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Intel、OLPCプロジェクトから手を引く 96
ストーリー by mhatta
勝負どころ 部門より
勝負どころ 部門より
pinbou 曰く、
本家/.の記事より。IntelがOne Laptop Per Child (OLPC)プロジェクトの理事会を辞し、IntelチップベースのOLPCラップトップを開発する計画もキャンセルしたことが分かった。OLPC側が、IntelによるClassmate PCやその他安価版ラップトップの開発を中止するよう迫ったのが直接の原因だと言う。
IntelがOLPCプロジェクトに参加し、資金や技術の援助を行い始めてから6ヶ月にも満たない。昨年末にはCTOがプロジェクトから離脱し、自ら起業してOLPCで取得した技術の商用化を図り始めるなど、最近は足並みの乱れが目立つOLPCであるが、持ちこたえられるか。
もとに戻っただけ (スコア:2, 参考になる)
「Intelは恥知らず」途上国向けノートPCめぐりNegroponte氏怒る [impress.co.jp](2007/05/28 09:02)
「「世界のすべての子供たちがノートPCを持てるように」というプロジェクト「One Laptop per Child(OLPC)」は、いよいよ普及に向けた重要な段階に入っている。だが、そこに思わぬ競争相手が現れた。世界最大の半導体メーカー、米Intelが対抗するモデルを推進しているのだ。プロジェクトの発案者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)教授のNicolas Negroponte氏は最近、同社を公然と非難している。」
The Online Newspaper for Linux, Open Source, Open Technology - OLPC、ニュース番組「60 Minutes」に登場 - 2007年05月23日 [opentechpress.jp]
この記事等のしばらく後に,IntelはOLPCに参加表明
Intel、「100ドルノートPCプロジェクト」に参加 [itmedia.co.jp](2007年07月15日 20時46分 更新)
OLPCなどいらん (スコア:2, 興味深い)
PC自体の勉強にはなるし、「調べ学習」だってPCの使い方を教えているようなものだ。
しかし、従来型の教科学習には一切役に立たない。
すでにインドが離脱を表明しています。以下はインド教育大臣のコメント
the funds were better suited for building classrooms and hiring teachers, not "fancy tools,"
教室も教員も文具もそろっていない世界にラップトップを援助しようなんて、まともなXpもない
病院にMRIを配備するようなものです。ちなみに、実際にMRIが配備された病院では、MRIは使われず、
MRI室はクーラーがきいているので職員の休憩室に使われてます。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
プログラマはPCで学んだと思います。OLPCもPC自体の学習になるのだと思います。
医療現場のような仕事で使う道具ではなくて、学習の場にそれ自体を学ぶ為に配布するわけですので、まったく意味合いが異なると思います。
Re: (スコア:0)
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
>労働力として確保する目的で考えちゃいけません。
結果奴隷のような労働者に貧しい子供がなるにせよ、
働き口がないよりは∞倍マシだと思う。さもなきゃごみ漁る
しかないかもしれない国だって想定してんだよ。
親父が奪ってウッパラって酒やら薬にしたとしても、
その子の家族が何日か食える金は残るでしょうよ。
先進国のオタクが俺も欲しい、って買って、その会社に
金が入れば子供にまわるチャンスがちょっとは増える
でしょうよ。偽善だって売名行為のためにやってたって
別にいいじゃん、ちょっとでもそういう子供にチャンス
が回るなら、やらないよりはやったほうがいいでしょうよ。
なぜ一概に否定する人が多いのか理解に苦しみますね。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
人間が動く以上、多かれ少かれ正義とか倫理とかじゃないヤクザな
作用がかかっています。たとえばCO2排出量を減らせというのは一見正
しいことだけど、今の時期にそこに政治や企業の力が積極的に働いて
いるのは、振興国の会社が自動車産業や重工業に参入するのを困難に
するためかもしれません。
力を持っている人達はどういう弊害があるのか理解していてもそれがば
れるまでは利益を得るために使うというのはしばしば行われることです。
一概に否定するのも危険だけど、だからといって一方的にそれでいい
じゃないかという人が多すぎるのも危険だと思う。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
今私の後ろに、そのXOが転がっていますが、発電はできないようです。もちろん、文章や絵を描いたりはできます。また、環境がSqueak [squeak.org]をもとにしているので、squeakやその機能の一部を使って自分でプログラムを、作って試すことができます。また、pythonの環境もあります。ですから、元の文章の’PCの学習’が何を意味しているのかが、私にはよくわからないのですが、プログラミングやその基礎になっているアルゴリズム等を学ぶには使えるようには思います。
もちろん、ハードウェアやソフトウェアには改良の余地がたくさんありますが、面白いものではあります。
ではでは、
そんなことないでしょ (スコア:1)
http://www.laptop.org/laptop/software/specs.shtml [laptop.org]
(2) Javascript for browser-based scripting;
(3) Csound, a programmable music and audio environment;
(4) Squeak, a version of Smalltalk embedded into a media-rich authoring environment;
(5) Logo. We will also provide some support for Java and Flash.
Libraries and plugins used by OLPC include
Xul, GTK+, Matchbox, Sugar, Pango, ATK, Cairo, X Window System, Avahi, and gstreamer.
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
私は高校生のときに初めてMSXと出会いました。(カシオのMX101ってやつ)
細々書きませんからググって見てください。
今からすればどれだけチープな環境だったかわかります。
でも、今はコンピューターで飯食ってますよ。
最初からフルスペックなんて必要ないとは思いませんか?
最初は三輪車や自転車でも、F1やモトクロスのレーサーにだってなれるんです。
要は窓の前に立たせてあげることが、OLPCの使命だと思います。
窓を開けて外を見るのも見ないのも、窓から外へ飛び出すのも本人次第です。
本当の技術者が育つとしたら、OLPCを「分解」する奴じゃないですかねぇ。
そこまで求めなくても、キーボードとディスプレイというインターフェースに馴染んでもらうだけでも
将来的には随分変わると思いますけど。だから、今は文字が打てて絵が描ける程度って造りなんじゃないかな。
# 本質的にPS2とは比較にならないと思います。
# アレは消費が目的ですから。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
りますが実際のところは寄付という名目で税控除された投資のためのパイプを作りたいとい
う力が働くからこそ、それほどの金銭や人間が動くんですよね。
そこを叩き潰したら、そもそもこの手の寄付にそこまでエネルギーを注がれることもなかっ
たというのも事実として認めないといけない。その上でその行為に害があるか無いかを議論
すべきでしょう。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
OLPC の意図はそういうものではないでしょう。
援助対象は最貧国ではなく、発展途上国、それこそ中国やインドのような国だったはずです。
インドが OLPC とは違うお金の使い方をすることにも一理あると思いますが、
OLPC の考え自体がそれほど的外れだったとも思いません。
日本で、(それこそ文具の一種として)児童一人一人にPCを配るのと、その予算で教員を増やして
30人学級を実現するのとどちらがよいか、という議論だったとしても、アプリオリな結論は
でないと思いますが、そういうレベルではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
ノートや辞書と似た様なもので単なる道具だし。
役に立つかどうかは使い手次第だけの話だよ?
大昔は殆どコンピュータを学ぶ存在としての意味しか無かったけど、
今は道具として使えるものにまで成長してるからねぇ。
#道具だからTPOに応じたものでないと使い難いというのはある。
#だが、それは道具の責任ではない。選択者の問題。
Re: (スコア:0)
>病院にMRIを配備するようなものです。
Xpって何のこと?(医療関係者じゃないもんで)
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
CTはそれが進化した装置。
MRIは化学で使ってるNMRと同じ現象を断層写真に応用したもの。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
単純に磁気共鳴画像というほうが核磁気共鳴というより、原子力→放射能→悪
という連想を働きにくいからMRIと呼ぶのだと習ったことがあります。
Re:OLPCなどいらん (スコア:2, 参考になる)
[Wikipediaより引用]
ということらしい
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
Ácido desoxirribonucleicoとなるので。
Re: (スコア:0)
現状、教科学習には役にたってるし、調べ学習をさせたならPCを使って調べてますけどねぇ。
そもそも使い方なんて教えなくても知ってる生徒が大半だし・・・
ちなみに私は少なくとも論文書くときに非常に役立ちました。むろんお勉強に。
個人の経験のみをもとにして話を一般化するのはどうかと思いますよ。
是非PCを使ってそのあたりもお勉強してください。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
それは大学生。OLPCを配るような国の大学進学率は何パーセントあるんだよ。
もう少し頭使って書けよ。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
そこまで書かないとわからんか?
たかが書き捨てコメントにオレ様がコメントしてやるのも、もったいない気がするけどね。
Re:OLPCなどいらん (スコア:1)
まぁ、活かすかどうかは使う人次第でしょうけども、紙だろうがデジタルだろうが辞書が一個増えると考えればまぁ、まったく意味が無いということは少ない気がします。
◆IZUMI162i6 [mailto]
PCは100ドル、文具セットは1ドル (スコア:1)
絶対にそうはならないよ。
OLPCが文具より安くなることもありえない。文具セットなんて1ドルで援助できる。
物事には順序があるのよ。読み書き算数ができて、はじめてその先の教育がありえるので、
自分の名前を書くのがやっとの人に、必要なものは絶対に100ドルPCじゃない。
袂を分かった経緯 (スコア:2, 参考になる)
Slashdot本家の Why Intel and OLPC Parted Ways [slashdot.org]にて、New York Timesの記事Intel Quits Effort to Get Computers to Children [nytimes.com]が示されています。
原因となった点を拾い読みしてみると、
・昨年10月、Intelのセールスマンがモンゴルの官僚に対し、Classmate PCとXOの製品比較("side-by-side comparison")を行った。
・Negroponte氏が猛然と抗議し、Intel最高責任者Otellini氏はやり方を変えることに同意。
・Intel最高セールス&マーケティング責任者Maloney氏が営業チームに対し、製品比較をやめるようEメールで指導。
・(Negroponte氏によると)現場では何も変わらず。
という感じでしょうか。
その後も和解に至らず、結局は袂を分かつことになったようですね。
この辺りはNegroponte氏の視点のようですから、Intel側からするとまた別の言い分があるかもしれません。
Wintel連合の悪夢…(Re:袂を分かった経緯) (スコア:1)
私も今斜め読みしてみたんですが、これってWintel連合が教育市場でB TronとかOS/2とかを潰したときに起きていた事と同じような感じがしてやまないのですが。
市場での主導権を取るためには、高官に政治工作しようが何しようが構わん。と言うIntel側のこすっからさ見たいな物が記事全般から見え隠れしてきているのですが。
このあたりとかすごく胡散臭いというか、きな臭い。
マクドナルドの世界戦略に例えて皮肉っているあたりが象徴的というか…要は、Intel側に取って「後進国」は搾取する対象でしかない。例えば(教育後進国である)ペルーにとっては、クラスメイトPCの一番グレードの低い「初等教育向け」の物でも中等教育にあまりあるという結論を出している(のに、なんでそんな物を教育後進国のような貧しい国にわざわざ売りつけようとして必死になるのか)。とOLPCを推進しているネグロポンテ先生は言ってる訳で、この部分で喧嘩になるのは当たり前ではないかと。
コストと最低限必要な機能の折り合い先にありきで進めたOLPCとスペック先にありきで進めたクラスメイトPCとのコンセプトの差からして割れるのは見えていたんですが…
Eee-PC路線でいいじゃないの (スコア:1)
WindowsをLinuxに換装するだけで200ドル安くなる (スコア:1)
とくにOSがLinuxプロパーのマシンにすることが重要。
ハードはWindowsマシンとまったく同じでいい(その方が安いから)。
Re: (スコア:0)
Windows XPインストールして6万弱ってなんだそりゃ?
DELLを買うよ、そんな値段だったら。
まぁこれは日本代理店の利ザヤ稼ぎがむごいかららしいが。日本の消費者も馬鹿にされたもんだ。
しかし、台湾本家の方でも画面サイズを大きくしたり、ストレージを増やしたりで、
高機能かつ高価格化の方向にしか進んでいこうとしないのにはがっかり。
大半をソフトウェア特許とプロコピーライトで縛られていますから (スコア:1)
90年代頭からフリー実装の日本語変換エンジンの技術レベルががあんまし進歩していなかったり日本語OCRのフリー実装がなかなか出てこない最大の理由は特許に触れるリスクが高すぎて作っても下手に公開出来ない(回避コストがバカにならないのでフリー化しにくい)と言うのが最大の原因だと聞きましたが…
# NECの某LSIとかフリーのLinuxドライバ出されてからデータシート引っ込めたままだし。
# かといって本家からLinux用の公開(closed)ドライバー出された訳でもなし、
# 後発製品はNDA交わさないと触ることすら出来ないし
# …ハードでもソフトでも、日本メーカはそういうのが多すぎる。
何て言うのか、秘密主義が強すぎるのが最低でも80年代後半からの民生向けの先端技術の現状というか。
それ自体はどこの国も似たような物なんでしょうけど、日本企業が押さえている技術を使用する(インタフェースだけでも)物は、フリーにする為の回避が容易でないのが強すぎる感じがしますが。
結局、「公共」と言うものをどうとらえるかの差なんでしょうけど…
いまここ (スコア:0)
OLPCとしては、
・100ドルで販売する期間や台数のスケールメリットを食われてしまう
・インテルの宣伝上、XOが低スペックだと喧伝される
・インテルはパラノイアのわりに飽きっぽく、金or宣伝にならないと判断したらすぐやめてしまう ←今ここ
・↑その際に、市場を混乱、市場イメージを低下させることが間々ある。(出資者離れを招く)
というのが懸念になるでしょうか。
Re:いまここ (スコア:1)
OLPCの理念とはかなり軸がずれてたような気がします。
# まぁ、ある意味流行に乗っただけというような・・・
# 話題性無くなったら、はいさようならってことじゃないかな?
Re:いまここ (スコア:1, 興味深い)
営利企業のインテルとしては、建前としては慈善的にOLPCに協力して
イメージアップを図っておきたいと考えたのに、OLPCのほうから
本来の営利活動たるClassmatePCや他の廉価PCプロジェクトへの
協力を止めるように言われたら、そりゃ脱退しますよ。
翌日に出た、OLPCの表明内容は見苦しく感じますね。
半年間とはいえ、資金や技術援助を受けていたのに
「インテルは何もしなかった」と批判するところなんか。
要するにOLPCの考えは、「自分たちだけが、この市場を独占したい」
ということなんですよね。
AMDも「よく戻ってきてくれた!」って思うのか、「この裏切り者が、
都合が悪くなったらまた協力をっていってくるつもりか!」と言って
怒るのか。
Re:いまここ (スコア:1)
慈善事業なら同じ価格帯や性能のPCがあろうがなかろうが関係ないはずだしね。
むしろ子供たちに提供できるPCの選択肢が増えてハッピーくらいの勢いだろうに。
◆IZUMI162i6 [mailto]
OLPC側に何の権限があって (スコア:0)
のか理解出来ない。
「貧しい子供たちにPCを」というお題目を傘に来てに自分たちは偉いんだ、聖人君子なんだと自己陶酔している
カルト宗教染みた勘違い野郎どもに見える。
Re:OLPC側に何の権限があって (スコア:1)
権限はともかく…
「市場がかち合う」ならばともかく、「売り物ではない」のだからかちあわないか、「さらに安いものが売り出された」らそっちを配ればいいだけだと思う、という意味で、まるっきり理解できないですね。
OLPCは配るPCを「作って儲ける」団体ではないはずですから。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
>のか理解出来ない。
まったくそのとおり。
1)OLPCプロジェクトを立ち上げる。
2)PC界の巨大支配会社陣が、これはやばいと思って、対抗策として安価なPCを提供し始める。
3)OLPCプロジェクト自体は失敗に終わるが、結果的に100ドルPCが普通に流通することになって
途上国でも、安価に子供達にPCを配ることができる、狙っていた世界が到来する。
4)「謀ったな、孔明!まんまと踊らされたわ!!」
という筋書きを描いていたんだったら、さすがMITの教授は知恵がまわる、
肉を切らせて骨を絶つその覚悟、まことに見事、と感心してやったんだが
ただの欲ボケじじいだったのは残念だ。
Re:OLPC側に何の権限があって (スコア:1)
1)TransmetaがCrusoeを立ち上げる。
2)PC界の巨大支配会社が、これはやばいと思って、対抗策として低消費電力なCPUを提供し始める。
3)Crusoe自体は失敗に終わるが、結果的に低消費電力CPUが普通に流通することになって
バッテリーでPCを長時間駆動できる、狙っていた世界が到来する。
4)「謀ったな、孔明!まんまと踊らされたわ!!」
Re: (スコア:0)
2:OLPCが機能しなくなったところで価格を戻す
という可能性の方が大きくなったような。
Re:OLPC側に何の権限があって (スコア:1)
>自信があるかな?
ここ10年くらい頑張って価格帯性能比でIntelよりも安めなCPUを作ってきたAMDなら
大丈夫じゃないですかね?
Re:OLPC側に何の権限があって (スコア:1)
今のAMDにコストで対抗できる体力があるのか心配。
機会すらない地域の底上げは?(Re:OLPC側に何の権限があって (スコア:1)
>貧乏人向きじゃない=金を稼ぐのには使えないって点でしょうね。
確かにその部分は間違っていないと思います。
しかし、PC使って金を稼ぐ以前の状況で埋もれてしまってる人というのは結構いるわけで…採用した国なり地域なりの技術レベルや文化の底上げ目的だと考えればいいのではないかと。
逆に言えば、
OLPCが使い物になるインフラが整備されてそこに魅力的な情報や交流場所があるのならば、金をはたいてPCやPCを稼働させるための設備を買う人たちも出てくる訳で、書籍を保管するのも容易でない場所では使いでがあるツールだと思います。
やりようによっては識字率を上げることだけの目的にすら使える。
…その辺りで政府(と言うか統治者)自体と下々の間で利害対立が起きて潰しにかかられたら駄目ではあるのですが(;´Д`)
技術や文化を発展させようとする人は、極一部の政治的な寝技に依存する人を除いて束縛を嫌いますから、それと政治的束縛は対立する訳で。
スレッド元 [srad.jp]のインドの教育大臣の発言なんかは、まさにそういう利害対立の存在を示唆している訳で…「『こんなオモチャ』ではなくて教室や教師を増やす基金をくれ」と言う趣旨の言葉を、GDPが急成長しているインドの教育大臣が発言するのは筋が違いすぎるように思うんですが。これが全国的に均質な教育インフラ整備が出来ないままに80年代まで来て、政治システム的に袋小路に入っている中国
なら(自国の歴史を棚に上げてると言う事への批判は別口で持っていますが)まだ納得が行くのですがでも富の偏在と教育格差が結びついてる事をなんとかする義務があるとは言え、それ以前にインドは何百年間も金持ちがとんでもなく富を独占してる(80年代以降、新たに資本家階級を作り出して富を集中させた中国の比ではない)んだから、政府の教育サイドの責任者はそれらの富を吐き出させてから基金に口を出すべきではないかと…ともあれ、世界的な富の偏在の是正が全世界的な課題の一つになってる状況で、枝葉末節でもめても仕方ないような…
もともと (スコア:0, 興味深い)
世界の貧困に対する深い理解や考察、戦略があったわけでも
ないようなので、早晩瓦解するとは思っていた。
言うことが小学生が話すような理想論と同じレベルだもんね。
周りで騒いでいたのは、本当に100ドルでPCがつくれるの?どうやって?とか
100ドルで売るなら、俺も欲しい、という類の層で、
途上国を発展に導く手助けになるかもなんて本気で信じた人は(小学生以外)いない。
みんな「そりゃもらったら、すぐ売るだろ。パン買うために」
と思っていたはず。
まぁ、世界中に鼻で笑われて、PC世界の支配者達に正面きってケンカを吹っかけて、
そろそろ結末がどう落ち着くか、いくらアホでもわかってきていることだろうから、
今頃は青くなって失敗の言い訳をたくさん考えてるフェーズじゃないかな。
援助をするにはまず現地に行くことが必要 (スコア:1)
途上国政府は腐っていて、援助を多くもらうために、人口は過大、食糧生産は過小に申告するようなのが多い。
一切信用できない。
Negroponteは泥臭い調査プロジェクトなんかやってない。
アームチェアで、「何か世界に貢献できないかな」と考えるなら、
国境なき医師団」とか「国際赤十字」みたいな信用できるNPOに寄付するのが一番いい。
Re:援助をするにはまず現地に行くことが必要 (スコア:1)
政府と名のつくところは途上国だろうと先進国だろうとどこでも腐っているでしょう。
信用の出来なさ度は国によって違うと思いますが。
そしてもちろん、腐っているのは政府に限らないんですが。
>国境なき医師団」とか「国際赤十字」みたいな信用できるNPOに寄付するのが一番いい。
そういう組織が一定の成果を納めてきたのは事実だけども、それらができない
ような援助もあるだろうと、切り口を変えた援助ということで
OLPCプロジェクトが進められてるんですよ。
#前の関連ストーリーでも似たようなこと何度も書かれているよなぁ
Re:援助をするにはまず現地に行くことが必要 (スコア:1)
もちろん進め方には注意が必要ですが、60億を豊かにさせようとしたら、
現在豊かな人もより豊かにできると思います。
経済学ってそういうものではないでしょうか。
日本の経済成長は国民の生活水準を上げていますし、そのことで(絶対的に)
貧しくなった国があるわけではありません。むしろ、日本の電気製品や自動車
によって、世界の生活水準はあがっている(より高機能で安価な製品を使えるように
なった)はずです。
同じことができれば、途上国が豊かになるのにあわせ、我々の生活もより豊かになるでしょう。
Re: (スコア:0)
売るには買う人が必要なんだけど誰か買うかな?
まあ言ってることは正論だけど。
Re: (スコア:0)
それを集めて一台100ドルで売れば大もうけ。
買う人はいくらでもいる。
Re: (スコア:0)
に対するコメントが、
>買う人はいくらでもいる。
ですか。
まるで、日本人と外国人の話の通じない会話を見ているようだ。
何を問い掛けられているのか、落ち着いて読んだほうがいいよ。
Re:もともと (スコア:1)
だが、”子供が売ることができる範囲で”買う客がいるだろうか?
順番が逆だが、そういうことだろう。
現実になれば、”仲買人”が出るだろうから…という前提と
その前提が無い話という点ですれ違っている。
#あるいは、子供が”ほしがるであろう客のいる地域まで売りに行く”という前提なのかもしれんが。
Re:OLPCって貧困対策だっけ? (スコア:1)
金を現ナマで寄付した方が有効に使われると思います。
Re:OLPCって貧困対策だっけ? (スコア:1)
援助者が、直接、現地住民に金を配って歩くなら、何も問題はおこらない。
手間はかかるけどね。