「焼酎かす」で作った活性炭を電極として利用する充電池が開発される 38
ストーリー by hylom
リサイクル 部門より
リサイクル 部門より
福岡工業大学が、焼酎の製造過程で生じる「焼酎かす」で作った活性炭を電極として使用した二次電池を開発したそうだ(読売新聞)。
活性炭を利用した二次電池はすでに商品化されているが、焼酎かすを使った活性炭は表面積を増やしやすいというメリットがある。従来焼酎かすは産業廃棄物として処理されていたため、これを再利用できるというメリットも大きいようだ。
いわゆる二次電池ではなくスーパーキャパシタ (スコア:5, 参考になる)
いや、スーパーキャパシタも二次電池の一種と言えなくなくなくない?というのは置いといて。
活性炭の隙間にイオンを吸着させてというのでぴんときて探してみたところ、福岡工業大学のニュースリリース [fit.ac.jp]ではちゃんと「このたび開発した充電地は「電気二重層キャパシタ」タイプです」と書いてありました。
# 電気二重層キャパシタ=スーパーキャパシタ=電気二重層コンデンサ [wikipedia.org]ね。
ニュースリリースでも「充電池」と書いてるから読売が充電池って書くのは当然だし、まあ世の中の人々が「充電池」と呼んでる用途に使うことを想定してそう書いたんでありましょう。
とはいえスラドに引っ張ってくるときに充電池の学術用語である二次電池に置き換えてしまうと、こちらは一般的には電極での化学反応によってエネルギーを蓄えるやつを指すので、正しい用語にしようとした結果まちがった記事になってしまっているという矛盾が。
なんか「化学反応を伴わない」に突っ込んでる人がいますけど、まぁちゃんと元のソースを当たればそこは間違いじゃないわけで。
こういう研究成果みたいなものの記事はニュースサイトだけじゃなくて一次情報源も載せてタレコまないとだめ、といういい例ですね。
Re: (スコア:0)
全く煽りを入れる事なく正しい情報提供する人を久しぶりに見た気がする。
初めからキャパシタタイプの充電池って統一して広報したほうがいいと思うな。
前に産経がエネルギー保存則を無視した発明とか出していたからその類と思ってしまった。
キャパシタはエネルギー密度が低かったような気がするのでそこらへんはどうなっているのかが気になる所。
Re: (スコア:0)
自動車メーカーはリチウムイオン電池でキャパシタの出力特性に勝てるとか言い出してるし今更感ありますね
Re: (スコア:0)
キャパシタの利点は長寿命ですよ
それも勝てたらほめてあげよう
Re: (スコア:0)
いや、スーパーキャパシタも二次電池の一種と言えなくなくなくない?というのは置いといて。
全然違うものでしょ
化学反応を伴うのが電池、そうでないのがキャパシタ~のはずですが違ってた?
Re:いわゆる二次電池ではなくスーパーキャパシタ (スコア:1)
うーん、確かにコンデンサを電池と呼ぶのは気持ち悪いですね。
なんなら、英語でプレスリリース書いてみたら、わかるんではないか。それでもへーきなら何も言うことはないけど。
電池は化学エネルギーを電気エネルギーに変換するので、化学反応によって決まる端子電圧(1.5Vとか)があるけど、コンデンサ(キャパシタ)はV=Q/Cでしかない。それによって使い方もおのずと変わってくる。
Re:いわゆる二次電池ではなくスーパーキャパシタ (スコア:1)
最近はスーパーキャパシタの容量アップのために金属酸化物などと複合化させて、
金属イオンの酸化還元で「Pseudocapacitors」とか言ってるもんだから
ワケが分からなくなっとる…
Re: (スコア:0)
単に"電池"であれば化学反応を伴わない物理電池もありまっせ。原子力電池とか。
愛称は (スコア:1)
「カストリ電池」に決まりだな
なんか化学用語っぽく聞こえるし。
Re:愛称は (スコア:1)
じゃあ良いも悪いも無いかなw
Re:愛称は (スコア:1)
そもそも、カストリ雑誌の語源がカストリ酒だったって説があるわけで、どちらにせよ「カストリ」と言えば粗悪なイメージだよな。
Re:愛称は (スコア:1)
もともとカストリ「焼酎」ですよ
普通の清酒を造った後の酒粕を再発酵させてアルコールを作りそれを蒸留して作った焼酎です
当然味より酔っぱらうことを優先した酒
それから「カストリ」云々は質の低いことを示す枕詞になった
Re:愛称は (スコア:1)
もともとカストリ「焼酎」ですよ
知ってます。。
焼酎を含む酒一般を表すのに「酒」と書きました。
普通の清酒を造った後の酒粕を再発酵させてアルコールを作りそれを蒸留して作った焼酎です
当然味より酔っぱらうことを優先した酒
それから「カストリ」云々は質の低いことを示す枕詞になった
それには異議があるな。
元々の粕取焼酎 [wikipedia.org]は、今の基準で言えば本格焼酎に分類されてもおかしいものでは無く、別に粗悪品と言うわけではありませんでした。
今でも、吟醸粕取焼酎が作られてますし、昔ながらの正調粕取焼酎 [nishinippon.co.jp]も少量ながら作られています。
「カストリ」が「質の低いことを示す枕詞」になったのは、戦後に粗製濫造の偽物が「カストリ」と呼ばれたため。
もっとも、それ以前の粕取焼酎も、どちらかと言えば労働者階級の酒(ここも酒類一般の意味で「酒」と言っています)で、上品なものと言う認識は無かったと思われますが。
Re:愛称は (スコア:1)
3号(合)で潰れます
#酔いつぶれるではなく、メチル混入で目が潰れるという話も
Re: (スコア:0)
電氣焼酎で。
Re: (スコア:0)
謎のエキス分が気になります。
Re: (スコア:0)
焼酎電池とか、そういう直球の名前つけると、自動車に採用しにくい気がするよw
なにか横文字でつけるんじゃないか。
Re:愛称は (スコア:1)
じゃぁ「ピカチュウ」で
Re: (スコア:0)
名前なんて飾りです。
母校じゃなかった…… (スコア:0)
二次電池ネタ+学校名(の空目)で、一瞬母校かな……と思ってしまった。
「化学反応を伴わない」 (スコア:0)
車や携帯電話のバッテリーに使われている充電池は、 [yomiuri.co.jp]
蓄電や放電の際に化学反応が生じるため劣化が避けられず、高価なレアメタルも使用されている。
一方、活性炭を用いた充電池は、電極に利用した活性炭の表面の小さな隙間に、
多数のイオンを付着・放出させることにより、短時間で充放電できる。
化学反応を伴わないため劣化が少なく、長持ちするという。
へぇー、すご~い(棒
Re: (スコア:0)
>(棒
電極なだけに?
Re: (スコア:0)
いわゆる電気二重層キャパシタなので論理的には劣化しないってことでしょう
スラング (スコア:0)
だめだ、よろしくないウェブページの読み過ぎで、「○○カス」というのがダメ人間を指す言葉だというスラングに引っ張られすぎてる。
焼酎に溺れたアル中でも燃やして電極にするのかと驚いた。
Re:スラング (スコア:2)
Re:スラング (スコア:1)
いやいや国外で最悪の侵略的外来生物ですがな
Re: (スコア:0)
アメリカの小説読んでるとしょっちゅう悪者として出てくる。
向こうから来たアレコレ(アメリカシロヒトリ、セイタカアワダチソウ等)もあるんだけどな。
Re: (スコア:0)
日本産動植物もやられっぱなしじゃないということでちょっとうれしかったり...いやいや。
次はスズメバチさんあたりに是非って洒落になりませんね。
Re: (スコア:0)
カズラギの生命の御祖なる大いなる葛よ
新しき春には新しき弥栄を持ちて我らの生命を養いたまえ
その生命力をたたえ謹み敬いて名を献ず――古主!!
Re: (スコア:0)
他の記事に、エタノール+水を燃料に出来る水素電池があったから、
それなら焼酎も燃料にできそうだからあながち間違いでもない。
Re: (スコア:0)
「○○カス」と書いた人も書かれた人も、ストレスやら何やら貯めたり放出したり…
美味しくないの? (スコア:0)
焼酎粕は美味しくないの?
酒粕は砂糖を乗せて食うと甘いけど,全量食品として消費できているとも思えないし,家畜の飼料用でも余るんだろうね
それなりに有用なのかな
Re: (スコア:0)
酒粕は美味しいけど、全部消費出来てるとは思えないしね。
焼酎粕とかもう廃棄物にするしかないんでしょう。
それをバイオ燃料&堆肥にするというプロジェクトはあるみたい。
この電池の場合、毎年出る粕に対して、基本使い減りしない電極にするわけでしょう?
再利用としては、あくまでついで何じゃないかなあ。
いっそ使い捨ての電極なら・・・
海洋投棄してたくらい (スコア:2)
鹿児島の芋焼酎の粕は、とても使いきれる量ではないので、タンクに積んで海に流していた時代がありました。それが条約だかなんかでできなくなって、「焼酎粕使え~」っていう大号令が発せられたのが世紀の変わり目くらいだったか。
あれはね、含水率の高さがどうしようもなくネック。どろどろスラリー。乾燥にかかる熱量は燃やして得られる熱量とあんまり違わないとまで。単体では窒素不足なので、薩摩黒豚の糞と混ぜて堆肥化するというのはややましですが。
Jubilee
ピュア焼酎粕の世界 (スコア:0)
米焼酎 ・・・ 相当量の電力が充電できる
麦焼酎 ・・・ 充電しやすい
芋焼酎 ・・・ 充電時に独特の臭みが出てくる
そば焼酎 ・・・ 麦焼酎よりも充電しやすい
栗焼酎 ・・・ まろやかでほのかな電力
泡盛 ・・・ 古酒ほど充電量がすごい
Re: (スコア:0)
焼酎粕素材の活性炭ということだから、
原料によって真面目に差異があるかもよ。
ちなみに、今回の「紅乙女酒造」の主力製品は「胡麻焼酎」とのこと。
胡麻の粕とか良い燃料になりそうではある(今回の材料が胡麻かは知らない)。
Re:ピュア焼酎粕の世界 (スコア:1)
胡麻焼酎や紫蘇焼酎の主原料はゴマやシソではないです。
そもそもゴマやシソにアルコール発酵させるほどの糖がないです。
原料にゴマやシソを入れて風味付けしてある、という程度。
そんなことより (スコア:0)
性能アップや原料確保も重要だけど
今は実用の方が重要じゃないの?
中国では既にスーパーキャパシタ電車、バスが実証段階に入ってるみたいなんだが
各停留所で急速充電というヤバイ仕様になっているようだけど…
鉄道や自動車で使えば電気ブレーキの回生効率がアップするから大幅な省エネが期待できる
安全性も課題だが実際に作ってみなければ安全性もクソもない
大出力の電気ドラッグカーも魅力だが
トンネルが狭すぎて電化できない鉄道も多いし
幹線の大輸送力化と高速化を少ない投資で実現できる