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Intel

訃報: 「ムーアの法則」で知られる Intel 共同創業者 ゴードン・ムーア氏 39

ストーリー by headless
訃報 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

半導体の集積度は2年ごとに倍増するというムーアの法則で有名な、インテルの共同創業者のゴードン・ムーア氏が亡くなった (日本経済新聞の記事)。

ムーアの法則を牽引してきたインテルは TSMC に牽引役を譲った感があるが、これからもムーアの法則は持続可能だろうか。それとも氏の逝去とともに過去の法則となるだろうか。

ムーア氏は 1929 年 1 月 3 日生まれ。3 月 24 日にハワイの自宅で家族に見守られて安らかに息を引き取ったとのこと。94 歳だった。ムーア氏がロバート・ノイス氏と Intel を設立したのは 1968 年。Intelでは1975年に社長に就任するまでエグゼクティブバイスプレジデントを務め、1979年には会長兼CEOに就任。1997年には名誉会長に就任し、2006年まで務めた(プレスリリース)。

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  • by Anonymous Coward on 2023年03月26日 14時59分 (#4433112)

    関連リンクの中にある「「ムーアの法則」には誤解が多い [it.srad.jp]」には重要な指摘がいろいろと入っているので、ムーアの法則についてあれこれ言いたい人は、まず先にそっちを見てみるといいと思う。

    • by Anonymous Coward

      福田に限らず半導体関連を専門にしてる記者はその手の記事を書人が多いが大体の場合同じ人が書いた記事でもタイミングの違いで内容が一致しない…

      • by Anonymous Coward

        現実に合わせて理屈を後付でこじつけるから予言能力がないという経済学の理論あるあるですね

  • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 15時47分 (#4432746)

    「ムーアの法則」を提唱したときはフェアチャイルドの社員だったんだよな

    • by simon (1336) on 2023年03月26日 6時58分 (#4432974)

      「ムーアの法則」を提唱したときはフェアチャイルドの社員だったんだよな

      ああ、A-10サンダーボルトⅡ攻撃機を作ったあのフェアチャイルド社ねー…

      とボケようと思ったがフェアチャイルドセミコンダクター社って航空機メーカーのフェアチャイルド社のグループ企業だったのか。
      航空機用カメラを開発してたシャーマン・フェアチャイルドが空撮用に航空機を作り、ついでに半導体メーカーも作っちゃったってすげえ話だな…

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        まあ買収した会社なんで…先見性が優れていたことに変わりはないが。

    • by Anonymous Coward on 2023年03月26日 12時57分 (#4433071)

      フェアチャイルドと聞くと「紅茶のお酒♪」を思い出す

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ムーアの法則は死んだ、からのムーアが死んだに

  • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 15時44分 (#4432744)
  • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 16時03分 (#4432760)

    ただの経験則をいつまでも金科玉条のように掲げる半導体業界、傍から見ればちょっと異常に感じるんで、ムーアの法則って言葉自体あまり使いたくないんだよな
    「健全なる精神は健全なる身体に宿る」って格言を捻じ曲げて軍国主義のスローガンに転用した例のような気持ち悪さを感じる
    ムーアさんはどう思ってたのかな

    • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 16時14分 (#4432767)

      > ムーアさんはどう思ってたのかな

      「お前のほうが気持ち悪い」

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        俺のモヤっとした気分を的確に代弁してくれてありがとう。

    • by Anonymous Coward on 2023年03月26日 9時13分 (#4432987)

      ムーア氏が示したムーアの法則とその後に世に広まったムーアの法則の違い云々という議論は脇に置いて置くとして、ただの経験則ではあるが長い間良く当てはまったのだから大きな意味がある
      業界的に将来の技術開発の方向性と様々な分野の企業の開発の足並みを揃えるための半導体技術ロードマップの基礎になっていた重要な経験則
      逆に言えばムーアの法則が成り立つように半導体メーカーも製造装置メーカーも部材・原料メーカーも一緒になって頑張ったからこそ半導体産業の発展がある(あった)
      まあ、SIAの半導体技術ロードマップもとっくの昔になって、今となってはムーアの法則も実質的に意味を失ったと言っても良いとは思うが(実装技術に依存しなければ法則を維持できないなんてもはや半導体のスケールアップの法則じゃない)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      目の前にニンジンをぶら下げられた馬って頑張って走りそうじゃない?
      経験則である法則自体に意味はなくともいい指標になってたと思う。
      法則を達成できたから後は手を抜いておくか...なんてこともあったかもしれないが。

      • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 18時44分 (#4432838)

        手を抜くっていうより、設備投資スケジュールの問題
        微細化を活かせるソフト等々がついてこないうちに大金をかけて微細化を進めると
        過剰投資になって利益が減る
        だから投資家は「このスケジュールは過剰投資じゃないのか?」と突っ込んでくる
        もちろん投資が遅れてもダメ
        「経験的にこのへんが相場です」と投資家を説得する神話として機能したのがムーアの法則

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ニンジンと言えば聞こえはいいけど実態としてはノルマに近いよね

        • by Anonymous Coward

          ニンジンと言えば聞こえはいいけど実態としてはノルマに近いよね

          Oh!つまり忍人ということですNe!

      • by Anonymous Coward

        商業的に、そのくらいの性能向上がないと買い替えてもらえないというのもあっただろうしね。

        • by Anonymous Coward on 2023年03月25日 18時21分 (#4432831)

          ムーアの法則は半導体業界だけでなく、周辺の業界にも影響がありますからね。
          今の半導体では難しいソフトウェアやサービスも、ムーアの法則が続くことを前提に開発していたりすることもある。
          だからムーアの法則を目標にしてリリースされた半導体にすぐ顧客が付く、というよりも開発段階で既に顧客がいたりすることも多々ある。

          微細化すればするほど次の微細化が難しくなる半導体業界を継続的にブーストしていくスローガンとしての意味は大きい。
          最近では微細化じゃなくて色々工夫して性能が2倍って事になってるみたいだけど。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            段々航空機業界みたいになってきたってことやね。
            まぁ、度重なる遅延やたまに虚空の彼方へいつの間にかに顧客を置いて飛び立つのも似てる。

          • by Anonymous Coward

            微細化率の向上率=性能向上率て21世紀になる前どころか昭和が終わる前にはすでに怪しかった気がしますが。

        • by Anonymous Coward

          > そのくらいの性能向上がないと買い替えてもらえない
           
          それですね。Coreになる前までは1,2世代おきに買ってたけど、
          最近ようやくIvyから買い替えた。

          • by Anonymous Coward

            Sandyは生きていたけど、買い替えました。

          • by Anonymous Coward

            CafeeLakeが熱暴走するので、M2おじさんになりました。

        • by Anonymous Coward

          Haswellおじさん 「ムーアの法則は死んだ! なぜか! 俺が買い換える気にならないからだ!」

    • by Anonymous Coward

      ムーアの法則のおかげで、どこにいっても歓迎してもらえるぜ。
      ちなみNI自分でムーアの法則って言ったんじゃないからな。
      そこんとこ、よろしく。
      というか弟子いわくパラノイヤでないと半導体屋は生き残れん。
      てな感じだと思う。
      (なかなかSPAMフィルターがきついぜ)

    • by Anonymous Coward

      そもそもが経験則ですらなくて、単に 業界の技術開発目標 として掲げたはずなんだけどね。。
      それを周りが本当の法則 みたいな扱いしたせいで変なことになってただけで。

      • by Anonymous Coward

        そもそもが経験則ですらなくて、単に 業界の技術開発目標 として掲げたはずなんだけどね。。
        それを周りが本当の法則 みたいな扱いしたせいで変なことになってただけで。

        経験則ですらなくて目標として掲げたって、何を根拠に言ってるの?

        米Electronics誌から10年間を予想することを依頼されて、
        1962~1965年の実績を元に10年間の予測をしたと本人が言ってる記事があるけど。

        https://www.nikkei.com/article/DGXMZO84877180W5A320C1000000/ [nikkei.com]

    • by Anonymous Coward

      つかそもそもそれが「法則」ってものじゃない?

    • 当初のムーアの法則は『おおむね半導体業界はこんなもんのペースで進歩する。俺たちインテルは製造で優位性を確保している会社だからそのペースを上回るペースで進歩しないと負ける。』といったもの。
      実際ライバルに製造面で置いてかれるようになったら普通の会社になってしまった。
      いや部材屋なのに利益率三割が普通かというと普通じゃないか。

      • by Anonymous Coward

        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%... [wikipedia.org]

        発表当時フェアチャイルドセミコンダクターに所属しており後に米インテル社の創業者のひとりとなるゴードン・ムーアが1965年に自らの論文上に示したのが最初であり、その後、関連産業界を中心に広まった。

        彼は1965年に、集積回路あたりの部品数が毎年2倍になると予測し、この成

    • by Anonymous Coward

      ムーアの法則は死なない何度でも(形を変えて)よみがえるとか思ってたんじゃないの。
      実際ムーアもその他のインテル関係者も言うたびにムーアの法則の定義が変わるし。一貫してるのは言い出しっぺがゴードンムーアってことくらい。

  • by Anonymous Coward on 2023年03月26日 7時54分 (#4432980)

    インテルのすごいところは、ただのDRAMメーカーからCPUメーカーになったところでしょう
    もしずっとDRAMだけ作ってたら、エルピーダやキマンダみたいになってたかもね

    • by Anonymous Coward

      i4004のおかげ

    • by Anonymous Coward

      顧客がインテルに発注したCPUの権利を買い取り、顧客のエンジニアも引き抜いて、
      一大CPUメーカーになったとか、経営陣のやることがすごいな

      • by Anonymous Coward

        その辺の話だと、当事者の嶋正利さんはまだご存命ですので、ムーアさんとのエピソードも含めお話を聞きたいところですね。ビジコンの小島義雄社長はもう亡くなられていますし。。。

        • by Anonymous Coward

          元ストーリーとは無関係だけど、CPUという発明にノーベル賞が出ないのは、関わった人が4人だからってこと?

          • by Anonymous Coward

            i4004ってCPUを発明したわけじゃないと思うけど

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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