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ハードウェア

VESA、AMDの「FreeSync」をDisplayPort 1.2aで標準化 19

ストーリー by hylom
G-SYNCはどうなる 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

2014年5月12日、VESAはDisplayPort 1.2に「Adaptive-Sync」を追加すると発表した。Adaptive-SyncはGPUとディスプレイのリフレッシュレートを自動同期する技術。同様の技術はAMDが「FreeSync」、NVIDIAがディスプレイを同社製GPUと自動同期させる「G-SYNC」を提唱していた。Adaptive-SyncはAMDのFreeSyncをDisplayPort 1.2aの仕様に実装した形となる。NVIDIAのG-SYNCは、複数のディスプレイで採用されているが、ディスプレイ側に専用の基板を必要としていた(HOT HARD WARE4gamer.netPC Watchslashdot)。

Adaptive-Syncを利用することで、ゲームではラグや遅延、テアリング(tearing)のない滑らかな画面表示が可能になり、ビデオ再生ではカク付きがなくなり、デスクトップ表示や低フレームレートのビデオ再生時には大幅な消費電力の低減が可能になるとしている。Adaptive-SyncがDisplayPort 1.2aに実装されたことにより、DisplayPort 1.2対応ディスプレイ、ビデオカード、ケーブルの組み合わせではデフォルトでAdaptive-Syncが使用できるようになる見込み。対応ディスプレイは年末に出荷される予定だという。

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  • 画面の更新タイミングがばらばらになるんですよね?
    今までは一定間隔のフリッカに見えていたものが、ランダムな?ジッタをもった光になると、
    目がその低域成分に反応してしまって、すごく疲れそうです。

    低消費電力モードにすると、画面の更新も遅れるでしょうから、つらいなぁ。

    GPUのプロセスが微細化できなくなって、消費電力が増える一方のなったからって、
    リフレッシュレートを犠牲にするのはやめて欲しい。
    ある意味、発想の転換だとは思うけど。

    • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 23時01分 (#2602464)

      今までは一定間隔のフリッカに見えていたものが、

      まだブラウン管使ってるの?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        CRTディスプレイ: 走査によるちらつき
        液晶ディスプレイ: バックライトの明滅によるちらつき(特にLEDタイプは明滅の落差がはっきりしている)

  • by Anonymous Coward on 2014年05月19日 2時20分 (#2603284)

    AMDのFreeSyncが元々eDPのAdaptive-Syncじゃね?

    流れは、
    2009年 Embedded DislayPortに(主に消費電力削減のため)Adaptive-Syncを規格化

    2013年 NVIDIAがG-syncを発表

    2014年1月 AMDがFreeSyncを発表(Adaptive-Syncを既存GPUでドライバレベルで利用可をデモしただけ?)

    2014年5月 VESAがAdaptive-SyncをDisplay Portに実装(規格化)←今ここ

    じゃ、「Embedded DislayPortってナンボのもの?」って話になるんだろうけど、
    それは最近/.Jで記事になったタブレット用の液晶パネルを使ってのサブディスプレイ自作が一部で注目される [srad.jp]でも見てくれw

    以下余談。
    SHARPが2012(?)年のIGZOの発表の時に「駆動休止すれば消費電力が下がって、タッチパネルが高精度化できるよん(意訳)」の時に最初に思ったのが「GPU側の対応はどうする?」だったのだが、実は2009年に規格化されていたって、オチだったとは…orz

  • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 16時55分 (#2602197)

    Adaptive-Syncを利用することで、ゲームではラグや遅延、テアリング(tearing)のない滑らかな画面表示が可能になり、

    リフレッシュレート未満のラグは起きるでしょ。

    • by Anonymous Coward

      光の速度は有限だから
      どんなに頑張ってもラグ起きるね。

      ハハッ

    • by Anonymous Coward

      正確に言えばリフレッシュレートとフレームレートのズレによって生じるラグやテアリング、になるでしょうね。
      次のフレームの描画が1μsでも遅れれば60Hz固定だと16ms追加で待たされていたのが解消するので十分効果的でしょう。

      # ラグって遅延のことだと思ってたんですが、別物なんでしょうか。

      • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 18時07分 (#2602246)

        オンラインゲームの主な遅延要因は下記でしょうか。
        確かに言われてみれば固定のリフレッシュレートなんてCRT以来の仕組みで、液晶パネルにはより適した仕様があってしかるべきですね。

        ・ネットワークの遅延
        ・PCの処理速度の遅延(CPUやGPUの処理速度、マウスのポーリングレートなど)
        ・#2602206氏の言うように、描画フレームが準備出来ているのに液晶パネルのリフレッシュを待たなきゃならない場合の遅延
        ・ディスプレイのASICの処理速度の遅延
        ・液晶の素子に電圧がかかり色が変化するまでの遅延

        ※先につぶやいておくと、フレームバッファに描画フレームを準備出来てから液晶リフレッシュまでの待ちを無くす話なので、フレームレートを垂直同期させるのとは別の議論。
        ※29.97hzをスムーズに表示出来るようになるんですかね?

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        正確に言えばリフレッシュレートとフレームレートのズレによって生じるラグやテアリング、になるでしょうね。

        描画の遅延にあわせて表示のタイミング変える技術だからテアリングは起きないでしょ。

    • by Anonymous Coward
      いや、起こらないはずですよ。

      ベースになったノートPC向け組込パネルの仕様で、消費電力削減のために新たな映像が転送されるまでパネルをリフレッシュせずに待機する、というのがありまして、今回はこれの応用技術なわけです。

      だから映像が転送されたタイミングで表示できる
      =ディスプレイ自体が可変フレームレートになる
      ってのが売りなのです。
      • by Anonymous Coward

        表示される結果は可変フレームレートで遅延するんだからラグは発生するんでしょ

    • by Anonymous Coward

      今まで
       アプリケーション側がVBIを待ってビデオメモリを更新していた

      Adaptive-Sync
       ディスプレイ側がアプリケーションの更新を待って出力

      ラグは発生しません。

      • by Anonymous Coward

        > ラグは発生しません。

        そういう話じゃなくて、
        ディスプレイの応答速度とか更新周期が N msec なんだから
        CPUの計算完了から最低でも N msec は表示が遅れるよね。って話では?

        • by Anonymous Coward

          パネルの描画が終わる数msecの間に次のフレームを転送すると前の描画が終わらない分遅延するってこと?
          将来的にはともかく今そんな速く描けたら苦労せんわ

      • by Anonymous Coward

        今までは描画時間がリフレッシュレートを少しでも超えればリフレッシュレートの整数倍の遅延となっていたのが、この技術を採用することでそこまで酷い遅延にならないというだけのことで、遅延が発生することに変わりはないでしょ。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 17時45分 (#2602235)

    Adaptive-Syncもディスプレイ側が対応する必要があるわけですから、ハードウェアに変更を加えなければならないはずですよね
    それでもG-SYNCには専用の基板が必要という書かれ方をするということは、ディスプレイの回路には組み込めず、NVIDIAが用意した基板を取り付けなければならないということなんですかね

    • Re:専用の基板 (スコア:5, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2014年05月16日 18時12分 (#2602249)

      FreeSyncについて調べれば分かりますが、別の用途として(現在流通しているほとんどのディスプレイで)実装済みの機能を利用しています。
      Adaptive-Syncとして対応を謳っていたわけではないので調査は必要ですが、今まで販売していたディスプレイでも対応している可能性があります。

      一方でG-SYNCはG-SYNC専用の基板が必要ですので、G-SYNC対応を謳っていないディスプレイは間違いなく対応していません。
      この場合の専用というのは二つの意味があって、G-SYNCに対応するために必要でありG-SYNC以外に使用することはできません。
      結果として、G-SYNC専用基板のコストはG-SYNC対応というメリットだけでカバーする必要があります。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 18時15分 (#2602252)

      ・Adaptive-Syncもハードウェアに変更を加えなければならない
      ・G-SYNCにはNVIDIAが用意した基板を取り付けなければならない

      これらは両方ともYESだが、
      Adaptive-Syncの場合はDisplayPort1.2aがもつ1機能の流用なので、
      それ専用の基板追加や変更をする必要はない。
      これからDisplayPort1.2aに準拠してディスプレイを制作すれば、
      自動的にAdaptive-Syncが利用できるようになる。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        肝心のDisplayportがHDMIに押されて全然普及してないのに対応したといわれても

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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