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iPhone

米連邦取引委員会に続き、AppleもQualcommを訴える 26

ストーリー by headless
参加 部門より
ベースバンドプロセッサーの供給と標準必須特許(SEP)のライセンス供与条件を組み合わせ、Qualcommが反競争行為をしていたとされる問題で、米連邦取引委員会(FTC)に続いてAppleもQualcommを提訴した。Qualcommは公正・合理的・非差別的(FRAND)な条件でSEPをライセンスすると明言しているにもかかわらず、FRANDとはかけ離れた条件を取引先やライバルのチップメーカーに強制していたとされる(訴状: PDFThe Registerの記事CNBCの記事Ars Technicaの記事)。

Appleがメディアに出した声明によれば、Qualcommはセルラー通信の標準規格に貢献した十数社の1社に過ぎないが、他社の特許料をすべて合わせた額の5倍以上の金額を要求していたという。そのため、特許料の値引きを求めるAppleは業務協力および特許に関する合意(BCPA)をQualcommと交わし、他社のチップを使わないなどの条件で、製造委託先がQualcommに支払った特許料の一部をリベートとして受け取っていた。しかし、反競争行為の疑いでQualcommを調査していた韓国公正取引委員会(KFTC)の求めに応じてAppleが証言したところ、BCPAを破ったとしてQualcommはリベートの支払いを拒否する。その結果、支払われなかったリベートは10億ドル近いとのこと。
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パテント

米連邦取引委員会、反競争行為の疑いでQualcommを提訴 21

ストーリー by headless
競争 部門より
米連邦取引委員会(FTC)は17日、Qualcommが自社に有利な契約条件の強制やライバルの排除といった反競争行為を行っていたとして提訴した(訴状: PDFArs Technicaの記事The Registerの記事MacRumorsの記事)。

Qualcommはベースバンドプロセッサーのサプライヤーとして支配的な立場にあるだけでなく、携帯電話やタブレットが準拠する必要がある標準必須特許(SEP)のライセンス元でもある。同社は標準化団体に対し、保有するSEPを公正・合理的・非差別的(FRAND)な条件でライセンスすると明言している。

しかし訴状によれば、QualcommはOEMに対し、他社のベースバンドプロセッサーを使用する場合はライセンス料を割り増しするといった条件を受け入れさせていたという。ライバルのチップメーカーに対しては、FRANDに反する無理な条件を提示し、SEPのライセンスを拒否していた疑いも持たれている。

また、ライセンス料の値引きを求めてきたAppleに対し、2007年にはWiMaxを採用しない条件、2011年と2013年にはiPhoneとiPadでQualcommのベースバンドプロセッサーのみを使用する条件でリベートを支払っていたという。Appleは他のOEMとは異なり、直接Qualcommとライセンス契約を結んでいないが、製造委託先の企業がライセンス契約を結んでいる。そのため、製造委託先がQualcommに支払ったライセンス料の一部をAppleが受け取っていたとのこと。

この訴えに対してQualcommは、FTC委員長が交代する直前になって不正確な情報と推定に基づいた提訴を急いだとして、法廷で争う姿勢を見せているとのことだ。
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ストレージ

今後SSDの発熱量は増加していく 40

ストーリー by hylom
とはいえ速度制御でコントロールできるわけで 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

SSDはHDDよりも発熱が少ないと言われていたが、高速化によりSSDの消費電力と発熱量は増えているそうだ(日経テクノロジーオンライン)。

すでにエンタープライズ向けSSDでは発熱や周辺温度の状況を監視し、一定温度を超えた場合に転送速度を下げたりSSD自体を停止させる機能が搭載されているものがあるという。今後主流となるというNVMeインターフェイスでの接続の場合、毎秒数ギガ~数十ギガビットでのデータ転送が可能になり、発熱量はより増えていくと予想されるようだ。

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テクノロジー

リチウムイオン電池に難燃剤を入れることで爆発を防ぐ技術 22

ストーリー by hylom
広まると良いですね 部門より

スマートフォンなどに使われるリチウムイオン電池の過熱・発火事件が相次いでいるが、スタンフォード大学の研究者らが「消火機能」を内蔵するリチウムイオン電池を開発したそうだ(iPhone ManiaScience Advances誌掲載論文Slashdot)。

熱に反応するセパレータを電池内に組み込み、加熱が発生してバッテリの温度が150℃を超えると、難燃性のポリマーがバッテリの電解質に浸透して発火を防ぐという仕組み。テストでは過熱から0.4秒でバッテリーを停止させることに成功し、さらに開発された素材はバッテリの性能に影響を及ぼすことがないという。

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スラッシュバック

CES会場から盗まれた3画面搭載ノートPC、中国の中古品売買サイトに一時出品される 21

ストーリー by hylom
金目当ての犯行なのだろうか 部門より
headless 曰く、

CES 2017の会場でRazerのブースから盗まれた「Project Valerie」のプロトタイプが、中国・Taobaoの中古品売買サイト「闲鱼」に一時出品されていたそうだ(cnBetaNeowinUNWIRE.HK)。

Project Valerieは17インチディスプレイを3台搭載するノートPCで、プロトタイプ2台がRazerのブースに展示されていた。事件が発生したのはCES最終日の8日午後4時頃(日本時間午前9時頃)。プロトタイプが2台とも盗まれている

出品されたのは中国時間の10日午後2時35分とみられ、15万人民元(約248万円)の価格が付けられている。出品者は吉林省の人物のようで、商品の説明は新品ではないことが記載されているのみ。写真はCES会場で撮影されたもので、Softpediaの記事に同じアングルの写真(おそらく同じ写真)が掲載されている。そのため、出品者が本当に現物を入手しているのか、虚偽の出品なのかどうかは不明だが、出品はすぐに取り消されているとのこと。

なお、Razer CEOのMin-Liang Tan氏は、犯人の特定・逮捕・有罪判決につながる情報に対し、最高25,000ドル(約285万円)の賞金を提示している。

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ハードウェア

ドライヤーの熱風やコーラ、チョコレートに負けないグラフィックカード 59

ストーリー by hylom
こだわり 部門より

GIGABYTEのグラフィックカード「GeForce GTX 1080 Xtreme Gaming Premium Pack 8G」は、「究極の耐久性」を製品の特徴の1つとしてアピールしているのだが、これを検証すべくこのグラフィックカードに熱風を当てたりコーラをかけたり、チョコレートを塗りたくるといったテストが行われた(AKIBA PC Hotline!)。

このグラフィックカードは高い冷却性能とともに「航空宇宙級PCBコーティング」が施されており、これによって耐久性を高めているとのこと。そのため、動作中にドライヤーで熱風を当ててもほぼ影響はなく、また動作中に基板部分にコーラをかけたりチョコレートを塗っても問題なし。さらにその後グラフィックカードを取り外して洗剤で水洗いし、乾燥させて元に戻しても動作に問題は見られなかったとのこと。

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MacOSX

「推奨できない」とされていたMacBook Pro 問題解決によって推奨製品としてようやく認定される 15

ストーリー by hylom
発売直後の新モデルは地雷 部門より
headless曰く、

昨年10月に発売されたMacBook Proが12日、ようやくConsumer Reportsの推奨製品として認定された(Consumer Reports)。

Consumer Reportsはさまざまな製品を調査・テストし、消費者の購入の指標となるレーティングを公表している。過去に発売されたMacBookシリーズはすべて推奨製品となっているが、最新のMacBook Proはテストの結果、推奨できない製品であることが12月に公表されていた。

Consumer Reportsがテストしたのは13インチのTouch Bar搭載モデル/非搭載モデルと15インチモデルの合計3モデル。各モデルとも全般的な評価は高かったものの、充電するたびにバッテリー持続時間が大きくばらついていた。たとえば、13インチのTouch Bar搭載モデルは1回目の実行で16時間、2回目は12.75時間、3回目は3.75時間となり、3モデル全体では最短3.75時間、最長19.5時間という結果だった。

テストの内容はラボ内のWebサーバーにWi-Fiで接続し、デフォルトのWebブラウザーで10件のWebページを順にダウンロードするというもの。バッテリーは満充電の状態でテストを開始し、シャットダウンするまで繰り返し実行する。ディスプレイの自動輝度調整機能は無効化し、明るさは光度計を使用して100 nitに設定している。

AppleはConsumer Reportsの協力を得て原因究明を進め、Safariのバグがバッテリー持続時間のばらつきに影響していたことが判明。バグが1月9日リリースの開発者向けmacOS Sierra 10.12.3 Betaで修正されたことから、Consumer Reportsはテストを再実施した。バグの詳細は不明だが、Consumer ReportsのテストではWebブラウザのキャッシュを無効にしており、キャッシュを無効化したときにだけ影響するバグがSafariに存在したようだ。

新しいテスト結果では全体にバッテリー持続時間が長くなり、平均の持続時間は15.75時間(13インチw/ Touch Bar)、18.75時間(13インチw/o Touch Bar)、17.25時間(15インチ)となっている。これにより、最新のMacBook Pro全モデルが推奨製品の範囲に入ったとのこと。なお、AppleではMacBook Proのバッテリー持続時間を最大10時間としているが、Apple製ノートPCのバッテリー持続時間がカタログより大幅に長い結果になるのは、このテストでよくあることだという。

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ハードウェア

HP、モジュールを積み重ねて機能拡張できるPCを発売 42

ストーリー by hylom
もっと色々なモジュールが出てきたら面白いのに 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

HPが、ハードウェアを積み重ねて機能拡張できる小型デスクトップPC「HP Elite Slice」を発表した。メインモジュールのサイズは165×165×35.5mmとコンパクトで、これに幅と奥行きが同サイズの拡張モジュールを重箱のように積み重ねることで機能を拡張できるのが特徴(エルミタージュ秋葉原ASCII.jp)。

提供されるモジュールはSkypeとの連携機能を提供するものやスマートフォン端末などで利用できる接触充電機能を提供するものや、スピーカーやマイクを備えるもの、光学ドライブを備えるものなど。3モデルが提供され、価格は15万円前後からだそうだ。

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ビジネス

2016年のPC出荷台数も前年比減、5年連続 74

ストーリー by hylom
家庭から消えていく 部門より

ガートナーの調査速報によると、2016年の世界PC出荷台数は2015年から6.2%減少したの2億6970万台だったという(ZDNet Japan)。また、IDCの調査でも同様の傾向が出ているそうだ。PCの出荷台数の減少は5年連続だという。

なお、シェアトップはLenovoで、続いてHP、Dell、Asus、Apple、Acerとなっている。2015年には世界のPC出荷台数がゆっくりとした回復傾向にあるという話があったが、結局2015年のPC世界出荷台数は過去最大の落ち込みとなっていた。

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電力

オランダ鉄道が風力で電車を運行 89

ストーリー by headless
風車 部門より
route127 曰く、

オランダ鉄道は1日から、風力発電による電力ですべての電車を運行しているようだ(化学業界の話題の記事AFPBB Newsの記事)。

オランダといえば風車小屋が有名だが、実際に16世紀末から17世紀にかけて活躍したシモン・ステヴィンはオランダの強い風を利用して帆走車を製作している。

オランダ鉄道では2016年に電力の大半を風力発電でまかなっており、少なくとも半年前には2017年の完全移行を発表していたようだ。昨年末には2017年1月1日以降すべての電車が風力発電で走るとも報じられている(オランダ鉄道の記事Eneco NS Groene TreinTreinreiziger.nlの記事AD.nlの記事[1][2])。

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原子力

台湾、脱原発法を可決 38

ストーリー by hylom
現実的 部門より
masakun 曰く、

台湾の国会に当たる立法院が1月11日、「2025年までに台湾のすべての原子炉を事実上廃炉にする」という内容を含む電気事業法改正案を可決した(ロイター朝日新聞)。

昨年5月に就任した蔡英文総統は公約で「脱原発」を掲げており、これに沿ったもの。改正案には再生エネルギー分野での民間参入を促す電力自由化なども盛り込まれている。これにより再生エネルギーの比率を現在の4%から、2025年には20%まで高めることを目指すという。

台湾では政権交代が行われる以前の2014年に住民投票で、4基目の原子力発電所の建設を中止している。改正された電気事業法では2025年までにすべての原発の運転停止を行うとされており、最後に建設された台湾第3原子力発電所2号炉が40年を迎える2025年5月に、台湾国内のすべての原発が運転停止を迎えることになる。

なお「台湾のエネルギー事情及び低炭素社会の取り組み」という資料によると、台湾の発電供給の構成は「石炭49%、天然ガス29%、原子力16%、石油2%、水力2%、廃棄物2%」となっている。

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ストレージ

2.5インチドライブを78基搭載できるPCケース 27

ストーリー by hylom
電源を冗長化したくなるレベル 部門より

2.5インチSSDを78基搭載できるPC用タワーケース「AX2(PCC-AX2)」が発売された(AKIBA PC Hotline!)。価格は税込4万8,000円。

カスタマイズオプションが豊富に用意されているのが特徴で、オプション使用時は3.5インチドライブを24基、2.5インチドライブを78基搭載できるという。対応フォームファクタはATXおよびmicroATX、Mini-ITX、SSI CEB。

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テクノロジー

インドの石炭火力発電所で二酸化炭素を回収し重曹に転換するシステムが導入される 38

ストーリー by hylom
発電所産 部門より

インド・トゥティコリン(Tuticorin)にある石炭火力発電所では、排出した二酸化炭素を回収して重曹に変換するというシステムが導入されているそうだ(GIGAZINEMIT Technology Review日本語版MIT Technology Reviewのオリジナル記事Guardian)。

この発電所で導入されている二酸化炭素回収システムでは、低コストかつ高効率での回収を行える新たな技術が導入されており、年間6万トンの二酸化炭素を回収して重曹に転換できるそうだ。この重曹を販売することで、助成金無しで施設を運用することが可能になっているという。

13120989 story
犯罪

RazerがCESで発表した3画面搭載ノートPC、ブースから盗まれる 19

ストーリー by hylom
前代未聞? 部門より
headless 曰く、

8日まで米国・ラスベガスで開催されたCES 2017の会場で、Razerのブースから2点のプロトタイプが盗まれたそうだ(Tan氏のFacebook投稿The Next WebSoftpediaの記事Windows Central)。

Razer CEOのMin-Liang Tan氏が8日、Facebookへの投稿で明らかにした。既に被害届などは提出済みで、主催者や捜査当局とともに問題解決にあたっているとのことで、情報提供を求めている。Tan氏は産業スパイによる犯行の可能性も指摘。そうであればチート行為であるとし、フェアプレイをしているRazerはチート行為を受け入れることはできないなどと強く批判している。

その後Tan氏はFacebookへの投稿内容を更新し、盗難にあったのは17インチディスプレイを3台搭載するノートPCProject Valerie」2台であることも明らかにした。事件が発生したのは8日午後4時頃だという。また、犯人の特定・逮捕・有罪判決につながる情報に対し、最高25,000ドルの賞金を提示している。

なお、Razerのプロトタイプが盗まれるのは今回が初めてではなく、2011年には同社の研究開発施設からゲーミングノートPC「Razer Blade」のプロトタイプ2台が盗まれているとのことだ。

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ハードウェアハック

自宅のルーターとNASの廃熱で野菜を育てる 72

ストーリー by hylom
手間はかかりそうだが良いアイデア? 部門より

ルーターやNASといった機器の廃熱で水耕栽培を始めたというブログ記事話題になっている

このブログの著者の家では、野菜の価格の高騰から自宅での水耕栽培が導入され、いくつかの野菜を育てているという。それの発展系として、ヤマハのルーターの廃熱で小松菜を育てたり、SynologyのNASの廃熱で豆苗を育てたりしたとのこと。どちらも問題なく栽培できたそうだ。

なお、32コアCPUのワークステーションは廃熱温度が高すぎて植物の育成には不向きだったそうだ。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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