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ソフトウェア

Apple、AirPods Proの音の問題に関する修理サービスプログラムを開始 12

ストーリー by headless
問題 部門より
Appleは10月30日、AirPods Proの音の問題に対する修理サービスプログラムを開始した(Appleサポートの記事9to5Macの記事Mac Rumorsの記事Neowinの記事)。

発表によれば、音の問題が起きる可能性があるのは2020年10月より前に製造されたAirPods Proのごく一部だという。アクティブノイズキャンセリングの動作に関連した問題のようで、症状としては「パチパチ」という音などの異音が周囲の騒音に合わせて大きくなる、低音が欠落する、背景音が大きくなる、といったものが挙げられている。

修理サービスを受けるには、Apple正規サービスプロバイダまたはApple Store直営店、Appleサポートを通じて手続きすればいい。なお、修理サービスといっても持ち込んだAirPods Proを実際に修理するわけではなく、検査で問題が確認されれば本体交換となる。
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Intel

Intel、デスクトップ向け第11世代Coreプロセッサ発表。2021年第1四半期に発売 75

ストーリー by nagazou
ゲームには強そうな雰囲気 部門より
Intelは29日、デスクトップ向け第11世代Coreプロセッサ、開発コードネーム「Rocket Lake-S」の概要を発表した。2021年第1四半期に発売する予定となっている(IntelASCIIPC Watch)。

CPUマイクロアーキテクチャには「Cypress Cove」を採用した。久しぶりの大規模マイクロアーキテクチャの更新となる。ハードウェアとソフトウェアの効率を改善することにより、IPCは前世代から10%以上向上したとしている。このほか新しい命令セットのIntel DL Boost(VNNI)に対応、最大20個のPCI Express 4.0(Gen 4)レーンに対応するなどが明らかにされている。

製造プロセスは明らかにされていないが、従来通り14nm++によって行われるとみられている。なお、前世代にあたる第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-S)では10コア/20スレッドとなっていたが、第11世代Coreプロセッサでは最大8コア/16スレッドに減らされている。詳細は不明だが、内蔵GPUに関しても最新のXe Graphicsをベースとしたものに強化されたと見られている。
14972348 story
Intel

懐かしのCPUゲタ、現代版が中国方面からやってきた 43

ストーリー by nagazou
元記事にもあるけど魔改造BIOSは怖い 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

モバイル向けCPUを自作デスクトップで使うための基板(CPU実装済)がAliExpressで出回っているというお話(PC Watch)。魔改造されたBIOSが必要だがそれも一緒に提供されているとのこと。

お値段的にはそれなりにするので冷静に考えると選択するメリットはほとんどないのだが、話の種としてはめちゃくちゃ面白い。

AliExpressで怪しげな中華製品を仕入れて使う話。モバイル用CPUであるCore i7-8850Hに下駄を履かせて自作PCマザーボード(GIGABYTEのGA-H170N-WIFI (rev. 1.0))で使用するというもの。初期の自作ブームを思い起こさせるようなディープな内容となっている。

14972337 story
iPhone

外見の似たiPhone 12とiPhone 12 Pro、中身もよく似ていた 5

ストーリー by nagazou
合理的 部門より
headless 曰く、

外見上はリアカメラと本体仕上げぐらいしか違わないiPhone 12とiPhone 12 Proだが、iFixitの分解リポートによると内部的にもそっくりなデザインになっているそうだ(iPhone 12 and 12 Pro TeardownMashableの記事The Vergeの記事動画)。

iPhone 12とiPhone 12 Proの外寸は同じだが、筐体素材はiPhone 12がアルミニウム、iPhone 12 Proがステンレススチールと異なり、重量はiPhone 12 Proが25g重い。また、背面ガラスはiPhone 12が光沢仕上げなのに対し、iPhone 12 Proはマット仕上げになっている。内蔵ストレージが同容量のモデルでは価格差も税別16,000円と小さい。

リアカメラはiPhone 12がデュアルカメラ(広角・超広角)で、iPhone 12 Proはトリプルカメラ(広角・超広角・望遠)+LiDARとなっている。今回iFixitでは2機種の分解リポートを1本の記事にまとめているが、内部で見た目が大きく異なるのはカメラモジュール部分のみだったようだ。iPhone 12はカメラモジュールが小さい分、スペーサーが大きくなっている。記事では2台を並べて分解する様子を撮影した写真もみられるが、一方の部品のみを撮影した写真も多い。ロジックボードは一部シリアルナンバーが異なる程度で、ほぼ同じものだったという。RAMはiPhone 12が4GB、iPhone 12 Proが6GBを搭載することが確認されている。

AppleのiPhoneモデル比較ページによるとディスプレイユニットはほぼ同スペックだが、HDRの最大輝度が1,200ニトと共通なのに対し、標準の最大輝度はiPhone 12が625ニト、iPhone 12 Proが800ニトと異なる。ただし、iFixitによれば相互に入れ替えても動作したという。このほか、Taptic Engineやバッテリーも相互に入れ替えて動作したとのこと。バッテリーはiPhone X以降複数のモデルで使われていたL字型のものではなく、普通の形状だ。容量は2機種とも10.78Whで、iPhone 11(11.91Wh)やiPhone 11 Pro(11.67Wh)よりも小さい。それでもバッテリー使用時間が大差ないのは5nmプロセスのA14 Bionicチップによる省電力化が大きいとiFixitはみる。

修理しやすさスコアは10点満点中6点で、iPhone 8以降全モデル共通のスコアだ。高評価ポイントはディスプレイとバッテリーの交換を優先した設計になっている点と、多くの重要なコンポーネントがモジュラー化されて交換しやすくなっている点が挙げられている。一方、必要なドライバーの種類が多い点と、防水強化で修理が複雑になる一方で難しい浸水修理が必要になる可能性が低くなる点を中評価ポイント、リアガラスが破損した場合には筐体ごと交換する必要がある点を低評価ポイントとしている。

14970462 story
ソフトウェア

ドイツのソフトウェアエンジニア、米マクドナルド各店舗のアイスクリームマシン稼働状況を表示するサイト「mcbroken」を公開 30

ストーリー by nagazou
確認作業は根性で 部門より
headless 曰く、

ドイツのソフトウェアエンジニアがマクドナルドの非公開APIをリバースエンジニアリングし、米国内のマクドナルド各店舗でアイスクリームマシンが壊れていないかどうか地図上に表示するサイト「mcbroken」を公開している(The Vergeの記事Ars Technicaの記事)。

作者のRashiq Zahid氏は7月、ベルリンのマクドナルドでMcSundaeが購入できなかったことからmcbrokenのアイディアを思いついたという。マクドナルドのモバイルアプリをリバースエンジニアリングして非公開APIを見つけたZahid氏はドイツのマクドナルドでテストを開始。正しい結果を返すかどうか、自転車でベルリン市内の店舗をすべて回って確認したそうだ。

そして先日いよいよマクドナルドの本拠地米国に進出してWebサイトをオープンし、20分で10,000人が訪れる盛況となったそうだ。アイスクリームマシンの状態を調べる方法としては、各店舗を選択してMcSundaeを注文するというもので、当初は1分間隔でクエリを送っていたところ、ボットとみなされてブロックされてしまったという。そのため、30分間隔に変更したとZahid氏はThe Vergeに説明したようだが、23日にZahid氏が投稿したツイートでは毎分18,752ドル相当を注文をしていると説明されている。

なお、アイスクリームマシンの調査で注文を確定することはなく、mcbrokenのせいで溶けてしまったアイスクリームはないそうだ。mcbrokenはZahid氏が勝手に公開しているサイトであり、存続できるかどうか気になるところだが、米マクドナルドのコミュニケーション担当VPのDavid Tover氏はZahid氏を真のマクドナルドファンだと讃えており、当面閉鎖されることはなさそうだ。

ちなみに、タレコミ時点で全米のアイスクリームマシン故障率は11.22%。最も故障率が高い都市はサンディエゴ(31.82%)で、シアトル(26.67%)、ニューヨーク(26.09%)、ボストン(25%)が続く。Zahid氏は冗談のつもりで始めたそうだが、役に立つサイトだと考える人も多いようだ。

14970385 story
アナウンス

呉工業、自転車のチェーンに不向きといったKURE 5-56に関するネット上に出回る噂について否定 106

ストーリー by nagazou
都市伝説と化すデマ 部門より
呉工業製の浸透潤滑剤「5-56」シリーズには、長らく自転車のチェーンや鍵穴などに使うのは良くないという噂があった。この噂に関しては、「5-56 自転車チェーン」などの単語でググると出てくるが、曰く一時的には潤滑性は改善するが、揮発性が高く粘度が低いために元々の油分が流れてしまい、潤滑性が落ちて錆びやすくなるとするものが多い。

こうした公式サイトが9月に行われたサイトリューアルに合わせて、噂に関して否定する「5-56 の疑問や噂に答えます!」というサイトが制作された。このサイトでは5-56は自転車のチェーンにも使用できるとしている。またバイクのチェーンに関しては5-56 の潤滑被膜では耐えられないため、同社のスーパーチェーンルブを使うことを推奨するとしている。

また揮発性が高いとする噂に関しては、5-56のスプレー後に揮発するのは溶剤分のみであり、潤滑成分や防錆成分は残るとしている。その上で、雨にさらされる箇所や強い荷重のかかる場所に関しては、上位モデルの「スーパー 5-56」の使用を勧めている。

あるAnonymous Coward 曰く、

5-56 自転車チェーン — Google 検索
https://www.google.com/search?q=5-56+%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3

5-56 の疑問や噂に答えます!
https://www.kure.com/5-56series/faq/

2020.09.28 サイトリニューアルしました!
https://www.kure.com/

14970472 story
プリンター

リサイクルインク業者がメーカーを提訴へ。ICチップ仕様変更は独占禁止法違反 166

ストーリー by nagazou
勝てるの? 部門より
朝日新聞によると、リサイクル・インクカートリッジを販売している企業が、インクカートリッジの仕様を変更したのは独占禁止法に違反するとして訴訟を起こすそうだ。リサイクル業者がメーカーを訴えるという変わった訴訟になっている(朝日新聞)。

訴訟を起こしたのは、大阪市の「エコリカ」。その相手となるのはキヤノンだ。原告側によれば、キヤノンは2017年9月からインクカートリッジのインク残量関係のICを変更、外部からインクを再注入すると、残量表示が変わらずインク無しのままになるとしている。この影響でキヤノン用純正品インクのシェアは、2017年の12月は84%だったのに対し、2020年9月には95%に増加したとしている。

このためエコリカ側は、この仕様変更は独占禁止法が禁じる「競争者に対する取引妨害」にあたると主張しているとのこと。
14970189 story
Firefox

Firefox 82、複数の問題が報告されてロールアウトを制限 37

ストーリー by headless
制限 部門より
Mozillaが先日リリースしたFirefox 82で複数の問題が報告され、ロールアウトを制限しているようだ(Softpediaの記事Ghacksの記事)。

22日のFirefox Channel Meetingによると、印刷関連問題セキュリティソフトウェアとの組み合わせFirefoxがクラッシュする問題、実験的なプライバシー設定を有効にしている場合にWebサイトからログアウトしてしまう問題が報告されている。

手元の環境では既にFirefox 82に更新されており、特に問題もなさそうだが、スラドの皆さんは何か問題があっただろうか。
14970160 story
電力

MagSafe充電器、iPhoneのケース素材によっては円形の跡が残る可能性 44

ストーリー by headless
円形 部門より
Appleは23日、iPhone 12/12 ProシリーズでMagSafe充電器を使用する方法と注意事項を公開した(HT211829Mac Rumorsの記事9to5Macの記事)。

それによると、レザー製ケースにiPhoneを入れたままMagSafeで充電した場合、ケースに円形の跡が付く可能性があるとのこと。Mac Rumorsによれば、シリコン製ケースでも同様の現象がみられたそうだ。また、ケースが分厚い場合や金属製の場合は充電前に取り外しておく必要がある。

MagSafe充電器は20W以上のApple USB-C電源アダプタに接続することが推奨されている。電源アダプタの出力が12W以上あれば充電は可能だが、20W未満の場合は充電速度が低下する。また、iPhone本体またはMagSafe充電器が高温になると充電は80%程度に制限され、温度が下がってから継続することになるため、充電時間が長くなるとのこと。

MagSafe充電器とiPhoneの間に異物を挟まないのはもちろんだが、特にクレジットカードやパスポートなど、磁気ストライプやRFIDチップを搭載するものは破損の恐れがある。また、MagSafe対応iPhoneに磁石で吸着させて使用できるポケット状のアクセサリ「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」も充電前に取り外す必要がある。こちらはクレジットカードなどを入れられるよう防磁シールドが施されているため、そもそも装着状態ではMagSafe充電器を取り付けることもできないとみられる。
14968313 story
おもちゃ

NECが小型PCを発売。Celeronと4GB RAM、500GBのHDDで98,800円也 156

ストーリー by nagazou
リリースでは家庭向けとなっています 部門より
NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)が10月20日に発表した新製品が酷評を受けている。このPCは「LAVIE Direct DT Slim」で容量約1Lの小型筐体モデル。酷評を受けている理由はその価格とスペックにある。エントリー構成時の仕様としては、CPUにCeleron G5905T、メインメモリの容量は4GB、ストレージはHDDで容量は500GB、OSはWindows 10 Homeなどとなっている。このエントリー構成時の税別価格は98,800円となっている( NEC LAVIE公式サイトPC Watch)。

5ちゃんねるなどでは、令和2年のPCとして高すぎる、Celeronでハードディスクで10万とは、DVDドライブもオプションなのか、といった驚きの声が出ているようだ(5ちゃんねる)。
14968259 story
テレビ

DXアンテナ、風速70メートル/秒の強風に耐える衛星放送用アンテナ 35

ストーリー by nagazou
最初に使ってたのはTDKのセンターフィード型 部門より
衛星放送用のBS・110度CSアンテナは、強風などで角度がズレてしまうと受信ができなくなってしまう。また近年の気象条件から台風時の強風などで破壊されてしまうことも多い。多くのBS・110度CSアンテナはお椀のような形であり、その形状のため強い風の影響を受けやすくなっている。そんな中、DXアンテナは強風にも耐えうる45形BS・110度CSアンテナを開発したそうだ(DXアンテナ紹介動画)。

このアンテナは「45形BS・110度CSアンテナ(耐風速70m/s) 型番:BC453SG」という名称で、パンチングメタルのように反射鏡面部に複数の穴を開けることで風を逃がす仕組み。製品名にもあるとおり、風速70メートル/秒という強風でも変形や破壊が起こりにくいとしている。またコンバーターアームが歪むことで焦点がズレないよう樹脂ブラケットで強化したほか、固定するマスト押さえ金具に関しても改良が施され、強風による首振りが置きにくくなったとしている。

こうした工夫により、現行製品である BC453Sの受信可能風速は20メートル/秒だったのに対し、新製品であるBC453SGでは50メートル/秒にまで向上しているとしている。なおパンチングメタル構造にしたことによるアンテナ利得の変化が気になるところだが、スペック上はBC453Sと変わっていない。10月20日から販売が開始されているとのこと。
14966405 story
Intel

SKハイニックス、インテルのSSDやNAND関連事業を買収へ。分割購入で買収完了は2025年を予定 34

ストーリー by nagazou
黒いものを感じるのですが 部門より
韓国の半導体製造企業SK hynixは10月20日、Intelの所有するNANDメモリーおよびストレージ事業を買収すると発表した。ただしこの買収計画にはIntelの持つ高速メモリ「Optane」関連は含まれない(IntelSK hynix共同通信)。

買収金額は総額で90億ドル(約9500億円)。Intelの持つNAND SSD事業、NANDコンポーネントおよびウェーハ事業、そして中国大連市にあるNANDメモリ製造施設が買収対象となる。両社は現在、政府からの買収承認を求めているようだが、承認は早くとも2021年後半になる見込みだとされる。

支払いは2分割で行われるようだ。政府の許可が下りれば、SK hynixはIntelのNAND SSD事業と関連するIP、大連市にあるNANDメモリ製造施設のためにIntelに70億ドル(約7400億円)を最初に支払う。残りの20億ドルは2025年3月に支払いの予定。この最後の支払いの後に、残りのNANDフラッシュのウエハー関連のIP、研究開発部門の従業員、大連の製造施設の従業員が引き渡される予定となっている。

2025年の契約が完了するまでは、Intelは大連市のメモリ製造施設でNANDウェーハを製造を続ける。最終的な引き渡しまではNANDフラッシュウェーハの製造と設計に関連するすべてのIPを保持し続けるとしている。
14966721 story
お金

東証売停トラブル、自動切替が無効設定されていた原因は仕様変更のマニュアル反映漏れ 72

ストーリー by nagazou
マニュアル更新ミスだったとは 部門より
1日に発生した東京証券取引所の障害の原因について富士通は19日、共有ディスク装置のマニュアルに不備があったと発表した。それによれば、マニュアルにはメモリ故障等に起因する特定事象が発生した場合、必ず自動切替が行われるという記載があったという。しかし、実際には自動切替が行われないパターンの設定があったとしている(富士通)。

実際の仕様とマニュアルの記載に齟齬が生じた理由として、共有ディスク装置のOSがバージョンアップされた際にマニュアル側の記載を変更しなかったことにあるとしている。メモリ部品が故障した原因については、偶発的なものだったという。

一部メディアで金融庁は東証に立ち入り検査を実施する方針だと報じられている。自動切り替えの設定にミスがあったことやシステム障害時の取引再開ルールが整備されていなかったことなどを理由としている(日経新聞読売新聞)。
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火星

火星探査機InSightの小型杭打ち装置、見えなくなる深さまで地中にもぐる 15

ストーリー by headless
土竜 部門より
NASAの火星探査機InSightは火星着陸から2年近くにわたって地熱測定装置Heat Flow and Physical Properties Package(HP3)のプローブ打ち込みを試みているが、ようやくHP3の小型杭打ち装置(mole)が見えなくなる深さまで地中に進んだそうだ(JPL Newsの記事DLR Blogの記事)。

moleは柔らかい土壌の摩擦を利用して掘り進む設計になっているが、InSightは想定外の固い土壌に覆われた地点へ着陸してしまったため、作業が難航している。今年5月からはロボットアームに取り付けられたスコップでmole後部のキャップを押して(叩いて)地面に押し込む作業を開始し、6月には地中へ押し込むことに成功していた。

6月20日(Sol 557)にはmoleが自力で掘り進むことができることを確かめる「Free Mole Test」を完了。その後はスコップに角度を付けてさらに押し込む作業を進めていたが、8月下旬からは砂嵐で太陽電池の発電能力が低下し、moleの作業にコマンドを送信できるのは2週間おきになっていたという。それでもmoleとInSightをつなぐテザーの動きからmoleが地中を進んでいることが予想されており、10月3日(Sol 659)にスコップをどけてmoleが完全に砂に埋まる深さまで進んでいることを確認した。

10月17日(Sol 672)にはスコップを2つのずらした位置で平行に動かす作業を行い、その後熱伝導性の測定を行う。 今後はさらなる押し込み作業とFree Mole Testの実施に備えて摩擦力を強化するため、moleを覆う砂を押し固め、必要に応じて砂を追加する。押し込み作業の再開は2021年に入ってからになるとのことだ。
14961152 story
統計

2020年第3四半期PC出荷台数、IDCは14.6%増、Gartnerは3.6%増と推計 3

ストーリー by nagazou
PC業界的にはコロナ渦はプラス傾向? 部門より
headless 曰く、

IDCの推計によると、2020年第3四半期のPC出荷台数は前年同四半期比14.6%増(1,037万台増)の8,127万台だったそうだ(プレスリリース)。

世界的なパンデミックが続き、多くの国でCOVID-19感染第2波に入る中、第3四半期はゲーミングPCやChromebook、モバイル通信対応のノートPCなどが大きな需要を獲得したそうだ。特にノートPCはコンポーネント不足がなければ、さらに多くの出荷台数が見込まれたという。IDCの推計値では第2四半期も11.2%増加しており、2四半期連続の2桁成長となる。

地域別では米国や南米で2桁成長しており、日本を除くアジア太平洋地域(APeJ)や欧州・中東・アフリカ(EMEA)では1桁成長となっている。日本ではGIGAスクール構想や在宅勤務による需要で前年同四半期並みを維持したものの、昨年の消費税率変更やWindows 10以降によりベースラインが上がっているため、消費者部門では前年同四半期比減となった。

ベンダー別にみると、1位のLenovo(11.3%増、1,927万台)と2位のHP(11.2%増、1,869万台)が2桁成長する一方、3位のDell(0.8%減、1,200万台)は減少した。第3四半期の成長率が高かったのは4位のApple(38.9%増、689万台)と5位のAcer(29.3%増、601万台)で、6位以下の合計(22.1%増、1,842万台)も大きく増加している。

一方、Gartnerが同日発表した2020年第3四半期PC出荷台数推計値では前年同四半期比3.6%増(251万台増)と、控えめな数字にとどまる。こちらで2桁成長したのは5位のAcer(29.5%増、509万台)と6位のASUS(12.9%増、475万台)のみ。1位のLenovo(8.3%増、1,831万台)と4位のApple(7.3%増、551万台)は1桁成長したものの、2位のHP(0.7%増、1,545万台)の成長幅は1桁に届かず、3位のDell(4.6%減、1,083万台)と7位以下の合計(4.7%減、1,146万台)は1桁減となっている。

GartnerとIDCでは推計対象が異なり、GartnerはデスクトップPCとノートPC、プレミアム価格帯のウルトラモバイルを対象としてChromebookやiPadを除外しているのに対し、IDCではデスクトップPCとノートPC、ワークステーションが対象でタブレットPCやx86サーバーを除外している。そのため、大きく異なる推計値が出ても不思議ではないのだが、推計対象に違いはないとみられるAppleの出荷台数も130万台以上の差がついており、全体では1,000万台近い差となっている。

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