真水と塩水からエネルギーを生む装置 35
ストーリー by hylom
海と川がエネルギー源に? 部門より
海と川がエネルギー源に? 部門より
eggy 曰く、
イェール大学の研究グループが、真水と塩水を混ぜてエネルギーを作り出す装置を開発したとのこと。浸透圧を使ってエネルギーを得る手法としては「圧力遅延浸透(PRO)」というシステムがすでに考案されているが、過塩性の水を用いることでより多くのエネルギーを生み出すことができるのだという(本家/.、C&EN記事)。
同装置にはPROの技術をベースにしており、一方は真水、もう一方は塩水が流れる2つの流路が半透膜で仕切られた電池内で合流するように設計されている。浸透作用により真水が半透膜を通過して塩水側に移動するため塩水側にかかる圧力が増大する。そして、この塩水内の圧力がタービンを回転させることで電気が生み出されるという仕組み。
薄い透過膜をトリコット生地のフィードスペーサーで補強することにより、システムの圧力を極限まで上げることが可能となったという。水圧48bar(700psi)にも10時間以上の耐久性を維持することが可能となり、1平方メートルの半透膜あたり最大で60Wのエネルギーを得ることができたとのこと。
関連リンク (スコア:3, 参考になる)
淡水と海水の塩分濃度の差により充放電するバッテリーが開発される
http://hardware.srad.jp/story/11/05/08/0851253/%E6%B7%A1%E6%B0%B4%E3%8... [srad.jp]
塩分濃度差発電 (スコア:2)
Re:塩分濃度差発電 (スコア:2)
Re:塩分濃度差発電 (スコア:2)
Re:塩分濃度差発電 (スコア:3)
別に原理を発見したとかいうニュースではないですよね。
低燃費エンジンのニュースに「ガソリンエンジンの原理は19世紀に開発されてます」って言われても、はあそうですかとしか
Re: (スコア:0)
外部リンクを見るとまだ実用化されていないですが?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
なんか「とっくの前に知ってたことを今さら」って言ってドヤ顔するのが趣味のようだが
ニュースバリューが何であるのかを見失ってると恥ずかしいだけ。
真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
実際は飲み水の確保に奔走しているような状況だよね?
海水から真水を作れないかとかやっているような状況でこれはいったい。
海水97% 淡水3% (スコア:2)
地球規模で言うと、海水97% 淡水3%という比率で、
世界中で真水が足りなくてどうやって海水から真水を得ようかって話をしてる中、
ちょっとだけエネルギーが取りだせるかわりに真水が塩水になっちゃう仕組みに、
基礎研究以外の意義は無いでしょうね。
地球以外の天体で、真水と岩塩が大量にあるようなところだったら役立つのかも。
May the source be with you... always.
Re:海水97% 淡水3% (スコア:3, すばらしい洞察)
その淡水のうち大部分は海に流れ込んで結局海水に混じってしまうわけなので、
そのタイミングをうまくつかまえて利用できるなら、可能性がなくはないと思いますが。
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:2, 興味深い)
他の人も書いてるけど、これって例えば河口とかに作るヤツなんで、真水も塩水も元からそこにあるような場合なんだわ。
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:2)
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
近在の農漁村の地産地消用的な。
Re: (スコア:0)
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
何キロ何十キロのパイプラインを引いてその手間に見合う結果が得られるかってえと疑問ですねえ。
Re: (スコア:0)
1m^2で60wとかなら、水の流れで直接発電したほうがよくないですかね。
Re: (スコア:0)
でもこのシステムは直接発電したあと、位置エネルギーが無くなった状態の水からでも発電ができます。
Re: (スコア:0)
なんか半透膜が目詰まりしないためのフィルターに位置エネルギーが必要になるんじゃないですかね。
#Win8には「めづ真理」って変換候補が入ってるのかw 誰なのかな?
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
真水(塩水ではないという意味で)だからといって飲用に使えるとも限らないので、そーゆー水を使えばいいんでないかい?
下水
泥水
病原体いっぱいの水
有毒物質入り水 (ヒ素、カドミウム、有機溶剤、etc)
放射性物質まみれの水 (福島原発とか)
下2つは放出したらいかんがな。
Re: (スコア:0)
でも、そういう水というが、人間が使ってないだけで使ってる生態系があるということも
忘れないでほしいというか、そのような生態系が使用している真水を横取りするようなことに
なれば、廻り廻ってしっぺ返しになるんだよね。
むろん汚染された生活排水を一旦浄化したとに海水と混ぜて発電というのなら、まぁ考えられなくもない・・・。
Re: (スコア:0)
函館湾浄化センターみたいに海の近くにある下水処理場なら可能かもしれません。
Re:真水がアホみたいにあるのなら良いのだろうが (スコア:1)
今朝の放送大学TV講義 [so-net.ne.jp]で紹介されていたデンマークのカルンボー市 [nies.go.jp]だったらもっといいかもしれません。
Re: (スコア:0)
> 海水から真水を作れないかとかやっているような状況で
海水の淡水化は中東や東南アジアでは既に実用でしょ。
日本企業も淡水化プラント納入してるけど、いつの時代のお話?
Re: (スコア:0)
エネルギー収支コストに合わないという意味では?
蒸気バイクがあった筈 (スコア:1)
濃食塩水を蒸留水のタンクに吹き込む事で発熱させ、発生した蒸気で動くバイクを作ったグループがあったと記憶してます。
(記憶があいまいなので、もしかしたら、濃水酸化ナトリウム水溶液かもしれないけど。)
notice : I ignore an anonymous contribution.
エネルギーウォーターシステム (スコア:0)
これが本物だったか
Re:エネルギーウォーターシステム (スコア:1)
Dr.Nakamatsh氏の発明 エネレックス の事でしょうか?
自分もあれからのどうなったか、経緯を知りたい。
自然エネルギー (スコア:0)
河口にシート貼って真水と塩水が混じろうとするところで発電できるということかな。
しかし河口そのものだとすると、結構な規模の装置になる。干拓事業するようなもんだ。
ああ、河口近くに水路でも掘って、そこで発電すればいいか。
Re:自然エネルギー (スコア:2)
縦にも増やせば水力も追加できるかもしれませんね。
浸透圧を使うのはわかりやすいですが (スコア:0)
濃度差の化学エネルギーを直接電気にして取り出すような方法ってあるんですかね。
Re:浸透圧を使うのはわかりやすいですが (スコア:1)
エネルギーを具体的に何で測定して取り出すかで方法が分かれるけど、抽象的に直接なんてあるわけないな。
the.ACount
Re: (スコア:0)
何をもって「直接」というのかによるけど、濃度差発電 [srad.jp]はまあそんな感じのものだよね。
エントロピーがうんたら (スコア:0)
真水と塩水を混ぜると塩水になるよね。エントロピーだよね。
宇宙が熱的に死んじゃう。やはりここは魔