デジタルになってもなぜ「ページめくり」をしたがるの? 72
ストーリー by reo
UIの連続性というものでしょう 部門より
UIの連続性というものでしょう 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
タブレットや PC 向けの電子書籍リーダーでは、「紙の本のようにページめくりができる」というのをアピールしているものが多い。これについてずっと不思議に思っていたのだが、WIRED の記事によるとこれは「複数ページにわたるコンテンツを読み進めるとき、ユーザーは意識下で、ある種の視覚フィードバックを求めている」かららしい。
個人的にはその機能は邪魔で、まだ iPad などの登場前、電子書籍の黎明期に「ページめくりができる」をアピールしていた電子書籍リーダーソフトを見て心の中で失笑していたのだが、時代は変わったのだろうか。
どこまで読んだかがわかりやすい (スコア:4, 興味深い)
ページという単位で一つのセグメントを認識しやすいんで、目線が追いやすいっていうか、どこまで読んだかわかりやすいです。
エディタなんかの場合でも、ソースを流し読みする場合はページ単位でスクロールさせてるし。
ソースなんかの場合は、小説とかと違って文字密度が低いっていうかインデントとかしているんで、比較的どこまで読んだかがわかりやすいけど、結構文字の詰まってる小説とかだと、ページという単位が無いと(任意のスクロールが出来ると)、目線を失いやすいです。
web pageなんかを読んでる場合でも、trackpointでの任意スクロールでは無く、スペースキー押下とかPageDown押下での、ある一定単位でのスクロールを使う事が多いです。
その、ある一定単位でのスクロールってものの、汎化しやすい形がページめくりって奴じゃないかと思います。
# なんか日本語がメチャクチャだな。
# これ以上上手く日本語にまとめられる自信が無いのでID。
安易なAC発言反対運動中
Re:どこまで読んだかがわかりやすい (スコア:2)
あんまりさわったことないのですが、電子書籍では適切なページ分けってされているんでしょうか。
文庫本とかは紙をへらしたいでしょうから詰め詰めに入れますけれども。
新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
Re:どこまで読んだかがわかりやすい (スコア:1)
Kindleに関して言えば、原則として「ページ」という概念はない。
たぶんモデル的には「巻物」で、一画面分ロールアップ/ダウンする感じ。
文字を拡大/縮小すれば一画面に表示される文字数も変わるしね。
#ケータイでのE-mail表示だって、普通はそんなもんじゃない?
ただし紙の本との対応を取るために、現在位置に相当する紙の本のページ番号を
表示する機能はある。とはいえそれが可能なのは対応書籍のみで、非対応の書籍も多い。
比率は不明だけど5割くらいが非対応かも。
ちなみに前後移動していると、表示位置が微妙にズレたりすることはあるが、
特に問題だとは思ってない。またブックマークやマークした部分へジャンプすると、
そのマークした部分が一行目になるように表示される。
これがmanningのPDFなんかだと,基本的に紙と全く同じレイアウトなんだろうね.
Re:どこまで読んだかがわかりやすい (スコア:1)
ここ200年くらい使われた「ページ番号」というリファレンス方法は廃れて行くのかなあ。
それより古い時代からある書籍、例えば聖書なんかだと、「××書△章○節」(例: Job 6:8)のように参照しますね。
Re:どこまで読んだかがわかりやすい (スコア:1)
ページ番号が使えるのは同じ本に対してだけだから。
たとえば文庫とハードカバーとか、洋書と和訳とではページ番号がズレるのが普通。
それこそ聖書くらいになると古今東西の様々な言語に翻訳されてる上に、紙の大きさも
字の大きさもレイアウトも様々なので、ページ番号がリファレンスとしてはあんまり役に立たないのでは。
そして現在においては、それに電子書籍が加わったわけだ。
Re: (スコア:0)
確かに記憶する「しおり」としてページ番号はほしい。
ただ、ページめくりの動作とはまた別の話かなと思います。
別コメでも書かれているように、切り替えられるようにするのが良いんでしょうな。
スマートフォン位のサイズでスクロールだと頻繁にタッチすることになりそうなので、
個人的にはページめくりを選ぶと思います。
機能としてはあったほうがいい (スコア:3)
それを使うかどうかは別としてだけど
# でもそういう機能をどんどん追加していけばいずれ紙の優位性は「インクの匂い」とかそういうのしか無くなってしまうのかな~
Re:機能としてはあったほうがいい (スコア:2, すばらしい洞察)
電子書籍を使わず、本で持ち歩くオールドタイプからすると
圧倒的に高速なランダムアクセス性が紙の優位じゃないかな
検索は論外に弱くても、大体この辺に書いてあったな、、、という勘でざっくりページ捲って
先へ飛んだり、前へ戻ったりを自在に出来るアクセス性は捨てがたい
Re:機能としてはあったほうがいい (スコア:1)
>圧倒的に高速なランダムアクセス性
スライダでページ選択をできるタイプのアプリで、
リーダーの性能が十分なら、それほど大きな
違いではないと感じます。
Re:機能としてはあったほうがいい (スコア:1)
プログラマだと検索機能はバリバリに使うと思うよ。
#ていうか、自分は既に使ってるし。
例えば「このメソッド/クラス/機能を使ってる部分はどこにあるんだろう?」とか
その単語で検索すれば扱ってる場所が全部表示される。
紙の本的には索引によってある程度カバーされていた部分だけど、質の悪い技術書だと
索引は思いっきり手抜きされてるしね。細かいメソッドやクラス名では載ってないことも多い。
Re:機能としてはあったほうがいい (スコア:1)
むしろ、電子書籍が紙の書籍の模倣である限りは、紙を越えられるかどうかは怪しいと思ってるけど。
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
n年後の記事
「インクの匂いを発するアプリがついに登場!」
Re: (スコア:0)
真面目な話、いずれアロマ機能搭載の電子ブックリーダーが出て来るでしよう。
そしてアロマカートリッジの一つにインクの香りがラインアップされる。
ただフィードバックあればいい、視覚でなくても (スコア:3)
ページめくり、操作と、表示と、上級者対策 (スコア:3)
(長文失礼。)
◎指の動きで、ページめくりをする必要性
電子機器が多い世の中、ゲーム機、パソコン、携帯電話、と機器ごとにバラバラな操作性なので
「昔ながらの指の動きで、迷わない」ページめくり方法は、初心者もわかるという大きな利点があります。
幼児でも老人でも迷わない操作性は普及の第一歩です。
◎画面の「めくれたようなアニメーション」の必要性
電子機器に多い「今ボタンを押した?押し損なった?」の迷いを防ぐには音か画面効果フィードバックが必須。
音は繰り返すとわずらわしいし公衆の場で使いにくい。進む・戻るの区別には「こっちむきにめくれた」
アニメーションが直感的に理解しやすい利点があります。(押し出すとかワイプの動画トランジションも可能?)
◎上級者、または機器になれた人間への対策
初心者向け操作性を拒否する上級者がいるものですが上級者主体の設計では商品は売れず衰退します。
上級者向け「高速操作のオプション」で十分です。設定画面の深い階層メニューをたどれば
「画面めくりアニメーション」をオフにできるとか、右上の特定箇所ダブルタップで高速移動など。
(ボリュームボタンの"+", "-"も悪くないと思います。指のページめくりと共存できますし。)
そのものずばりの Flipboard というアプリ (スコア:2)
ちょうどこういう記事を見かけて、興味深く読んだところでした。
Flipboardの日本語版公開! CEOが語る誕生秘話 [ascii.jp]
Flipboard [flipboard.com] とは、Web コンテンツをまさに雑誌のようにめくる感覚で読めるようにするアプリだそうです。
スクロール (スコア:2)
iPadアプリの「青空文庫を読む。」はわりかし良い感じだった。
http://itunes.apple.com/jp/app/qing-kong-wen-kuwo-dumu-for/id505828467?mt=8
Re:スクロール (スコア:2)
自分も必要なのはどちら方向へ読み進めているかの視覚的情報だったんで、変えられるのはスクロールに変えてます。
何か情報は必要とはおもうんですが、負荷の高いページめくり表記では無い気がするんですよね…。
Re: (スコア:0)
スクール対応のアプリって使ったことないのですが、その場合栞をはさむとどんな感じになるんですか。
画面の表示位置を記憶?それとも行単位で指定ができる?
#そもそもスクールなら栞と言わないのかもしれないけど。
Re:スクロール (スコア:1)
Kindleの場合はスクロールといわんのかもしれないけど、ブックマークはその時表示されている
先頭行の先頭文字を起点に付けられてると思う。
紙の栞のように、ページとページの間に挟んだりするわけではない。
Kindle Touchで使われてるメタファとしてはページの右上の端を折り曲げる形で、
画面上でもそれっぽい図形で表示される。
Re:スクロール (スコア:1)
まきものは おまえを すくうろうる
ってわけですか
RYZEN始めました
Re:スクロール (スコア:1)
たいとうみうし
Re: (スコア:0)
スクロールは気持ち悪くなる人いるよ。特にパソコン慣れてない人。
したがらない (スコア:2)
ページを切り替えたのを認識さえできればいい。
例えば、cheapなBEEP音でも構わない。
Re:したがらない (スコア:1)
読み進む速さに応じて「ピポッ」「ピポッ」「ピャッ」とBEEP音の長短が変わるとか・・・
#それはcheapというのか?
RYZEN始めました
re:ある種の視覚フィードバックを求めている (スコア:2)
コンソールからドキュメントを読む際に、
「どのくらいの分量を読み進めたのか? あと、どれくらい残っているのか?」
という事がプレッシャーになる場合があると思うのです。
スクロールバーのスライダーが、そういう情報を与えてはくれるのですが、
特に長文のドキュメントの場合、感覚的な理解が難しいことがあります。
今居るのが、全体の中でどのあたりか? ということは分かるのですが、
残りの分量がどれだけか? という疑問には、答えてくれない気がするのです。
ページめくりのインタフェイスを実装するのは、
リソースの浪費に他ならない とは思えるのですが、
実際に、自分がその本を読み進めているんだ、という
実感とか、安心感を、ユーザに与えてくれるのかもしれません。
Re:ある種の視覚フィードバックを求めている (スコア:1)
マンガのように、見開きが意味を持つ場合はスクロールでは表現できないし、文字の場合はどっちでもいいから、表現の自由度が高いほうを一つ用意するだけで済むなら、そのほうがいいな。
Re:ある種の視覚フィードバックを求めている (スコア:2)
Web漫画では逆にスクロールを利用した視覚表現を使うこともありますけどね。
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
寝てしまう (スコア:2)
電車移動中、スマートフォンでWikipediaを読むことを
やっているのですがそのまま寝てしまうことがよくある。
単行本を読むときはないんです。
ページをめくるのにちょっといらいらしながら我に返る
のがいいのかも知れない。
Re:寝てしまう (スコア:2)
Re:寝てしまう (スコア:1)
枕型iPadカバーとか作ればいいんじゃね?
リンク先が (スコア:1)
「WIREDの記事」のリンク先がこのタレコミのページになっておるぞ。
Re: (スコア:0)
おっと本当だ。title 属性に入れるものを href 属性に入れてしまったようです。修正しました、ご指摘 thx です。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
迷子 (スコア:1)
演出過剰であるほどそういうミスは減るけど、問題になるほど頻発するわけでもなく、たくさん移動するときは邪魔。 「ゆっくり確実にめくる操作」と「とにかく次のページ」を分けたら良いんじゃないかな。
Re:迷子 (スコア:2)
私も同感です。
普段、本を読むときは左手に持っていて
めくるときは本の左側を少し丸めて弾く感じにしてページを進めています。(親指を少し離すだけ)
iPhoneでやるようなめくり方はしないし、そもそも手が疲れるというかつりそうになる。
もともと電子書籍化はSonyの初代Librieが印刷出力に対応したころから使っているので
ページめくりのエフェクトとかを必要と考えたことはないですね。
Kindle (スコア:1)
実際に手を左右にスライドさせてめくるのは自分もウザイと思う。
本の不便な点を電子書籍で再現してるだけに見える。
#そういえば、書き込んだら原則消せない/消しても紙が傷む、手垢が付く、
#たまにシワができる、日に焼けていろが変わる、みたいな紙の書籍の
#悪い点を忠実に再現した電子書籍は誰も作ってないよね、たぶん。
ただし、ここでは電子書籍リーダとひとくくりにしてるけど、
Kindle Touchでのページ送り(「めくる」わけではない)は画面をタップするだけ。
それ以外(たぶんFireを除く)では左右のボタンをクリック。
#Touchでは左右スライドによる(ページ)送り/戻しもあるが、どちらかというと補助機能。
#自分は主に目次のようなリンクだらけのページで使用している。
ただし電子ペーパーのせいもあって「連続送り」の機能はない。
(目次や文書内からのリンク、ページ/ロケーション指定でのジャンプは可能。)
ユーザビリティを考えると、こういう結果に落ち着くんだろう。
Re:Kindle (スコア:1)
> #そういえば、書き込んだら原則消せない/消しても紙が傷む、手垢が付く、
> #たまにシワができる、日に焼けていろが変わる、みたいな紙の書籍の
> #悪い点を忠実に再現した電子書籍は誰も作ってないよね、たぶん。
私には、上の中で、消せないこと以外は、全部利点に感じられます。これらが無いのが電子書籍を買う気になれない大きな要因です。
特に、教科書や技術書などでは、本を閉じて側面をみるだけで、何度も読み返したページ程、色が変わっていて、何年か経ってからそこを眺めて開いて見ると、「あー、ここかー」とか感じたいっていうのは凄く重要なのです。
これと、本の分厚さとか、自分がその中のどこらへんまで読んでるか、などを再現してくれたら、かなり買ってもいいな、という感じです。
たまたまかも知れませんが、私の周囲に同じように考えてる人が何人かいたので、比較的一般的な感覚なのかと思ってました。
Re:Kindle (スコア:1)
>スライドジェスチャによる操作には、
>右手でも左手でも、画面のどこで操作しても結果が同じになる
>という利点があります。
逆に欠点としては、動作が大きいので、片手操作だと面倒というのがある。
電車のつり革に捕まって、片手で操作している時などは特にそう思います。
>スライドのほうが安定して操作できると感じます。
Kindle Touchだと誤差程度だな。
右手でも左手でも画面の大半で同じように安定してタップ操作でページ送りできる。
Kindle (スコア:1)
>「紙の本のようにページめくりができる」というのをアピールしているものが多い。
しかし最もメジャーな電子書籍リーダーであるKindleでは、
Kindle3にもKindle Touchにもそういう機能はなかったな。
欲しいと思ったこともない。
#電子ペーパーな時点で実現はほぼ不可能なんだけど。
後発やマイナーなデバイスでは「Kindleにない機能を実現!」ということを言いたいがために、
そういう斜め上の機能を宣伝することになったりするんではないの?
Re:Kindle (スコア:1)
第四世代(Touch)からは、リフレッシュは毎回ではなくなったっぽい。
#オプションでON/OFF設定可能。
ハードなページめくりを実現してほしい (スコア:1)
ハードウェアでページめくりのユーザーインタフェースを実現してほしい。
国鉄の予約システム「マルス」の端末みたいな。
スクロールは目に辛い (スコア:1)
文章を表示させたままスクロールさせると、目に負担がかかって辛いと感じています。
(CRTより液晶画面の方がさらに辛いと感じます。)
「ページめくり」はスクロールが発生せず目に優しいテキスト遷移方法だと思います。
#長文テキストはコピーして.txt保存した後、「窓の中の物語 [geocities.jp]」を使って読んでます。そのまま読むより遙かに楽です。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
アクションとしては不要 (スコア:0)
だけど認識する単位としては欲しい。
書籍1冊として、数百ページ程度ならある程度の場所は認識可能。
だけど、行数でそれを考えられるか、文節では?って考えるとそれは無理。
Re: (スコア:0)
視覚・記憶の仕組みとして視野内の1枚絵を圧縮保存するような機能でもあるんじゃないかと思ってます。
電子書籍は文字サイズや画面アスペクトが変わるとページ構成が変化するのが便利なようで違和感を感じるところです。
オールドタイプ用? (スコア:0)
デジタルネイティブと呼ばれるような人たちも同じようなインタフェースを望んでいるのだろうか?
# いつも視覚効果などは切るか最速にしています
視覚効果にケチつけんでもいいでしょうに。 (スコア:0)
未だにWindowsのテーマやら無効にしてそうな人たちだね。
ICQで入力するとタイプライターの音が鳴ってたけど面白かったよ。
このサイトだって無駄に丸角のコントロール配置しまくってるじゃない。
Re:視覚効果にケチつけんでもいいでしょうに。 (スコア:2)
その音がいいとか、悪いとか議論になりますからね。
Re: (スコア:0)
別のデメリットが生まれなければ視覚効果も大歓迎だけどねー
Re: (スコア:0)
丸角のコントロールはただの装飾以上の意味があるような気が…
残りページ (スコア:0)
残りページの厚さを表現したりとか、端の方を押さえると連続ページ捲りができるとか、そんなのどっかになかったっけ?