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グラフィック

ムンクの「叫び」にみられるカドミウムイエロー劣化に関する調査 30

ストーリー by headless
劣化 部門より
エドヴァルド・ムンクの絵画「叫び」で用いられている硫化カドミウム(CdS)ベースのカドミウムイエロー顔料劣化について、イタリア・ペルージャ大学などのグループが調査結果を発表している(論文Ars Technicaの記事)。

ノルウェーの画家ムンクは夕日に照らされた雲がフィヨルドの上で血のような色に染まり、自然が叫び声をあげていると感じた体験をもとに、叫び声をあげるような色を使って「叫び」を描いた。この作品ではカドミウムイエローを含め、18世紀末から19世紀にかけて合成法が確立した鮮やかで大胆な色の顔料が数多く使われている。しかし、合成顔料を使用した作品を長期保存するには化学変化による退色や剥離、白亜化といった損傷への対策が必要になる。「叫び」は複数のバージョンが残されているが、今回の調査対象は1910年に描かれたムンク美術館所蔵品。盗難で失われていた2年間に損傷が進み、現在はほとんど展示されることなく保管されている。中央の人物の首の部分や黄色味の薄い空の部分では退色がみられ、オペークなカドミウムイエローで厚塗りされた湖の部分では剥離がみられる。
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IT

くら寿司の席の注文用端末、Raspberry Pi 4に移行中か 124

ストーリー by hylom
あの性能があの値段で買えるとは良い時代だ 部門より

昨今では注文用のタッチパネル端末を設置する飲食店は珍しくないが、回転寿司チェーンくら寿司ではRaspberry Pi 4を使っていると見られる注文端末が使われているという(Togetterまとめ)。

この端末はRaspberry Piにタッチパネル搭載液晶パネルなどを組み合わせたもののようだ。なお、くらずしは以前はiPadを使った注文システムを導入していたが(三菱電機ITソリューションズ)、少なくともハードウェアのコスト的にはAndroid+液晶パネルの方が大幅に安いようだ。

14197650 story
テクノロジー

ボーイング747からロケットを打ち上げるVirgin Orbit初のデモミッション、ブースター着火成功後に異常が発生して中止 25

ストーリー by hylom
空中での子機発射は格好良い 部門より

headless曰く、

ボーイング747からの人工衛星打ち上げを目指すVirgin Orbitが25日、初のデモミッションを実施した(Virgin Orbitのブログ記事Virgin OrbitのツイートArs TechnicaGeekWiresorae)。

Virgin Orbitの打ち上げはボーイング747(Cosmic Girl)を上空に飛ばしてロケット(LauncherOne)を切り離し、空中でブースターに着火して宇宙を目指すというもの。今回のデモミッションではCosmic GirlからLauncherOneが正常に切り離され、ブースターの着火も成功した。しかし、ロケット第1段による飛行中に異常が検出され、ミッションは安全に中止されたとのこと。

打ち上げ自体は失敗したものの、同社初の試みとなる空中でのブースター着火に成功するなどいくつもの目標が達成されており、Virgin Orbitでは次の打ち上げに向けて確かな手ごたえを感じているようだ。

14196603 story
ニュース

車内でバッテリーから発生したと見られる硫化水素で中毒死する事件が発生 82

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異臭がしたら気をつけて 部門より

Anonymous Coward曰く、

新潟県上越市の上信越自動車道で、交通誘導を行なっていた2人が貨物車内で硫化水素中毒と見られる状態で発見され死亡する事故が発生した(日テレNEWS24)。

鉛蓄電池での話だろうか。原理上出るという話は分かるのだが、こういった事故は過去にも発生していたのだろうか?

車内ではPCや回転灯の電源として使われていたバッテリー付近で異臭があったという(新潟日報Yahoo!ニュースNHK)。

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ハードウェア

富士通ゼネラル、「身に着けるエアコン」を製品化 34

ストーリー by hylom
温暖化に向けてこういったデバイスの需要が増えるのだろう 部門より

富士通ゼネラルが「ウェアラブル」な冷却装置を開発していることは過去に話題となったが、6月よりこのデバイスの提供が開始されるとのこと。商品名は「Cómodo gear」(コモドギア)で、企業向けにレンタルでの提供を想定している(家電Watchニュースリリース)。

このデバイスは、首にかけるように装着する冷却部と、腰に装着するラジエータおよびバッテリーから構成されている。冷却部で頚動脈を流れる血液を冷却し、それによって体を冷やすことができるという。冷却部とラジエータはチューブで接続されており、冷却部が吸った熱は流体の冷却材を介してラジエータで放熱される仕組み。また、搭載したセンサーによって周辺環境や利用者の情報を収集する機能も備えるという。

14195886 story
ニュース

次亜塩素酸水を噴霧することの除菌効果や人体への影響はまだ未検証、一方で導入事例も増える 99

ストーリー by hylom
消毒薬を気管や肺に入れて良いのかという話 部門より

新型コロナウイルス感染対策として、次亜塩素酸水を噴霧するというものが昨今出てきているようだ。しかし、現時点でこれらの効果については検証中という段階で、実際に製品評価技術基盤機構(NITE)が検証を始めているものの、まだ結論は出ていない。また、現在殺菌用として流通している次亜塩素酸水についてはあくまで手指の消毒用であり、噴霧したものを吸引した場合の安全性についてはまだ分かっていないという。

しかし、そんな状況下で次亜塩素酸水の噴霧装置を導入する企業や自治体が登場、議論となっている(山梨県身延町の発表はてなブックマーク山陽新聞GSE南薩観光株式会社)。さらに、厚生労働省は現時点では次亜塩素酸水の噴霧について推奨はしていない状況だが、これを「厚労省推奨」などとうたって導入し、その後この発言を撤回するというトラブルも発生している(J-CASTニュース)。

なお、次亜塩素酸水噴霧装置に関してはその効果が検証されていないことから、「消毒用」などとうたって販売することは認められておらず、あくまで「雑貨」としての販売になっているようだ。

また、ネットでは次亜塩素酸水を加湿器に入れて使用する方法を紹介している記事もあるが、加湿器製品を手がけているダイニチ工業は、同社の加湿器で次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水を使用することはできないと注意喚起を行なっている

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入力デバイス

レノボ、ThinkPadトラックポイントキーボードIIを国内発売。日本語配列と英語配列の2つを用意 38

ストーリー by hylom
トラックポイント勢には朗報? 部門より

Lenovoが今年1月に発表していたトラックポイント付きキーボードの新モデル「ThinkPad TrackPoint Keyboard II」の日本語配列バージョンが5月26日に発売された(PC Watch)。価格は1万4,500円(税別)。

基本的な仕様は海外モデルと同じで、Bluetoothもしくは2.4GHz帯を使用するUSBドングルを使用した無線接続のみに対応する。そのため、初代モデルの有線接続バージョンが2020年まで併売される模様。キーボード配列は2019年モデルのThinkPadを最高にしているとのこと。日本語配列版のほか、英語配列版も同時に国内販売が開始されている。

14195602 story
AMD

リーナス・トーバルズ氏、メインマシンを新調。CPUはAMD Threadripper 3970X 54

ストーリー by hylom
メインマシンの変遷が気になります 部門より

Anonymous Coward曰く、

Linuxの開発を主導するLinus Torvalds氏がLinuxカーネル5.7-rc7のリリースを知らせるLinux Kernel Mailing List(LKML)への投稿内で、氏が使用しているメインマシンをアップデートしたことを伝えている(GIGAZINEThe RegisterSlashdot)。

今回導入したマシンのCPUはAMDのThreadripper 3970X(32コア/64スレッド同時実行)で、氏がIntel以外のメーカーのCPUを使うのは15年ぶりだそうだ。これによって「allmodconfig」でのテストビルドが3倍高速になったと報告している。

なお、15年前の2005年、Linus氏はPowerPC搭載のMacにLinuxをインストールして使用していると述べていた(過去記事)。

14193375 story
ハードウェアハック

カシオ、関数電卓を改造して組み込んだArduinoのソースコードにDMCA削除要請 69

ストーリー by headless
改造 部門より
Arduinoを使用した工作などをYouTubeで公開しているNeutorino氏がカシオの関数電卓を改造し、GitHubでArduino用のソースコードを公開していたのだが、カシオが加盟する模造品対策団体React米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく削除要請を行ったためソースコードは非公開となった(TorrentFreakの記事)。

この改造はカシオの関数電卓fx-991MSの太陽電池パネルを取り外してOLEDディスプレイと置き換え、ArduinoやWi-Fiモジュール、ホール素子、バッテリーを組み込むというものだ。ホール素子に磁石を近付けて操作する仕組みで、FirebaseからテキストファイルをダウンロードしてOLEDディスプレイに表示することが可能となる。

ReactがGitHubに送ったDMCA削除要請によれば、リポジトリHack-Casio-Calculator(現在は非公開)内のコンテンツはすべてカシオが著作権を持つプログラムの権利を侵害しているという。また、カシオが公開しているプログラムのダウンロードページにリンクする一方、カシオのプログラムはプロプライエタリなもので一般公開されていないが、リポジトリ内のファイルはそれをそのままコピーしたものだとも主張している。

ただし、Reactがリンクした先からダウンロードできるプログラムは関数の計算を定義したもので、改造とは特に関係ないようだ。一方、Googleキャッシュに残っているhacking_calculatorフォルダーの内容を見るとソースコードはすべてAruduinoの.inoファイルになっている。また、YouTubeで公開されている動画を見る限り改造部分の回路は電卓の回路とつながっておらず、そもそも電卓側のプログラムを必要とする部分はないとみられる。
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ロボット

ツクモロボット王国が閉鎖、今後はネット通販に移行 58

ストーリー by headless
終了 部門より
kawakazu 曰く、

秋葉原にあるツクモパソコン本店II 2階の「ツクモロボット王国」が今後はWeb通販に移行するということで、5月15日に閉店したようだ(ツクモパソコン本店のツイートAKIBA PC Hotline!の記事)。

今回の閉店は、同社が進めているオンライン・B2Bビジネス強化の一環と思われる。

ツクモは以前から一部店舗の統廃合に向けた準備を進めていたが、COVID-19の影響により予定を前倒しすると発表していた。営業終了のお知らせは店長ブログにも投稿されているが、ツクモロボット王国のトップページに告知は出ていない。現在のところ通販で購入可能な商品もないようだ。唯一リストアップされている商品も品切れとなっている。

14192538 story
入力デバイス

Microsoftのソリティア、30周年を迎える 50

ストーリー by headless
記念 部門より
Microsoftのカードゲームアプリ「ソリティア」が5月22日で30周年を迎えたそうだ(Xbox Wireの記事Facebookイベントページ)。

Windows 3.0に「Windows Solitaire」として初めて搭載されたソリティアは、長年にわたりWindowsの標準アプリとしてユーザーがドラッグ&ドロップ操作を学ぶのに役立ってきた。Windows 3.0が発表されたのは1990年5月22日であり、今年で30年となる。Windows 8では「Microsoft Solitaire Collection」となり、別途ダウンロードが必要になったものの、Windows 10では標準アプリに復活。現在はAndroid版iOS版Web版も提供されており、世界で最もプレイされているゲームの一つであり続けているとのこと。昨年5月には遊びの歴史博物館 The Strongがビデオゲームの殿堂に加えている。

つまり、Windows 3.0も30周年なのだが、ソリティアばかりが注目を集めているようだ。MicrosoftのWebサイトでもWindows 3.0の30周年を取り上げているのはドイツ版ニュース記事だけしか見当たらなかった。
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AMD

Intelが「世界最強のゲーム用CPU」と謳うCore i9-10900K登場 118

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Ryzen強し 部門より

Intelの第10世代Coreプロセッサが5月20日に発売されたが、4GamerPC WatchASCII.jpがこれらに関するレビューを行なっている。これによると、価格性能比は向上しているものの、単純な性能面での改善点は少なく、競合となるRyzenと比較した場合の優位点は多くはないという結論となっている。

Core i9-10900K(10コア/20スレッド)の競合はRyzen 9 3900X(12コア/24スレッド)、Core i7-10700(8コア/16スレッド)の競合はRyzen 7 3700X(8コア/16スレッド)、Core i5-10600K(6コア/12スレッド)の競合はRyzen 5 3600X(6コア/12スレッド)だが、単純にスペックだけを見ると、いずれもコア数は競合製品と同等以下、消費電力の面では競合と同等以上という状況だ。

また、最大動作クロックに関してはCoreシリーズの方が高いものの、消費電力が大きいことからすぐにリミットがかかってしまうようで、そのため長時間負荷をかけるような処理に関してはRyzenシリーズのほうが高い処理性能を発揮できる傾向になっているようだ。

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テクノロジー

IFA 2020、入場者数を制限しつつ9月にリアルイベントとしての開催を敢行へ 1

ストーリー by hylom
9月には収まっているのだろうか 部門より

headless曰く、

IFAは19日、今年のIFA Berlinを会場に人の集まるリアルイベント「IFA 2020 Special Edition」として、期間短縮かつ入場者数制限付きで9月に開催する計画を明らかにした(ニュースリリース1ニュースリリース2The VergeNeowin)。

会場となるドイツ・ベルリンではCOVID-19拡大防止のため、5,000人以上が参加する大規模イベントを10月24日まで禁止しており、IFAではIFA 2020を革新的な新しいコンセプトで開催する意向を4月に示していた。

開催期間は当初9月4日~9日が計画されていたが、9月3日~5日の3日間に短縮。招待のみとなる同イベントは出席者数も厳しく制限し、1)ブランドのためのイノベーション発表の場、2)最新テクノロジーのためのプラットフォーム、3)OEMとODMのための調達イベント、4)小売業者とブランドが出会える場、というIFAの4つの主要機能に注力したものになるという。

COVID-19により数多くのイベントが中止となる中、IFA 2020 Special Editionはコンシューマーエレクトロニクスおよびホームアプライアンス産業がメディアの前で新製品を直接発表する初の機会になるとのことだ。また、IFAではリモートから誰でもイベントに参加できるよう、デジタルハブの準備も進めているそうだ。

14190944 story
テクノロジー

ダイソン、開発中止となったEVのプロトタイプを公開 36

ストーリー by hylom
ビジネス的にはなかなか難しかったのだろうか 部門より

Anonymous Coward曰く、

2017年、サイクロン方式の掃除機で知られる家電メーカーのDysonが電気自動車の開発を行うと発表した(過去記事)。最終的に同社は電気自動車の開発を断念したのだが、このたびそのプロトタイプが一部メディアに披露されたようだ(Engadget日本版Digital TrendsSlashdot)。

この車両は「N526」と名付けられており、7人乗りで重量は2.6トン。最高速度は時速125マイル(約201km)で、4.8秒で停止状態から時速60マイル(約97km)までの加速が可能だという。一回の充電での航続距離は600マイル(約966km)ほどで、これはTeslaの電気自動車を大幅に上回るという。

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ビジネス

ルネサスエレクトロニクス、光半導体から撤退 25

ストーリー by hylom
切り離し 部門より

半導体メーカーのルネサスが、光半導体製品を製造する滋賀工場を閉鎖し、光半導体分野から撤退する方針を決めた(ルネサスの発表NHK日刊工業新聞)。

技術・価格競争の激化に伴う既存製品のシェア低下、次世代通信に向けた新商品開発の遅延などが理由。 閉鎖される滋賀工場の従業員については他の工場などに配置転換するとのこと。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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