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電力

ドライアイスとライデンフロスト効果で発電する機構が開発される 42

ストーリー by hylom
ドライアイスを昇華させて、という話ではなかった 部門より
taraiok 曰く、

ノーサンブリアおよびエディンバラ大学の研究者が、ドライアイスを使った発電機構を開発した。これにより、火星に豊富にあるドライアイスから電力を得ることができるという(NatureNorthumbria UniversityTheConversationSlashdot)。

開発された手法は、ライデンフロスト効果を使って運動エネルギーを得るというもの。渦巻き状に段差が付けられた金属の上にドライアイス塊を置くと、ライデンフロスト効果によってドライアイス塊が回転し始めるという(動画)。この塊に磁石やコイルを取り付けることで、電磁誘導によって電力を得るという仕組みだ。

ライデンフロスト効果をエネルギーを生む方法として確立したのは今回が初めてであるという。火星では水は貴重なものだが、ドライアイスは天然資源としてたくさん存在することが確認されている。この技術を使えば、将来、火星で発電所を作成するのに有効だとしている。

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  • by hinatan (24342) on 2015年03月16日 16時43分 (#2778526) 日記
    化学のことはよく知りませんが、蒸発しなければこの現象は発生しないようですね。

    ドライアイスを火星で自然蒸発する場所に移動するエネルギーが発電で生まれるエネルギーより
    小さければOKということなんでしょうね。

    Note. うーん。本家のほうでとっくにこの議論が。
    • なんか、確かに不安になります。
      おおざっぱな理解ですが、
      ・ライデンフロスト効果で浮かび上がる。(摩擦が少ない)
      ・ついでに、昇華した気体の二酸化炭素を、渦巻き状の段差に吹き付ける
      ・その反動で、回転を続ける
      ということなのかなと思うわけですが、火星の気温が20℃くらい(と、Wikipedea 曰く)だとすると、地球上でも、机の上に置いたドライアイスが、気体を吹き出す気がします。
      いや、確かに、机の上に置いたドライアイスは、ちょっとオスと滑っていくので、それなりの噴射をしている気もしますが

      で、これで発電をしようとすると、電気エネルギー相当のエネルギーを取り出す必要があるわけでして、当然、発電機として動かすと、回転を妨げる力が働きます。
      実用的な電力を供給しながら、その抵抗力に打ち勝って回り続けるだけの「噴射」って、得られるのか?
      と思ったり思わなかったり。
      --
      ¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
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      • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時22分 (#2778552)

        他の方のコメントにもありますが、これは一種の外燃機関です。蒸気機関でいうと「アイオロスの球」に当たるような機関ですね。
        何らかの熱源を用意すれば、割と効率良く回転運動が得られます。火星よりもっと寒いどこかの衛星で固体のメタンとか使えば低温側がさらに冷たくなるのでもっと高い効率を出せると思います。

        親コメント
        • 「効率の良さ」が、直感的にはイメージしづらいところが。
          なんとなく、発電するのに、エネルギー使って加熱しちゃ反則な気がしますし。

          動画で、せめてLEDでも光っていれば、それっぽい気もするのですが、オシロスコープは、電力出せなくてもドライブできたりしますから。
          --
          ¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
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