Windows上のChromium系ブラウザーでWindows標準のスペルチェック機能が利用可能に
Microsoftは5月28日、Windows版のMicrosoft Edge 83(Chromiumベース)以降でWindows標準のスペルチェック機能が利用可能になったことを発表した(Microsoft Edge Blogの記事、 Neowinの記事[1]、 [2]、 SlashGearの記事)。
Windowsのスペルチェック機能はWindows 8.1以降で利用可能となっており、Chromium系ブラウザーが標準で使用するオープンソースのスペルチェック機能「Hunspell」と比べて追加の言語・方言のサポートやカスタム辞書の共有、URLや電子メールアドレス、頭字語のサポート強化といったメリットがあるという。
ChromiumベースのMicrosoft Edgeでスペルチェック機能を使用するには、Microsoft Edgeの設定ページで「言語 (edge://settings/languages)」を開き、(目的の言語が追加されていない場合は追加してから)「スペルチェック」で目的の言語のスイッチをオンにすればいい。なお、Windowsのスペルチェックは言語パックがインストールされた言語でのみ使われ、それ以外の言語ではHunspellが使われるとのこと。ただし、日本語などスイッチがグレイアウトしている言語は言語パックの有無にかかわらずスペルチェック自体利用できない。
Microsoft Edge以外のChromiumベースブラウザーでも「Experiments」ページ(Google Chromeなら「chrome://flags」)で「Use the Windows OS spell checker」を「Enabled」にすればWindowsのスペルチェック機能が利用可能になる。
個人的には以前スラドの編集作業でプレビュー版のMicrosoft Edgeを使用していたが、おそらく新スペルチェック機能の導入が始まった頃から英字交じりの和文でランダムにスペルミスを示す下線が入るようになったため、使用をやめていた。Microsoft Edge 83で同様の問題は発生しないが、英単語の前後にスペースを入れなければスペルチェックが機能しなかった。