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音楽

ヘッドホンのバランス端子をJEITAが規格化 68

ストーリー by hylom
普及するといいですね(棒) 部門より

一般社団法人・電子情報技術産業協会(JEITA)が、音楽観賞用ヘッドホンの規格「RC-8141C」を改正し「バランス接続用ヘッドホン端子」の規格を追加した(Phile-web)。

一般的なステレオヘッドホンでは、左右それぞれの音声信号を伝達する信号線各1本ずつと、左右両方で共用するグラウンド線1本の合計3本の導線が使われる(アンバランス接続)。いっぽうバランス接続では、左右それぞれで音声信号(正相信号)とそれを反転させた信号(逆相信号)の2本ずつ、計4本の信号線を使って信号を伝達する。最近はこのバランス接続に対応する再生機器やヘッドホンアンプが登場しているが、機器ごとに異なる出力端子が使われており、それらに互換性がないという問題点があった。

新規格は一般的な3.5mm/2.5mm/6.3mm径ではなく4.4mmという径で、4本の信号線にグラウンドを加えた5極の端子となっている。これは今までどのメーカーも使っていない規格とのことだが、そのためにメーカー間での主導権争いが起こらず、またアンバランス接続のヘッドホンを誤接続することも起こらないとJEITA側は主張している。

しかし、逆に既存の3.5mm/2.5mm/6.3mm径の出力端子を共用することはできなくなるわけで、バランス接続とアンバランス接続の両方に対応させる場合、両方の端子を提供するか、バランス端子をアンバランス端子に変換する変換コネクタを提供する必要がある。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • https://twitter.com/acoustune/status/718736141348790272 [twitter.com]

    弊社日本総代理店・日本ディックスが設計開発した新規格フルバランス端子(Φ4.4、5極)、JEITA規格化完了致しました。規格番号はRC-8141Cです。

    https://twitter.com/acoustune/status/718778468981301248 [twitter.com]

    @acoustune 名称忘れておりました。Pentaconn®︎ (ペンタコン) ピンアサインは先端チップから L+ / L- / R+ / R- / GND となります。 秋には大手メーカー様から搭載セット出てくると思います.....自作用パーツも準備中です。

    日本ディックス [ndics.com]か、だれかご存知の方いますか?

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
  • by Anonymous Coward on 2016年04月25日 19時47分 (#3003072)

    バランス接続仕様のヘッドホンやケーブルは高価で,例えば自分が使っているHD650というヘッドホンの
    バランス接続用のケーブルだとケーブルだけで2,3万円とかするんだよね.

    でもって,デスクトップ用のヘッドホンはもともと6.3mm径のプラグが使われているか,3.5mm->6.3mmの
    プラグが付属していることが多い.6.3mmのプラグの場合,万力使ったりわざと差し込んだままで強打したりしない限り
    歪む事がないけど,3.5mmのそれは使い続ける内に微妙にプラグが歪んだりする.
    その点4.4mmはどうなんだろう?普通に6.3mmみたいな剛性があるんだろうか.
    バランス接続用のケーブルとかポンポン買い換えたりするものじゃないしなー.

    #個人的にはもうXLRでいいんじゃないのって思ってる.
    #あと4.4mmの5局プラグとか絶対に半田付けしたくないし…

    • by Anonymous Coward

      ここまで凝るなら自宅など静かで落ち着いた環境でちゃんとしたヘッドホンやアンプを使って聴きたいわけで、ポータブル機でそこまでやる気はまるでないという気がする。まあ、需要があるので作ったのだろうけど、6.3mmのほうがとことんやってる感があって潔いかもしれないね。
      もっとも自分はそんなポータブル機は絶対買わないけど。

      • by Anonymous Coward

        もういっそポータブル機とデスクトップ機で端子分けちゃえば?って思った.
        デスクトップ用のヘッドホンを外で使うのも,イヤホンをデスクトップサイズのアンプで
        使うのも考えにくいだろうし.

        • by Anonymous Coward

          それが、3.5㎜と6.3㎜なのでは?

    • by Anonymous Coward

      太くても剛性がないとだめですよね

      > 万力使ったりわざと差し込んだままで強打したりしない限り

      ちょっとうれしいかも

      > 絶対に半田付けしたくないし…

      御意

  • by shesee (27226) on 2016年04月25日 18時48分 (#3003025) 日記
    どうせなら5Vも付ければいいのに。ヘッドフォンの電飾が出来るよ!!
    • Re:GNDあるんだから (スコア:4, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2016年04月25日 19時11分 (#3003045)

      ヘッドフォンは光りませんが、ヘッドフォン付けてる私の頭は既に光ってます。

      泣きたい。

      親コメント
    • by annoymouse coward (11178) on 2016年04月26日 4時24分 (#3003270) 日記

      ピンを増やさなくても電力は伝送できます

      たとえば Phantom電源(ファントム、ファンタム電源)という方法があります
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%... [wikipedia.org]

      これはコンデンサマイクで実際に広く使われている方式で
      GND、HOT(+)、COLD(-) の計3本の配線で音声1チャンネルと直流48Vの電源を同時に伝送しています

      回路図をみると、音声と電源で本来なら計4本必要な配線が計3本に減っていて
      電源の線が1本消えたように見えます
      消えたように見える=Phantomということでこの名前が付いたようです

      L(+)/L(-)、R(+)/R(-)、GNDの計5本が使える場合は
      同じ方法で音声2チャンネルと電力2系統が同時に伝送できます

      当然これは規格外の使い方ですが
      技術的にはこういう方法も存在します

      親コメント
    • by masakun (31656) on 2016年04月25日 19時00分 (#3003034) 日記

      ビートに連動して光るヘッドフォン/オーディオケーブル Powe4 AL001 [shimamura.co.jp]

      ケーブルの途中にあるコントロールボックスにバッテリーが内蔵されているのだけど。

      # あ、これでもヘッドフォンは光らないか

      --
      モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年04月25日 20時48分 (#3003115)

      やめて! またしても充電とかHDの電源とかクリスマスツリーとかひざ掛けとか缶ジュースヒーターとかに使われちゃう!
      その上コネクタ形状とか変わって100Vまで供給できるようになっちゃうから、やめて!

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        100VはUSB-PDで規格されてませんよ。
        ※こないだロームブースで展示していた。

    • バランス接続まで必要な機器でGNDに信号以外の電流を流したら本末転倒だよ。
      個人的な見解としてはバランス接続の前に、L-RのGNDをしっかれ別の配線にしろと言いたい。

      親コメント
      • リモコンをつけるために魔改造されたり [pineapple.cc]しないだろうか.
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        アンバランス接続なのに、わざわざL-RのGNDを別配線にするってことですか?それ何の意味が?

        まさかアンバランス接続に起因する伝送特性の大幅な低下よりも
        ケーブルに起因する微々たるノイズのほうが気になるということでしょうか?

        • by Anonymous Coward

          アース電位が他チャンネルに影響されてクロストークが発生するのを防止できるんじゃね?

          • by Anonymous Coward

            グランド分岐はOPPOやSonyのポタアンがその思想で作ってる。
            バランスにするために、アンプを系4基搭載することができない機器用
            ただ、ピンアサインはOPPOとSONYで異なるから、OPPOのアンプにSONYのグランド分離のヘッドフォンつなぐのに改造必要なんよな。

        • by Anonymous Coward

          共通GNDによるクロストーク(チャンネルセパレーションの悪化)を問題にしているのでは?
          端子の接触抵抗のせいでそれなりに影響があるという話も

      • by Anonymous Coward

        バランス伝送ではグランド(GND)に信号は流れません。流れるようだとバランスとは言いがたい。而もヘッドフォン等のフロートされていいる負荷に対してGNDの意味は薄く、インピーダンスが大きくても600Ω程度だとGNDの意味は全く無いと言ってよいでしょう。
        おそらくスピーカー線もシールドする必要があると思っているようなマニアの要望に答えただけだと思われます。

        • by Anonymous Coward

          元コメは平衡にせずとも不平衡でもグランド分離すれば十分なのではということ。

          > おそらくスピーカー線もシールドする必要があると思っているようなマニアの要望に答えただけだと思われます。

          ですね。

          平衡伝送はカートリッジやマイクなどの微小な信号を扱う入力側か、
          出力側なら長いケーブルを使うとかでなければ御利益が無いのではないか。

          • by stmore (46272) on 2016年04月26日 10時19分 (#3003362)

            平衡伝送の何がいいと言えば、BTL駆動が可能になるんです。
            これは電源に恵まれないポータブル再生機器においても期待の星になり得ます。

            まず、ホット側とコールド側にそれぞれアンプを配置して逆相駆動すると、理論上電源電圧の2倍の交流電圧振幅を発生させることができるので、低い電源電圧でもシングルエンドの4倍の電力をたたき出すことが可能になります。
            また、ヘッドフォンに直流電圧をかけるのは禁忌事項となっていますが、ホット側とコールド側の直流オフセット電圧が等しければヘッドフォンに直流電圧は加わらないので、単電源でも直流カットに苦心する必要がなくなります。

            親コメント
        • by Anonymous Coward

          受け側機器がヘッドフォンだけでなく、プレーヤーのバランス出力端子にバランス入力つきのヘッドフォンアンプを接続することも考慮されていて、そのときにはGNDがないとうまくいきません。
          (元記事でもそう解説されています)

        • by Anonymous Coward

          元記事読めば分かるけど、GNDは再生機器とアンプの接続用で、ヘッドホンでは使用しないよ。

    • by NAZZ (13040) on 2016年04月25日 22時23分 (#3003180) 日記

      ヘッドホンスピーカーの音圧で発電しよう!

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      もうさ... 21世紀なんだから...

      いっそのこと2本線で電力だけ供給して音声はデジタルを重畳するとかのほうがシンプルだろ。

  • 将来ゲーム向けやVR向け用の音声入力が必要になって6極とかにはならないですよね
    • by Anonymous Coward

      デジタルにしてUSB互換にすれば4本で済んだのに

    • by Anonymous Coward

      そもそも、PCのマイク入力のプラグインパワー規格ってちゃんと決まっているのでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      Sonyはノイズキャンセリングのためのマイク用に極を足してたはず。

      • ソニーのデジタルノイズキャンセリングイヤホン端子はφ3.5の5極ですね

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        当然ステレオなので、NCイヤフォン用は5極あります。
        無駄に近未来な感じがして良いです。

        #実物の端子を見るに、今のGNDを2分割することを考えれば互換性捨てたのは正解だと思いますが、端子径太くしたので怒るメーカーが出てくるような気が。

      • by Anonymous Coward

        この5極用の端子が秋月とかになくて、
        延長したくて純正注文したら、結構ステキな値段がしたのはいい思い出。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月25日 22時00分 (#3003165)

    hylom氏は中身を読んだのでしょうか。

    > 原氏はまた、GNDを加えた5極にした理由についても説明した。「基本的にはGNDは
    > プレーヤーとヘッドホンアンプ間の接続に使っていただく際に必要となります。
    > ヘッドホンとバランス接続する際にはGND端子は必要ありません」。
    >
    > なお、この新プラグを使ってアンバランス続を行うことも、もちろん可能だ。
    > 「その場合ですと、L、R、そしてGNDが必要になります。1本のプラグでアンバランスと
    > バランスの両方に対応できますから、そういう意味でも5極にしたのは正解でしたね」。

    • by Anonymous Coward

      3.5mmのアンバランスヘッドホンを接続する心配がない:正
      既存の端子と径が異なるから2口用意するか変換コネクタが必要:正

      タレこみ、なにか間違えたこと言ってます?

    • by Anonymous Coward

      元からよく使われている端子と互換性が無いのが問題でしょう。
      個人的にはバランス用は4ピンの3.5mmを流用すれば良いと思います(というか使われてる)

      • by Anonymous Coward

        リンク先を読みましょう。

        > φ4.4mm、5極1本という新しいサイズと方式にした背景について原氏は、
        > 「どこか1つのメーカーが、自分のところの規格を使って欲しいと
        > 強硬に主張すると収拾が付きません(笑)。まだどこも使っていない、
        > スタート地点が同じものであれば規格化しやすいと考えました」と理由を語る。

    • by Anonymous Coward

      プラグとしては共用を意識していても、アンプがそうなっていなければやっぱり使えないのでは。
      なんか、バランス専用アンプにアンバランス突っ込んでLRショートさせた、みたいな事故が起きる気がするんだけど。
      自分はお高いヘッドフォンアンプで音楽聴くことはまぁないのでどうでもいいや。

  • こういうのはType-C端子で実現できないんでしょうか

  • by Anonymous Coward on 2016年04月25日 20時04分 (#3003081)

    マイクみたいにキャノンプラグにしてしまえばいいのに。

    ポータブル機で絶対いやがられるけど

    • by Anonymous Coward

      ロック機構があるとダメなんでしょう。

    • by Anonymous Coward

      ステレオプラグと物理形状を同じにしてGNDを180度で二分割
      各々2つ計4つ程メス側から針を出しといて絶縁チェック後に流路を決めるみたいな仕組みにはできなかったのか

  • by Anonymous Coward on 2016年04月26日 9時42分 (#3003346)

    ヘッドホンじゃ長距離でもないのにメリットあるの?
    半分くらいオカルトじゃないの?

    • by Anonymous Coward

      残り半分に夢があるんだろ

  • by Anonymous Coward on 2016年04月26日 11時31分 (#3003407)

    変換装置の名前はやっぱり「バラン」になるの?

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