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ソフトウェア

Apple の M1 チップを初期サポートする Linux 5.13 リリース 10

ストーリー by nagazou
本家 部門より
headless 曰く、

Linus Torvalds 氏が6月27日、Linux 5.13 (コードネーム: Opossums on Parade) のリリースをアナウンスした(メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事9to5Mac の記事The Register の記事)。

5.13 で特筆すべき点としては、Apple M1 チップの初期サポートが挙げられる。ただし、サポートはごく初期の段階であり、M1 GPU などのサポートは含まれない。このほか、セキュリティモジュール Landlock のマージや、Intel Alder Lake S のグラフィック初期サポートAMD の FreeSync HDMI や Aldebaran GPU の初期サポートなどが追加されている。

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Intel

Intel、次世代Xeon(Sapphire Rapids)でHBM対応。生産は2022年ごろに 28

ストーリー by nagazou
遅れは厳しい 部門より

Intelは28日、24日からオンライン開催されているInternational Supercomputing Conference 2021のの基調講演で、HPC向け製品の情報を公開。その中で「次世代Xeon(Sapphire Rapids)」に関する情報を出した(IntelリリースITmediaTECH+)。Sapphire Rapidsは10nmプロセスでの製造前提で開発が進められており、

  • DDR5メモリとHBM(広帯域メモリ)のサポート
  • PCI Express 5.0のサポート
  • CXL(Compute Express Link) 1.1のサポート
  • Intel AMX(Advanced Matrix Extensions:AI演算の拡張命令)のサポート

といった機能を備えているという。とくにHBMのサポートはこれまでに公開されていなかった情報となっている。HBMはバス幅を広げることでアクセス性能を高めたもので、「HBM2」もしくは「HBM2E」が使われるとしている。なおブルームバーグによると発売時期に関しては、生産開始が2022年第2四半期になるとしている。この発表により、29日のIntelの株価終値は1.3%安となり、大してAMDの株価は2.8%高で取引を終えている(ブルームバーグ)。

同様にHPC向けに開発を進めているGPU「Xe-HPC(Ponte Vecchio)」に関しても情報が公開された。Ponte VecchioはHPCとAIのワークロードに最適化されたGPUとなっており、こちらもHBMメモリを搭載する。複数枚搭載したサブシステムを構築することも可能となっている。こちらに関しては検証段階に進んでいるが、TECH+の記事によれば、こちらも当初予定の2021年中に納入は困難と見られているとのこと。

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電力

超急速充放電と長いサイクル寿命のアルミイオン電池、年内に評価用サンプル品を提供 29

ストーリー by nagazou
小型のヘルスケア製品などに向いてそう 部門より
22日にオーストラリアの企業により、アルミニウムイオン2次電池(AIB)の充放電サイクルデータの一部が公開されたそうだ。このAIBを開発したのは、オーストラリアのGraphene Manufacturing Group(GMG)とクイーンズランド大学で、開発されたものはコイン型であるという。製品化を視野に入れた評価用サンプル品の出荷に関しても年内に行われるとしている。開発されたAIBの特徴は超急速充放電に優れていること、サイクル寿命が長いことであるという(日経クロステック)。

AIBの重量エネルギー密度は150~160 Wh/kgほどでそれほど高くはないものの、出力密度は一般的なリチウムイオン電池の10倍前後となる最大7kW/kgあるという。また充電レートは12~60Cとなっており、1~5分と短時間で満充電まで充電できるとのこと。また充放電を3000回まで繰り返しても容量低下がほとんどないとしている。
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ニュース

ニコンからクラシックスタイルのミラーレスカメラ「Z fc」発表 67

ストーリー by nagazou
クラッシックデザインの流れが来ている? 部門より
maia 曰く、

ニコンからAPS-Cサイズ(DXフォーマット)ミラーレス一眼のZ fcが発表された(デジカメWatchプレスリリース商品情報)。

FMチックなクラシックスタイルが特徴で、画素数は2088万画素、常用感度51200。内蔵ストロボは省略され、バリアングル液晶となっている(ビューファインダーは有機EL)。予想価格(税込)はボディ単体が約13万円、Z DX16-50mm VR付が約15万円、Z 28mm f/2.8付が約16万円。また有償対応となるが、擬革の張り替えでカラーバリエーション展開もある。クラシックスタイルはオリンパスや富士フイルムがやっている印象があるが、ニコンとしてはレガシーもあるし、外せない企画だろう。かつてのDfのようにフルサイズではないが、重量と価格を手頃に抑えられる(ボディ内手振れ補正もないけど)。

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AMD

AMD、未発表のCPU「4700S」とGDDR6メモリオンボードのMini-ITXマザー発表 50

ストーリー by nagazou
お値段次第では欲しい 部門より
4月に中国で販売予約されていた謎CPUシステムがAMDから正式に発表された。正式名称は「AMD 4700S 8-Core Processor Desktop Kit」だそうで、Mini-ITX規格のマザーにCPUとメモリを実装したものとなっているという(AMDPC Watchエルミタージュ秋葉原Hardzone)。

CPUには8コアの「4700S」が使用されており、メモリはGDDR6が8GBもしくは16GB搭載されたものが選択できる。なおチップセットは「AMD A77E」としており、聞き慣れないパーツが並んでいる。拡張性に関してはPCI Express x16形状のスロットが1基用意されているが、4レーン接続であるという。PC Watchの記事によれば、XboxやPS5に搭載されているものからGPU部分を無効化したものではないかとしている。
15332243 story
プリンター

USBが生まれたのはIntelの中の人が「奥さんのプリンターをつなげる手間にキレた」ため 94

ストーリー by nagazou
だからブチッと抜いても大丈夫? 部門より
ITmediaで行われている大原雄介氏のPCの歴史をたどる記事において、USB誕生のきっかけとなった逸話が掲載されていた。この記事によると、USBが生まれるきっかけは、Intelのアジャイ・バット氏が、奥さんのPCにプリンタをつなぐ作業があまりに手間だったことから、キレたことがきっかけだったという。同氏はUSBに先行して開発が進んでいたPCIの経験をフィードバックしたとしている(ITmedia)。
15331980 story
マイクロソフト

環境問題へ積極的に取り組む Microsoft に対し、同社製品の修理しやすさも改善すべきという株主提案 90

ストーリー by headless
提案 部門より
株主として企業の意思決定に関与し、環境問題や人権問題に取り組む非営利組織 As You Sow が16日、電子ごみに関する持続可能なポリシーを定めるよう Microsoft に求める株主提案を行ったそうだ(As You Sow のプレスリリース提案書Neowin の記事)。

温室効果ガス削減廃棄物削減水消費量削減など、環境問題に取り組む大企業の先頭を行く Microsoft だが、ハードウェア製品の修理については逆行している。iFixitの修理しやすさスコアは10点満点で Surface Pro X が6点Surface Laptop 3 が5点を獲得したものの Surface デバイスの大半は1点であり、Surface Laptop は修理に関して2017年最悪のデバイスに選ばれた。先日発表された Windows 11 の Surface デバイス対応状況を見ると、全モデルが対応するのは2019年以降に発売されたモデルのみ。2018年モデルの Surface Go は非対応であり、2017年モデルでは第8世代 Core プロセッサーを搭載した Surface Book 2 のみ対応する。また、米国の各州で進められている修理する権利の法制化についても、Microsoft は積極的に反対している。

米連邦取引委員会 (FTC) が5月に発表した報告書では、修理する権利を制限する企業側が理由として挙げる安全性の維持や知的財産の保護が記録に裏付けされたものではないと指摘している。フランスでは今年から修理しやすさスコアの表示が義務付けられ、パーツの交換しやすさだけでなく、サービスマニュアルやスペアパーツの入手性なども評価の対象になる。以前からサービスマニュアルやスペアパーツを提供していた Dell や HP などと比べて Microsoft は大きく出遅れている。

そのため、Microsoft 製デバイスの持続可能性を同社の環境問題への取り組みに一致させるには、修理しやすさを改善べきというのが株主提案の趣旨だ。取締役会に対しては、消費者や独立の修理業者による Microsoft 製デバイスの修理を容易にすることで、環境と社会にもたらす利益を報告書にまとめるよう求めている。
15331272 story
ストレージ

Western Digital の古い NAS、リモートから攻撃を受けて初期化される 40

ストーリー by headless
古漬 部門より
Western Digital の古い NAS、WD My Book Live および WD My Book Live Duo が未修正の脆弱性(CVE-2018-18472)を突かれ、リモートからファクトリーリセットを実行されてデータがすべて消えたとの報告が複数出ている(セキュリティアドバイザリー WDC-21008BleepingComputer の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

両製品は2010年~2012年に発売され、2014年に販売終了しており、最後にファームウェアが更新されたのは2015年のことだという。CVE-2018-18472はリモートから root としてコマンドを実行可能な脆弱性で、2018年に報告され、PoC も公開されている。しかし、Western Digital は報告者に対し、ファイアーウォールでリモートからのアクセスを防ぎ、ローカルネットワーク内の信頼されたデバイスのみがアクセスできるようにするなどの対策を提示するにとどまった。

今回 Western Digital では問題を調査していると述べる一方、現時点ではインターネットから両製品を切り離すことを推奨している。
15331270 story
バグ

Dell の BIOS に脆弱性、129機種が影響を受ける 8

ストーリー by headless
更新 部門より
Dell は24日、BIOS 搭載の機能で発見された4件の脆弱性と影響を受ける129機種のリストを公表した(DSA-2021-106Eclypsium のブログ記事Phoronix の記事BetaNews の記事)。

CVE-2021-21571 は Dell の BIOSConnect 機能と HTTPS Boot 機能が利用する UEFI BIOS の HTTPS スタックに存在する不適切な証明書検証の脆弱性だ。リモートの認証されていない攻撃者が中間者攻撃を利用して脆弱性を悪用することで、サービス拒否およびペイロードのタンパリングにつながる可能性がある。

CVE-2021-21572 / CVE-2021-21573 / CVE-2021-21574 は BIOSConnect 機能に存在するバッファーオーバーフローの脆弱性だ。ローカルでシステムにアクセス可能な認証されたユーザーがこの脆弱性を悪用することで、UEFI による制限を迂回して任意コードの実行が可能になる。

BIOSConnect は SupportAssist OS Recovery 機能を利用して BIOS 更新と OS の復旧を行う機能で、影響を受けるのは BIOSConnect 搭載機種の一部だという。HTTPS Boot は UEFI の HTTP Boot を利用してシステムを HTTP(S) サーバーからリモートブートする機能で、搭載機種は少ない。影響を受ける129機種のうち、HTTPS Boot を搭載しているのは46機種となっている。

いずれの脆弱性を悪用する場合も攻撃者は事前にユーザーのネットワークへ侵入し、Dell UEFI BIOS が信頼する証明書を取得するなどの準備が必要となり、システムに物理的アクセス可能なユーザーが各機能を使用するのを待つ必要があるとのこと。

CVE-2021-21573/CVE-2021-21574に関しては5月28日にサーバー側で修正が行われており、ユーザーが必要な操作はない。CVE-2021-21571/CVE-2021-21572に関しては BIOS 更新が必要となる。6月24日までに影響を受ける129機種すべてに対策版の BIOS 更新が提供されている。

Dellのプリインストールソフトウェアファームウェア更新プログラムではたびたび脆弱性が発見されているが、今回の脆弱性の影響を受けるのはWindowsに限らない。特にセキュアブートを無効化している場合は影響が大きくなるとのことだ。
15330030 story
ハードウェア

AMラジオ局が消える前に。カッターの刃と鉛筆で『塹壕ラジオ』を作るという記事 66

ストーリー by nagazou
教材ラジオからAMが消えるのか 部門より
先日、民放AMラジオ局がFM局に転換する方針が発表された。発表通りFM局への転換が行われると、学校の科学実験などで使われきた鉱石ラジオも聞けなくなる。そこでデイリーポータルZの記事では、鉱石ラジオの一種として第二次世界大戦中に兵士に愛用された「塹壕ラジオ」を今のうちに作っておこうという流れになったようだ(デイリーポータルZ受信時の様子[動画])。

記事では100円ショップで購入したカッターの刃と鉛筆に加えて、秋葉原でその辺では入手しにくい100m以上の銅線(1500円)とセラミックイヤホン(クリスタルイヤホン)を購入、塹壕ラジオを作ってみたそうだ。しかし、ビル内ではうまく聞こえなかったことから専門家の意見を聞き、電波塔に近い場所まで行って挑戦したところ受信に成功したとのこと。
15329920 story
アナウンス

NITE、充電式の携帯型扇風機の発火事故などの爆発事故などを警告 39

ストーリー by nagazou
あの爆発の仕方は怖いわ 部門より
製品評価技術基盤機構(NITE)は24日、最近利用の増加している充電式の携帯用扇風機について、落とすなど強い衝撃が加わった場合、発火するリスクがあるとして注意を促す警告を行った(製品評価技術基盤機構損傷バッテリーが破裂した事故の再現動画NHK)。

携帯用扇風機の内部には衝撃に弱いリチウムイオンバッテリーを内蔵したものが増えており、落下後に外観的には損傷がなくとも、バッテリーが破裂することなどがあるとしている。携帯用扇風機の損傷したバッテリーが破裂する様子などについていも動画にして公開している。また携帯用扇風機を一般ごみとして廃棄し、ごみ収集車やごみ処理場などで発火するトラブルも増加しているとしている。
15329891 story
インターネット

データセンターの排熱を利用するノルウェーのロブスター養殖プロジェクト 15

ストーリー by nagazou
あふれたロブスターがケーブルをジョキジョキ 部門より
headless 曰く、

ノルウェーのデータセンター企業 Green Mountain とロブスター養殖企業 Norwegian Lobster Farm が提携し、データセンターの排熱を利用したロブスターの養殖を行うそうだ(Green Mountain のブログ記事Computing の記事)。

Norwegian Lobster Farm はコンピュータービジョンによる個別のロブスター監視システムなどを用い、料理として提供可能な大きさのロブスターを陸上の施設で養殖する世界初の企業だという。現在の養殖施設では再循環水産養殖システム (RAS) を用いてロブスターの成長に最適な20℃の海水を供給している。

一方、Green Mountain のデータセンター DC1-Stavanger ではフィヨルドから汲み上げた海水を冷却に使用しており、冷却により20℃まで温まった海水をフィヨルドへ排出しているという。この排水を直接 Norwegian Lobster Farm の施設に供給することで、複雑な RAS テクノロジーを用いなくても最適な温度でロブスターを養殖可能になるとのこと。

Green Mountain は長年にわたってデータセンターの排熱を再利用するさまざまな方法を検討してきたが、DC1-Stavanger のあるレンネソイは人がほとんど住んでおらず、地域への熱供給は現実的な排熱利用法ではなかったという。これに対しロブスター養殖プロジェクトはぴったりと合い、同様のコンセプトによる施設の展開も期待しているとのことだ。

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変なモノ

光触媒による空気清浄機能を搭載したATX電源「AP-550Ti-JP」発売 28

ストーリー by nagazou
小林製薬に消臭源として売ってもらおう 部門より
光触媒による消臭機能付きATX電源なるものが発売されたそうだ。台湾Solytech製の「AP-550Ti-JP」がそれで、酸化チタン(TiO2)フィルタを内蔵し、フィルタにUVライトを当てることにより、光触媒の効果で臭いの元となる物質を消臭する仕組みを持っているとのこと。バクテリアや臭いの元になる物質を酸化させることにより、消臭効果が期待できるらしい(AP-550Ti-JPPC Watchエルミタージュ秋葉原)。

電源としてのスペックは容量550Wで80PLUS Bronze認証取得。ファンは12cm角サイズで市場想定売価税込7590円ほどだという。コネクタ類は本体から直接生えているタイプで、ATX24ピン×1、CPU補助電源8ピン+4ピン×2、SATA×3、ペリフェラル4ピン×3、PCI-E補助電源は6+2ピン×2という構成となっている。
15328675 story
AMD

AMD、Radeon Software で Windows 7 のサポートを終了 23

ストーリー by nagazou
終了 部門より
headless 曰く、

AMD は21日、Radeon Software における64ビット版 Windows 7 のサポートをレガシーサポートモデルに移行すると発表した(AMD Community のブログ記事Radeon Software Adrenalin 21.6.1 リリースノートNeowinの記事Phoronixの記事)。

同日リリースされた Radeon Software Adrenalin 21.6.1で 64ビット版 Windows 7 はサポートされず、Radeon Software Adrenalin 21.5.2 が64ビット版 Windows 7をサポートする最後のドライバーとなる。Radeon Software では既に32ビット OS のサポートを終了しており、64ビット版 Windows 8.1のサポートも終了している。

また、古いグラフィックス製品のレガシーサポートモード移行も同時に発表されている。今回レガシーサポートモードに移行するのは2016年以前にリリースされた製品で、こちらも Radeon Software Adrenalin 21.5.2がサポートされる最後のドライバーとなる(レガシーサポート対象に移行したモデル)。

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入力デバイス

HappyHacking keyboardの配列が決まるまで 73

ストーリー by nagazou
歴史あり 部門より
PFUで初代HappyHacking keyboard(以下HHkeyboard)から同Lite2までの企画等を担当していたとされる八幡勇一氏が、note上で初期の開発経緯などについての裏話を紹介している。HHkeyboardは、国内初のハッカーとも言われる和田英一氏が発表した論文がきっかけになっていることは知られているが、この記事ではHHKeyboardの配列がどのように決まったかという経緯が分かる内容となっている(HappyHacking keyboardはじまりの話)。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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