食べられる電池(セパレーターは海苔) 31
ストーリー by nagazou
美味しくはなさそう 部門より
美味しくはなさそう 部門より
人間の体内から健康をチェックしたりするようなロボットに使用可能な、完全に食べられる物質で作られたバッテリーが開発されたという。イタリア工科大学のマリオ・カイロニ氏らが開発したこのバッテリーは、バッテリーを構築する部品のすべてが食べられる物質でできている(Wiley Online Library、iiTalk、GIGAZINE)。
負極にはビタミンB2(リボフラビン)など、正極にはタマネギなどに含まれるケルセチンなどが採用、電荷を発生させる電解液には硫酸水素ナトリウムが、ショートを防ぐセパレーターには海苔が、集電体には食品添加物のエチルセルロースを金でラミネートしたものが使われているそうだ。さらに全体が蜜蝋でコーティングされているとしている。なお食べたときの味に関しては不明であるようだ。
あるAnonymous Coward 曰く、
負極にはビタミンB2(リボフラビン)など、正極にはタマネギなどに含まれるケルセチンなどが採用、電荷を発生させる電解液には硫酸水素ナトリウムが、ショートを防ぐセパレーターには海苔が、集電体には食品添加物のエチルセルロースを金でラミネートしたものが使われているそうだ。さらに全体が蜜蝋でコーティングされているとしている。なお食べたときの味に関しては不明であるようだ。
あるAnonymous Coward 曰く、
使用前の充電が必要だが、『プロトタイプは0.65Vで動作し、48mAの電流を12分間供給することに成功』とは驚きの実用レベルの性能
(エネルギー・ハーベスティング用の昇圧LSIを使ってありふれた低消費電力組込プロセッサを動かせる)
食べられる物質 (スコア:1)
廃棄しやすいってこと?
人間の体内から健康をチェックしたりするようなロボットに使用可能な、完全に食べられる物質で作られたバッテリーが開発されたという。
Re:食べられる物質 (スコア:2)
カプセル内視鏡 [nomu-capsule.jp]の電源(電池)用途かと思ったけど、すでに電池内蔵してるんだな
リーダーからの照射で電源供給するのは古いのか…
Re: (スコア:0)
>誤飲の危険性が高い子ども用のおもちゃにも使えるかもしれません
こっちはまあいいとして
食べられる素材を回路や健康状態を監視するセンサー(中略)の電源など
体に埋め込んだりするんだろうか?消化管経由じゃないと同じ物質が有害になったりする気がするんだが。
#そもそも電源だけじゃどうしようもないが回路も食べられるかどうかは今後の開発次第?
Re: (スコア:0)
その辺含めてソース元に書いてあるんだけどSPAMフィルタが酷くてコメント出来ない
リトライ (スコア:1)
Riboflavin redox activity occurred 0.7 V lower than quercetin, and the full battery was assembled using
these components as an anode and a cathode, respectively. The full battery demonstrated a discharging plateau
at ≈0.65 V and capacity of up to 7.2 mAh g−1. Lastly, a potentially scalable proof-of-principle edible battery
has been realized by encapsulating the anode and cathode with edible beeswax. These proof-of-principle batteries
showed pronounced redox behavior at 0.65 V, and capacity of up to 10 µAh, which can generate 48 µA for >12 min
exploiting a cell with an active area of 1 cm2. The bulky battery housing used in this proof-of-concept device
is currently not suitable for real applications. Therefore, thinner and flexible edible housings are to be deve-
loped in the future, for example mimicking the pouch housing used in commercial batteries. Additionally, the f-
lexibility of our edible battery electrodes can be exploited to further reduce the battery volume for a given
capacity, thus allowing to place the battery in a pill or other easily ingestible containers.
Furthermore, it was shown these batteries can power simple low-power off-the-shelf electronic components, such
as a light-emitting diode. An easily implementable edible battery, such as the one demonstrated here, is pois-
ed to unlock a vast number of applications in healthcare, pharmacology, and food science, boosting the transi-
tion from ingestible to fully edible technologies and devices. However, in the short term it could also replace
the toxic battery technologies currently used in ingestible electronic devices. The battery demonstrated a s-
table operating potential compared to the previously reported edible supercapacitors, a higher operating pote-
ntial compared to previously reported edible fuel cell, and it is a fully edible rechargeable device compared
to the previous report of the edible battery electrode materials.
教訓: ソースを読め
Re: (スコア:0)
たとえば消化器検査用プローブともども似たような構成で作れば
「食べて検査、あとは消化されるので回収不要、下水への負荷も心配なし!」
ということでは?
Re: (スコア:0)
この手のカプセルは小腸や大腸が主たる検査対象なんで、消化されちゃうとダメですね。
既存の製品も回収は考慮していません。
#食道や胃の奴もあるにはあるけど、内視鏡に比べると検査性能が大幅に劣後する。
Re: (スコア:0)
廃棄しやすいってこと?
糞の役には立ちそうです
Re: (スコア:0)
硫酸水素ナトリウムはヒトデには猛毒らしいが。
危険性は? (スコア:0)
食べて身体の中で発電したら、消化管や体液が電気分解されて穴あいちゃうよ
Re:危険性は? (スコア:1)
消化管での組織障害は水や塩酸の電気分解によるもの [jmedj.co.jp]ですが、
水の理論分解電圧は1.2295V、塩酸の理論分解電圧は1.3583V [yamagata-u.ac.jp]なので、本実験で得られる0.6~0.8Vでは電気分解は起こりません。
論文 [wiley.com]中でも、
と、1.23Vを超えるべきでないことを述べています。
Re: (スコア:0)
子供が誤飲して危なくなるケースですね。
口に入るものは気を付けて見ていないとやばいですからね。
Re: (スコア:0)
これは難しい話で、もちろんこの成果は意義あることであることは間違いないが、
食べられる⇒体内に入れられる、では決してない。
例えばカリウムとかは必須の元素であるが、かといって、塩化カリウムの塊を血管内に入れるなどは決してできないのであって・・・
Re: (スコア:0)
まあ元記事には健康管理とか食品の品質管理とか書いてあるんだけど
引用するとSPAMフィルタで拒否されるからな
Re: (スコア:0)
上に引用貼ったのと同じやつか? こんなもんSPAMフィルタに蹴られて当然だ。ここで指摘されている危険性に対する回答にはぜんぜんなってないし
Re: (スコア:0)
電気が残ってる間は電極部を保護する機構を作っておけばいい
何の意味が? (スコア:0)
ロボットに使用可能とか低消費電力組込プロセッサを動かせるとか、危険性は?とか、おもちゃに使える?とか
色々コメントがあるけど
そもそも、電池だけ食べられる物質にしたところで、残りのロボットなりプロセッサなりおもちゃが食べられない。
みんな何を考えてコメントしてるんだろう?
一歩ずつですよ。 (スコア:1)
次は制御系を、その次は駆動系を食べられるものに、さらにその次と開発を進めて
最終的においしいロボットの出来上がりです。
#記事読んでるときはキャラ弁の話かと思った
Re:一歩ずつですよ。 (スコア:1)
機動戦士クロスボーン・ガンダムDUSTでは、モビルスールその他の素材に生体材料が少なからず使われてて、調理次第で喰えるという時代を描いてますな。
それ専門のMS料理人まで登場する始末。いいぞ、もっとやれ。
Re: (スコア:0)
> 最終的においしいロボットの出来上がりです。
この手の話で「一歩ずつですよ」って言う人が時々いるけど、その説明が成立するのは明確なゴールを示して、かつそのゴールに一定の価値がある場合のみ。
「美味しいロボットを作ること」を目標に「まずは電池を食べられるようにしました」って?イグノーベル賞でも狙ってるんだろうか?
Re: (スコア:0)
腹を減らした幼児がロボットのバッテリーを食う未来まであと一歩じゃないか
Re: (スコア:0)
会社の夕方に疲れて「電池切れだよ~」というおじさんに
部下が「どうぞ」って可食電池を差し出す未来が見えた
Re: (スコア:0)
なめて、電気の味がするって言いたいんだよ!
20年以上前か…… [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
そのコメントに質問を返したい
名称 (スコア:0)
バッテラー
#ばってらに海苔使うかってのはともかく
Re: (スコア:0)
バッテラー
用途:スタッフが美味しくいただきました
まあ待て (スコア:0)
電気ウナギは食用にならないのか
Re: (スコア:0)
wikipediaによると現地人が漁をするらしいから、食えるのでは
現地人がデンキウナギの電気を使っている可能性も0では無いが
イタリアの生物学者ガルバーニがカエルの足 (スコア:0)
https://www.baj.or.jp/battery/qa/history.html [baj.or.jp]
イタリアの伝統
味に触れないのは……たぶん不味いんだろうな……見た目からして (スコア:0)
むしろ美味!だったら作ったそばからつまみ食いで……
Re: (スコア:0)
「はい!それではですね、今日は各メーカーの電池を食べ比べしていきたいと思います!!」
みたいなyoutuberが現れる未来が見えるな。