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差動伝送のLANケーブルにシールドを設けて期待する効果は、コモンモードノイズを減らすことですよね。アースの効果は一部コメントでも指摘されてますが、DC的な電位を揃えることしかなく、LANの信号周波数に対してはインピーダンス高すぎて無意味です。
さて、全ての機器がSTPケーブルで接続され、アースに接続されていない状態でどうなるか?STPケーブルのシールドを介して、すべての機器の基板グランドが接続され、同一電位になります。ケーブルのシールドはアースの配線よりインダクタンスがずっと低く、LANの信号周波数でも低いインピーダンスが期待できます。送信側のドライバICも、受信側のレシーバICも基板のグランド=シールドの電位基準で動くことになり、コモンモードノイズを低く抑えることが期待できます。
これは、アースに接続されていても、いなくても同じ効果を期待できます。アースに接続されていれば、アースの電位基準でシールド電位が0V、信号線の電位が+0.5V±0.5Vぐらいになる。アースに接続されていなくて、シールド電位がアース基準で+10Vぐらいになったとしたら、シールド電位が+10V、信号線の電位が+10.5V±0.5Vぐらいになる。どちらの場合でも、シールド電位に対する信号線の電位は安定していて、コモンモードノイズが無くなる。アースに対するシールドの電位がたとえ不安定に変動しても、基板も信号線の電位も一緒に変動するので、差動モードのノイズとして現れません。
こういう理由で、アースに接続されていなくても、すべての経路をSTPケーブルで接続すればシールド電位が安定して効果を発揮するのではないかなぁ。
ここで言うアースは低インピーダンス接地のことで、通常の接地とは違いますよ。
通常の接地と違ったとしても意味ないですよ。ノイズが選択的に接地へ流れてくれる保証はありません。
また#4062534の人は、パルストランスの中点がGNDへ落とされててACしか通らないのにDCの電位差が生じると思い込んでるし、シールドそのものがノイズを拾うアンテナでもあることを理解されてません。おそらくRobert Smith終端が何なのか知らないでしょう。
RJ45のコネクタにはシールド線が繋がっているコネクタの金属部と接触する金属部分がないものも存在します。こういうコネクタがある以上「すべての機器の基板グランドが接続される」とは断言できません。運がよければそうなるかもね、程度のモノですね。
低価格のネットワーク機器で、RJ45コネクタがグランド用の金属コネクタになってるの見たことないわ。まあ、STP対応してないんだから、当たり前なんだけど。
元々の動画が、「アース処理をしていなければSTPケーブルに効果が無い」という命題の反証動画なので。別に「アース処理に関わらず、STPケーブルには効果がある」と言ってるわけではない。
#4062534も反証の物理的な考察をしてるだけ。
その反証の前提の「STPケーブルを使えばコネクタ部分でシールドが基板を通して全部繋がる(アースされているかはともかく)」とはならない可能性が高いよ、と言ってるだけですが。
一行で書くと、筐体、コネクタ、ケーブル含めシールドが切れていなければ接地関係なくファラデーケージとなる。
ファラデーケージだけでは弱いかな。シールドが基板と(というかトランシーバICと)同電位になることが重要。
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端から端まですべてSTPケーブルで性能が上がる理由 (スコア:0)
差動伝送のLANケーブルにシールドを設けて期待する効果は、コモンモードノイズを減らすことですよね。
アースの効果は一部コメントでも指摘されてますが、DC的な電位を揃えることしかなく、LANの信号周波数に対してはインピーダンス高すぎて無意味です。
さて、全ての機器がSTPケーブルで接続され、アースに接続されていない状態でどうなるか?
STPケーブルのシールドを介して、すべての機器の基板グランドが接続され、同一電位になります。
ケーブルのシールドはアースの配線よりインダクタンスがずっと低く、LANの信号周波数でも低いインピーダンスが期待できます。
送信側のドライバICも、受信側のレシーバICも基板のグランド=シールドの電位基準で動くことになり、コモンモードノイズを低く抑えることが期待できます。
これは、アースに接続されていても、いなくても同じ効果を期待できます。
アースに接続されていれば、アースの電位基準でシールド電位が0V、信号線の電位が+0.5V±0.5Vぐらいになる。
アースに接続されていなくて、シールド電位がアース基準で+10Vぐらいになったとしたら、シールド電位が+10V、信号線の電位が+10.5V±0.5Vぐらいになる。
どちらの場合でも、シールド電位に対する信号線の電位は安定していて、コモンモードノイズが無くなる。
アースに対するシールドの電位がたとえ不安定に変動しても、基板も信号線の電位も一緒に変動するので、差動モードのノイズとして現れません。
こういう理由で、アースに接続されていなくても、すべての経路をSTPケーブルで接続すればシールド電位が安定して効果を発揮するのではないかなぁ。
Re: (スコア:0)
ここで言うアースは低インピーダンス接地のことで、通常の接地とは違いますよ。
Re: (スコア:0)
通常の接地と違ったとしても意味ないですよ。ノイズが選択的に接地へ流れてくれる保証はありません。
また#4062534の人は、パルストランスの中点がGNDへ落とされててACしか通らないのにDCの電位差が生じると思い込んでるし、シールドそのものがノイズを拾うアンテナでもあることを理解されてません。
おそらくRobert Smith終端が何なのか知らないでしょう。
Re: (スコア:0)
RJ45のコネクタにはシールド線が繋がっているコネクタの金属部と接触する金属部分がないものも存在します。
こういうコネクタがある以上「すべての機器の基板グランドが接続される」とは断言できません。
運がよければそうなるかもね、程度のモノですね。
Re: (スコア:0)
低価格のネットワーク機器で、RJ45コネクタがグランド用の金属コネクタになってるの見たことないわ。
まあ、STP対応してないんだから、当たり前なんだけど。
Re: (スコア:0)
元々の動画が、「アース処理をしていなければSTPケーブルに効果が無い」という命題の反証動画なので。
別に「アース処理に関わらず、STPケーブルには効果がある」と言ってるわけではない。
#4062534も反証の物理的な考察をしてるだけ。
Re: (スコア:0)
その反証の前提の「STPケーブルを使えばコネクタ部分でシールドが基板を通して全部繋がる(アースされているかはともかく)」とはならない可能性が高いよ、と言ってるだけですが。
Re: (スコア:0)
一行で書くと、筐体、コネクタ、ケーブル含めシールドが切れていなければ接地関係なくファラデーケージとなる。
Re: (スコア:0)
ファラデーケージだけでは弱いかな。
シールドが基板と(というかトランシーバICと)同電位になることが重要。