兵庫県淡路市の公園に設置されている風力発電用風車が、強風で倒壊した(NHK、 毎日新聞、産経新聞)。この風車は支柱部分の高さがおよそ40mで、羽の長さは20m、総重量は100トンほどだそうだ。設計上は風速60mまで耐えられる構造だったという。写真で支柱部分は地中にはほとんど埋められていらず、支柱を固定するコンクリート部分ごと倒れたように見える。
基礎 (スコア:3, 興味深い)
根本の基礎部分のアップとかの写真も見たけど地中部分が1m程度しかない。あれで設計上問題ないの?
Re:基礎 (スコア:4, 参考になる)
風力発電導入ガイドブック p.131
http://www.nedo.go.jp/content/100079735.pdf [nedo.go.jp]
要は支柱が倒れなければいいので、基盤となる岩盤にロックボルトを打込みまくってこれをアンカーボルトにしてもよいし、柱の自重を大きくして岩盤にドスンと置いてもいいわけです
昔だったら「タワーの長さの1/6以上を地中に埋めろ」みたいな有無を言わせない規制をしたでしょうが、今は必要とされる性能を定めるだけですから、要件を満たすどんな設計でも許可が下りると思いますよ
鉄筋の数が見るからに少ないので手抜き工事だ!という声もありますが、十分な自重があれば鉄筋なんて重要じゃないんです(ボルト締めが一般的だろうし)
「風力発電 基礎工事」で画像検索すると様々な風車の基礎工事の写真が見つかりますが、深さ的にはせいぜい数mですね。
むしろフーチン(フーチング)の大きさをもっと広くとるべきだったかな?と思います
想定される最大風速の見積もりが正しかったの?というのが議論になりそうな気がします
Re:基礎 (スコア:2, 参考になる)
>想定される最大風速の見積もりが正しかったの?というのが議論になりそうな気がします
毎日の記事に2002年稼働とあるので、見積もりが甘かった可能性は大。
ヨーロッパで開発された風車に日本の環境は厳しすぎるとか。
2008年に台風対策を考慮したガイドラインが出されている。
http://www.nedo.go.jp/library/furyokuhoukoku_index.html [nedo.go.jp]
Re:基礎 (スコア:3, 参考になる)
下を見ても仕方がないのですが2〜3年でぶっ壊れる風車よりは長持ちしたと言えるのかもしれません。
2013年3月12日(火)京都府の「太鼓山風力発電所」 [itmedia.co.jp]
2013年4月7日(日)三重県の「ウインドパーク笠取発電所」 [itmedia.co.jp]
2013年9月5日(木)北海道苫前町(とままえちょう)の「苫前グリーンヒルウインドパーク」 [itmedia.co.jp]
2013年6月19日経済産業省商務流通保安グループ電力安全課「ウインドパーク笠取風力発電所事故を踏まえた対応について」 [meti.go.jp]
いずれにせよかなりの重量のある構造物を高所に備えるのであれば、安全率をかなり高く見積もってほしいものです。