サイエンテックス、CB無線機の新モデル「JCBT-17A」を発表 28
ストーリー by hylom
縮小しつつも頑張るメーカー 部門より
縮小しつつも頑張るメーカー 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
古参なアレゲの皆さんの中には、CB無線機からアレゲの沼にはまり込んだ方々もいるのではないだろうか。CB無線機は1970年代にソニー、松下などの大手家電メーカーから販売されていた免許が不要で利用できる無線機の規格で、レジャーや業務と共に、アマチュア無線を取るきっかけとしても広く普及していた。しかし、違法CB無線の蔓延にともないユーザーは激減。2000年ころには大手も製造から撤退し、携帯電話の普及がさらに追い討ちをかけることになった。
しかし、電離層のコンディションによる長距離伝搬に魅せられたCB無線ファンは細々と存在し続け、ついに浜松の計測器メーカーサイエンテックスから昨年、十数年ぶりの新機種SR-01が発売された。このSR-01は13万8,000円(税・送料込)と高価かつ受注生産にも関わらず販売は好調だったようで、今年も新機種JCBT-17Aが発表になった(hamlife.jp)。
このスマホとネット全盛の時代に、アナログな無線に立ち返るのも面白いのかもしれない。
CB無線にも免許は必要…だった。 (スコア:3, 興味深い)
1970年代当時だと、CB無線にも一応免許は必要でしたよ。ただし、「局免」だけで「従免」は不要。
アマチュア無線では、
通信する人間は無線従事者免許証(従免)、
通信する機器には無線局免許状(局免)
と二つの免許が必要なので、従免のため、免許を取った人しか使えないのですが、
CB無線は従免不要なので、局免を取った機器を使うのであれば、誰でも無線通話できました。
で、CB無線でも、局免取ったらコールサインをもらえます。(今は技適だけで局免不要になったそうですが、そうなるとコールサインが無いので、各自が好き勝手に名乗ってるらしい…それでいいのか…)
自分は小学生のころ、押し入れの中からCB無線機(2個セット)を見つけ、親に頼んで局免を取ってもらってから、友人達と通信して遊んでました。
コールサインを使って通話するのがなんとなくSF的というか映画みたいな感じでかっこよかった。
山の上の見通しだと結構遠い距離と通話できたなぁ。
Re: (スコア:0)
CB無線未経験のヤングなんだけど(あえての表現)、空中線電力500mW以下ってそこまで飛ぶもんなの?
アマチュア無線だと、手元のハンディ機で、付属バッテリーを使えば5Wが出るんだけど、CBは500mWって知って、おもちゃかよって思った。Eスポ捕まえても、そんだけの出力じゃかろうじて聞き取れる程度じゃね?とも思うけど。
ぐぐると滋賀だか三重から沖縄とかって話も見るけど。
Re: (スコア:0)
430/FMの500mWハンディ機で、千葉と筑波山がRS59だったことあるな。
見通し良ければすごく飛ぶ。
富士山5合目とかだと、関東の端まで飛ぶんじゃないか?
※HAMの場合相手のアンテナとかもあるから一概に言えないけど。
SSBならもっと飛ぶし、50MHz帯でEスポなら沖縄-東京でも至近距離かと思うぐらい強く入ることもあるので、500mWのQRPでも通信可能かと思うよ。
※CBはAMだけど大差無いかな…?
Re: (スコア:0)
CB無線の27MHzという周波数帯は電離層を通過するときの減衰(第一種減衰)が少ないため、Eスポが出ているときは長距離伝搬しやすいです。アマチュア無線の中には低電力でいかに長距離と交信するかに挑戦する遊び方あり、500mWと言わず、中には10mWで1000km以上伝搬したとの記録があります。このバンドは入力電力よりもEスポのコンディションのほうが重要なのです。
CB無線は帯域幅が6kHzのAMモードと、帯域を絞ってノイズフロアを下げられるモールス信号よりも受信の面でも不利だし、キャリアにパワーを奪われるために送信の面でも不利ですが、500mWというのは日本国内と交信するにはちょうど、難しすぎず、楽すぎず、良い電力なのでしょう。
惑星(オフトピ) (スコア:1)
交信してるとこで、それっぽい感じを出す為に、ソニーのCB-107で送信→受信ってやってたんですよね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F_(%E5%86%A8%E7%94%B0%E... [wikipedia.org]
# あれをたまたま傍受してた人って居るのかな?
山の中ではかなり飛ぶ (スコア:0)
昔、山で使った記憶がある。ソニーのでかいやつだったが、新潟の山で使ってたら隣県の栃木まで飛んでた。Eスポが出るとやたらとにぎやかだった。なつかしい。
いまはペアで買わないと相手がいないんじゃないか?
Re:山の中ではかなり飛ぶ (スコア:2, 興味深い)
実は今、CB無線、デジタル簡易無線などの免許のいらない無線、通称フリーライセンスラジオがかなり人気で、アマチュア無線のように使われています。年に数回交信イベントがあり、そのときはバンド内がかなりにぎわいます。アクティブなユーザーは国内で2000-3000局以上いるのではないかと思います。
特にCB無線は、夏のスポラジックE層(通称、Eスポ)が出て長距離伝搬ができる時期になると下手なアマチュア無線バンドよりもずっと活気があり、コンディションの良いとこで運用していると普通に誰かと交信できる、といった状況です。
ブームの要因の一つがフリラ系ユーチューバーの出現でしょう。モモちゃねる [youtube.com]とかアタックチャネル [youtube.com]とかが有名どころで、彼らの交信の動画を見て、自分もやってみたいと思う若年層が多いようです。携帯電話がこれだけ普及すると、無線が斬新に見えるのでしょうね。そして、使い方も今風で、twitterで他の局の運用状況を把握しながら運用するなんてことをしています。
Re: (スコア:0)
栃木は新潟の隣県じゃないです…。
Re: (スコア:0)
富士山と鋸山で通話が出来たね。
見通しならなかなか飛ぶもんだって思った。
あー (スコア:0)
そういえば局免の更新通知来てたな。
昔はJARLに入ってないと来なかったのに。
#携帯の普及で本当に廃れちゃったよねぇ
Re: (スコア:0)
お気に入りのいいコールサインだったのに失効してしまったわ
Re: (スコア:0)
再割り当てされてなければ大丈夫。
関東ならばここ [soumu.go.jp]で、再割り当て状況を見る事が出来ます。
13年前に失効した局免をデジカメで撮って電子申請で再び開局したものの、新スプリアス規制で今度こそ息の根が止まりそう…
Re: (スコア:0)
技術趣味の人はパソコンに流れて、今なら一周回ってマイコンかな。
仲間内の連絡やおしゃべりしたい人は携帯で、不特定多数とのコミュニケーションはパソコン通信からインターネットへ。
HAMは役割を終えたような印象があるね。
といいつつ、たまに復帰したくなる。
6mとか2mのSSBやコンテスト。今どれぐらい人居るんだろう?
でも、JARLが腐ったとかカード面倒とか考えると萎えるんだなぁw
ところで、CB無線が廃れたのは、特小無線機のせいだと思いますけどね。
特定相手との通話目的のハンディートランシーバーが主だったし。
子供の頃、おもちゃのトランシーバーセット買ってもらったなぁ。AMで構造が単純だから、子供向け玩具としても出せたんでしょうね。
Re: (スコア:0)
何年か前(十年近く前?)に関西の6m AMロールコールがまだ続いていると聞いてびっくりしたことがある
今もやってるんだろうか?
いろいろ遊ぶのには50MHz帯はよかったんだけどね
電波オークション (スコア:0)
電波の整理しないのかな
2Gとかだって強制的に終わったのに
誰か使いたい帯域でもないのかな
Re: (スコア:0)
行政用の周波数開放すると新聞に書いてあったな
L-VHFは相変わらず持て余している?
Re: (スコア:0)
27MHz付近の短波で、8チャンネルしか無いので再利用の価値もほとんど無いですよ。
合計で64kHzぐらい使ってるけど、例えばWiFiだと1チャンネルで22MHz使ってるわけで、64KHz幅が開いた所でほとんど用途が無いという…。
電波タグとかに使うことはできるかな?
もっとも、CB無線の電波帯はCB専用ってわけでも無いようなので、別の用途と併用はあるかもね。
現状でもラジコンとかで使ってるし。
Re:電波オークション (スコア:1)
元記事にないので、このサイエンテックスの新製品の登場までの背景を書いておきます。
CBファンが危機感を持っていたのは、新製品が出ないと総務省から使っていないバンドと認定されバンドを召し上げられるのではないかということでした。そして、その危機感をさらに強固なものにしたのが、総務省による無線機の不要輻射の規格の改訂 [soumu.go.jp]です。このルールでは、市場に流通しているCB機を含む、古い規格で作られた無線機は2022年以降使えなくなるということでした。CBファンは新しい規格に合致したCB無線機が市販されることを待ち望んでいたのです。その中で二つの動きがありました。
一つはフクオカAB182局が、草の根運動のように自作の新技適対応のCB無線機CBone Jrを、実費のみの徴収で作成して、ファンに配布したこと。これに関しては、ここ [yahoo.co.jp]を参照。
もう一つが、とある局が、CBファンから4万数千円を融資として借り受け、新技適対応CB無線機を制作する会社ラジックス [radcom.jp]を立ち上げたこと。しかし、二年たっても製品は完成せず出資金を使い切り、さらに黒い話が出るわ [yahoo.co.jp]、出るわ [nx47.com]、肝心の成果もクソ [yahoo.co.jp]だわで、CB界では第2のモルフィー事件と言われるようになります。この事件は未だに解決していません。
そんななかで、サイエンテックスの出現は救世主とも言えるものでした。
Re: (スコア:0)
ラジックスのテスト機R2016の送信スペクトラムは酷いものでしたね。本当にこれが技適通ったのかと思うほどに。twitterにそのときのラジックス機のスペクトラム [twitter.com]を上げている方がいますが、全くAM波のキャリアになっていないという。
また、ラジックスを立ち上げた人物の一人は古いCB無線機の新技適化改造を請け負っていたのですが、その人物が技適の審査をする機関で比較的重要なポストにいたこと、その人物が務めていた会社が突如技適の取得部門を閉鎖し、その人物も会社からいなくなったことから、ラジックスに出資した人々の間で様々な憶測が飛び交いました。
Re: (スコア:0)
どれだけスプリアスの規制が厳しくなるのか良く分からんが、総務省のパンフレットにあるようにフィルタ外付けで対処できるなら固定機では大騒ぎすることはないでしょ
問題はハンディ機メインのCBだが、割り切って小型外付けフィルタユニット兼外付けアンテナ基台作ってハンディ・トランシーバと合体させて運用すればいいじゃん~というわけにはいかないのか..........
アマチュア無線家なら自前でなんとかするところだが、CBのユーザーには敷居が高いか
Re: (スコア:0)
CBはアマチュア無線の保証認定のようなしくみが無いので、スプリアス規格に合うように改造できても、TELECのような技適認証機関に自力で行かないとだめなんだよね。それはちょと敷居が高い。
ちなみに、CB機は分解改造したもので運用した場合、違法になります。
Re:電波オークション (スコア:1)
> CB機は分解改造したもので運用した場合、違法になります。
これについて補足しておくと、アンテナまで一体の状態で無線機として認証を受けているので、アンテナ交換もアウト。
だから、
> 小型外付けフィルタユニット兼外付けアンテナ基台作ってハンディ・トランシーバと合体
これも「アンテナと本体との間に謎回路を組み入れるという分解改造」なので違法。
Re: (スコア:0)
もうこの周波数は禁止にしてほしい。
1/3波長のJ-Waveに混信されて迷惑。
Re: (スコア:0)
それを防止するためのスプリアス規制強化なので禁止する必要はありません
アナログというと (スコア:0)
やはり狼煙とか手旗信号とか?
Re: (スコア:0)
遠吠え
通報の危険性 (スコア:0)
狼煙は火事だと思われ、手旗信号は変な人だと思われて通報される危険がある。
遠吠えは気違いだと思われて(ry
Re: (スコア:0)
それはアナクロ。
狼煙も手旗もデジタル変調だ。