パスワードを忘れた? アカウント作成
8930374 story
テクノロジー

NASA、食べ物を印刷する「3Dフードプリンター」の開発に資金援助 60

ストーリー by hylom
SFの世界がまた近づいてくる 部門より
eggy 曰く、

3Dフードプリンターを開発するAnjan Contractor氏の会社Systems&Materials Research Corporationが、NASAの中小企業技術革新制度を通じて半年間12万5千ドルの資金援助を受けることとなった。例えば火星探査のように、長期のミッションに派遣される宇宙飛行士のための食事を3Dプリントするシステムを開発することになる(本家/.QUARTZ記事)。

さらにAnjan Contractor氏の描く壮大なビジョンによれば、3Dプリンターは各家庭のキッチンに置かれるようになり、地球上の120億人の人がプリンターで作られる栄養バランスのとれた食事をとれるようになるとのこと。また、3Dフードプリンターに使用される粉末状の砂糖やタンパク質、炭水化物といった材料は30年間もの常温長期保存が可能であるため、食品廃棄の問題に終止符を打つことができるとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 要はこれ、錠剤とか粉末の食料で栄養的に問題なくなった時点において、
    それを加工して食べ物っぽく見えるようにするという話。
    食べられる食品サンプル作りというのがコンセプトを明確に示してる。

    もしそうなったら、人間って、コストを掛けて「食品っぽく」加工しなくても、そのまま食べるんじゃないかな。
    錠剤をゴクンとか、水に溶いてゼリー飲料みたいに。

    • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 14時45分 (#2385319)

      うどんなんていらねえ。
      小麦粉に塩を混ぜて食ってろ、ってことですね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        げふんげふん

      • by Anonymous Coward

        スパゲティを茹でるのに塩が必要か必要でないかで盛り上がるんですね?

      • by Anonymous Coward

        この世のすべての香川県民を敵に回す気ですか?

    • 味や香りや色や食感をプログラミングできるなら、それ自体に意味があり、需要が生まれるかもと思う。
      ドリンクバーでの混ぜ合わせみたいに、とてもありえない組み合わせを試してみる人間、そしてやみつきになる人間はきっといると思う。

      あとは、アレルギー対策かなあ。アレルゲンを確実に排除しつつ、食事のバリエーションが増えるかもしれないし。

      --
      #存在自体がホラー
      親コメント
    • 蟹カマボコの存在を全否定っすね。
      #ラーメン缶だって、麺はコンニャク製でしたっけ?

      親コメント
    • でもまあ、食事ってのはやっぱり重要かと思いますよ。

      初期の宇宙食はチューブ入りの流動食みたいなモノで、
      栄養等々はそれで問題なかったはずですが、
      わざわざコストかけて、無駄を増やして、食事らしい食事にかえていったわけですし。

      というか、NASAがコレに金出すってのはそれを重要だと考えてるからでしょう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      うわー、自分では「俺って論理的、賢いだろ」って思ってるんだろうな

  • by s02222 (20350) on 2013年05月22日 15時44分 (#2385373)
    スパゲッティの印刷なんかは難しそう。 ラーメンに至ってはスープの中を漂う麺の断面がスープ表面に出ていないと続きを印刷できない!

    # あとで混ぜろ

    小籠包は、ぐるっと縁取り→1層分のスープを印刷、の繰り返しで行けるか。

    あと、ナルトの切り分けた1枚とか、金太郎飴の一欠片だけを出力できる! すげー、とか技術の無駄遣いをやってみたい。
    • by gen_no_suke (45550) on 2013年05月22日 17時45分 (#2385471) 日記
       完成したスパゲティは難しそうだけど、印刷物(今回の場合は食べ物)の受け皿を工夫して、段階を踏ませることでどうにかできないだろうか。押し出し成型部分を別に作り始めると、なんだかメンテが大変そうだし……。
       例えば、シリコンスチーマー的な形状の受け皿に、
        ①パスタ(茹でてない状態で、直線状のもの)をプリントアウト
        ②水を追加(塩を添加するかどうかはオプションで選択可能)
        ③フタを閉めて電子レンジ機能を起動する
         (ここで加熱に伴って麺が踊ってくれることを期待したけど、多分ダメですよね。沸騰はしないと思われる)
        ④十分ほどで茹で上がる
        ⑤排水
        ⑥ソースをプリントアウト
        ⑦完成
       とか。
       ソースが冷たいかも知れないので、食べる前によく混ぜて、麺の熱を利用して調節するか、もしくは思い切って最後にもう一度加熱することでホカホカにするとかですかね。

       これを応用すれば、即席ラーメンをプリントアウトして、水(先にお湯になっていたほうが都合が良いかも)を追加し、茹でた後で粉末スープを追加すれば、結構いい感じになるのではないでしょうか。面の断面がスープ表面に出ていなければならない制約も回避できそうです。
       小龍包は、スープ部分を本来の製法と同じように煮こごりでプリントアウトして最後に加熱すれば大丈夫でしょう。

       宇宙ではシリウス・サイバネティクス社の自動栄養飲料合成機のお世話になるほかないと思って絶望していましたが、なんだか将来に希望が持てそうですね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      スパゲッティの印刷なんかは難しそう。

      一番楽でしょ。安価な3Dプリンタは、細いプラスチックのフィラメントを溶かして、可動式のノズルから吹き出す方式だし。

      • by TarZ (28055) on 2013年05月22日 16時39分 (#2385422) 日記

        おっしゃる通り、孔から押出成形する麺はいまでもありますね。

        まあ3Dプリンタじゃないので、食事の最終形態をそのまま出せるわけではありませんが。(紐状の物体しか出せないので1Dプリンタ?)

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >一番楽でしょ。

        3Dプリンタ的には難しいじゃん。
        ノズルからニューと製麺しちゃったら3Dプリンタでも
        なんでもない、単なる製麺機じゃないですか?

        • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 18時46分 (#2385513)

          完成形で出来上がってくる姿の人と製麺機を想像している人のすれ違いっぷりに笑った。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      技術の無駄遣いで一番やってみたいのは、焼き鮭だな。
      味なんかどうでもいい、見た目を追求してみたい。

  • …あの香りを再現するのは難しいかな?
    --
    _ to boldly go where no man has gone before!
  • 前回のmaker fesで、コーヒーにミルクで絵を書いてくれるプロッタがあったので
    次回に食品プリンタが登場してても驚かない。

  • by prankster (12979) on 2013年05月22日 13時51分 (#2385270)
    スタートレックシリーズに出て来るフードディスペンサー(レプリケーター [wikipedia.org])。
    でも3Dフードプリンターは食感の再現までは無理そうな気がします。あくまでも「印刷(積層)」ですからね。
    # 歯ごたえのあるべき料理を作って食べたらふにゃふにゃでコレジャナイ感バリバリとか。
    • by TarZ (28055) on 2013年05月22日 14時12分 (#2385290) 日記

      拡張カートリッジでいけそう。

      - シコシコ食感を演出する素材カートリッジ「グルテン」
      - 煮こごりやアスピックも出力できるカートリッジ「ゼラチン」

      などなど。プリンタヘッドが目詰りを起こしそうですが。

      親コメント
    • Re:連想したのが (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2013年05月22日 15時29分 (#2385360)

      人工肉を積層出力した後、層と層が馴染んだのを待って電極を挿し、人工肉を運動させます

      # 生きてるのかよ

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 15時52分 (#2385378)

        フードプリンタで至高のオナホを作成や!
        しかし、食べ物で遊ぶなと抗議殺到。
        食べ物以外作らないでくださいと注意書きが付けられる。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 19時06分 (#2385528)

          ・ある日、切り取られた局部が捨てられているのが発見される。
          ・新手の猟奇殺人かと、大騒ぎに。
          ・警察は付着していた体液から、容疑者を特定。
          ・容疑者宅に踏み込むと、そこにはフードプリンターを駆使する Anonymous Coward が発電を……

          ……だめだ、ぜんぜん面白く無い。
          #けど、書いちゃう。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 21時10分 (#2385618)

            非常に具合の良いモデルデータがネットで評判に········
            5年後の/.の記事が見えた気がする

            僕はそんなのに興味ないんだからね!!!

            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 21時41分 (#2385636)

          先週、某3Dプリンタ代理店に行ったところ、個人で買う人のなかには、
          3Dスキャナと組み合わせて、アダルトグッズを作っている人が、複数
          いらっしゃる、とのことでした。

          親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2013年05月22日 16時41分 (#2385424)

      小説版「2001年宇宙の旅」でスターゲートを超えた先にボーマン船長を待ち受けていた食事というのも… さすがはイギリス人クラークの面目躍如? というところか.

      親コメント
    • by firewheel (31280) on 2013年05月22日 15時55分 (#2385381)

      たとえば、
      「「印刷」した直後に加熱することで硬化を促し、繊維状の食品を形成。
      それを縦横に織り込むことでシコシコ感やパリパリ感を実現する。」
      みたいな方向にいかないだろうか?

      カニカマだって、カマボコを使って擬似的な食感を実現した食品なわけだし。

      親コメント
    • by minet (45149) on 2013年05月22日 18時17分 (#2385490) 日記

      同じ連想した。
      そして、「ああ、だから美味しくないのか」と納得してしまった。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 14時03分 (#2385279)

    仕事がなくなるから止めて><

    • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 14時10分 (#2385289)

      QUARTZ記事の写真を見ると、見た目に関しては「食品サンプル」の方に分があるかと。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      たぶん、そこまできたら料理の定義が変わる。

      「3Dフードプリンターに使用される粉末状の砂糖やタンパク質、炭水化物といった材料」を、
      フードプリンターに入れずに人の手で捏ね繰り回す事が「手料理」と呼ばれるようになり、
      「飲食店のサンプル作っている人」は、「手料理」を実演する料理人に起用される。

      高級レストランで、ガラスに囲まれたブースでそれらの素材を捏ね繰り回し、
      いにしえの料理の外観を再現して見せるわけだ。
      自己演出次第では、
      歴史のロマンの探求者、一流文化人としてちやほやされるかも。

      • by Anonymous Coward
        バレンタインの手作りチョコレートの定義から言うと3Dフードプリンターのスタートボタンを押すのは十分手料理の範疇に含まれそうだ
  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 14時06分 (#2385284)

    火星「3Dフードプリンターが壊れたので、修復部品か新品送って下さい」
    地球「送料数千億円負担で、到着まで最短半年ほどかかりますが、よろしいですか?」

    #さすがに故障や材料在庫などの想定はすると思いますが

    • by Anonymous Coward

      29年経過後あたりに互換のある詰替原材料が既に販売されていないのに気がついて
      あと一年で餓死確定するのをカウントダウンする毎日になりそうだ。

      • by Anonymous Coward

        そしてヤマトを…って火星にヤマトなかった。

    • by Anonymous Coward

      その頃には、3Dフードプリンターをプリントする3Dプリンターが
      火星に置かれていると思いますが。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 14時07分 (#2385286)

    >また、3Dフードプリンターに使用される粉末状の砂糖やタンパク質、炭水化物といった材料は30年間もの常温長期保存が可能であるため、食品廃棄の問題に終止符を打つことができるとしている。

    原材料なら長持ちするだろうが、調理したらダメだろ。奴らは食う以上に作りすぎる。全部食べて肥満化するか、残った分を捨てるかという図式は変わらない。

  • by gesaku (7381) on 2013年05月22日 16時50分 (#2385433)

    料理全部を作るのではなくて、例えばケーキのデコレーションとかなら今すぐにでも需要はありそうですね。
    #既にフルカラーで2D印刷するだけの製品はありますが

    3Dプリンタ見て、「あれでマジパン射出できればなあ」とか思ったのですけど
    それくらいのレベルにはなりそう?

    #CADは苦手gesaku

  • by paprika (5024) on 2013年05月23日 12時26分 (#2385974) 日記

    「印刷物」が食べられるなら、インク(材料?)をそのまま食べればよくね?

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 15時36分 (#2385365)

    細かいの作るの大好きなはずの日本ではあまりこういうプロジェクトがない。
    特許全部取られちゃってるの?

    • by Anonymous Coward

      単純に金に成らない。3Dプリンタは試作するのには便利だが、最終製品を作るのに全然向かない。
      射出成形で一発で出来る部品を、3Dプリンタは何度も印刷を繰り返して積層して作らないといけない。
      3Dプリンタでしか作れない形状とかは、ど真っ先に省力化の対象なるんで大した利点にならない。デバック専用のコンパイラみたいな物

    • by Anonymous Coward

      将来的には物になるかもしれないけど、現時点であ金にならない
      画期的な新技術の基礎研究なんて、昔から日本は苦手だったじゃないですか。
      曰く「前例がない」だの「どのくらいの売り上げになるか証明しろ」だの。

      そして技術が発達して金になるのが分かった頃になるとようやく重い腰を上げて
      参入し始めるけど、その頃には基礎技術部分を全部特許で固められてたり技術力で
      10年も20年も差を付けられていて、ろくな製品が出せずに鳴かず飛ばずで消えていく。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月22日 20時59分 (#2385610)

    原料を鷲掴みでもふもふと、、、

typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...