格闘ゲームでは、ゲームセンターなどで一般的なスティックと大型のボタンを備えるコントローラー(アーケードコントローラ、アケコン)もしくはゲームパッドを使うのが主流だが、PC向けのタイトルではキーボードでの操作も可能なものがあるという。そのため、キーボードを使って格闘ゲームの大会に挑戦するプロプレイヤーが登場しているそうだ(PC Watch)。
この挑戦を行っているのは、格闘ゲーム「ストリートファイターV」で日本eスポーツ連合(JeSU)のプロライセンスを持つカワノ氏。PC向けのゲームパッドやアケコンは安いものから高いものまでさまざまなものがあるが、どちらにせよ別途購入しなければならないという点がPCでゲームをプレイするためのハードルの1つになっているのではないか、とカワノ氏は考えているという。
ただ、格闘ゲームの大会においては、コントローラの仕様によってはゲームを有利にプレイできる可能性がある。たとえば一定時間特定の入力を継続する、いわゆる「溜め」動作が必要な操作においては、ゲームパッドやスティックでは行えないような入力が可能になってしまう可能性があり、そういった入力デバイスの使用を禁止している大会もある。そのため、カワノ氏はこうしたルールに適合するようなファームウェアを導入したキーボードを自作したとのこと。
ただし、こういった規定はゲームタイトルによって異なり、たとえば「ストリートファイターV」では一般的なキーボードであればほぼ問題なく利用できるという。