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電力

超急速充放電と長いサイクル寿命のアルミイオン電池、年内に評価用サンプル品を提供 29

ストーリー by nagazou
小型のヘルスケア製品などに向いてそう 部門より
22日にオーストラリアの企業により、アルミニウムイオン2次電池(AIB)の充放電サイクルデータの一部が公開されたそうだ。このAIBを開発したのは、オーストラリアのGraphene Manufacturing Group(GMG)とクイーンズランド大学で、開発されたものはコイン型であるという。製品化を視野に入れた評価用サンプル品の出荷に関しても年内に行われるとしている。開発されたAIBの特徴は超急速充放電に優れていること、サイクル寿命が長いことであるという(日経クロステック)。

AIBの重量エネルギー密度は150~160 Wh/kgほどでそれほど高くはないものの、出力密度は一般的なリチウムイオン電池の10倍前後となる最大7kW/kgあるという。また充電レートは12~60Cとなっており、1~5分と短時間で満充電まで充電できるとのこと。また充放電を3000回まで繰り返しても容量低下がほとんどないとしている。
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  • by Anonymous Coward on 2021年06月30日 14時55分 (#4060632)

    容量がせいぜい60mAhぐらいなので、60Cでも3.6Aですよねぇ。円筒型パッケージで出てくれないと真の実力はわからないような。

  • by Anonymous Coward on 2021年06月30日 14時56分 (#4060633)

    これが本命?

    • by Anonymous Coward

      出力電圧(記事中に無いんだよ)が既存の電池と互換性が取れるかって点も問われる。

      • わりとどこにもない感じですが2Vという声がありました。微妙
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          一部のリチウムイオンの置き換えには悪くないのじゃ?
          二個直列で4Vだよね。

      • by Anonymous Coward

        互換性はもともとない。書かれてなきゃ1C 2Vでしょ

      • by Anonymous Coward
        乾電池と違ってリチウムイオン電池の出力電圧をそのまま使うという事は少ないだろうし、充電だってリチウムイオンと違うのだから(それがメリットのひとつだし)、組み込みで使えばどっちにしろリチウムイオンと異なる充放電回路が必要になる。
        とすれば出力電圧が既存の電池と違ってもあまり関係ないんじゃないかなぁ。

        まぁ、18650と完全互換だとすればそれはそれで便利な点はあるとは思うけど。
    • by Anonymous Coward

      俺も、完成したらな容量最強の二次電池と言われているアルミニウム空気電池を思い浮かべた。
      これは違うのだろうか、なんとなく違う気もする。

    • by Anonymous Coward

      密度的にはダメだね。
      でも回生用途とかには良いのかも。

      • by Anonymous Coward

        アルミニウムであるなら安価そうなので、でかくても重くても問題のない家庭用ソーラー発電の蓄電や電力会社向けとかもアリかもね。

    • by Anonymous Coward

      wikipediaには「ニッケル水素電池や鉛蓄電池が担ってきた用途や電力系統での大型蓄電池としての利用が想定される」って書いてある。
      リチウムイオンの競合ではなさそう

      • by Anonymous Coward

        車で言うと12Vしか無いのに大電流を要求されるセルモーター用とかか。
        鉛がアルミに代わるだけでも、軽量化が大きいな。
        あ、でも自己放電特性はどんなもんだろうか?
        一か月放置してたら上がってた、なんてのでは使えないし。

  • by Anonymous Coward on 2021年06月30日 15時08分 (#4060651)

    キャパシタと比べてどうなんでしょ。
    例えば、自動車や列車の回生充電で使うとして。
    3000回で容量低下が殆どない(具体的にどれぐらい?)としても、その回数じゃね。半分に減るのは何回ぐらい?

  • by Anonymous Coward on 2021年06月30日 15時11分 (#4060655)

    すごいすごいといいつつ、いつまでも世の中に出てこないものが多いような気がするが
    評価用サンプルが年内にも出るとは期待したいところだ

    • by Anonymous Coward on 2021年06月30日 16時13分 (#4060710)

      その技術の要素が既存電池の改良に使われて1%2%とか性能向上につながってたりもするから、
      生暖かい目で見守ってください。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      下にリンクが出ている
      「リチウムイオンバッテリーをより安全かつ長寿命にできる新しい固体電解質をMITとSamsungが開発」
      という記事も、もう6年前のもので、それが実現したとしたら非常によいものだと思われるけれど
      検索してみてもその成果らしきものが何も見つからない。
      電池はなかなか改善されないですねぇ。

      • by Anonymous Coward

        最近全個体電池とか出てきてるしその辺に生きてるんじゃないかなぁ

    • by Anonymous Coward

      「リチウムイオン電池の〇〇を改善した新電池」はその〇〇以外がダメダメなのが基本
      今回の電池はかなり良さそうで容量が2/3に減る以外に悪いところは無さそうだけど
      まあ発火する癖でも出てきてやっぱり無しになったりするかもねって思っとくのがいい

      東芝SCiB電池なんかは発火しないって持て囃されたけど
      容量もパワーも無いんで結局ダメだったしね

    • by Anonymous Coward

      おっと、ノートPC用燃料電池の悪口はそこまでだ

      • by Anonymous Coward

        あれって結局どうなったんだろう?

        • by Anonymous Coward on 2021年07月01日 9時22分 (#4061140)

          確か安定入手できる燃料がエタノールとメタノールくらいしかない
          エタノールは原理的に毒ガスか何かが出て意外と危険
          メタノールの方が安全だがメタノール自体が安全じゃない
          そもそも燃料を持ち歩くのは全然安全じゃないし飛行機に持ち込めない

          ってポシャった

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            モバイルバッテリー的なデバイスとしてなら……と思ったが、
            燃料抱えてるから鉄道も厳しめ(うまくすれば例外もらえるかもだが)だし、
            車の中も放置でアウトになっちゃいそうだな、言われてみれば。
            一瞬でチャージできるのはいいけど持ち歩けなくて使いどころ無ぇ……!
            ワンチャン、コードレス家電……掃除機あたり?いや出力足りねぇよな……

        • by Anonymous Coward

          発熱・水素脆化・安全性・燃料供給とコスト度外視しても難題しかないので普通にポシャったのでは?

          • by Anonymous Coward

            水素じゃなくてメタノールじゃなかったっけ…

    • by Anonymous Coward

      一般人向けでない情報をわざわざ一般人に流すのが問題なのになぜか問題にされない

      • by Anonymous Coward

        問題でも何でもないぞ。
        研究費なんかの為には衆知が必要なんで宣伝みたいなもん。

        航空機メーカーが雑誌に広告載せてたりするのとあんまり変わらん。
        一般人が旅客機買う事なんて多分無いと思うのだけどね。

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