はい。その通りです。
大元のネタの、欧州送電系統運用者ネットワークの報告書 Solar Eclipse 2015 - Impact Analysis - [entsoe.eu]
の 2. Methodology (3ページ)に解説がありますが、"clear sky conditions"が前提です。
まとめのとこにも、" The results presented in this report assume clear sky conditions which may not appear. ”と書いてあって、こうなるとは限らないことが強調されてます。
3400万kW 下がるってのは、Figure 1(7ページ)のピークの話ですね。急減といっても1時間強くらいかけて減ることが判ります。
記事の意図ですが…あんまり盛るまでもなく、リスクは高まってることを伝えるものじゃないかな、と思います。
国際エネルギー機関も Europe at risk of blackouts, warns IEA [telegraph.co.uk]
「おまえらバックアップ火力無しで風力と太陽光増やしすぎんよ。そのうち停電すんぞ」と言ってますし。
×欧州全土で皆既日食 (スコア:1)
皆既日食になるのは、北極近辺といくつかの諸島だけです。
欧州のほとんどは部分日食です。
Re: (スコア:0)
ニュースのほとんどは大陸全体で光量が減るのだと
思っているらしい。
月の影が移動するという認識はないようだ。
Re:×欧州全土で皆既日食 (スコア:0)
少なくとも皆既日食のエリアより広いエリアで部分日食は起こすんだが。
そして太陽光発電はちょっとした事で著しく発電量が下がる。
でもこの低下量の見積はいったいどこを基準に計算したんだろう…
理想的な晴天(全域で満たされるとかあるのか?)からの低下量だとしたら、実際はそれよりかなり低く抑えられるんじゃないかと思う。
そしてこの記事は、太陽光が既にこれだけの発電量があると見せる(見せかける)為の記事なのか、
太陽光はこれだけのリスクが有る(と話を盛る)ための記事なのか、そこらへんも判断に迷う。
# 公平な視点という可能性もあるけど…あまりそんな気はしない
Re:×欧州全土で皆既日食 (スコア:1)
はい。その通りです。
大元のネタの、欧州送電系統運用者ネットワークの報告書
Solar Eclipse 2015 - Impact Analysis - [entsoe.eu]
の 2. Methodology (3ページ)に解説がありますが、"clear sky conditions"が前提です。
まとめのとこにも、" The results presented in this report assume clear sky conditions which may not appear. ”と書いてあって、こうなるとは限らないことが強調されてます。
3400万kW 下がるってのは、Figure 1(7ページ)のピークの話ですね。急減といっても1時間強くらいかけて減ることが判ります。
いろいろと面白いので興味がある方は読むことをオススメしますが、ポイントをいくつか:
・「日食はヨーロッパ全体が同時になるのではなく、月の影が移動していくんだから一気に下がったりしないよ」というコメントがありますが、実際には太陽光発電設備がドイツ・イタリアあたりに非常に偏って配置されているため、結局それらの国を月の影が通過する時間帯(9:30~10:00(UTC))に一気に大きな変動が来る見通しです。(Figure 4, 10ページ)
・発電量の変動速度は、日食のピーク=発電量が下がるピークで最も大きくなり、EU全体で700 MW/min、ドイツ単独でも361MW/minに達する可能性があります。
火力で調整が効かない範囲では無いと思います、多分…(ドイツの火力の発電実績が年間285TWhとかで少なくとも32500MWくらいの設備容量があるはずで4%/minの出力調整可能率を仮定すると1300MW/minまでは吸収できるのではないか)
記事の意図ですが…あんまり盛るまでもなく、リスクは高まってることを伝えるものじゃないかな、と思います。
国際エネルギー機関も
Europe at risk of blackouts, warns IEA [telegraph.co.uk]
「おまえらバックアップ火力無しで風力と太陽光増やしすぎんよ。そのうち停電すんぞ」と言ってますし。
Re:×欧州全土で皆既日食 (スコア:2)
地熱とかバイオマスも増やさないとな