
長野県飯山市、ふるさと納税の特典としてPCや液晶ディスプレイを提供へ 57
ストーリー by hylom
意外とアリな気がする 部門より
意外とアリな気がする 部門より
任意の地方自治体に寄付することで、そのほぼ全額が税額控除されるいわゆる「ふるさと納税」では、多くの自治体が寄付者に対し特典の品を送るなどの対応を行っている。長野県飯山市がこのふるさと納税の特典として、同市内に工場のあるマウスコンピュータのPCやディスプレイなどを進呈するという(INTERNET Watch)。
2〜3万円の寄付で21.5インチ液晶ディスプレイ、4〜5万円の寄付で8インチ液晶搭載Windowsタブレット、10〜20万円の寄付で15.6インチ液晶搭載ノートPCとデスクトップPCが贈られるという(飯山市のふるさと特典)。
流れ (スコア:2)
納税金を持ってマウスコンピューターに行きPCやタブレットを購入
それぞれの納税者に発送し残ったお金を手間賃としていただくということか・・・?
# 納税額としては10万だけど、自治体に入るお金は10万ではなく10万円相当の購入をして納税したとみなす感じ・・・?
Re:流れ (スコア:5, 参考になる)
ふるさと納税の仕組みとしては、まず基本として
「ふるさと納税」という名前はついていますが、寄付先は出身地に限定などはされません。行ったこともないような自治体に対してでもふるさと納税ができます。
・どっかの自治体に寄付する
・その寄付証明を付けて確定申告する
・そうすると「寄付金額-2000円」が所得税・住民税から控除される
というものです。つまり、ふるさと納税すると、ふるさと納税しない場合に比べて2000円ほど手取りが減ります。2000円の損。
で、ふるさと納税を受け付けている自治体は、ふるさと納税を促すために、どこもだいたい「1万円の寄付をすると、4000円相当の商品がお礼としてもらえる」ようになってます。
それを踏まえると、納税者から見ると「実質2000円の出費で、4000円の商品がもらえる」ということになるわけです。
で、市民側からは「よりいい物がもらえる自治体にふるさと納税をする」というインセンティブになって、
自治体側は「他の自治体に比べて、より寄付したくなるようなお礼品を用意する」というちょっと過当競争気味。
お礼の品はその土地の特産品である場合が多いですが、そういうものとして、飯山市はiiyamaブランドの製品を提供することにしたってことですね。
飯山市の行動としては、2万円の寄付を受けたら、その中から1万強をiiyamaに払って液晶ディスプレイを購入し、それを寄付者に返送。結果、2万円のうち1万弱が飯山市の収入になる、って流れ。
#しかし、私は「自身の住んでいる自治体のサービスを低下させたくない」という考えで、ふるさと納税せずに普通に納税してますが…
#たまに、「自分の住んでる自治体にふるさと納税する」のはアリなんだろうか、とちょっと考えてしまうことがありますね…
Re:流れ (スコア:3, 参考になる)
ほぼあっていますが、お礼の品については寄附を受ける自治体が満額負担していないことも多いです。
お礼の品のうち、半額は宣伝費用として物を提供する企業に負担させるという折半方式もあります。
従って、1万円寄付して1万円相当の物が貰える場合もあります。
例えば、「1万円寄付して4000円相当の物がもらえる」を折半方式でやっているなら、
寄附者 -2000円
寄附者が住んでいる自治体と国 -(10000-2000)=-8000円
寄附を受けた自治体 10000-2000=8000円
物を提供する企業 2000円
という収支になるかと思います。
「1万円寄付して1万円相当の物がもらえる」を折半方式でやっているなら、
寄附者 -2000円
寄附者が住んでいる自治体と国 -(10000-2000)=-8000円
寄附を受けた自治体 10000-5000=5000円
物を提供する企業 5000円
という収支になるかと思います。
今回のマウスコンピュータさんがどうなのかは知りませんが、農作物や食品系では折半方式も成り立ちますよね。
# ○○なのでACで。
# 寄附者が負担する2000円は自治体毎ではなく年合計です。所得に応じた上限に達すると引ききれなくなって2000円ではすみません。念のため。
# 住宅ローン控除や医療費控除がたくさんある人は、上限の計算に気を付けて。
# 特に今の時期にギリギリまで寄付すると、1年間健康であることを祈らなければいけませんよ。
Re: (スコア:0)
> 「自分の住んでる自治体にふるさと納税する」のはアリなんだろうか
たいていの自治体はそこの居住者には「お礼」を送らないと思います。
ですので、ただ2000円損するだけです。
さらに、都市部ではこの制度で金を集める気がないんでしょう、
糞みたいな「お礼」しか用意されてません。
ま、あなたのような意識の人には関係ないかもしれませんが。
Re: (スコア:0)
そりゃ,都市部は何もしなくても金入ってくるからな.
財源に困っている地方のための制度やし
Re: (スコア:0)
嫌儲乙。欧米ですら控除で釣って寄付させてるのに日本人はこれだからそりゃ寄付なんかするわけないよな。
Re: (スコア:0)
地方交付税がイマイチと感じるようになってきたんで、社会人なる前まで住んでたとこにやろうか迷ってます。
数がそれなりにあるので、メンドクサくてやってませんが。。
Re: (スコア:0)
ふるさと納税は収める税金の一部を好きなところに納めれる制度だから
この自治体に送ればPCが送られてくるから実態はただの還付金制度
Re:流れ (スコア:3, 興味深い)
この週末に佐賀県から干物の詰め合わせが送られてきた。
美味かった。
年末に20万円分くらいやったけど、まったく腐った制度だ。
こんなの今すぐ廃止すべきだと思う。
しかしながら、2000円とウェブでポチって確定申告する手間の負担だけで
寄付額の半額程度分の商品を受け取れるんだから、
個人レベルではこれを使わない理由はない。
まったくひどい制度だけれど、きっと自分は今年も使うと思う。
Re:流れ (スコア:2, 興味深い)
とある町のふるさと納税収支実績 [nagano.jp]
・ 寄付額 162,398,480円 (7,642件)
・ 支出額 145,896,971円 (米仕入れ、精米、発送等経費)
・ 差引額 16,501,509円 (農業支援へ活用いたします)
役場に残るのは一割ですか(-__-)ゞ まあ地場産業の振興にはなると思いますが。
本当に腐った制度だ。もちろん私も利用者です。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
…「まんじゅうこわい」ですか
Re: (スコア:0)
まさかと思うけど所得税の上限まで控除されるなんて思ってないよね?
20万ふるさと納税して出費が2000円で済むってどんだけ高給取りなんだ
Re:流れ (スコア:1)
年20万以上住民税を払ってる人なら、
20万円寄付して確定申告したら、19万8千円まるまる控除されるわけです。
個人で見れば、もともと税金で取られる20万を寄付して、+2000円を税金で払えばいい。
美味しいものにかかる現金は2千円という計算。
Re: (スコア:0)
違います。
住民税20万円なら、自己負担2000円の寄付金上限はせいぜい25,000円というところでしょう。
源泉徴収票が手元にあれば、ここ [citydo.com]が割と正確に限度額を算出してくれます。
Re: (スコア:0)
自己レス
独身でも1500万あれば20万まで控除されるのか
http://www.soumu.go.jp/main_content/000254926.pdf [soumu.go.jp]
年収に対する控除額の割合が年収増えるほど高くなるのはちょっと意外
Re: (スコア:0)
年収200万の控除額が書いてないのですが、これは…
Re: (スコア:0)
年収200万て、何万円も寄付できるほど住民税払ってたっけ
Re: (スコア:0)
住民税は4万くらい?
5万いってるかも。
控除額は調べたら9000円程度らしいです。
これだと足が出るなぁ…
Re: (スコア:0)
えっ71Kまでしか全額控除されないんだ。
Re: (スコア:0)
どこをどう読むと71kまで?
Re: (スコア:0)
> どこをどう読むと71kまで?
http://www.soumu.go.jp/main_content/000254926.pdf [soumu.go.jp]
寄附者本人の給与収入と家族構成から全額控除される寄附額の目安がわかります。
Re: (スコア:0)
> 上のコメントでは1500万の人の話してるのに?
上のコメントで1500万の話をしていると、
上のコメントの[soumu.go.jp]の資料に対するそれ以外の年収へのコメントをしちゃいけなかったんですね?ごめんなさい。
Re: (スコア:0)
> 上のコメントでは1500万の人の話してるのに?
年収200万についてコメントしている人もいますけど?
Re: (スコア:0)
だいじょぶ。そこまで馬鹿じゃない。
20万までしか使えないのなんか高給のうちに入らんよ。
カタログサイトみたいなの見るとわかるけど、
50万円とか100万円とかのコースが用意されてるんだぜ?
Re: (スコア:0)
http://kaikei7.com/blog-entry-26.html
まあ確定申告してみれば分かりますが、高い干物にならなきゃいいんですが。
Re: (スコア:0)
世の中には100万のコースを注文しても
ほぼ全額を控除される人がいるから
そういうコースが設定されてるんだよ。
なのに、あなたはなんで(#2747450)の給料は
そんなに少ないって思うの?
Re: (スコア:0)
なによりスラド住民で年収1千万越えなんてありえない
Re: (スコア:0)
佐賀県ってくさや生産してたっけ?
Re: (スコア:0)
干物だって言ってんのに、なんでくさや?
Re: (スコア:0)
これだと納税額より還付金の方が高い印象。
役所がメーカーを相当買い叩かないと、役所が赤字になりそう。
みんなで飯山氏に納税してボリュームディスカウントできるようにしてあげないと。
Re: (スコア:0)
実際に歳入にはいるのは一部でしょうが、基本的に自治体内の企業から商品を買い上げることになるから、
地域経済活性化にはつながるかな、っと。
特産品が何もない自治体は厳しいね。その際は観光招待券でも発行するか。
Re: (スコア:0)
仕組みは以下の通りとして、結果的には「強制消費活動」になってGDPに貢献するということでいいんではないでしょうか。
つまり、
「納税したつもり」→「お買い上げありがとうございます」→商品届く
(自治体:「取り半だけどいいや」)
Re: (スコア:0)
普通に納税しても使い果たされるのが大多数だが。
おおー、飯山だ (スコア:1)
飯山がんばれ。
#かの地には従妹が住んでるんだけど、そうとうな危機感持ってたよ
#「北陸新幹線が開通する今春が最後のチャンスだ」的な
Re: (スコア:0)
そういう危なっかしい土地を生き残らせるべきかどうなのか、という議論は・・・
Re:おおー、飯山だ (スコア:1)
国全体としての話しとは別に、
住んでる人にとっては、住み慣れた土地を失うのはまた大変な話でしょ。
自分だって東京に移って何十年になるが、故郷がなくなるとしたらいい気分ではない。
(ちなみにもう合併して本当のふるさとの地名は消失した)
補助金とかをどうするかという話もね、あるけど。
Re: (スコア:0)
むしろそういう議論があることも承知したうえでの危機感でしょ。
それでいいんじゃないの。
疑い深い人 (スコア:1)
「どうせ21.5インチディスプレイ(FullHDとは言っていない)だろう。騙されるところだった」
と思っていたら、FullHDと分かって驚いた。ディスプレイの低価格化もここまで来たのね。
IIYAMAじゃないんだ (スコア:0)
ただのブランド乗せ販売?
Re: (スコア:0)
今はブランド名として残っています。
Re:IIYAMAじゃないんだ (スコア:1)
春日部で創業したマウスコンピュータもでかくなったもんだよなあ。
Iiyamaも、パソコン工房/TwoTop/Faith/FreeTのユニットコムも、旧氏ネックスも、ユニティも、全部マウスコンピュータ(MCJ)の傘下だし。
タブレットほしい (スコア:0)
タブレットならほしいけど、年収600万だと、35000円までのふるさと納税しか節税にならないのよね
あと5000円納税できる年収がほしい
Re: (スコア:0)
タブレットが7,000円(5,000円+2,000円)でもらえるなら、十分お得じゃないですか?
(WN801V2は実売2万円台後半なので)
Re: (スコア:0)
同じようにお得だと思った人が多いのか、いま寄付しても発送は3月以降となってますね。
その後少し待てば年内にWindows 10搭載のタブレットが出て、入れ替わりになるでしょう。いまのタイミングが良いのかどうか。Windows 10は7/8ユーザー向けの優待販売があるかもしれませんが、元が0円提供で対応ハードウェアもスペックがギリギリなWindows 8 with Bingは対象から外れても驚きではないです。
8インチタブレットはストレージの容量やOfficeの有無などの違い
Re: (スコア:0)
ふるさと納税って、寄付すりゃいいってもんじゃなく、
十分納税してる人の一部額でなきゃいけないのね。
年収600万か・・・うらやましい
Re:タブレットほしい (スコア:2, 興味深い)
去年の年収が600万でも、実際に控除されるのは今年の年収を元にした来年の住民税です。
去年と同じ600万もらってふるさと納税で3.5万円控除されるだろうと見込んで今月に4万円寄付すると仮定します。もし来月にリーマン・ショックか大震災のような急激な情勢の変化があり、収入が大きく変動したりすると、控除される住民税がそもそもなく、見込んだ控除を受けられないこともありうるわけです。
一方、ボーナスを期待して12月末まで待つと、自治体の年末休みで寄付を受け付けてもらえない場合もあるのでぎりぎりまで引き伸ばすのも考えものです。
全額控除じゃなく、住民税の2割というところなので冷静に計算するとガッカリしがちですが、税の使い道に関心を持ってもらう点で成功しているので良い機会になっていると思います。あとは確定申告が不要になれば便利ですね。
ふるさと納税とは異なりますが、税金計算の元になる年収額の控除は生命保険料や個人年金、介護保険あとは老親への仕送りなども対象になります。こちらも年収によりますが2割程度お得になる場合があり、見方を変えると生命保険料や仕送りを国が2割助成してくれるように見えるので、ぜひ活用したいところです。
納税ドリブン経済 (スコア:0)
ありとあらゆるものが調達可能になるまで拡大し、Amazonの対抗馬になるまでがんばってもらいたいものです。
個人で足りなきゃ法人も可で。
ブラック企業だと従業員の強制ふるさと納税で仕入れに使う?
そこまでいくと、流通・経済システム自体違うものになったりして。
Re: (スコア:0)
補助金どっぷり経済と何が違うんだ。
リンク先のノートPC (スコア:0)
スペックに
・CPUグリス 標準CPUグリス
ってえぇ?
さらにリンク辿ってマウスコンピュータのサイトにはそんな記述ないし、市担当者のお遊びか