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日本

新北本連系設備運用開始、北海道・本州間の連系容量が90万kWに増加 41

ストーリー by hylom
1.5倍 部門より

北海道電力が3月28日、北海道と本州をつなぐ送電線設備「新北海道本州間連系設備(新北本連系設備)」の運転を開始した(北海道電力共同通信日経新聞)。

これによって北海道と本州とでやり取りできる電力容量はこれまでの60万kWから90万kWに増える。

ただ、これでも不足だという声もあるようで、2015年には新北本連係設備の電力容量不足を理由に三井物産、丸紅、ソフトバンクグループのSBエナジー、北海道電力の4者による北海道・道北地方での送電網建設計画が凍結される事態もあった(環境金融研究機構)。

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  • by tori_sanpo (39645) on 2019年04月02日 23時24分 (#3592293) 日記

    既存の下北半島-海底敷設の他に
    津軽半島-トンネル経由なのが最大のメリットでしょうね
    本州側も北海道側も地上部はそれなりに冗長性があっても
    今までは大げさに言えばボトルネックどころか有事には命の綱

  • 1979年に250kV1本と中性線1本で300MWが完成。1992年にもう一本の250kV線を敷設して600MWの容量となりました。
    ケーブルはオイルフィルドケーブルの直径140mm。海底部分は鉄線で防護しているため1mで49kgもあるケーブルを使用しているとのこと。鉄損が発生するために直流に変換ということだった。

    でも今回は青函トンネルを通るんですよね。なら鉄線での防護は必要無いから、交流を使って通常の高圧ケーブルを使用すれば良いと思うのですが、それでも直流に変換してます。

    直流に変換しなければならない理由はなんですかね?

  • by pongchang (31613) on 2019年05月21日 6時00分 (#3618168) 日記
    高圧直流ケーブル事業の推進 [sei.co.jp]、~欧州・NEMO LINKおよび北海道・北斗今別直流幹線に直流XLPEケーブル敷設完工 [hepco.co.jp]~
    国内では250㎸の30万kWだけど、輸出品は400kVの100万kW。
    投資恐怖で小出しよりドーンといきましょう。
  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 17時09分 (#3592043)

    北海道はロシアが近いので。
    中国みたいにロシアの電気が使えると有難いのだけれど。
    平和条約締結しないと無理なんだろうな。

    • by Anonymous Coward

      サハリンや沿海州に北海道に送電するほど十分な発電設備・電力網ははたしてあるのだろうか

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 17時24分 (#3592050)

    あれ、元号変わらないでこれからは3月のままですか

    • by Anonymous Coward

      今日はまだ3月33日なのに、気が早いですね

    • by Anonymous Coward

      OSDNでは、3月が終わらないぐらい、
      何かが炎上しているのでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 17時42分 (#3592062)

    >ただ、これでも不足だという声もあるようで、
    無駄(浪費)だという声もある。
    http://openblog.seesaa.net/article/464872483.html [seesaa.net]

    • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 19時38分 (#3592150)

      30 万kW 相当の LNG 火力を建設・運転することを考えれば全然高くないというか,むしろ安いのでは。

      https://www.nikkei.com/article/DGXNZO55348080S3A520C1LB0000/ [nikkei.com]

      緊急時に東北電力+東京電力の平均 4200万 kW から 30万 kW を搾り出すのはさほど難しくはないでしょうし。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        環境アセスメントとか土地造成の時間わすれないで。
        これは石油火力の敷地内にたてるからアセスメントの時間が特例で短いし、石油タンカーがはいってくるから港つくらずにすんでいるけど、
        LNG火力発電所を一から新設するとなると、港からつくらないといけないので、かなり大変だよ。

    • by Anonymous Coward

      この金で道内の発電所増やした方が良いとは思うけど
      多分連携系統増設のほうが時間は早く済むんだろうと思います。
      時間は買えないので。

      • by Anonymous Coward

        まあ現状の集中も、結局コスト的な物で成り立ったわけだからね。
        普段使わない物を維持し続けるってのは資本主義的にモチベーションが上がらんから。

    • by Anonymous Coward

      北本直流幹線は老朽化の問題も有るので、今回の青函トンネルに間借りして通した北斗今別直流幹線は安いし保険としても良いと思う。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 17時44分 (#3592063)

    ただし本州側の電源(または連携設備自体)が何らかの理由で不安定になった場合、
    連携系統を通じて北海道側に及ぼす影響がでかくなる。
    # 別ルートなので設備障害よりは系統障害時の影響がでかくなりそう
    # そんなことが発生する確率は低いだろうけど。

    • by Anonymous Coward

      今現在よりも供給可能電力量が増えるんだからいまより安定化するに決まってるじゃん。
      北海道側で「本州から電力買えるからへーきへーき」と努力を怠ったりしない限りは

      • by Anonymous Coward

        東北地方で大停電が起こった場合、遮断が遅くなると北海道にも停電が波及するのでは?

        • by Anonymous Coward

          東北地方で大停電が起こった場合、遮断が遅くなると北海道にも停電が波及するのでは?

          海底ケーブルの両端で直交返還をして送電してる(海底部分は直流)ので「遮断が遅くなる」と電力供給が止まるだけです

          • by Anonymous Coward

            90万kW 供給が一度に無くなるとまたバランス崩壊するかもしれない
            という意味では、系統障害時の安定度向上には寄与しない。

            • by Anonymous Coward

              もしかして、RAID1はHDDが2台に増えるから、1台の時に比べてシステムが落ちる確率は2倍になる、とか言っちゃう感じの人?

              • by Anonymous Coward

                RAIDと違って需給はバランスさせないとだめなので。
                このスレッドの元ACの通り、単なる供給不足には有効ですが。

            • by Anonymous Coward

              90万kWは施設の最大容量で、常時90万kWを送電しているわけじゃないですよ

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 19時03分 (#3592116)

    には追い風となるのかな(九州電力は余剰太陽光発電を州外に出せなくて需要が低い春秋は出力制御)

    • by Anonymous Coward

      積雪発電とかできないのかな。降雪発電とか

      • by Anonymous Coward

        水力は積雪/降雪/降雨発電ですよ

        • by Anonymous Coward

          いやもっと家庭向けな奴

      • by Anonymous Coward

        発電はできないけど、別の形で「電力消費を下げる」ことはできる。
        雪室とかを冷蔵庫の代わりにしてね。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 21時11分 (#3592220)

    >送電網建設計画が凍結 
    最初から無理な話でしょ今更じゃ無い?
    北本連系の老朽化による掛け替え計画でも兆円単位だし倍化するにも大事。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 23時28分 (#3592295)

    ブラックアウトから復旧する場合、他系統からの電力供給の有無で復旧時間が変化します。
    通常の発電所は送電するまでに必要な電力が外部から供給されていないと再稼働ができません。
    そのためブラックアウト中でも送電できる発電所から順次再開させ、他の発電所を再稼働させていきます。

    今回新たに運用開始となった新北本連系はブラックアウト中でも送電できるため、今までよりも早期の回復が行えると期待されています。
    ちなみに北本連系は北海道内の電力が安定していないと北海道宛の送電が行えない仕様です。

    • by Anonymous Coward

      >今回新たに運用開始となった新北本連系はブラックアウト中でも送電できるため、今までよりも早期の回復が行えると期待されています。

      変圧器逆充電しても安全なように交直変換設備が作られたってことですか

    • by Anonymous Coward

      稼働開始に必要な電力は揚水発電機に位置エネルギーとして汲んであるんじゃないの?
      放水開始用の電力はバッテリで充分だろうし。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月02日 23時30分 (#3592298)

    あとは道北まで送電網整備すれば風力の可能性が膨らむな

  • by Anonymous Coward on 2019年04月03日 10時00分 (#3592467)

    って、なんて読むんですか?今更だけど
    僕は「きたもと」と読んでいた

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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