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テクノロジー

自動車向けのレーザーセンシング装置が原因でデジカメのセンサーが損傷したという報告 62

ストーリー by hylom
見えない光 部門より
headless曰く、

11日まで米国・ラスベガスで開催されたCES 2019の会場で、出品されていたLiDAR(レーザー光を使った物体検出技術)搭載自動車を撮影したところ、デジタル一眼レフカメラのセンサーが損傷したという報告が出ている(カメラの持ち主のツイートArs Technica)。

出品者の米スタートアップ企業AEyeはLiDARとカメラを組み合わせてより高度な人工知覚を実現するという「iDAR」の開発元。破損したカメラの持ち主Jit Ray Chowdhury氏も自律走行技術の専門家で、米スタートアップ企業Ridecell傘下AuroのCTOだ。Chowdhury氏がAEyeの許可を得て写真を撮影したところ、以降の写真すべてに赤い点がみられるようになったという。

LiDARでは波長1,000nm以下のレーザーを使用することが多いが、人間の眼の網膜を傷つける危険性があるため出力が制限されている。一方、AEyeが使用している波長1,550nmのレーザーは眼球内の液体に阻まれて網膜まで到達しないため、より高出力で利用可能だという。その結果、一般的なLiDARが検出可能な範囲は200~300mなのに対し、AEyeのLiDARは1,000m先まで検出できるそうだ。

しかし、カメラは眼球と異なり、波長1,550nmのレーザーを阻む液体は存在しない。ショーなどで使われる可視光レーザーでもカメラのセンサーを損傷することがあり、レーザーは人の眼よりもカメラを損傷する可能性が高いとされるが、Chowdhury氏によれば、他のLiDARでカメラが損傷したことはないとのこと。これについて、レーザーをパルスとして出力するAEyeのLiDARではピーク出力が大きいため、カメラが受けるダメージが大きくなったという指摘も出ているとのことだ。

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  • パルスレーザー (スコア:3, 参考になる)

    by nemui4 (20313) on 2019年01月17日 17時29分 (#3549790) 日記

    尖頭値やパルス幅が問題になりますね、高尖頭値短パルスレーザーだと瞬間的なエネルギー密度がかなり高くなるのでコワイです。
    実験でTEA-CO2レーザー(高尖頭値短パルス)を集光してたら、チリに吸収されるかして空気中でバンバン小爆発起こしてた。

    1,550nmだとたぶん水分子での透過率は10%程度だったと思うから、人体眼球なら1割以下のエネルギーしか通らなくて安全なのかな。

    • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 18時00分 (#3549833)

      舞台演出なんかでつかうレーザでカメラ壊れたなんてのもちょっと昔に見た。
      https://twitter.com/zani0/status/803203153403334656 [twitter.com]

      撮り鉄に嫌がらせとか。
      https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364631487/ [5ch.net]

      割とあっさり壊れるっぽいね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 18時01分 (#3549834)

      >水分子での透過率は10%程度
      これ、雨の日は使えないんじゃ?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      カメラの光学系のどこかに赤外線カットフィルターみたいなものは入ってないのかな?

      • by Anonymous Coward

        薄いとそれが焦げるんじゃね?
        眼球は水分の厚みで分散される気がする。
        言い換えると焦点結べば眼球も危ないような……

      • by Anonymous Coward

        二枚のガラスの間に水の入ったフィルタをつければいいんじゃね?
        何ミリくらいあれば必要なところまで減衰するかはわからんけど

      • by Anonymous Coward

        シリコン・フォト・ダイオードは赤外線に反応するから赤外線カットフィルターは入ってるよ。
        Leica M8はフィルターが薄くて色がおかしくなったので、レンズの前にフィルターが必要になった。

      • by Anonymous Coward

        基本的にセンサー前に赤外線カットフィルタが付いてることが多いですが、
        モアレや画像劣化を嫌ってIRフィルタレスな機種もありますからねぇ。

        • by Anonymous Coward

          モアレや画像劣化を嫌ってIRフィルタレスな機種もありますからねぇ。

          それはIRフィルタレスじゃなくて、ローパスフィルタレスです。

          • by Anonymous Coward

            あとローパスフィルタは解像度劣化と引き換えにモワレを防ぐ為に入れるものだから・・・

          • by Anonymous Coward

            IRフィルタって、透け透け写真(動画)を撮らせない為と、自ずと屈折率の異なる=焦点がずれる赤外線を露光させない為じゃねーの?

            • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 3時21分 (#3550133)

              近赤外線をよく反射する染料を使った布などを撮ると派手に赤かぶりする(変則反射と言います)ので、それを少しでも防ぐという意味が大きいです。
              特に緑のはずの布が茶色に化けてしまうケースがすごく多いです。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                上にも書いたけど、シリコン・フォト・ダイオードは赤外線まで感度が伸びているので赤外線をカットしないと普通の被写体でも色が変になります。
                ググればM8のIRカットフィルター無しの画像が出てくるんじゃないかな?
                Leicaは古いレンズをできるだけ使えるようにするため、センサーの前のガラスを極力薄くしようとしています。
                M8は薄くし過ぎて、センサ―前のフィルターでは赤外線をカットしきれていなかったんだそうです。

                ガリウムひ素だと肉眼に近い感度分布になるそうで、ペンタックスは露出計に使っていました。
                コストが高いためか、その後止めてしまったのでイメージセンサーに使われることもないんでしょう。

              • by nekopon (1483) on 2019年01月21日 19時19分 (#3551733) 日記
                GaAsは結晶欠陥が多すぎて、微細加工の必要なイメージセンサには向かないかと
                親コメント
            • by Anonymous Coward

              屋外用の監視カメラには赤外線投光器付きが一杯あるから、調べてみるといいよ。助平の夢を壊すようで悪いが別に服は透けないから盗撮には使えないし、屈折率もまず問題にならない。期限切れフィルムで撮ったような紫がかった変な写真になるだけだ。

        • by Anonymous Coward

          壊れたというα7RIIはそのローパスフィルタレスの機種ですな。

  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 17時49分 (#3549819)

    国際救助隊をカメラで撮ろうとすると、カメラが壊れてしまうあのお約束シーンがマジで現実となるとは。

  • by patagon (1453) on 2019年01月17日 17時23分 (#3549782) 日記

    自動運転車のレーザー、デジカメのセンサーを破壊。23万のα7R IIが台無しに | ギズモード・ジャパン
    https://www.gizmodo.jp/2019/01/lidars-laser-wrecked-a7r-ii.html [gizmodo.jp]

    • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 9時00分 (#3550194)

      23万円 てちゃんと書いてくれよ>>元記事

      カメラ23万台分のセンサーが壊されたのかと思ってしまいましたよ(道端で天日干しでもしていたのかと)

      # しかも、センサー修理しても23万円はしませんけどね
      # その理論なら、俺は250億円のボーイング787のトイレのドアを壊しかけた事あるぞ(閉まらなくなったの、蹴飛ばしたら直った)

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 18時10分 (#3549843)
    太陽とかに向けたときミラーレスだとカメラの中で一番高価な部品であるセンサーが死ぬ
    なお一眼レフだとカメラよりもっと高価な部品であるカメラマンの眼球が死ぬ模様
    • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 18時22分 (#3549851)

      大丈夫、カメラマンは取り換え可能だから(まてまて)

      親コメント
    • 一眼レフの構造的には、
      レンズに入った光はまず「フォーカシングスクリーン」という名のすりガラスに焦点があい、
      そこに投影された像を目視する、という形になっており、直接網膜に焦点が合うわけではありません。
      そのため、ダメージ0とは言いませんが、眼球が死ぬってほどでもない。肉眼直視するのと同レベルの危険度かな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      太陽に一瞬向けたくらいじゃ死なないぞ
      ミラーレスが死ぬ状況なら一眼レフでも測距センサーが死んでAFが使えなくなるし

      • by Anonymous Coward

        一瞬だと死なないかもしれないが、富士フイルムのX-T1だかX-T2だかは太陽のせいでセンサー焼けた実例あるよ

        • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 0時38分 (#3550105)

          それは長時間やったんでしょ。普通に太陽をフレームに入れて構図をあーでもないこーでもないと数十秒調整してパシャッとやる程度なら別になんともない。
          私は開放測光のキヤノンのEOS Mを使っているが問題が起きたことはない。絞り込み測光するソニーなどなら尚更問題ないだろう。
          もちろん太陽に焦点を合わせたら即死だろうが、さすがにそれは「そういうバカなことはやめろ」としかいいようがない。

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      • by Anonymous Coward

        一眼レフの測距センサーはレンズから入る光のうちハーフミラーで分離した一部しか捉えない(残りは光学ファインダーを通して抜けていく)ので、光を全部受け止めてしまうミラーレスのセンサーより数倍長く持ちこたえるはずです。そのミラーレスでも数十秒なら問題ないので、一眼レフなら太陽に向けたまま放置でもしない限り実質的に無害です。

        ただ、ミラーレスのレンズは私の知ってる限りどれも電源を切った状態では最小絞り状態になるので、OFFの状態で間違えて太陽に向けてもそう簡単には焼けないのですが、一眼レフのうちキヤノンのEFマウントは電源OFFで解放状態になってしまうので、無限遠に焦点を合わせてから電源を切りそのまま太陽に晒すと死ねます、理論上は。

  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 17時43分 (#3549810)

    日本テレワークの面々がランドサットをレーザーで撃墜してましたっけ。
    その件で凶悪宇宙人に乗っ取られたガチャピンに脅迫されてた。

    • by Anonymous Coward

      Re: を付けるのはやめたのか?

  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 17時51分 (#3549821)

    街角の監視カメラは全部壊れちゃうってことかい?

  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 21時42分 (#3550010)

    そんでクズ鉄のカメラをなぎ払って欲しい。

  • by Anonymous Coward on 2019年01月17日 22時15分 (#3550037)

    これ走行中ではなく、試作展示品ですよね。
    LiDARといっても回転部の無い走査型の新しいタイプだろうし、デモ動作の開始/終了のタイミングで走査が止まった瞬間に大きなエネルギーが集中して破損したとかはありそう。

    • by Anonymous Coward

      試作と言っても原理試作ではなくて量産試作に見えるし、普通は停車したからというだけでレーザー発振は止めない。
      明らかにそもそもの設計ピーク出力が高すぎるのが原因でレアケースではない。

  • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 5時23分 (#3550146)

    あれみたいに写真撮るだけで殺せたり機械壊すのは技術的にできそうだね

  • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 9時30分 (#3550208)

    CCDのほうでしたか、デジカメでテレビなどの赤外線リモコンを撮影すると赤外線が写る(緑の光として)という現象がありました。
    最近は対策されているのかな。

    その時に、パパラッチ対策で芸能人らが強い赤外線を発光するメガネでもかけておけば撮影されても顔は写らないんじゃないかとか思ったりしました。

    今回のこのレーザーを応用すれば、許可を得ずに撮影しようとするデジカメを破壊できますね。

    • by Anonymous Coward

      CCDだろうがCMOSセンサーだろうが、シリコンで作っていればフォト・ダイオードは同じです。
      CCDってのは、狭義ではフォトダイオーを含まなくてデータをバケツリレーで転送する部分の事。
      だから、元々はシフトレジスターに使われていた。

  • by Anonymous Coward on 2019年01月18日 10時08分 (#3550228)

    眼球の中の液体=硝子体のことだと思いますが、硝子体は「なくても構わないもの」なので、他の疾患(網膜の病気など)を治療する目的で手術で除去してしまうケースもあります。そういう人は自動車を見ないように気をつけなきゃ、ってことなのかな?

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