RTX 4090を分解してAIアクセラレーター化する中国のリサイクル工場 47
改良 部門より
この工場では従業員が RTX 4090 の AD102 チップと GDDR6X メモリーモジュールのみを取り外し、ブロワー型の冷却ファンを備えた特製基板に移植して AI アクセラレーターを作っているという。元の製品に搭載されていた冷却ファンと残りの基板は中古市場に回されて 50 ドル以下で販売されるそうだ。このような改造をするのは、最大 4 スロットを占有する巨大な RTX 4090 カードをコンパクト化して扱いやすくするのが目的とみられる。
米政府により NVIDIA のチップは輸出制限の対象になっているが、11 月 17 日の対象拡大を見据えて NVIDIA は中国への RTX 4090 出荷を急いだと報じられている。新たな輸出制限製品リスト (PDF) では AD102 チップが 3A090.b に該当するが、データセンター用として設計または販売されていない製品はライセンス免除になるとの記載もある。そのため、消費者向けグラフィックカードが実際に輸出制限の対象になっているのかどうかは明確でない。