
米で配電用変圧器が不足 34
ストーリー by nagazou
海外依存の弊害 部門より
海外依存の弊害 部門より
米国内で配電システム向けの変圧器が不足しているそうだ。交換用機器の備蓄が枯渇した結果、一部の電化プロジェクトの遅延やキャンセルが発生する状況に陥っているとされる。電力会社側が災害対応などに支障が出るレベルであると政府や議員に警告する状況となっている。イリノイ州民主党のショーン・キャステン議員らは、変圧器の不足に対処するため、国防生産法を根拠に21億ドルの災害補助資金を政府に承認するよう求めているとされる(Utility Dive)。
米公共電力協会のJoy Ditto社長兼最高経営責任者(CEO)はインタビューで、新しい配電用変圧器の調達期間は、2020年の約3か月から1年以上に伸び、平均の調達コストが2倍または3倍になっていると話す。またこうした状況は全国に広がっているとしている。原因としては、大規模な電力変圧器の製造拠点が海外に移転されたことなどが影響しているようだ。送電網のセキュリティに対する脅威になりうると専門家は指摘している。
米公共電力協会のJoy Ditto社長兼最高経営責任者(CEO)はインタビューで、新しい配電用変圧器の調達期間は、2020年の約3か月から1年以上に伸び、平均の調達コストが2倍または3倍になっていると話す。またこうした状況は全国に広がっているとしている。原因としては、大規模な電力変圧器の製造拠点が海外に移転されたことなどが影響しているようだ。送電網のセキュリティに対する脅威になりうると専門家は指摘している。