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政府

北海道と首都圏結ぶ海底送電線を整備へ、10年後に200万kW 55

ストーリー by nagazou
これはいい施策 部門より
経済産業省は13日、北海道と首都圏をつなぐ「海底送電線」の新設を電力会社などが加入する認可法人「電力広域的運営推進機関(広域機関)」に要請したそうだ。海底送電線は日本海側から内陸の送電網に接続し、太陽光や風力発電で余った北海道の電力を首都圏に送る計画で、需給逼迫を緩和する目的がある(河北新報読売新聞日経新聞)。

現在も北海道と本州の間には、地域間で電気を融通するための「連系線」があるが、余力があっても最大90万キロワットまでしか送電できないという。海底送電線は原発2基分に相当する200万キロワットで整備する。実現すれば連系線と合わせることで現状の約3倍の電気が送れるとしている。2030年度までに整備を終え電気を北海道から首都圏に送れるようにするとしている。
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  • 道民だけど (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2022年07月15日 16時11分 (#4290412)

    電気やるから代わりに灯油をくれ。

    • by Anonymous Coward

      呉れてやるのは馬の糞だ。

    • by Anonymous Coward

      太陽電池パネルと発電風車やるから、それでせっせと稼いでくれ。

      • by Anonymous Coward

        粗大ごみは送らないで。

    • by Anonymous Coward

      火力とデータセンターは北海道に建てるべきだよね…。

      • by Anonymous Coward

        もうあるよ。
        この前の地震が原因のブラックアウトで止まりかけたけど、自家発電で乗り切った。

  • 自然エネルギーの融通って何を考えているのか分からない。
    いや、超優秀な官僚が、北海道に原発を建てて東京に売るための下準備をしているのか?

    • by Anonymous Coward

      たしかに、kWは夕方に厳しいことが増えています。
      ところで、3月22日に東京電力が揚水発電可能量を毎時発表していたのを覚えていますか。
      悪天候で太陽光発電の出力は設備容量の1割程度でしたが、それでも最大175万kWだったそうです。
      これは、揚水発電の節約に一役買ったのではないでしょうか。
      https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/... [meti.go.jp]

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 17時15分 (#4290468)

    周波数を全国で統一しとけ。
    それで物事はずいぶんやり易くなるだろ。

    • by Anonymous Coward

      というより広域の連携線は基本的に全国直流送電にしろよって話。
      そもそもせっかく発送電を分けたのにいつまで送配電を地域別で
      ぶつ切り分割しているのって気もするけど。

    • by Anonymous Coward

      いまさら周波数を全国で統一出来ない
      それが答えだ

      • by Anonymous Coward

        いまさらとか言ってないで、100年かけてでもやるべきだと思うけどな
        電力網はそれぐらいの期間をかけてでも改善すべき基礎的なインフラ

        • by Anonymous Coward

          100年か。その頃には人口がかなり減ってるだろうし、下手したら国が無くなってるかもしれんなぁ。

        • by Anonymous Coward

          100年かけても出来ないからやらないだけ
          製品寿命の短い家電製品なんかは周波数無関係のインバータ化がすぐに出来るし、顧客にとってインバータ化のメリットがあればコスト負担を気にしないですむが、産業機器はそうはいかない
          他の電力融通対策の方が安いし現実的期間で実施可能

      • by Anonymous Coward

        別に下まで周波数を揃える必要なんかなくて上位系統や連携線を直流送電に移行させていけばいいんだよ。
        そもそも交流送電は無効電力や高調波制御が結構厄介でそれで日本でも大規模系統崩壊を起こしてる訳で。
        実際にEUあたりはどんどん高圧直流送電が導入されてるからできないなんてこたーない。

    • by Anonymous Coward

      西に合わせようか、東に合わせようか。
      それとも両者の間を取ろうか。

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 17時16分 (#4290474)

    ロスは単純計算でおおよそ1%/100km
    https://tiikinokai.jp/file/meeting/pdf/43data_15.pdf [tiikinokai.jp]

    札幌-東京の距離が直線で830kmだから、送電距離は900~1000km程度。9%から10%が送電ロスで失われることに。

    日本の年間発電電力量は8454億kWh [meti.go.jp]だから仮に5%をロス [tepco.co.jp]とすると日本全体で年間422億kWhが失われてる計算。

    #火力発電と原発を東京神奈川千葉の海岸線にならべよう

    • by Anonymous Coward

      東京湾原発がやっぱ正解だと思うわ

    • by Anonymous Coward

      今回くらいの規模なら超電導送電のほうが効率が良いのでは。
      実現性は知らんが。

    • by Anonymous Coward

      100万ボルト送電をすればロスは少なくなる
      海外じゃとっくに100万ボルト送電やってるのに、日本だけいまだに50万ボルトで遅れてる

      • by st1100 (45287) on 2022年07月16日 17時25分 (#4291116)

        昔はニューギニアから100万ボルトの
        送電線が繋がってたらしい。

        #私が小学生のころの想い出
        #「人の迷惑顧みず」は、お茶の水に似てるなと、当時思った。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2022年07月16日 10時40分 (#4290935)

    今回の件は、つまるところ、道北地域の風力適地で200万kW程度発電してそれを本州へ、加えて北海道内の火力発電では不足する調整能力を本州に頼る、という話の一環だと思うんですが、
    この話って2012年時点で政府のマスタープランとしてあがっていたんですよね。
    総合資源エネルギー調査会総合部会 電力システム改革専門委員会地域間連系線等の強化に関するマスタープラン研究会
    https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9516313/www.meti.go.jp/commit... [ndl.go.jp]
    総地域間連系線等の強化に関するマスタープラン研究会中間報告書
    https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9516313/www.meti.go.jp/commit... [ndl.go.jp]
    p.22あたりから自然エネルギーの話があって、地域間連系の話がp.24あたりで出てくるんですが、
    >当該検討結果に基づくと、再生可能エネルギーの導入状況によっては、系統増強に多額の費用や長期の工期を要することが見込まれることになる。
    >このような実態を踏まえれば、実際の再生可能エネルギーの導入状況を踏まえつつ、既存電源の調整機能の向上や再生可能エネルギー発電の抑制などの運用の工夫に加え、
    >蓄電池の設置など他のオプションとの費用対効果による検証等を行った上で、必要に応じて地域間連系線等の強化を検討していく必要がある。
    ということで、
    連系線の強化は高くつくし時間もかかるので諸々の対策を打った上で、それでも必要ならやるしかないですね、という話が、
    結局のところ必要な段階に達したと。

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 16時31分 (#4290428)

    >「連系線」があるが、余力があっても最大90万キロワットまでしか送電できないという

    津軽海峡の北本連系線(読売の記事によると、北本連系も120万kWまで増強するようだ)をさらに400万以上までに増強しないで、首都圏に直接つなぐ理由はなんだろう?
    記事ではよくわからない。送電ロスなのだろうか?以下山椒

    https://www.hepco.co.jp/network/stable_supply/efforts/north_reinforcem... [hepco.co.jp]

    送電時、電線の抵抗などにより電気エネルギーが熱として失われることを「送電損失」といいます。長距離送電の場合、直流連系は交流連系よりも送電損失が少ないという特徴があり、電気を無駄なく利用することができます。

    • by Anonymous Coward

      北本連系線で送信できるのは東北になるので、さらに東京-東北間を増強しなきゃいけなくなるからじゃないですかね

      • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 17時04分 (#4290457)

        相馬双葉幹線の連系線が、東北⇒東京ですでに500万kWあるのでそこは問題にならないですね。

        2011年当時?かもしれません:
        https://kaden.watch.impress.co.jp/img/kdw/docs/466/408/html/nakoso2.jpg.html [impress.co.jp]

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 17時24分 (#4290481)

          相馬双葉幹線の連系線が、東北⇒東京ですでに500万kWあるのでそこは問題にならないですね。

          その連携線の容量は東電の南いわき変電所から東北電力の南相馬変電所をローカルにつなぐ送電線の容量に過ぎず、下北半島から南いわき変電所まで延々送電する必要があります。
          その送電系統はまずは東北電力管内の送電ネットワークとしての機能がメインなので、北電→東電に送電するエクストラな容量には空きが無いからでしょうね。
          https://iwabuchi-tomo.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180323siryo_keisan4.pdf [iwabuchi-tomo.jp]
          現状では東電の東通原発、電源開発(J-Power)の大間原発とも未完成なのでその分を見込んだ空き容量であるなら、余裕はあるのかもしれないけど。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            分かりやすい図で、リンク指し示していただいてありがとうございます。
            すでに北東北の需要に対して供給力過大になっていて北東北から南東北への送電線に空きがないので、北本連系で北東北に電力を陸揚げしても玉突きで北東北⇒南東北⇒関東におくる送電線の空きがないということですね。かつ「北東北⇒南東北」の送電インフラに投資する動機がない

            理解しました。ありがとうございます。

            • by Anonymous Coward

              東北->東京も増強する計画。読売の元記事にもある。573万kW->1028万kW。
              ただし北海道と東北から同時に東京に送電するのだから、
              北海道の増強分を東北->東京に乗せるにはこの計画を573万kW->1228万kWに修正しなければ東北から送る分が予定より減ってしまう。

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 17時11分 (#4290464)

    北海道電力の発電設備容量は合計836万kW。
    うち原子力が200万kWでいつ運転できるか不明なので、それを除くと約630万kW。

    https://www.hepco.co.jp/corporate/company/ele_power.html [hepco.co.jp]

    そのうち既存北本連携線を含めた290万kWも本州に送電すると足りなくなりそう
    なのですが。

    北海道電力以外の発電能力がそんなにあるのかな。

    • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 18時53分 (#4290601)

      北電管内ではすでに供給力過多になる危険性で、太陽光発電・風力発電に出力制御を発電事業者に要請したことがあります。

      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220508/k10013616351000.html [nhk.or.jp]

      事業者にとっては設備投資したのに発電して売却できないわけで。そんなのやってられませんわね。投資したなら製造して売りたいですよ。
      今後、さらなる日本海側の洋上風力や北海道の太陽光発電(関東が梅雨の時期で発電できない季節に北海道は晴れてる)の供給力を関東に売りたいという事業者の思惑はあってもおかしくないと思います。

      #これでまとめると、今回のこの北首送電線のコストをだれが負担するのかってところでなんか頭がぐるぐるして気持ちよくないんですが

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        え、関東圏の負担にきまってるでしょ
        関東が周りから電力も人口も吸い上げてるんだから

      • by Anonymous Coward

        それ以前の問題。
        風力も多少そうだけど、特に太陽光の場合は変動の大きさが電力網の許容限度を超えたら
        電力需要がいくら大きくても太陽光を受け入れることはできない。
        電力供給平滑化の仕組みの無い太陽光発電は電源じゃなくて電力不安定化要因というお荷物。

        そんなことは太陽光で発電するという時点で分かりきっていたことで
        「設備投資したのに発電して売却できない」とかバカも休み休み言えとしか思わないな。
        設備投資すべきは出力を平滑化する為の蓄電設備で、パネル敷き詰めるのは投資じゃない。
        お上が馬鹿げた事に太陽光発

    • by Anonymous Coward

      そこはあんまり関係なくて、大規模停電を防ぐ事が真の目的だと思う。

      これ、元々北海道の大規模停電、ブラックアウトの時に計画された奴だから。送電網を相互につないでやると、ブラックアウトを起こしにくくなる。

      • by Anonymous Coward

        そういえばこのとき、太陽光発電はなんの役にも立たなかったな。なんで?

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 19時12分 (#4290619)

    既存の送電線は直流送電なので効率が悪い
    三相交流で送電すれば高効率化できるのに

  • by Anonymous Coward on 2022年07月15日 20時44分 (#4290684)

    現状北海道の電力がそんなに余っているわけじゃないし、首都圏に直結とかいう話だと、そんなことを考えちゃったりもするんですよ。
    本州に原発作ろうとか、再稼働しようとかいう話は難しそうなのでね。

    • by Anonymous Coward

      石狩沖の洋上風力発電、100万KWクラスのがいくつも計画中。この首都圏直結ラインが出来上がればゴーサインが出る模様。

    • by Anonymous Coward

      移動可能な小型原子炉研究した方が良いと思うけどなぁマジで。
      緊急時に繋いで、、がそもそも難しいか。うーん。。。

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