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送電線容量の50%を予備として確保しておくルールは、送電系統を2系統以上維持して、1系統が送電不能になっても、残りの送電網の予備容量で維持するためのものだったはずです。2系統で50%づつの送電をしているならば1系統で100%になってもいいよねということです。
そんなことを緩和して大丈夫なのか?
それはあっているんだけど、ちょっとイメージが違うと思う。言ってのは
常に使用率100%の正系統と、同じ要領の副系統の2系統がある。普段は正系統が使われ、片方は常にホットスタンバイになっている。
みたいなイメージだと思うけど、実際には送電網は
全部で30系統(数は適当)あり、通常はすべて使われている。平均稼働率は20%だが、設計最大で使われてた場合でも15系統までは故障しても大丈夫。
みたいな感じ。で、15個同時に故障し、なおかつ同時に設計最大まで使われる可能性を計算すると、非常に低いので緩和しても大丈夫でしょ、ってのがこのお話。
#3395193氏は2系統で50%づつ、とおっしゃっているので、#3395200)氏の例で言えば全部で2系統で通常はすべて使って50%だが、、、と言うことですね。
ふとカナダとかアメリカで1989年3月13日、太陽嵐で送電線故障が起こったのを思い出しました。日本の場合、緯度が低いこと、カナダ・アメリカに比べて送電線が短いため電場を拾いにくいこと、送電系統が比較的多いのでいまのところ太陽嵐には強いようですが、今後は太陽電池には弱くなるわけですね。
たぶん、同じ経路でアクティブ/スタンバイの2系統があって、別経路または迂回路による系統が別にあるという感じでしょう。経路Aで2系統、経路Bで2系統、途中で経路Aと経路Bを接続するバイパスの経路Cがあるとかになっているでしょう。
もっとも、そこまで厳重なのは首都圏ぐらいで、静岡県東部なんか変電所が1か所ダウンしたら静岡県東部全域が停電するなんてひどい状況です。複数系統があるといっても、地域差が大きいわけです。
うーん。どうも理解できてないッぽい人は、経路の冗長化と容量の話を混同しちゃってる感じだな。
経路の冗長化を今回やめろって話じゃないんだよ。
江戸川で冗長系統ごと切断したときに停電してたけどそれ以降、そんなに配電ネットワーク化すすんでるようには思えないけどという感じある
参考ttp://www.jgnn.net/ls/img2/1406/denki.pdf
江戸川の奴は配電線じゃなくて送電線です、って話はおいといて、
線が切れたらその場では必ず停電はします。電気はパケット化できるわけではないので、切れた前後で再送してつじつまを合わせるわけにもいかないので他の経路から供給に切り替える時間が掛かるので無停電てわけにはいかない。一応経路を冗長化しているので、切り替えて順次復旧できてます。配電網の状態を安定させつつ最短時間で新たな経路に設定しなおせるか、という観点での改善が当時からどれくらいされているのかは知りたいと思うけど情報がないのでわかりません。
江東線以外でも大抵の送電線は2回線あるいは4回線鉄塔で送電しているので、物理的な事故(衝突、倒壊など)の場合は一緒に切れることがあります。なので> 全部で30系統(数は適当)あり、通常はすべて使われている。平均稼働率は20%だが、設計最大で使われてた場合でも15系統までは故障しても大丈夫。っていう計算をする場合にはランダムに一つづつ切れるだけではなく同一経路の2回線あるいは4回線が同時停電する前提で計算する必要があるでしょう。
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人生unstable -- あるハッカー
複数系統送電 (スコア:0)
送電線容量の50%を予備として確保しておくルールは、送電系統を2系統以上維持して、1系統が送電不能になっても、残りの送電網の予備容量で維持するためのものだったはずです。2系統で50%づつの送電をしているならば1系統で100%になってもいいよねということです。
そんなことを緩和して大丈夫なのか?
Re: 複数系統送電 (スコア:1)
それはあっているんだけど、ちょっとイメージが違うと思う。言ってのは
常に使用率100%の正系統と、同じ要領の副系統の2系統がある。普段は正系統が使われ、片方は常にホットスタンバイになっている。
みたいなイメージだと思うけど、実際には送電網は
全部で30系統(数は適当)あり、通常はすべて使われている。平均稼働率は20%だが、設計最大で使われてた場合でも15系統までは故障しても大丈夫。
みたいな感じ。で、15個同時に故障し、なおかつ同時に設計最大まで使われる可能性を計算すると、非常に低いので緩和しても大丈夫でしょ、ってのがこのお話。
Re: (スコア:0)
#3395193氏は2系統で50%づつ、とおっしゃっているので、#3395200)氏の例で言えば全部で2系統で通常はすべて使って50%だが、、、と言うことですね。
ふとカナダとかアメリカで1989年3月13日、太陽嵐で送電線故障が起こったのを思い出しました。日本の場合、緯度が低いこと、カナダ・アメリカに比べて送電線が短いため電場を拾いにくいこと、送電系統が比較的多いのでいまのところ太陽嵐には強いようですが、今後は太陽電池には弱くなるわけですね。
Re: (スコア:0)
たぶん、同じ経路でアクティブ/スタンバイの2系統があって、別経路または迂回路による系統が別にあるという感じでしょう。
経路Aで2系統、経路Bで2系統、途中で経路Aと経路Bを接続するバイパスの経路Cがあるとかになっているでしょう。
もっとも、そこまで厳重なのは首都圏ぐらいで、静岡県東部なんか変電所が1か所ダウンしたら静岡県東部全域が停電するなんてひどい状況です。
複数系統があるといっても、地域差が大きいわけです。
Re: (スコア:0)
うーん。どうも理解できてないッぽい人は、経路の冗長化と容量の話を混同しちゃってる感じだな。
経路の冗長化を今回やめろって話じゃないんだよ。
Re: (スコア:0)
江戸川で冗長系統ごと切断したときに停電してたけど
それ以降、そんなに配電ネットワーク化すすんでるようには思えないけど
という感じある
参考
ttp://www.jgnn.net/ls/img2/1406/denki.pdf
Re: (スコア:0)
江戸川の奴は配電線じゃなくて送電線です、って話はおいといて、
線が切れたらその場では必ず停電はします。電気はパケット化できるわけではないので、切れた前後で再送してつじつまを合わせるわけにもいかないので他の経路から供給に切り替える時間が掛かるので無停電てわけにはいかない。一応経路を冗長化しているので、切り替えて順次復旧できてます。配電網の状態を安定させつつ最短時間で新たな経路に設定しなおせるか、という観点での改善が当時からどれくらいされているのかは知りたいと思うけど情報がないのでわかりません。
江東線以外でも大抵の送電線は2回線あるいは4回線鉄塔で送電しているので、物理的な事故(衝突、倒壊など)の場合は一緒に切れることがあります。なので
> 全部で30系統(数は適当)あり、通常はすべて使われている。平均稼働率は20%だが、設計最大で使われてた場合でも15系統までは故障しても大丈夫。
っていう計算をする場合にはランダムに一つづつ切れるだけではなく同一経路の2回線あるいは4回線が同時停電する前提で計算する必要があるでしょう。