なことをするから注意しろ』と言って切れた。
また家には、やはり学会員から何度「殺してやる』と電話が入った(元壮粕N部の影山さん=A広島)

「脱会すると毎日のごとく嫌がらせに男子部、壮年部来る。相手にしても平行線。トイレに隠れて帰っていくのをじっと待つ。
夜は電気を消して耐え忍ぶ。家にいては毎日(学会員が)やって来るので、近くのブティンクに勤める”ところがそこに学会幹部、
婦人部毎日やってきて、店主にヒソヒソ話していく。 『あの人を使うなら洋服は買わない』 ある日、店主に店を辞めてくれと言われ、
クビになる」(女性)

「脱会後は、無言電話が二日間鳴り通し。当時私は自宅で洋服の仕立てをしていましたが、学会の会合で私は気が狂っている、
注文した人は止めた方がいい、と流され、注文が減り、仕事を変わらざるを得なくなりました。
その他にも、死にかけだの病気だのと遠い地域に住む友人にウソを流し、
聞いた人から安否確認の連絡が入ってようやく嫌がらせに気がついたこともあります」(元婦人部の松本キヌエさん・岡山)

こうしたデマを口コミで流すことは学会の得意とするところだが、個人の生活に係わるだけに罪は重いと言わざるを得ない。

「平成六年七月、『町内の皆さん、この男女にご注意下さい』『夜な夜な市内に出没し、脅迫・イヤガラセをする変態夫婦!』などと
書かれた中傷ビラ (写真参照)を、私の住む団地のほぼ全にバラ撒かれました。顔写真、自宅住所や電話番号、勤務先とその電話番号まで
記されていました」(元ブロック長の田山一郎さん・北海道)

■酷似している嫌がらせの手口■

この事件について、田山さんらは刑事告訴している。
アンケートでは「中傷ビラを投げ込まれた」と回答した人が多かったが、田山さんの様な卑劣な怪文書の他、
ここには聖教新聞、創価新報などの学会機関紙や中外日報の投げ込みも含まれている。

「いくら入れるなと言っても、夜中にコソコソ来て放り込んでいく」

というやり方からして、嫌がらせと受け取られても仕方あるまい。
この他、「人殺し」「泥棒」「不倫で家庭不和」「倒産して夜逃げした」などというデマも限りない。
学会からすると、脱会者はどうしても地獄に落ちなければならないのだろう。

学会員の職業を利用した犯罪的な嫌がらせも少なくない。

「学会員の医者にかかっていたが、脱会したら主人の病名(末期ガン)を会合で言い触らされた。
私自身の病名や、家族の状況も筒抜けになってしまった」

「引っ越した先の住所を学会員の市職員がコンピューターで調べて学会幹部に教えた。
その後面談強要、脅迫が続き、入院先の病院まで押しかけてきた」

創価学会を脱会したから地獄に落ちるのではない。
創価学会が脱会者を“地獄”に落とすのだ――。そう思えてならない。

以上紹介した様々な嫌がらせは、平成四、五、六年をピークとして漸減傾向にあったが
「オウム事件以降ピタリと止まった」という証言も少なくない。

嫌がらせの手法は全国で酷似しており、時期も集中し、一斉に静かになる。
とすれば、これは最早、組織的な動きと言わざるを得ない。

創価学会はこれを繰り返し否定してきた。だが無論、今後再び頻発しないとも限らない。

今回証言を紹介した回答者のもとに嫌がらせが再び増加すれば、あらためて誌面で報告したい。

寄せられたアンケートには、加害者」の実名も多く記されているのである。
15485104 submission
犯罪

創価学会による矢野絢也氏への集団ストーカー事件

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
転載元:『黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録』
著者:矢野絢也
出版社:講談社
発売日:2009年2月27日
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1932年、大阪府に生まれる。京都大学経済学部卒業。大阪府議会議員を経て、1967年に衆議院議員となり、以降連続9回当選。
当選直後の公明党臨時党大会で竹入義勝委員長のもと、書記長に就任し、
1970年には、社会党の江田三郎書記長や民社党の佐々木良作書記長らと「新しい日本を作る会(=社公民連合政権構想)」を結成。
1979年、衆院選で社会党、民社党、社会民主連合、新自由クラブとの選挙協力が成功し、自民党を過半数割れにまで追い込む。
1986年、第4代公明党委員長に就任。1988年の砂利船汚職事件やリクルート事件で公明党議員が相次いで逮捕され、
その責任をとり、翌1989年、委員長を辞任、最高顧問となる。1993年に政界を引退、政治評論家となる
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■手帖奪取事件の前後から、私の身辺には異変がおきていた

 ここまで手帖を奪われた事実経過を中心に述べてきたが、じつはこの手帖奪取事件の前後から、私の身辺には異変がおきていた。

 それは何者かによる、私と家族への日常的な監視と尾行である。

 私の自宅の近辺につねにクルマが数台常駐しており、私が外出すると、必ず尾行を開始した。
それも、いくつかの場所から数台がほぼ同時に発進するので、何者かが自宅をずっと監視しており、
私が玄関から出てくると、ただちに各車に指令が飛び、尾行を開始する態勢になっているらしかった。

 監視や尾行ばかりではない。聖教新聞などのメディアをつかった私への誹謗中傷は限度をこえて目に余るひどさになり、
それにともなって執拗な脅迫電話や嫌がらせ電話も増えた。脅迫や嫌がらせは私や家族だけではなく、遠方に住む親戚にもおよんだ。
業を煮やして学会首脳に「止めさせろ」と抗議に行くと、「これに耐えることが信心だ」と繰り返すばかり。
あげくに、話はいつのまにか寄付のことになり、「謝罪の気持ちを行いで表すには寄付しかない」と億単位の金を求められた。
人の弱みにつけこんで巨額の金を要求するのだから、これはただの強要よりたちが悪い。

 この章では、そんな「反矢野」キャンペーンのさなかに、私の身の回りでどんなことが起きていたか、あらいざらい公表することにする。

■妻や家族にまで及ぶ尾行

まず断っておくと、私は家族に対する尾行については、手帖奪取事件と時期的に符号する。ここでは身元不詳とあえて言っておくが、
複数の人々が極めて組織的に尾行を行っていたこと。
また、過去の自分の経験から創価学会が尾行という手段をさまざまな場面で使っていたことを指摘するにとどめておく。

 そのうで、私に対する尾行だが、ついてくるのはクルマだけではない。
徒歩でくっついてくる連中が常時二~三人、多いときには五~六人が携帯電話で連絡をとりながら尾行してきた。
たいてい二〇~三〇メートルくらい離れて尾行してくるが、ときには背後五メートルくらいまで接近することもあった。
私が後ろを振り向くと、反射的に物陰に身を隠した。

 尾行する顔ぶれは毎日同じではなく、おそらく数組のチームがあって、交代しながら行動しているようだった。
かれらは、つねに連絡をとり合い、私の行くところに先回りして待機していることもある。

 私はヘルスジムに行くことがあるが、私がジムに入っている二時間以上の間、尾行者はジムのあるビルの三階と四階の踊り場で、
じっとしゃがんで私が出てくるのを待っている。その間にも、ビルの前の道路にクルマ数台が待機しているのだ。
そして私がジムから出ると、ふたたび尾行を開始し、次の行き先までついてくる。

 病院に行くときも同じである。私は三ヵ所ほどの病院へ、ときどき検診に出かけるが、そういうときも病院の中までついてきて、
じっと監視している。そのほか買い物に出かけると百貨店の中までついてくるし、食事中も店の外でじっと待っている。
念の入ったことに近所に散歩に出ても、必ず尾行するのである。

 私が電車で移動するときは、かれらも同じ車両に乗り込み、私が下車すると、かれらも下車して足早に改札に先回りする。
そして私の姿を確認すると、携帯電話で連絡してあらたに仲間を配置させ、ふたたび監視に当らせる。これが毎日毎晩、雨の日も風の日も続くのだ。

 しかも尾行されるのは私だけではない。妻や同居する長男夫婦、その娘たち、さらに私の女性秘書まで対象にされた。
なにしろ妻が買い物へ行くときも、後をつけてくるのである。おまけに私の来客についても身元を確認するためか、
その方の自宅や会社まで尾行しているのだ。言語道断であり、許しがたい卑劣な犯罪行為というほかない。

 そんな尾行される日々が続くうち、私は身の危険すら覚えるようになった。地下鉄のホームや、交差点で信号待ちをしていると、
尾行者が私の背後にぴったり寄り添い、後ろから突き飛ばされそうな気配を感じるのだ。これは背筋がゾッとするほどの恐怖を覚える。

尾行されるようになってから、そうした身の危険を強く覚えるようになった私は、外出時、駅のホームでは壁に背を寄せて立つようにし、
交差点でも道筋からなるべく離れて立つようになった。

 たまりかねた私は、専門の調査機関に依頼し、尾行者たちの動きを逆に追尾してもらい、確かな証拠を押さえてもらうことにした。
その追尾中、写真撮影されていることに気づいた尾行者たちが大勢で「フィルムをよこせ」と調査員に迫り、数人でとり囲んで威嚇したことがあった。
調査員が一一〇番通報しようとすると、かれらは蜘蛛の子を散らすように逃げていったという。

 私をさんざん尾行し、監視カメラを向けて精神的に追い込んでおきながら、自分が撮影されているとわかると威嚇するなど、
手前勝手もはなはだしい。かれらは私が在宅中も終日、監視カメラを向けており、コンビニ弁当などで腹を満たしていた。
かれらの仕業かどうかは不明だが、わが家の敷地内に何者かが侵入した形跡があったり、郵便物があらためられていたこともある。

 また、二〇〇五(平成一七)年六月以降、自宅の電話を使っていると、ときどき通話中に不自然な音がまじるようになった。
盗聴されていた、可能性は捨てきれない。

■牛込警察署への被害届

尾行されるようになってから一年半ほど経った二〇〇六(平成一八)年一二月一一日、私は最寄りの牛込警察署に、
調査機関による証拠のビデオフィルムと写真、状況を説明した調査報告書などを添えて、被害届および保護願を提出した。
私はその提出書類にこう書き添えた。

<これらの動きは散発的、思いつきではなく、大掛かりな組織的な尾行です。上部が命じ、忠実な部下が実行部隊を編成しているように見えます。
メンバーを適宣入れ替え、終日、監視、尾行し、その日の私の動きを上部に報告し、威嚇、圧迫のみならず、
私に油断があれば、危害を加えるチャンスをうかがっているとしか思えません。

 これは私の被害妄想ではありません。事実です。きわめて危険な状態がこの一年半も続きました。オウム真理教の前例もあることですので、
私および家族などの生命に万が一のことがあっては悔いが残りますので、添付の調査報告書を添えて、被害届け保護願を申請いたします。

くどいようですが、私は特に最近、身の危険を切実に実感します。

 この監視、尾行している車および人物は誰か、グループは誰か、かれらに指示しているのは、誰か。どういう組織か、
を調査、取り締まりいただき、私、家族、秘書の生命の安全保護をお願いいたします。

 この被害届けを提出すると、すぐに牛込警察署から、もっと詳しい事情を知りたいとの連絡があった。
そこで私は、尾行と監視を受けるようになるまでに身辺で起きた異変、つまり手帖奪取事件の起点となった、
「文言春秋」手記に対する学会首脳の」謝罪要求、青年部による糾弾と脅迫、手帖奪取の事実経過などを記した事情説明を提出した。

 警察への被害届提出後、少しの間は私たちへの監視や尾行はおさまったようだが、それも束の間、再び不審車両が近所に現れるようになった。
そして以前と同様に、監視と尾行が再開された。そのため二〇〇七年七月、ふたたび牛込警察署に被害届を出した。
そこには、 <昨年一二月、御署に尾行、具体的な状況についてご報告し、善処法をお願いいたしましたところ、お蔭をもちまして、
その後は尾行を感知することなく、多分、自粛しているのかと思っていましたが、本年六月初旬ごろから、尾行を視認し、
六月中旬ごろから現在まで確実に尾行していると思える状況になりました。連日、早朝から夜まで執拗な監視と尾行です

 と書いて、調査員が調べた不審車両の車種と車番を添えた。

 ちなみにこうした車両のナンバープレートは、大宮、習志野、所沢、水戸など都内よりも関東近県が多く、
乗車しているのは三人程度が常だった。
それらの車両が複数で、携帯電話を使って連携しながらついてくるのである。
かれらは比較的若く、Tシャツ姿などラフな格好で、クルマから降りると必ず携帯電話を握り、
路上で私と視線が合えば、すぐに目をそむけ、電話をしているポーズをとった。
なお、こちらが依頼していた調査機関や牛込署はナンバープレートから持ち主を調べたが、
ほとんど新車同然だったにもかかわらず、すでに廃車になってる車両があったという。

 二度目の被害届の後、わが家の門の脇に警邏(けいら)ボックスが設置されるようになると、尾行はややおさまったかに思えた。
だが調査機関の協力を得て、私の外出時、その後をひそかに追尾して様子をさぐってもらったところ、
遠巻きに尾行は継続していたことがわかった。

 そのとき私はあるJR駅前のよく行く書店に立ち寄り、しばらく時間稼ぎをしたが、
書店の前で以前から自宅周辺でよく見かけた男性尾行者が私を監視していたのだ。
それ以外にもこの日、不審な車両、人物が私の近辺をウロついていたことが確認できた。

 また別の日、自宅近くのバス停からバスに乗ったところ、馴染みのあるナンバーの乗用車がバスの後を追っていることがわかった。
このクルマは以前にも何度か私の乗るバスを追ってきたことがある。その日は私が下車するバス停まで来ると同乗者を降ろして、どこかへ消えた。
そしてその日も、私が入ろうとした店の入り口には、明らかに尾行者の姿があった。

 このころから尾行がより巧妙になったと思われる。というのは、徒歩による尾行者は必ずしも尾行車両の同乗者ではなくなってきたからである。
おそらく私を追う尾行車両から連絡をうけた別のクルマが尾行車を乗せて先回りし、私の到着を待って、
素知らぬ様子でかなり離れた場所から私を監視、尾行しているようだった。

 さらに、わが家への監視が路上のクルマからだけはなく、近所のマンションの一室などからも行われていたことがわかってきた。
おそらく、そこで二四時間私たちを監視しているのであろう。

 というのも、私たちが自宅を出て徒歩三分のバス停に到着すると、すぐにバス停の後方五〇メートルほどのところにクルマが姿を現して、
追尾の態勢でスタンバイしているからである。これは、どこかで常時私たちを監視していないとできない。
さらに、自宅近くの交差点をどちらの方向へ歩きだしても、ただちにクルマないしは尾行者が姿を現す。
つまり、かれらはわが家の玄関と交差点の両方を俯瞰(ふかん:高い所から広く見渡すこと)できるところから監視を続けていることになる。
だとすると、疑わしいマンションがあるが、実際、これまでに尾行を視認できた複数の人物がこのマンションに出入りしているのを目撃している。

 ただし、尾行者が待機しているのは、このマンションではない。
ここではもっぱらわが家を監視し、私たちが玄関を出るのを確認すると、ただちに別の場所に待機しているメンバーに指令を飛ばし、
そこから尾行者が出勤するのである。その待機場所もだいたい見当はついている。

 クルマのなかで終日待機していると、当然ながらトイレに行く必要が出てくる。そんなとき、尾行者が近くの学会員の家を訪ねて、
用を足していることも調査員は確認している。調査員によれば、その家の人は、トイレ借用者に対し、迷惑そうな顔をしていたという。

 このように監視役とクルマの運転手、尾行者らを合わせると、おそらく常時一〇人前後でひとつのグループが編成されていると思われるが、
その顔ぶれは前述のように日によって違っている。
したがって、わが家の監視・尾行にかかわるメンバーの延べ人数は相当数にのぼると見なければならない。

 ちなみに、これら尾行・監視の実態について、調査機関が撮影した写真やビデオは段ボール箱一個分になる。
学会との裁判では調査機関の報告書もすでに法廷に提出している。

 同時に、協力者によってそれらの写真やビデオに映った車両や人物の特定作業を行っているところだ。

 ここまでが私に対する「身元不詳」の者たちによる尾行の実態である。

■学会の「正義」に突き動かされる会員たち

 一方、創価学会の監視・尾行のノウハウは、昨日や今日築かれたものではない。
すでに述べた竹入義勝元委員会や山崎正友元弁護士に対する常軌を逸したパッシングのなかで、監視や尾行が日常的に行われ、
その他、反学会者や脱退者に対しても監視や尾行が繰り返されてきたと聞いている。
ちなみに創価学会の組織のなかで、特に脱会者や学会批判者に対する監視・尾行などの役割を担っているのが
「広宣部」と呼ばれるところとされる。

 その存在は一般学会員にもあまり浸透してないが、広宣部はもともと、創価学会と同じく日蓮正宗の信徒組織で、
学会に批判的だった「顕正会」の実態をつかむために発足した組織を前身としている。
創価学会本部で文化、芸術部門の責任者を務めた小多仁伯氏が著した『池田大作の品格』(日新報道)によると、
広宣部の主な活動は、

1 「顕正会」構成員の郵便物の抜き取り、
2 構成員の盗聴、
3 交友関係の調査、
4 構成員の尾行、
5 怪文書による攻撃、
6 構成員のゴミからの情報収集

などだったという。

 まさに非合法な諜報活動そのものだが、一九九一(平成三)年に学会が日蓮正宗から破門されると、広宣部のターゲットが変わる。
学会員のなかから日蓮正宗の信徒組織である妙観講にくら替えするケースが増えたため、
脱会者と妙観講がこの非合法活動の標的にされることになったと聞く。

 このように学会の監視や尾行などの非合法活動は、早くから組織化されて行われてきた経緯があり、
そうした卑劣な活動はつねに対外的に、そして学会内においても、数かぎりない摩擦を生んできたのである。

 学会の敵対者に対するバッシングは、組織的で執拗、攻撃的かつ徹底的であるのを特徴とする。
そうした特徴の一端は、私の親戚にも矢野攻撃の余波が及んだことでもうかがえる。

 私の親戚にも学会員は多いが、関西在住の親戚夫妻は学会の関西本部に呼びだされて、私の誹謗を繰り返し吹き込まれた。
中身は嫌がらせと言ったほうがいい。息子の妻の両親にも嫌がらせが頻繁にあったらしく、
さらに学会員でもない親戚の家まで学会の者が押しかけ、私の誹謗中傷を述べている。

 学会とは関係のない親戚の家にまで押しかけるくらいだから、当然のこと、私の家には学会員からさまざまな抗議や嫌がらせが相次いた。
関西時代の昔の学会員仲間が上京してきて、真剣な面持ちで諭し、「池田先生に信服することだ」と、わざわざ忠告してくれることもあった。
善意の訪問者もいたが、常識人のふるまいとは思えないことをする人が多かった。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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