Backblaze が使用する SSD、2022 年の年間故障率は 0.98% 25
順当 部門より
クラウドストレージサービスの Backblaze が 2022 年版 Drive Stats SSD Edition を公開している (Backblaze のブログ記事、 Ars Technica の記事)。
Backblaze では 2018 年第 4 四半期からストレージサーバーのブートドライブとして SSD を使い始めており、以降は新しいストレージサーバー導入時と HDD 故障時に SSD をインストールしているという。2022 年 12 月 31 日時点で使用していた SSD は 13 モデル計 2,906 台。ストレージサーバーには顧客のデータを保存しないため、低価格な製品で十分なことからコンシューマーグレードの SSD を選択しているそうだ。ただし、ストレージサーバーにバンドルされている場合には、後述する Dell の SSD のようにエンタープライズクラスの SSD や M.2 SSD をそのまま使っているとのこと。
2021 年に 627,843 日だった全 SSD の年間延べ利用日数 (Drive Days) は 2022 年に 934,441 日まで増加し、これに伴って年間故障率 (AFR) は 2021 年の 1.05% から 0.98% まで減少している。特に 2021 年は年間の利用日数が 1,689 日と短かった Crucial の 1 モデル (CT250MX500SSD1) が 43.22% という高い AFR を示していたが、2022 年には利用日数が 105,365 日まで増加したのに伴い、予想通り 1.04% まで減少した。
全 SSD のライフタイム故障率を年単位に変換したライフタイム AFR は 0.89%。Dell の 1 モデルと Seagate の 4 モデル、WDC の 1 モデルが 0.00% となっているが、Dell と Seagate の 1 モデル以外は使用日数が短いため信頼区間 (CI) の幅は数十% 以上、最も幅の広い WDC の 1 モデル (WD Blue SA510 2.5) の CI は 0.00-1,320.00% となる。Dell の SSD (DELLBOSS VD) は M.2 SSD が PCIe カードにマウントされたサーバー専用製品で、ライフタイム AFR の CI は 0.00-0.60% となっている。このほか、CI の幅が 1.0% 未満の SSD は Seagate の ZA250CM10003 (ライフタイムAFR 0.66%、CI 0.30-1.10%) と ZA250CM10002 (ライフタイム AFR 0.96%、CI 0.40-1.30%) の 2 モデルで、いずれもコンシューマーグレードの製品だ。
個人利用では (スコア:0)
インテルのSSDが順調に稼働10年?
Re: (スコア:0)
IvyおじさんちのPLEXTOR PX-256M5Pは11歳になりましたが元気です。
Re: (スコア:0)
自分もその頃にインテルのSSD買いましたが買ってひと月後にいきなり内容吹き飛んでヒエッってなりました。
フォーマットして再インストールしてから10年間無問題。
信用していいのやら悪いのやら。
Re: (スコア:0)
自分もいきなりブートできなくなったことがあるなあ
犯人がWindowsなのかハードウェアなのかわからんが
バックアップからレストアして今も問題なく使えてる
冗長で読みづらい (スコア:0)
Re: (スコア:0)
タイトル見て、元記事の表を見に行って満足した。
(本文は読んでない)
元記事を無理やり3行でまとめると (スコア:4, 参考になる)
元記事を無理やり3行でまとめると
クラウドストレージの会社が,市販品のSSDを2906台,1年間使ってみた
全部で25台壊れた
故障が多かったのは Seagate (model: ZA250CM10002, aka: Seagate BarraCuda SSD ZA250CM10002)
って感じですかね.細かい数字は表を見るのが一番早そうですが,そもそも故障率が1%ぐらいだから2900台程度じゃまだサンプルが足りないですね.
Re: (スコア:0)
そうか?、もう「またSeagateか」「やっぱりSeagateは」って感じなんだがw
もうHDDだろうがSSDだろうがメーカーとして品質管理がなってないんだろうなぁ…と。
Re: (スコア:0)
品質管理がなってないから安いのか
品質管理ができているから安いなりの低品質なのか
まあしょせんはBarraCudaよ
ExosやIronWolf使ってみ? 飛ぶぞ
Re: (スコア:0)
リンク先のデータからその結論導けるなら、君もIDの方のannoymouse cowardも馬鹿なだけだ。
WD、Micronは日数少なくて論外。Dellはちょっと特殊なんで参考にしない方が良い。
Crucialとseagateはどっちも大差ない。
Re: (スコア:0)
IDの方は現状のトップを言っただけでサンプル不足ってちゃんと言ってるぞ。
またSeagateかって誤解を招きそうな言い回しではあるが、嘘ではないんじゃね?
Re: (スコア:0)
嘘というか経緯と知識の理解不足って感じですね
BackblazeがSeagateを多用するのは「大量納品時にコスパが良い」という一点で、
故障率と価格との天秤で一番使いやすいから、と何度か言っています。
個人が1本買うのと、事業者が数千数万本入れるのでは観点が違って当然です。
Re: (スコア:0)
事業者で使う場合は何年もほぼ故障しない性能ってあまり価値を感じないだろうしなー。
リース切れとか別の理由で5年以内にはリプレースするし、どうせRAID組むから壊れても取り替えりゃ良い程度。
一方で個人の場合は「性能的にどうしようもなくなるまで使う」「壊れるまで使う」ってことが多いので
10年とか使っても壊れないってのは価値が高い。
Re: (スコア:0)
Seagateは老舗HDDメーカーだからメカトロは基本技術あるが
Maxtor吸収してから劣化して、Samsung のHDD部門吸収してから崩壊した。
Seagateは今や安かろう悪かろうの代名詞。
その上SSDみたいな半導体を扱う土壌が無い。
SSDを本格的に出し始めたのも、2019年だし
逆に、Crucialって Micronのブランド名で
Micronはメモリ会社でSSD作る土壌もあるしSSDを最初に出したのも2008年
2012年にファームでやらかしたりしてノウハウもあるし
信頼性はCrucialの方が上じゃね。
Seagate (スコア:0)
自社NANDファブ持ってないSeagateがSSDに力入れてるのが意外
Re: (スコア:0)
HDDに力入れても滅び行くのみだと思うからSSDに尽力せざるをえないのでは
Re: (スコア:0)
ん-、HDDにくらべてSSDってグレードがあってないものなので
参入しやすいんだよ。
さてクエスチョンです。
製造過程におけるエンタープライズモデルとコンシューマモデルの違いはなんでしょうか?
答え
ありません。
Re: (スコア:0)
スペアブロックの初期サイズの違いじゃないですか?
Re: (スコア:0)
どこらへんのメーカーの話をしているのかわかりませんが、SeagateのSSDの場合、 コンシューマモデル(Barracuda SSD) [seagate.com] と エンタープライズモデル(Nytro SSD) [seagate.com] ではTBW (書き込み保証値)が違いますよ。
とはいえ単なる保証値(
Re: (スコア:0)
エンタープライズモデルの方が単純に最大容量が大きいというのもありますね。
Backblazeは専門業者なので交換コストは定常業務としてカウントできるし、筐体も不要というかPCベースで構築できるけど、
普通の企業内だと交換頻度を減らすことの方が重要だから、1ドライブ辺りの容量を大きくしたい。
ストレージの筐体も大抵はドライブ数に応じて高くなるから、1台当たりの容量を大きくしたい。
元コメのリンクではSATAで最大3.8TBだけど、ある程度の規模のストレージにSSD採用する場合だと、SATAでもSASでも割と最大容量付近の製品を採用することが多いです。
とりあえず (スコア:0)
コンシューマクラスでは
Seagate >>> Crucial
って事しか分からなくて予想通りだし、一方シゲのコンシューマSSDがどんだけ競合他社と壊れにくいのかは分からん。ここ、相変わらずWDのはSSD/HDDとも全然買ってないし。
Re: (スコア:0)
んんん?今回の結果からわかるのは、どのメーカーでもほとんど変わらないってことじゃないの。
もう一つはDriveDaysが数千日程度では正しい故障率は出ないってことも大事。
故障率に関してネット上にあるほとんどの個人の経験は、「個人の感想」レベルにしかならないことが改めて確認できた。
Re: (スコア:0)
いまだに「SSDは信用できない」と言って使わない人もいるんだよなあ
うちではこの10年、SSDが壊れたことはないけどHDDは2台壊れた、というのは個人の経験だけど
Re: (スコア:0)
過去のHDD編と比べると、HDDが年1.3%、SSDが年1%程度なんで、SSDの方が若干マシですね。
この程度の確率だと運要素が大きいですが。
今回の調査では分からないけど、たぶん経年劣化はHDDの方が大きいと思う。
Re: (スコア:0)
1台当たりの故障率は大差ないので、ドライブ台数減らせるのはどちらかという話になりそう。
読み書き性能が重要なストレージなら、1台当たりの速度を出せるSSDの方が有利。
総容量が重要なストレージなら、1台当たりの容量を大きくできるHDDの方が有利。
トータルの故障率を下げるには、とにかく部品点数を減らすことが重要になる。