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テクノロジー

科学技術振興機構とSamsung、IGZO TFTに関する特許のライセンス契約を締結 46

ストーリー by headless
山分け 部門より

東京工業大学の細野秀雄教授らが発明した高性能TFTのストーリーが2004年に掲載されているが、基本特許を持つ科学技術振興機構(JST)は7月20日、特許のライセンス契約をSamsungと締結したことを発表した (JSTのプレスリリースYOMIURI ONLINEの記事)。

この高性能TFTは、高い電子移動度を備える透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)の1つであるIGZO(In-Ga-Zn-O)を使ったもの。IGZO TFTは室温でプラスチックフィルム上に作製可能で、アモルファスシリコンを使用したディスプレイの10倍程度の高精細化が可能になるという。IGZO TFTは国内外のメーカーが応用研究を進めているが、Samsungも早い時期から応用研究を行っており、昨年は高解像度・高速な3D対応大型液晶ディスプレイの開発品を発表している。このほか、スマートフォンなどへの応用も期待されており、Samsungでは1~2年後の製品化を目指すとのこと。

ちなみに、今回の特許料収入はJSTと東京工業大学、細野教授らで分け合うそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • しかし、韓国企業にライセンスする前に、日本企業への売り込みとかしなかったのでしょうか?
    あるいは日本企業が興味を持たなかった理由は何なのかが気になります。
  • by saitoh (10803) on 2011年07月24日 18時26分 (#1991422)
    「今回の特許料収入はJSTと東京工業大学、細野教授らで分け合うそうだ。 」っていうのは、教授の研究費として支給されるのか、教授の私的収入になるのか、どっちなんだろ。東工大のTLOの規定を斜め読みした限りでは、後者のような感じだけど。
    • by Anonymous Coward on 2011年07月24日 20時22分 (#1991453)

      後者で私的収入になるでしょうね。
      こうやってがっぽり儲かる先例をもっともっと作っていただきたいです。
      研究者だって儲けることが出来る職業なんだと。

      AISTとかだと特許収入は半分が研究所、残り半分を寄与率で分配(=収入)となったりするようです。
      私企業の場合はどうなんでしょうねぇ。

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      • Re:報酬の形態 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2011年07月25日 0時37分 (#1991534)

        >>私企業の場合はどうなんでしょうねぇ。

        私企業でもそういう分配方式を取ってれば、
        そもそも開発者が特許料収入の分配を求める裁判なんて起こさないと思われますが。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2011年07月24日 16時18分 (#1991369)

    「IGZO TFTを発明したの大韓民族ニダ!」とホルホルするわけですね。

    • Re:そして10年後・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)

      by nobuhiro (5244) on 2011年07月24日 16時42分 (#1991384) ホームページ

      皮肉を言ってるつもりかもしれないが「実用化したのは大韓民族」ってことに実際なるかもしれないよ。

      液晶ディスプレイ (LCD) のように、発明したのはアメリカの企業 (RCA) だけど、実用化したのは日本の企業 (Sharp) って話を立場を変えて繰り返すのかもしれない。実用化と言う泥臭い研究を軽視すると、アメリカ製造業衰退の二の舞となっちゃうぞ。

      --
      親コメント
      • by NOBAX (21937) on 2011年07月24日 19時41分 (#1991445)
        農業、漁業→製造業→サービス業へと転換していくのは
        国の発展に伴う必然なのです。
        日本がものづくり大国などと、まだ思っている人がいるみたいですが、
        GDPに対する製造業比率は、もう20%位しかないのですよ。
        親コメント
        • by Kuritsukasa (41955) on 2011年07月24日 20時48分 (#1991463)
          その転換は二十年位前から言われてるんだけど,上手く行かず経済が衰退してるだけなんだよね.
          知財というある意味形のないものを売るということがダメなのかもしれない.
          親コメント
          • by NOBAX (21937) on 2011年07月24日 22時26分 (#1991494)
            サービスは知財とは違うよ。
            経済学では、形のないものをサービスと言うのだよ。
            消費者に提供出来るのはモノか、サービス。
            知財はサービスのごく一部。
            ITや金融がサービスの代表格。
            米国はこれで延命している。
            日本は製造業にしがみ付いているので、失われた20年。
            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2011年07月25日 3時43分 (#1991560)

              その二つを、物理的な実体を持ったものを生産しないからと言うだけで一緒くたにするのがそもそも間違いなんじゃないか?
              膨大なノイズの中から価値のある有意な信号を発掘し、それらを組み合わせてより価値のある情報として加工したり、
              或いはその為の道具を用意するというのは本来一次・二次産業に分類すべき行為なんじゃないかとずっと思ってる

              一方、金融の存在意義を必ずしも否定するつもりはないんだけど、それはあくまでも他者が価値を生み、
              或いは消費するのを加速させるものであって、単独で存在しうるものではないはず
              もし、完全な金融立国というものが存在しうるなら、それは単に発展途上国などを事実上の植民地にし、
              価値を生み出すことを丸投げしてそれに寄生しているに過ぎないんじゃないのか?
              一次・二次産業を軽視、どころか蔑視して宗主国ヅラしてると、足をすくわれるよ

              別解として、鉱物資源や観光資源など何らかの資源が豊富ならそれの開発や観光とそれらに対する金融と言ったサービス業だけで国が成り立つかも知れないけど、
              それはそれらの資源を発掘、消費することで成り立っていると言う意味では一次産業や、発掘されたものに付加価値を乗せる二次産業の国に過ぎない
              これを三次産業立国として扱おうとするから、余計に事態を見えにくくしてるように思う

              #もっとも、金融に関しては、アッパー系の薬物の類のように一時的には活性化するとしても、長期的には悪影響があるんじゃないかという懸念を感じないでもない
              #たとえば、土地の価格が果てしなく上昇していくという幻覚が見えて、それが現実であると思い込んだりね
              #失われた20年はこの薬物依存の後遺症に過ぎないんじゃないかな
              #しかも、治療と称してさらに薬物を注射しているようにさえ見える時がある

              #いろいろツッコミどころがあるのは自覚してるのでAC

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              • Re:歴史的必然 (スコア:1, すばらしい洞察)

                by Anonymous Coward on 2011年07月25日 10時42分 (#1991614)
                金融が「他の何か」がなければ存在できない付随産業であるのはあっていると思うけど
                「他の何か」に依存しなければならないものではない。
                むしろ、複数の「他の何か」のどれに重きを置くかを決めるのが金融。
                持ちつ持たれつでないと存在できないのに時に主導権を握っているように見えるのが嫌われる理由。
                二次→三次産業となると資本集約型のやり方は効率が悪くなるから、多品種少量生産=多サービスロングテール
                を効率よくバランスさせることが経済発展持続への道。
                親コメント
              • by Anonymous Coward
                金融で「金貸しシャーロック」を思い描くようじゃファイナンスの基本的な知識不足ですよ。
              • by Anonymous Coward

                #1991560のACです
                本来一番いいたかったことは第一段落の方だったんだけどなぁorz

                時間的、或いは空間的に余剰の資本を欠乏しているところに輸送し、中間マージンを取るのが金融業で、
                物理的実体を扱う業種では輸送業や中間卸売業、或いは人材派遣業辺りが相当するんじゃないかな、程度の認識なので、私の認識不足は認めます

                ただ、本や映像などのコンテンツにおいて、広告代理店や出版取次、JASRACのような管理団体などの力が強くなりすぎて弊害をもたらしているように、
                バランスが崩れすぎているような気がしてならないのですよ

                >「他の何か」に依存しなければならないものではない。

              • by Anonymous Coward

                要するに

                自分のものの見方が唯一正しい

                ということですか?

                べつにあなたの見方を否定はしませんが、あまり想像をたくましくしすぎるのはどうかと。

            • by Anonymous Coward

              組み立ては人件費の安い国に勝てるわけないし。
              最近の日本の(製造業)製品は、サービスを考えてないからつまんないし。
              結局、素材とか部品とか、そういうモノしか競争力ないよね。

              • by Anonymous Coward
                機械部品の製造加工に関しては、大手企業のグループ会社(及び旧系列会社)を除けば試作品専業のところは
                かろうじて持ちこたえてるけど、それ以外の所は価格競争という名のピンハネに晒されて「表面的なもので
                ない技術継承」がまともにできなくなっているのが現状では?
          • by Anonymous Coward

            そら実際に作れないと意味ないからでしょ。
            絵に描いた餅は旨くないもの。
            ピンはねが正しい発展だなんておかしすぎる。
            知財なんていってるけど、無視されれば終いですからね。
            無視されないようにするには相応の力がいるしね。

        • Re:歴史的必然 (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2011年07月24日 23時52分 (#1991521)

          http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110703/manufacturing_vs_services [hatena.ne.jp]
          という意見もあるので、

          > 農業、漁業→製造業→サービス業へと転換していくのは
          > 国の発展に伴う必然なのです。

          単純すぎる見方かと。

          親コメント
      • by Anonymous Coward
        今の日本、もう少しきついショックというか、目覚めのびんたが必要なのですね。
        年寄りは何も決められず迷走しかさせられないし
        壮年は小さな隙間売り上げに血道をあげる以外、力の使い方を知らないし
        若者はゆとりを持って馬鹿だし。

        これといった原因がなく、慢性的に力不足なのがきついよな。見込みが立たないもん。
    • by loser(japan) (38750) on 2011年07月24日 18時48分 (#1991430) 日記
      まぁ、自動車で似たような事をしでかしてますけどね。
      つい最近だとGDI辺りですか。
      我が社の技術と明言したりしてますね。
      親コメント
      • >> まぁ、自動車で似たような事をしでかしてますけどね。
        >> つい最近だとGDI辺りですか。
        >> 我が社の技術と明言したりしてますね。

        とはいうものの、一度三菱が捨てたものですし、
        当初、三菱が実用化した、リーンバーン直噴は近年の排ガス規制に適合させるのが困難なので、
        ヒュンダイがガソリン直噴エンジンにその名称を使ってる場合、
        当初のGDIとは全く異なるエンジンになってると思われます。
        ヒュンダイが自社独自の技術、と言っていてもそれを法螺扱いは出来ないでしょう。

        来年には、世界的なトレンドになっている、
        直噴ダウンサイジング過給エンジンを投入するそうですし、
        当の三菱が、EVとレンジエクステンダーEVに軸足を移しつつある中、
        寧ろヒュンダイにGDIという名前を使ってもらった方がよろしいのではないかと。

        親コメント
        • by loser(japan) (38750) on 2011年07月25日 1時24分 (#1991540) 日記
          三菱だけと思うのが大間違いなのです。
          三菱とボルボの技術を貸与されたものであり、
          ぶっちゃけ仰る通りGDIですらない普通の直噴であります。
          我が社の(技術がまったく入ってない)GDI(という名のよくある直噴)
          すでにこんな状態でありますゆえに、いずれはいつもの如く我が社が開発したなどと宣いそうだなと思った次第であります。
          #今思い出したけど、ベンツからCクラスの技術を借りてEクラスの偽物作ったところもあったよね?
          親コメント
          • 双竜自動車 [smotor.com]ですね。

            >> #今思い出したけど、ベンツからCクラスの技術を借りてEクラスの偽物作ったところもあったよね?

            あれはW124ミディアムクラスの技術を借りて、Sクラス相当のストレッチセダンを作ったチェアマンですね。
            ベンツのエンブレム抜きで考えても、その後安っぽくなる一方のEクラスと比べれば余程威張れる車ではないかと。

            今となっては中国市場でベンツ、アウディ、BMWとドイツ御三家がE、A6、5のストレッチセダンを投入していますが、
            それは、中身と関係なしに新興国では所有者の虚栄心を鼓舞する大きなセダンが売れる、
            というかつての事例に学んでいるからでしょうね。

            親コメント
    • by Anonymous Coward
      日本の25年前を見るようですね。
      • by Anonymous Coward

        「○○を発見、発明したのは日本人だ」なんて何か言ってたっけ?

        • by okky (2487) on 2011年07月24日 23時47分 (#1991520) ホームページ 日記

          フロッピーディスク

          --
          fjの教祖様
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            それは単に主張してた奴がアレなだけ……と言いたいけど、昔は一部マスコミまでそういって持ち上げてたからなぁ……
            IBMが誤解を招くような契約をしちゃったから、余計にややこしいけど

        • by Anonymous Coward
          発明と言ってたかはともかく、
          日本の技術はすごい!とかいって、元は外国の発明を実用化していただけだった、
          なんてのが多かったような。
  • by Anonymous Coward on 2011年07月24日 16時56分 (#1991394)

    日本企業からのコンタクトはなかったと聞いて、
    真っ先に思い浮かべたのは八木・宇田アンテナのエピソード…。

    • 「有用性なし」で特許不成立にしなかっただけマシということですか。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年07月24日 18時47分 (#1991429)

      エアバッグの特許取得者の悲惨な末路とか資本主義のエグい話も

      親コメント
      • by Kuritsukasa (41955) on 2011年07月24日 20時50分 (#1991465)
        乾式コピーの発明者も哀れ.
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        八木アンテナは当時の電子機器ってなに?的な一般技術レベルを考えれば仕方ないだろうし、
        エアバッグの話は当時の日本の安全感覚なんて今の中国に近いと思えば解らないでもない。

        しかし、コレは日本が現役産業化しているモノについての話ですよね。
        実際に効果が薄いとか使わない技術であっても、押さえておいても良いだろうに。
        その辺り、日本企業の知財の管理ってのは、初戦は自分等で作ったモノの保全ってレベルから
        全然進んで無いのかも知れない。

        ま、費用対効果的に現実的でない価格付けがされていたりしたら、技術レベルの低い金持ち企業
        の方が抑えてクロスライセンスの種なんかにする傾向も出るかも知れないけど。
        利益が云々なんて出る事からして、事業化前提の契約じゃないと売らないって話かもしれない。
        それなら代替技術を持っているならそもそも契約は出来ないだろうし。

    • by Anonymous Coward

      http://tfr.seesaa.net/article/150420631.html [seesaa.net]
      http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313328088 [yahoo.co.jp]
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