「空飛ぶ円盤」を実現できるかもしれない「円盤型飛行体の水平姿勢安定化装置 11
ストーリー by hylom
判断に困る 部門より
判断に困る 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
鳥取市在住の発明家が、「円盤型の飛行機を水平に安定させる」という技術を開発、特許を取得したそうだ(日本海新聞)。
取得した特許は「円盤型飛行体の水平姿勢安定化装置」というもので、こまのような回転体を中心となる垂直の軸から等間隔に三つ配置したものだそうだ。
「回転する物体に働く遠心力を複数組み合わせることで水平状態を維持する」という技術だそうで、この技術を使えば空飛ぶ円盤のようなものを作ることもできるかもしれない、という。ただし、空飛ぶ円盤を作るには宙に浮くための機構や推進機構などが必要とのことで、これだけでは実現は難しいとのこと。
装置の模型写真 (スコア:1)
http://www.nnn.co.jp/news/120108/images/IP120106TAN000177000.jpg [nnn.co.jp]
どう見てもジャイロです本当にありがとうございました
Re: (スコア:0)
話終わらすなよXが。「1ゲトズサー」のほうがまだマシ。
Re: (スコア:0)
むしろこの回転部分に乗客載せて……って妄想してたので
あんまし気にしてませんでした。
# グルングルンぶん回して酔わせない発明だったらすごいのに
特許 (スコア:0)
特許図書館で検索したけど、まだ登録されていないのかそれらしいのは見つからない。
まさか特許取得じゃなく特許出願じゃあるまいな。
Re:特許 (スコア:1)
特許4803509「円盤型飛行体の水平姿勢安定化装置」発明者:田野瀬 裕次で登録されていますね
特許4803509です。特開番号無し? (スコア:1)
特許4803509として登録されています。2010年10月18日に出願、2011年8月19日に登録。特開番号無し?
請求項は1個。
【請求項1】
円盤型飛行体の中心である重心点を通る水平面上で、その重心から等距離・等間隔に同じ大きさでかつ同じ重さのはずみ車を3基タンデム設置して、そのはずみ車をモーターやエンジンといった動力で同方向かつ同じスピードで高速回転させることにより3基のはずみ車が飛行体の重心を通る垂直軸を中心とした合成遠心力を発生し、その結果、機体の水平姿勢を安定させる装置。
「合成遠心力」を発生することで機体の姿勢を安定させると言っていますが、ヘリや公知例(特開平2-216392号)のように1個の回転体により生じる遠心力じゃダメな理由が明細書に記載されておらず、進歩性が不明です。新規性はあるのかもしれませんが・・・。
そもそも「飛行体の重心を通る垂直軸を中心とした合成遠心力」ってなんでしょうか?
明細書に「はずみ車の回転に同期して機体が回転することを防ぐためのテールローター」と書かれていることと関連があるようなないような。
#審査官、なぜに通した
Re:特許4803509です。特開番号無し? (スコア:1)
「公報の公開は24年4月末」とブログ [webry.info]にありました。出願から1年半後ということですかね。
請求項がものすごく限定に限定を重ねているのが通った理由ではないでしょうか。
円盤型飛行体でなければ該当せず、3軸水平均等配置でなくても該当せず、制御なしのまわしっぱなしでなければやはり該当せず、と思えば無害なのかもしれません。
Re: (スコア:0)
特許になった後でも公開公報に載るんだっけ?載らない(=特開番号付かない)気がしたけど違ったっけ?
Re: (スコア:0)
円盤型飛行体でなければ該当せず、3軸水平均等配置でなくても該当せず、制御なしのまわしっぱなしでなければやはり該当せず、と思えば無害なのかもしれません。
ぶっちゃけ単に人工衛星などに積まれているリアクションホイールだけど(宇宙機なら宙に浮く仕組みは必要無い)こいつらは実際は微妙にずらして最低4機乗せる事で1機は壊れても姿勢制御ができるようになってる。
なので実際たとえ円盤飛行体が実現できたとしても、冗長系を含めて4機以上乗せる事になると思うんで、まったく実用性がない特許だと思う。
人の良さそうなおじさんには悪いけど…。
Re: (スコア:0)
そもそも実現性がほぼない上に、仮に実現できたとしても実用性が皆無だから特許になったんでしょ。
多ローター飛行物体との類似点 (スコア:0)
スラドでも何度か話題になったことがあるローターを複数配置した飛行物体って、ローターが『はずみ車』の働きもしているということになるのかな?