MIT、カーボンナノチューブ半導体で16bit RISC-Vプロセッサを作成 24
ストーリー by hylom
ブレイクスルー 部門より
ブレイクスルー 部門より
Anonymous Coward曰く、
米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、カーボンナノチューブを使った16bitのRISC-Vプロセッサ実装を行ったことを発表した(PCWatch、GIGAZINE、Ars Technica、Slashdot)。
このプロセッサではカーボンナノチューブを使った電界効果トランジスタ(CNFET)を14000個以上使用しており、既存の商用RISC-Vプロセッサと同等に動作したという。
カーボンナノチューブによるプロセッサ構築には製造工程でカーボンナノチューブの一部が金属化することで性能低下や動作不良が発生するという課題がある。この対策としては高純度のカーボンナノチューブが必要だが、研究者らは新たな手法によって要求されるカーボンナノチューブの純度を99.99%にまで下げることに成功したという。そのほか、このプロセッサの製造にはさまざまな新技術が導入されているそうだ。