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Intel

Intel、Creative社より旧3Dlabs開発チームを取得 31

ストーリー by headless
獲得 部門より
ymitsu 曰く、

Creative Technologyは11月19日、同社子会社であるZiiLABSの技術や特許の使用権をIntelに供与し、あわせてイギリスのZiiLABS開発チームをIntelに譲渡すると発表した(プレスリリース4Gamer.netの記事Engadget日本版の記事)。

ZiiLABSは、以前「3Dlabs」の社名で知られていたパソコン向けGPUメーカー。3Dlabsのチップは1990年代後半頃には同社のPermediaシリーズやCreative社の3D Blasterシリーズなどに採用され、その圧倒的なOpenGL性能で知られたが、DirectXへの対応が遅れて業績が悪化。2002年にはもともと結びつきが深かったCreativeに買収され、ZiiLABSに名前を変更した。2006年にはコンシューマー向けから撤退し、近年は主にCreative製品用のモバイル向けSoC「ZMS」の開発に携わっている。

ZMSはCreative以外の製品での採用例はあまりないそうだが、それでも3Dlabs以来の開発力は健在とのこと。IntelはこれまでAtomなどのモバイル向けにおいてはPowerVR系のGPUを採用していたが、今後は3Dlabs系のGPUが採用されるようになるかもしれない。

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  • by nmaeda (5111) on 2012年11月25日 18時02分 (#2278482)

    > 以前「3Dlabs」の社名で知られていたパソコン向けGPUメーカー。

    3Dlabsと聞いて、パソコンむけGPUメーカーといわれると違和感があるが…… OpenGL用の巨大なカードを見て、素直にパソコンむけといえるだろうか。

    • by Anonymous Coward
      2000年当時Matroxよりもいまとなっては笑い話なんだけど
      Riva128とかGeforceのGPUファンが許せなかった私は
      ファンレスで安価でBSD/LinuxのXドライバが動いていたので
      好んで使ってましたね。フツーにアキバでバルクで売っていましたが何か
      • by nmaeda (5111) on 2012年11月26日 11時04分 (#2278698)

        個人的な体験なら、最初に買ったビデオカードが86C911。当時のXFree86だとRiva128なり、GeForceを使っても意味がないので、次にMATROXを買った後は買い換えていなかった。

        Permediaシリーズはコンシュマーむけの廉価版で、3Dlabsの看板商品はあくまでWildCatなどのOpenGLむけカードという位置づけだった。WildCatシリーズもアキバならリースバック品が出回っていて、あの巨大なカードを見ると、さすがに看板商品だと思ったものだった。
        (なお、当時のUnixベースのEWSはS-BusやVMEバスを採用していたので、PC用にPCIバスを採用したカードは使えない。ただし、WeitekのPower9000のようにどちらにも使われたコントローラICはあった)

        ただ、WildCatとPermedia採用カードの違いはメモリ量や動作クロックからくるものであって、エンジンは大差ないとは思っていたが。

        親コメント
      • by uippi (9904) on 2012年11月25日 21時35分 (#2278540) 日記

        ASCII.jpの連載記事で黒歴史シリーズが楽しいのですが、そこでもPermedia3に関しての記事 [ascii.jp]がありますね。
        WildcatのシリーズとかOpenGL向けは98~99年辺りはまだ存在感がありましたが、DirectX向けはGeForce256が出た辺りから3Dlabsには勝ち目がないって印象でした。Wildcatは日商岩井が輸入やってたからそこでドライバのサポートをしていた記憶が。
        台湾メーカーでPermedia3搭載のカードもあったみたいですし、売れなくなってからは投売りだったんですかねぇ。一つ前のPermedia2はIO-DATAとかbuffaloとかからもカード出ていましたが。

        #INTERGRAPHとか懐かしい単語を思い出してきたw

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      Permedia2は3D GPUとしての販売数でも相当なシェアを占めたが?1も3もパッとしなかったけども

  • 何でちゃんとしたのを出せなかったんだろ?
    • by Anonymous Coward

      PowerVR系に限った事じゃないじゃん。ドライバに限らずIntelの作るソフトはイマイチなのが多い。

      • by Anonymous Coward

        ちょっと前まではATIはドライバが半端なく酷くて時限爆弾、nVidiaはドライバは一番安定してる印象だな。
        2DのころはS3ドライバが一番安定してた

        • by Anonymous Coward

          ATIのドライバが糞なのは現在進行形だが?GCN世代が特に酷い。

          • by Anonymous Coward

            ドライバは仕様書通りに実装されていても、ハードがバグっているのでまともに動かないのがATIの伝統です。
            ドライバによるソフトエミュレーションでハードのバグを回避しなければならないため、安定するにつれパフォーマンスが落ちます。

  • by epgrec (43527) on 2012年11月25日 16時42分 (#2278469)

    3DlabsがIntelに買収された!というと何やら感慨深いですが、ZiiLabsは依然としてCreative傘下の
    ままで、開発部隊がIntelに移り、特許の使用権をIntelに与えるという話なんですよね。
    開発部隊がいなくなったZiiLabsは、特許と商標の保持のためだけに存在するペーパーカンパニー
    的なもんかもしれませんけど。

    ZMSはCreative製品にしか使われてないといってもいいくらいの状況で、有力なOEMが取れてたり
    CreativeのZMS搭載メディアプレーヤーやタブレットがバカ売れしてれば別だったかもしれませんが、
    LSIの開発会社をまるまる抱えるのは少し荷が重かったかしれませんね。
    リリースからも「ああ肩の荷が下りたぜ」的な感じが伝わってこないでもないような。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 19時19分 (#2278498)

    クリエイティブという会社は目のつけどころはいいんだけれど、
    いつも最終製品でコケているような・・

    • どちらも有力シンセサイザメーカーでしたが
      Ensoniq は 当時PCI化が急務でVibra16シリーズの肥やしに
      E-MU はプロ志向の別ブランドの製品が多かったですが
      現行では見事にフェードアウトしてますね
      という私は0202USBユーザ
    • by Anonymous Coward

      iPodの元祖を出していましたが重くて売れなかったのでしょうか。
      メモリタイプを初めて買いましたが、Win98までのサポートでした。
      サポート期間短かったな。

      • by Anonymous Coward

        売れていたんですよちゃんと。
        ただまあ、会社的に周辺機器としての売り上げでしか考慮していなかったのか、それで満足している間にマスに負けた感が有る。
        一般家電に近くなった時点で、PC周辺機器としての販売ルートしか持って居なかったので負け確定。
        確か他社に営業委託をした事も有ったんだけど、その他社がやっぱりPC周辺機器系でルートは広がらないとか、売り方を知らない感じかな。
        好きな人は好きだったのだから勿体無いな。

        でもってZiiLab関連だけども、チップ的はちょっと面白い感は有る。
        けど、Creativeはそれを外販する能力が全くない感じが有るんだよね。
        それみていると、会社丸ごとどこかの会社の開発部門として買われた方が皆しあわせになれる様な気もする。

      • by Anonymous Coward

        iPodの元祖なら、HD搭載のJukeBoxですね。
        2.5inch HD(20GB)搭載で2002年ころの発売ですが。

        1.8inch HDのiPodよりずっと大きくて重かったけど、結構持ち歩いていました。

        JukeBox自体は、ジョグダイアルでメニューを選択し、そのダイアルを押し込んで確定させる
        メカを採用していましたが、そのロータリーエンコーダがヤワでした。
        その後修理に出したら、販売終了後だったので新品交換になりました。(多分、不良在庫)
        その交換品もすぐにロータリーエンコーダが壊れましたが。

        そのダイアル以外は問題なかったんですがねぇ…

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 15時47分 (#2278455)

    最近のメーカー製PCはハイエンドもグラフィック内蔵ばっかりで、グラフィックボード使ってるのはほとんどないね。

    いっそ高性能グラフィックも内蔵した方が効率いいならそれでもいいんだが、性能が心配になるのは自分が昔の人間だから?

    今時グラフィックボード必要なのはCAD、動画編集、ゲーマーぐらいだとしたら、中、低価格グラフィックボードなんて売れてるのだろうか。ハイエンドしか必要とされなさそうで。

    • by Anonymous Coward

      すこしシャバを離れていらっしゃったのでしょうか
      グラフィックボードが載るデスクトップなんて
      もう何年も前からマニア向けか事務所向けですよ

      主流はノートでiGPU
      ちょっと見栄張りさん向けに
      dGPUが載ったものがあるくらい

      こう書くとデスクトップ好きや自作ユーザーは
      既に絶滅と聞こえるかもしれませんが
      パイが大きくなってシェアが縮小した状況です

      一般人向けはこの先ARM系に持ってかれる可能性が高いので
      現行のアーキテクチャではその波に乗れません

      Intelもそのあたりどうにかしたいのでしょうけど
      いかせん省電力的にどうにも太刀打ちできる目処が立っていない
      その迷走の一環がこの買収なんじゃないですかね

      • by Anonymous Coward

        >いかせん省電力的にどうにも太刀打ちできる目処が立っていない

        IntelもClover Trailの世代ではARMに負けない程度の省電力は達成しているようですが。
        http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120928_562679.html [impress.co.jp]

        • by Anonymous Coward

          アイドル時消費電最小で2.3W。。。
          お…おぅ…

        • by Anonymous Coward

          ここしばらく「今度の世代こそARMに勝る低消費電力とパフォーマンス」といい続けてオオカミ少年ならぬオオカミカンパニー化しているんで、
          周りも「あぁ、はいはい」程度にしかIntelの言うことは受け取ってないと思うけど。

          今年2,3社から発売された携帯電話も、鳴かず飛ばず状態のようだし。

          • by Anonymous Coward

            モトローラRAZR iならバッテリの持ちも速度(特にJavaScript)も評判いいみたいですよ
            検索してみてください

            最近はゲームだけでなく、Android/iOS両対応のためC++で書かれたアプリも増えてきたようですし、それらが動かないのですからARM並ではセールスは辛いでしょう
            しかしそれがインテルが盛っていることの証明にはなりません

            • by Anonymous Coward

              NDKで書いててもx86のバイナリを入れれば動くぞ。
              よほど変なことをしていない限りターゲットを追加するだけなんだけどx86のバイナリ入れてるアプリはそんなに少ないのか

              といいつつ自分のところもarmeabi-7aしか入れてなかったりするんですけれども・・・
              (シミュレーターで動かすとき専用でx86追加してる)

          • by Anonymous Coward

            Z670のあまりの悲惨さに全然期待されていなかったZ760の出来がすごく良くて各メーカー開発者はびっくりしているみたいですよ。

    • by Anonymous Coward
      サーバー用途(コンソール表示にメインメモリを食われたくない)とか、32bitクライアントで
      最大4GBのメインメモリを有効活用したい時には、使い道があるかもしれません。
      • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 19時53分 (#2278507)

        > サーバー用途(コンソール表示にメインメモリを食われたくない)とか、

        ハイエンドのGPUは性能を出すためにメモリマップドIOを利用していることが多く、
        内蔵GPU向けのシェアードメモリの容量程度をケチりたいと考えるような4GB以下搭載32bitOSでは
        GPUを積むとむしろメインメモリを食われることが多々あります。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        サーバーだと、内蔵にメモリ帯域を食らわれたくないというのもあるよね。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 16時04分 (#2278463)

    3Dlabsだと黄色のイメージなんだけどなぁ。

    一時期ATIがAMDに買われて、「比較棒グラフの色が緑と緑になってわかりにくかった」んだけど、結局AMDグラフィックの棒グラフが赤くなって一安心。で、今度は青のままなのか黄色い棒グラフになるのか気になるところ。

    • by Anonymous Coward

      それ、太字にする必要ありましたか?

      • by Anonymous Coward

        グラフの画像か掲載ページにリンクを貼っておいて欲しかった所ですが、<a>タグで色を調整するのはうんぬんかんぬん

        リファレンスのグラフィックやユーティリティの画面は赤いままですが、ドライバの名称がAMDほにゃららになってからはインストーラーのアイコンが緑になりました

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