世界で初めてリチウムイオン電池を商品化したのはソニー、ノーベル賞受賞を逃した開発者は語る 33
発明と実用化 部門より
2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池の開発に貢献した米国のジョン・グッドイナフ氏(ドイツ生まれ)とスタンレー・ウィッティンガム氏(英国生まれ)、日本の吉野彰氏が共同受賞した。しかし、リチウムイオン電池の開発においてはこれ以外の研究者も成果を出しており、その1人である元ソニーの西美緒氏が、ソニーは旭化成よりも早くリチウムイオン電池の商業化に成功していたことを主張している(毎日新聞)。
実際、世界で初めてリチウムイオン電池を商品化したのはソニーであり、西氏もノーベル化学賞の有力候補とされていたようだ(ミカドONLINE)。なお、ソニーは2017年に電池事業を村田製作所に売却している(過去記事)。
国内におけるリチウムイオン電池の開発においては、三洋電機も旭化成に先駆けて特許を取得していたことも以前話題になっていた(論座)。