エアバス、A350型機で操縦室内の液体禁止ゾーンを定義 45
液体 部門より
同型機では2つの操縦席の間にある制御パネルの組み込まれた台に誤って液体をこぼした後、運航中にエンジンの1つが停止し、再始動することもできずに緊急着陸するトラブルが2件報告されているという。異常の原因は液体が制御パネルにこぼれたことが原因とみられ、修正が行われなければ大きな事故につながる可能性もある。そのため、エアバスではAFM TRで操縦室内の液体禁止ゾーンを定義し、誤って液体をこぼした場合の対応を追加したほか、操縦室内での液体の扱いに関する航空会社への通達も発行したとのこと。
操縦室内で液体をこぼしたことによる緊急着陸はエアバスA330でも昨年発生しているが、こちらは電子回路の短絡・過熱による発煙が原因であり、エンジンの問題は報告されていない。