米海軍が海水を燃料に変える新技術開発に取り組む 37
ストーリー by hylom
投入エネルギー以上のエネルギーが得られるのだろうか 部門より
投入エネルギー以上のエネルギーが得られるのだろうか 部門より
taraiok 曰く、
米国海軍研究試験所(Naval Research Laboratory: NRL)の材料科学技術部が「海水を燃料に変える」という、まるで小説のような技術の開発に取り組んでいるという。この技術は、海水から二酸化炭素(CO2)と水素(H2)ガスを抽出する技術をベースに開発されているそうだ(米国海軍研究試験所、IBT、slashdot)。
この技術では、まず海水電解によってCO2とH2を集め、その後、触媒を介した「ガス・ツー・リキッドプロセス」なる処理によって水素と炭素を含む液体の有機化合物を精製するという。
研究チームは2ストローク内燃エンジンを搭載したP-51戦闘機の模型を使って実験を行っているそうで、すでに精製された燃料でテスト機が飛行しているという。NRLの研究化学者Heather Willauer博士は「商品化できる可能性が出てきたのは今回が初めてだ」としている。なお、精製に必要なコストは1ガロン当たり約3ドル~6ドル(約300円~600円)だそうだ。
参考 (スコア:4, 参考になる)
サバティエ反応 [wikipedia.org]
GTL [wikipedia.org]
進歩性に疑問 (スコア:2)
このサイトによれば、電子的に公開された既存技術が見いだされるため、
今回の発表には、進歩性は認められない。
体内において水からメタンガスを生成する技術
心当たりのヤツ、一歩前へ出ろ
また眉唾なと思ったが (スコア:1)
これ、投入エネルギーとの比は気にしないんじゃないかな。(もちろん効率がいいに越したことはないけど)
電力は原子炉や太陽光などで供給できるから、
航空機などに使う燃料を補給しなくても賄えるわけ。
輸送費を考えれば無駄でない可能性はある。
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:2, すばらしい洞察)
原子力空母に搭載して、燃料補給なしに戦闘機飛ばしまくりか。
Re: (スコア:0)
パイロットのご飯は?と思ったけどこれからは無人機の時代か…
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:2)
ジェット燃料は 1回の飛行で1000ガロン2000ガロンと消費するでしょうから、それに比べたら食い物の量ってたかが知れてるレベル、って感じかと。
これが長期任務の宇宙戦艦ともなれば、食料も艦内で合成する必要があるでしょうけど。ヤマトのオムシスとか(ただし原料は海水ではない)。
Re: (スコア:0)
宇宙戦艦ヤマトは艦内に園芸設備があってトマトとか育てていましたよ
Re: (スコア:0)
宇宙〜戦艦ト〜マ〜ト〜♪
誰もが思いつく替え歌。
Re: (スコア:0)
排水溝に落としてしまった指輪がハンバーグから出てくるんですね!
Re: (スコア:0)
発見場所が問題だ。食堂か「その後」か...和式でなければ無限ループへ・・・
Re: (スコア:0)
食料はプランクトンから生成できれば問題なさそう
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:1)
ソイレント・グリーンをどうぞ。
Re: (スコア:0)
捕鯨すればいい。
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:2)
そんな感じのようですね(単に輸送費というか、兵站の維持コスト全般?)。海上で航空機燃料を調達できれば、例えば空母の派遣先でのジェット燃料補給の依存度が下がると。
それにしても、航空機のタンクにたぷんたぷんの液体燃料に化けるほどの炭酸イオンを得るために、どれだけの海水を処理する必要があるのだろうか…とリンク先をみてみれば、「空気中から集めるよりずっとあるよ」。そりゃそうだろうけどさあ。
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:2)
単位容積比で、空気の140倍のCO2濃度だそうで、
すると単位重量当たり7分の1の濃度になる。しかもそのうち炭酸は2~3%、残りは炭酸塩で。
それでも海水からの抽出のほうが容易だというのであれば、そうかもしれないが。
「海水からCO2が得られ、また電気分解して陰極からH2が得られたので、有機高分子をつくってジェット燃料として利用します!
あと、陽極からは(ゴニョゴニョ)が得られたので、こちらは兵器として有効利用します(ぼそっ)」
ということはないのかな。
# 昔、塩水を電気分解して遊んでて、臭くてめまいがした。死ななくてよかった。
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:3)
炭酸これくしょん -炭これ-
- 炭酸イオン
- 炭酸水素ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
- 炭酸カリウム
- 炭酸マグネシウム、炭酸リチウム(は、あんまりないか)
:
どれだけコレクションできるのやら。
それはなかなか怖いですが、米軍が使えそうな兵器になるんでしょうか。
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:1)
毒ガスは条約により[使用禁止]です。
# 米国は基本的には条約を守るからね。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:また眉唾なと思ったが (スコア:1)
えっ?
大使館盗聴はウイーン条約違反ですよ。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
精製の手間考えると重曹一択だろ。
二酸化炭素吹き込んでやれば沈殿する。
これで油汚れもスッキリだ!
と、やたらガタイのいいコックも言ってたよ。
Re: (スコア:0)
おい分子模型が画像検索できなくなるからやめろ
Re: (スコア:0)
その場で作るとも言っていないしな。
「海水」と聞くと、船でその場でって思うのだろうけど、
地上プラントで製造する原材料が海水なだけで、原油からガソリンと思った方がいいと思う。
ガソリンだって、取り出せるエネルギーは、投入エネルギーよりもはるかに小さいしな。
長所は枯渇がない、どこにでもあるくらいかな。
Re: (スコア:0)
その手の基礎研究は、急に言われて急に作れるもんでもないので。
バイオ燃料と並べていろいろ用意してはるんでしょうね。
エイプリルフールネタじゃないの? (スコア:0)
ものすごくうそ臭い。
根拠は、海軍がP-51の模型とか使うはずがない点。
Re:エイプリルフールネタじゃないの? (スコア:1)
テストベンチ上でエンジン回すだけでいいんじゃないだろうか。
というより、一度エンジンが回ることが解れば、そこから先は生成物の成分分析を行うだけでも十分なような気が。
Re: (スコア:0)
確かにw
海軍ならF6F辺りでいいはずですね
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
そんな問題じゃないですよ。
トヨタの研究所がなんか模型のクルマ使うときに
ホンダの模型を使うと思いますか?
Re: (スコア:0)
F6Fじゃ敵いっこないにしても、F8Uなら勝負になったんじゃないですかね。
Re: (スコア:0)
P-51って昔UFOに撃墜された奴でしょ?
Re: (スコア:0)
ケロシンではなくガソリンってのも不可解
というか,ジェット燃料なら燃えさえすればほぼ何でも良いのだから,そこから始めないのだろうか?
ガソリンエンジンなんちゃ燃えても燃えなくても具合の悪いメンドクサイ原動機なのに......
日本語 (スコア:0)
海水を燃料に変えるのではなくて
海水から燃料を作るだね。
バリオンというロボ漫画が昔ジャンプで短期連載しててな… (スコア:0)
水が燃料のロボ漫画だったんじゃ…
すぐに連載終わっちゃったけどな。ジャンプじゃロボを扱う漫画は流行らないんだろな(アラレちゃん除く)
Re: (スコア:0)
あったなぁ。三重水素だっけ?
多分倉庫漁れば単行本あるはず。
ロボデザインのとんがり具合が素敵だった。
Re: (スコア:0)
アニメ版の銀英伝の宇宙艦艇は水を燃料(推進剤かもしれないが)として搭載してたっけ。
水ガソリン事件 (スコア:0)
思わず連想
http://www.d4.dion.ne.jp/~ponskp/yamato/technology/muzan.htm [dion.ne.jp]
数十年後… (スコア:0)
・海水はほとんどが精製されて燃料に
・世界中で海水燃料化技術が流布されて化石燃料から水素燃料に切り替わる
・次のどれかが起きる
1.燃料生成中に生産される塩と燃料使用後に発生する水で疑似海水を作るが組成が同一でないので海洋生物大量死
2.海水保護団体が米海軍に宣戦布告、水素爆雷vs戦術水爆という地獄の様相を経て世界中が温暖化し荒廃
3.燃料廃棄物の高分子化などの様々な理由で純粋H2OやCO2が世界中から消えてしまい砂ぼ○ずみたいになる
4.海が縮小することで世界規模の環境変化が起き、世界中が砂漠化して古エフ○ルだのファルガイ○だのになる
5.巨大氷惑星を求めて宇宙移民が活発化、宇宙○紀を経てプラネ○スに至る
こんなことが起きるに違いない
#どう見てもエセSF漫画を読みすぎたAC厨房の杞憂です本当にありがとうございました
とある飛空士の追憶 (スコア:0)
こんな感じで燃料供給してたような。
塩素が複成される気がしてならない。