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米国家運輸安全委員会、Uberの不十分な安全文化が自動運転テスト車両による歩行者死亡事故の一因と判断
米国家運輸安全委員会(NTSB)は19日、Uberの自動運転テスト車両による歩行者死亡事故の一因として、同社の不十分な安全文化があると判断したそうだ(ニュースリリース)。
2018年3月にアリゾナ州テンピで発生した歩行者死亡事故ではUberの自動運転システム(ADS)が衝突の5.6秒前に歩行者を検出していたが、歩行者がテスト車両の進路に向かっていることが1.2秒前まで認識できなかった。一方、テンピ警察の再現実験によれば、オペレーター(テストドライバー)が前方に注意を払っていれば衝突を回避できたとの結果が出ているが、オペレーターが手動運転に切り替えたのは衝突の0.2秒前にADSが警告を発した後であり、ブレーキを踏んだのは衝突の0.7秒後となっている。
NTSBでは事故の直接的な原因をオペレーターが私物の携帯電話に気を取られ、道路やADSの状況の監視を怠ったことだと結論付けているが、衝突はUberによるさまざまな行動や決定の結果であるという。つまり、自動運転システムを開発したUber Advenced Technologies Group(ATG)の不十分な安全性リスク評価方法、効果のないオペレーターに対する監督、オペレーターがADSを過信しないようにする適切なメカニズムの欠如、といったものがすべて不十分な安全文化の結果とのこと。
この結論を受けてNTSBでは、自動運転テスト車両の公道テストを認可する前に審査する仕組みを設けるよう、規制当局に要請したとのことだ。
Google Chrome 78、タブのコンテキストメニューから削除された「他のタブをすべて閉じる」がアップデートで復活
GoogleはChrome 78でタブのコンテキストメニューから複数のメニュー項目を削除したが、このうち「ほかのタブをすべて閉じる」のみ18日リリースのバージョン78.0.3904.108で復活している(Issue 1020399、 Log 78.0.3904.97..78.0.3904.108、 Softpediaの記事、 Techdowsの記事)。
Chromeでタブのコンテキストメニューから使用頻度の低い項目を削除することは何年も前から議論されていたが、具体的に話が動き出したのは今年8月のようだ。実際に削除されたのは「他のタブをすべて閉じる」のほか、「閉じたタブを開く」「すべてのタブをブックマークに追加」の3項目。しかし後の2項目がタブストリップのコンテキストメニューから実行でき、ショートカットキーも割り当てられているのに対し、「ほかのタブをすべて閉じる」はタブのコンテキストメニューから削除されてしまうと実行できなくなるというのが復元の理由だ。なお、「右側のタブを閉じる」も削除が検討されていたが、こちらは削除されなかったようだ。Chrome 78のタブのコンテキストメニューではこのほか、いくつかのメニュー項目で表記が変更されている。
Apple、iTunesに代わるWindows向けメディアアプリの開発を計画か
AppleがiTunes for Windowsの後継となるWindows向けメディアアプリを開発する可能性をNeowinが指摘している(Neowinの記事、 The Vergeの記事、 Softpediaの記事、 Mac Rumorsの記事)。
Neowinが根拠としているのは、LinkedInに掲載されたAppleの Media Appsチームのシニアソフトウェアエンジニア募集だ。仕事の内容はWindows向けの次世代メディアアプリとされ、音楽好きでコードを書くのに情熱を傾け、何百万ものユーザーにアプリを出荷する世界クラスのエンジニアリングチームと仕事をしたいならMedia Appsチームが最適だと説明されている。条件としてはC/C++のコーディングやMacとWindowsのクロスプラットフォームの経験などのほか、UWPの経験があれば大きなプラスになるとのこと。
macOS CatalinaではiTunesが廃止され、iTunesの機能は3つのアプリ「ミュージック」「TV」「Podcast」に分割された。一方、Windowsでは引き続きiTunesが提供されていた。
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Firefox向け拡張機能uBlock Origin、ファーストパーティトラッキング手法に対応
餃子の焼ける音で迎える朝…!「餃子の王将」でもらった目覚まし時計のクセが強すぎる
スラド民ならどんな音で目覚めたいですか?
エラー音以外で
時間になったら上のベルが鳴るのかと思いきや、流れてきたのは陽気な餃子の王将のテーマソング。「モチモチ~パリパリ~」という耳に残るフレーズや、ラストの餃子を焼き上げる効果音など、寝起きに聞くにはあまりにもクセの強い音楽だ。
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瞬きをする遺影
自分のWifiを勝手に使った隣人の親子を殺害
「WEST EXPRESS 銀河」5月8日より運行開始
西日本旅客鉄道(JR西日本)は11月20日、以前から準備を進めている新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」を2020年5月8日より運行を開始すると発表した。(プレスリリース、乗りものニュースの記事)
5月から9月までは京都・大阪-出雲市の夜行特急、10月から2021年3月までは大阪-下関の昼行特急として、いずれも週2往復程度運行する予定。料金は現行の特急料金・グリーン料金と同額となるが、グリーン個室のみ個室料金を新規設定、きっぷはJR西日本の予約サイト「e5489」や駅のみどりの窓口、旅行会社の窓口で購入できる。5月からの関西~山陰方面(夜行特急列車)については運転時刻の概要も発表された。
下り出雲市行きは京都を21時頃出発し、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、生山、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道に停車して9時半頃出雲市に到着、上りは大阪行きとなり、出雲市を16時頃出発して宍道、玉造温泉、松江、安来、米子、根雨、備中高梁、神戸、三ノ宮に停車して6時頃大阪に到着する。11月の定例社長会見によると、この列車は「トワイライト エクスプレス 瑞風」のような高額のパッケージ旅行を提供する列車ではなく、自由な行程で乗車できる。
また、多様な旅の楽しみを提供するため、沿線の魅力ある特産品の販売や伝統芸能の披露など、車内外での様々なおもてなしを実施する予定である。パッケージではなく普通の旅程に組み込めるということは、東京方面から〈トワイライト出雲〉と新幹線+〈WEST EXPRESS 銀河〉の組み合わせで往復するような楽しみ方もできそう。また10月からの山陽行きは昼行となるので、より短区間利用でも使えるものになりそうだ。これは「新たな」と言いつつ昔ながらの列車旅行復活への挑戦なのかもしれない。
JR西日本、電車のドアにあわせて動くホームドアを開発
鉄道路線などで自殺防止など用途に設置されているホームドア。JR西日本が、このホームドアに世界初という方式のものを開発しているという。南海電鉄がJR北梅田駅に乗り入れる「なにわ筋線」の「北梅田駅」(仮称。2023年春開業予定)への設置を計画しているそうだ(Engadget、朝日新聞)。
従来方式のホームドアでは、その路線を通る車両のドアの位置にあわせて、稼働式のドアを設置する。しかし、特急型や旧型の車両などが混在する路線では、位置決め打ちでホームドアを設置してしまうと、ドアから出られなくなる車両がでてくる。
新方式のホームドアは、上部まで壁に被うフルスクリーン型ながら、車両にあわせてドアの位置を自在に変更できる。列車が到着すると、天井からつり下げられた扉が、障子やふすまのように左右に動いて開く。従来方式のように扉を支えるための壁が邪魔にならず、開口部の幅を自由に調節できるとしている。
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FCC、インテルサットとSESが保有する周波数オークションを当局主導にすると発表
米連邦通信委員会(FCC)のAjit Pai委員長は18日、5Gサービスのために衛星会社の利用の多いCバンドの無線周波数の公開オークションをFCC主導で行うことを決めた。問題となっているのはCバンドと呼ばれる3.7から4.2GHzの周波数帯。5Gネットワークに適しているとされ、インテルサットとSESが保有している。
インテルサットとSESが出した計画では、両社が周波数オークションを主導し、売却益を得るというものだった。FCC主導の入札となれば、インテルサットとSESは多額の資金を手にする機会が奪われかねない。
Ajit Pai委員長は次世代通信規格「5G」向けの周波数開放を迅速に実施し、米政府に収入をもたらすべきだと指摘。「こうした原則を実現する最善の方法は入札だと結論付けた」とツイートした。両社に売却益が確保されるかどうかには言及していない。これを受けてインテルサットの株価は40%安の8.03ドルで引けた。Bloombergによれば、2013年の上場以降、最大の下落となったとしている(Bloomberg、Engadget、Slashdot)。