孫社長曰く「2018年にコンピューターは脳に追いつく」 75
ストーリー by hylom
とはいえソフトウェアの面ではまだまだですが 部門より
とはいえソフトウェアの面ではまだまだですが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ソフトバンクの孫正義社長は法人向けのセミナーで「2018年にコンピューターは脳に追いつく」との見通しを述べた(日経新聞)。
コンピューターのチップ1枚に組み込まれるトランジスタの数が300億個に到達し、人間の脳細胞と同じになるという。半導体の集積度が18~24カ月で倍増するというムーアの法則を当てはめて計算したと説明している。
さらに約30年後の2040年には、3万円程度のスマートフォンでもCPUの能力とメモリーの容量は現在の約100万倍に、通信速度は約300万倍になるとの試算も披露。「自動的な同時通訳が可能になり、教育や医療も高度化し、多くの人の働き方も大きく変わる」といった展望を語っている。
脳細胞1個の機能が (スコア:5, すばらしい洞察)
トランジスタ1個分ということはないだろう。
と、思うんですけどね。
Re:脳細胞1個の機能が (スコア:4, 参考になる)
ニューロン一つの処理能力は約1MIPSと聞いたことがあります。
まあ、やってることはアナログ加算と積分なので単純比較はできませんが。
Re:脳細胞1個の機能が (スコア:1)
で、神経細胞から他の神経細胞への接続がどんだけできるかを考えると……。
Re: (スコア:0)
ニューロンのInstructionってどう定義したの?
Re:脳細胞1個の機能が (スコア:1)
トランジスタは足が3本。
ニューロンはシナプスが約8000本。
トランジスタ=ニューロンと考えるより、
CPU=ニューロンと考えたほうが良さそうだ。
そうすると、だいたい100億の並列CPUくらいで人間並ということに。
ま、ニューロンは最近の高性能CPUほどの処理能力はないだろうから、100億個よりは少なくすみそうだけど。
こんな感じの飲み屋の与太話を誰かと交わした後、そのまま講演会で発言しちゃったのかな。
「法人向けのセミナー」にて (スコア:0)
過去のソフトバンクの社歴とも関連が薄いし、
これからの方針とも関連が薄そうだし、
聞かされた人も困るよね。
枕として大して時間もかけずに話した内容が大々的に報道されちゃったとか…
Re:「法人向けのセミナー」にて (スコア:1)
記事のリンク先と、このコメント見てふと感じた。
この「セミナー」ってデジタル新興宗教じゃない?
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
トランジスタは足が3本なら、ニューロンは入力側と出力側の2本だけだ、シナプスは只の配線、
シナプスからの入力は全部合成されて閾値以上であれば発火するだけだし、出力はシナプスの接合によって分配される。
Re:脳細胞1個の機能が (スコア:1)
ニューロンの出力は1本が普通だが入力は無数だぞ。
それらを+-の重みを付けて時間積分し、閾値に達したらパルスを出す。
the.ACount
Re: (スコア:0)
ニューロンMOSトランジスタってのもありましたね。
脳細胞より毛母細胞なんとかしろ (スコア:2, おもしろおかしい)
タイトルオンリー
Re:脳細胞より毛母細胞なんとかしろ (スコア:1)
コンピュータが進んだのではない、脳が後退したのだ。
って思い付いてみた。
Re: (スコア:0)
最近パソコンでしか文章書いてないから、漢字が思い出せなくなってきてます。
読む分には問題ないけど…書けない…。
住所ですら「これで合ってる…よな?」と不安になることも。
電話番号も、子供の頃は10ヶ所ぐらいは普通に覚えてたのに最近は…。
やっぱり手で書かないとダメなんだな。
#このコメントも手書きでそのまま書けるだろうか…。
孫氏のブレーンって誰なんだろ… (スコア:2)
LTE比だとすると、ざっくり 100Mbps~ の 300万倍で 30Tbps~ あたりですか。搬送波としてX線を使い、65536QAMあたりの変調方式でいくとして、これって大気中ではどのくらいの通信距離が得られそうなんでしょうか。
30年後でも、「高速通信といっても、通販に関する動画配信が高画質になっていくばかり…8K4Kで通販とかイラネ」という嘆きや、「携帯通信機の電磁波で被曝・発ガン性がぁー」的な議論が続いているかと思うと、なんかディストピアSF的な未来が垣間見えてワクワクテカテカです。
Re:孫氏のブレーンって誰なんだろ… (スコア:1)
おっと毛の話はそこまd… あ…。ごめんなさい、なんか。すみません…。えぇ…
// 孫さんのブレーンはすでに0よ!! …あ、後退しているだけでしたね!すみませn(パケロス (:>^
Re:孫氏のブレーンって誰なんだろ… (スコア:1)
「30年後には、たとえつるっぱげでもARによって自然なふさふさが実現される」と社長は満面の笑顔で会見を締めくくった。
#このコメントはフィクションであり、実在のつるぴかはげまる社長とは一切関係ありません。
Re: (スコア:0)
ほんの15年前のネットの速度が56kbpsとかでしたからね・・・・向上率としてはかなりのもの。
300万倍かどうかはわかりませんが、同様の進化はあり得るような気もします。技術ってそんなもんでしょ。
Re:孫氏のブレーンって誰なんだろ… (スコア:2)
30年くらい前だったかは 300bps でしたが、そこから 2400bps に上がるのって、結構時間かかった記憶がありますけどねえ。(携帯番号ポータビリティでないほうの MNP5 に憧れていた時代)
まあ、おっしゃるとおり技術の進化なんてそんなものかもしれませんし、30年前の自分がこんな未来予測をしていた可能性はありますが。↓
Re: (スコア:0)
問題は、その実現には技術の向上でなく新たなる理論が必要な事だけどな。
Re: (スコア:0)
100bpsの30年後に300Mbpsになってるくらい
んー、過去のレートを適用したらそうなるって中学生レベルの予想じゃないですか。
Re: (スコア:0)
ソフトバンクにそんな有能なブレーンがいるとは思えない。
普通に考えて孫氏の発言のほとんどはどっかの誰かの聞きかじりでしょ。
それが普通だし、最先端の発明・開発をしている会社でもないから別に悪くない。
難癖を付けるなら話の元を出さない点かな。
処理速度は抜くだろうけど (スコア:2)
運用するのは人間だからね~
と思ったりもする。
Re: (スコア:0)
そんなのわかんないよ~
と思ったりもする。
既出 (スコア:2)
Not new.
いろんな人が既に言っています。例えば、レイ・カーツワイル [wikipedia.org]とか。
>2019
> The computational capacity of a $1,000 computing device (in 1999 dollars) is approximately equal to the computational capability of the human brain (20 quadrillion calculations per second)
何をもって追いついたとするか (スコア:1)
でもできていないのは何故かというと、将棋や囲碁の場合は、考えるべき範囲が明確でそれ以外の要件を考慮に入れる必要が一切無いけど、 プログラミングの場合は、どうやっっても仕様の外側か根底にある「常識」が漠然とでかすぎて扱いきれない。
別の書き方をすると、問題をきちんと定式化できるなら、その問題を解くための本質的な部分の能力に関しては既にコンピュータの方が上。 まあ、そもそも、四則演算でコンピュータに勝てない状況は遙か昔からだから、人間が負ける分野が増えてきていうというだけではあるんだけど。 もうちょっと対象分野が広がると、とたんに「勝てない人間」が増えそうに思う。
画像認識とか音声認識とかの漠然としていてコンピュータで扱いづらかった分野でも実用ラインを超えたという進展が見られるから、 同じく漠然としている常識を上手く取り回せるような方法がそろそろ出てくるんじゃないかと期待したい。
Re:何をもって追いついたとするか (スコア:1)
どれだけ並列処理して勝ってるのか知らないのか、
一般家庭にも100台以上のパソコンを並列稼働させてるのと思っているのか、
どっちですか?
Re:何をもって追いついたとするか (スコア:1)
Re:何をもって追いついたとするか (スコア:1)
自信を持って言える。
オレは自宅のパソコンにも勝てない!
the.ACount
確かに (スコア:1)
30年後には脳の機能が低下して、機械に抜かれてるかもしれないなあ。
# その頃にはきっと年でボケてる
その前に (スコア:0)
ムーア博士が亡くなったら法則が保てなくなるんですが・・・
日経は書いてないが (スコア:0)
300年後には1垓の3乗倍になると言っている件、ツッコミ宜しく。
Re:日経は書いてないが (スコア:2)
(BGM: モンタギュー家とキャピュレット家)
「予想垓デス!」
Re: (スコア:0)
BGMがいいな。もちろんチャイコフスキーじゃなくて、プロコフィエフの第二組曲の方でな。高く評価する。CCMでやってるんだっけ?
Re:日経は書いてないが (スコア:2)
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20130723_608737.html [impress.co.jp]
これですね。
>次に、同氏は300年後に世界がどうなるかという予測について持論を展開。
>まず2018年にはコンピューターに搭載されるCPUのトランジスタ数が人間の脳細胞の300億個を超え、
>2100年には1垓(1兆の1億倍)個に、2300年にはその3乗倍になるとした。
Re:日経は書いてないが (スコア:1)
>まず2018年にはコンピューターに搭載されるCPUのトランジスタ数が人間の脳細胞の300億個を超え、
>2100年には1垓(1兆の1億倍)個に、2300年にはその3乗倍になるとした。
>これほどまでの高性能化が進めば、コンピューターは人間の脳をはるかに超える能力を持ち得ることになり、
>未来を洞察したり、物事を発明することも可能になるという。
ああ、これは誤読だな。
2018年はトランジスタの数がこうなるよって話なだけで
「これほどまで」っていうのは、2100年か2300年の話を指してるんだろう。
分かりやすいように脳細胞という単語を出したことで
「2018年にコンピューターは脳に追いつく」というフレーズを出てきちゃったんだな。
そうは書いてても
「2018年にコンピューター(のトランジスタ数)は脳(の脳細胞数)に追いつく」
という読み方もできるから、よりトリッキーな叙述トリックに差し替えられたとも考えられる。
Re: (スコア:0)
その2100年の1垓(1兆の1億倍)個、
2300年にはその3乗倍ってのが、
物理限界を超えていて笑えるという話なのに。
Re:日経は書いてないが (スコア:2)
つまり結論としては、コンピュータに人間の脳をはるかに超える能力を期待することはできない、と。
ちがうか、ちがうな
# 300年後で1^60くらいだろ?宇宙の原子数は1^80らしいし、
# 銀河系くらいのサイズのコンピュータが300年後に準備できればムーア安泰か!?
# 単原子トランジスタってのも何か効率まだ良くないなぁ
Re:日経は書いてないが (スコア:1)
orz……原子数1じゃ足りないっすよねぇ……
Re: (スコア:0)
># 300年後で1^60くらいだろ?宇宙の原子数は1^80らしいし
#コメントアウトに反応失礼
1は60乗しようが80乗しようが1ですが・・・・(汗)
Re: (スコア:0)
あ、自己ツッコミが入ってましたねorz
Re: (スコア:0)
「コンピューターのチップ1枚に組み込まれるトランジスタの数」の話なんで。
銀河系サイズで、チップ1枚ですと言い張るのはちょっと。
Re:日経は書いてないが (スコア:2)
結構前からそのようなことは言っています
http://www.softbank.co.jp/ja/info/vision/next30/summary/ [softbank.co.jp]
Re: (スコア:0)
ああ、30年後にCPUやメモリの能力が約100万倍になるとの「試算」って、
ムーアの法則から「18か月で倍増する」として、
単純に2倍の20乗で約100万倍になると計算しただけの話か。
Re: (スコア:0)
ほんとにムーアの法則を単純に当てはめただけみたいですね・・・
ムーアの法則は単なる経験則で、近い将来行き詰るのが目に見えているのは半導体デバイスをかじったことがある人なら分かっていると思うんですが
#かじるといっても物理的に、じゃないよ(笑)
もし、何らかのブレークスルーがあったとしても、その時は逆に飛躍的な向上があったりしてムーアの法則自体は成り立たないんじゃないかなぁ
収穫加速の法則 (スコア:2, 興味深い)
ムーアの法則自体は経験則で近い将来行き詰ると言われていますが、別コメでも言及されてるレイ・カーツワイル氏などは、ムーアの法則の考え方はもっと広範囲に適用できる、と拡張した「収穫加速の法則 [wikipedia.org]」を提唱しています。
(歴史的に見ると、技術の進歩自体が指数関数的に加速しており、ムーアの法則が終焉して一時的に進歩が停滞するようなことがあっても、10年20年のスパンでは指数関数的な進歩が続くという考え。)
なので、今回の主張も半導体屋的なものではなく、そうしたシンギュラリティ的な発想に基づいたものかと。
人間の脳とコンピューターの根本は同じ? (スコア:0)
人間の脳って論理演算の積み重ね的なものでできてるんですか?数と速度の違いだけじゃないっすよね?
Re: (スコア:0)
ゴーストが囁かくか囁かないかの違いですよね?
Re:人間の脳とコンピューターの根本は同じ? (スコア:2)
攻殻機動隊におけるゴーストは無意識の事だ。
人間の活動はまず無意識から始まり、これを運動野が解釈して実行することで行動となり、
言語野が言語に翻訳することで我々が自覚する「意識」となる。
無意識は人類特有のブラックボックス。オートマトンで言う「神託機械」に近いコンピュータとは異質の存在だ。
30年後について語るときに出す例が (スコア:0)
「3万円程度のスマートフォン」ってまったく未来感がないな。
直接脳内に「ファミチキください」って言えます、くらいのビジョンがないと。
Re:現在のコンピュータは、どんな動物の脳に匹敵するのか? (スコア:1)
“ヒトと動物の大脳の比較”と“チンパンジー(類人猿)の言語能力・心の理論を巡る実験” [webry.info]
このページの記述によるとニューロン1個をトランジスタ1個とした場合、猫から馬くらいですかねえ。
尤も上に指摘のある通りトランジスタとニューロンは1対1で対比できるものでもないので動物はもっと格下のになるんじゃないでしょうか。