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カメラ市場の縮小傾向は続くのか」記事へのコメント

  • by Technobose (6861) on 2015年02月07日 15時28分 (#2757335) 日記

     売れない理由として、スマフォ内蔵カメラの高性能化というのは大きいと思うけど、一眼レフにしてもコンパクトカメラにしてもカメラ自体が完成されたというか便利すぎるのも一因と思うけど。
     一眼レフを例にすると、1980年代頃では標準レンズか標準ズームとセットで買って、望遠や広角のレンズやストロボなどのアクセサリを次第に買いそろえてシステムを組んでいく、というのが一般的だった。で、腕も上がってきたと思えば、ニコンで言えばFEからF3といった上級機に移行する人も結構いた(中高生の頃、親のお下がりでFEやらAE-1とか持っている級友が結構いたなあ.高校時代、写真部の先輩は『カメラは一生モノだからいいものを買え』と言っていた・・)。
     今ではレンズセットで組まれているレンズで、常用域はカバーできるし、内蔵ストロボはついているし、そもそもイメージャーが高感度なので自然光だけでも結構撮れるから、普通のユーザーならレンズやアクセサリを買い足す必要は無い。
     デジタルカメラの技術も実用上完成域といえるぐらいになってきていて、画質も性能も十分で本体を買い換える必要性も少なくなってきているように思う。
     コンパクトカメラも、オールインワンですんでしまう点は一眼レフより一歩進んでいるし、競合はスマフォのほか、デジタルビデオカメラ、タブレット・コンピュータなんかもあって、より厳しいと思う。

     1980年代末頃から始まった本格的な操作の簡便化と、デジタル化による取り扱いの良さの向上で、ここ十数年はそれまでカメラに興味の無かった層も買い求めていたんじゃないかしら。
     なので、カメラについては、ここ十数年ぐらいの売り上げが異常であって、今は普及が一段落して正常に戻る過程のように思いますね。

    //Nikon D750、良さそうですね。欲しいなあ。

    • by Anonymous Coward on 2015年02月07日 16時23分 (#2757386)

      それもあるけど、技術革新が早すぎてユーザーが困惑してるってのもありそうかな
      それこそ数年前のハイエンドモデル並の性能に近いものが、今ではエントリーモデルでも使えたりするから

      銀塩カメラの頃はそこまで急激な技術革新がなかったから、どんなモデルであれ、結構長い間、同じ立ち位置だったと思う

      # D750なー、機動性もあるし機能的には十分なんだけど、コンパクトフラッシュ使えないから連写するような使い方でRAW書き込みまでやるとSDの限界に泣かされるよ
      # じっくり腰を据えて1枚取る、ってスタイルならDfのほうが面白い気がする。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ほんそれ。1980年代に今ほど写真を撮っていたのはプロカメラマンの一部だけだったはず。「ラーメンが美味しかったから写真を撮って公開する」なんていうのは、その中でも一人二人にだけ許された特権。そんなもののために無駄にするフィルムなどなかった。

      今や誰でもカメラを持ち歩いて現像代タダで写真が撮れる。ISO10万なんていう言わば特殊な撮影装置も無料サービスなんだから、ユーザーにとっては最高の環境だよ。売れ行き減は写真離れなどでは断じてない。全く同感で普及が一段落したというなら説明がつくと思う。

      • by Anonymous Coward

        カメラが売れなくなった原因として写真離れであるという人も見かけないんですが、どこから情報です?

      • > 普及が一段落

        少子化ですね。

        > 1980年代に今ほど写真を撮っていたのはプロカメラマンの一部だけだったはず。「ラーメンが美味しかったから写真を撮って公開する」なんていうのは、その中でも一人二人にだけ許された特権。そんなもののために無駄にするフィルムなどなかった。

        昔、普段持ち歩く人が少なかったのは事実だが、

        1)昔はネガカラーの同プリが流行っていて、そりゃもう(以下略

        2)ネットやSNSが発達する以前は、個人のメディアなんて(以下略

        変わったのは、技術の大衆化とライフログの文化の普及が相まったこと。生活の場面を記録するってのは、大衆文化が成立して以降は、気の利いた人は、やってた。発表の場は主に家族アルバムだったけど。

        今の通信費やIT経費をアナログ時代の写真だけに投入していたら、結構凄いと思うよ。

        今はコストより、いくら撮っても(あまり)かさばらないという所がありがたい。

    • by Anonymous Coward

      最近のカメラが便利になりすぎて昔の機械が不便に見える。
      が、相対的に不便になっただけで昔はそれが当たり前、
      経年劣化以外に機械が自分で不便になっていったわけじゃない。
      つーことで物好きにも銀塩(しかもフルマニュアル)を使ってる。
      カメラに撮って貰ってるんじゃなく、全部自分で決める面白さ。
      その場で撮り直しが効かない緊張感。
      ちゃんと撮れてるんだろうかという不安感。
      現像上がってくるまでのワクワク感。
      失敗写真も面白い。全部自分のせいだから。
      カメラに撮って貰えば失敗はカメラの性能のせい、
      高性能な新製品をどこまでも追いかけるはめになる。
      銀塩インフラが身近から消滅したり手が届かない価格帯になるまでは
      このまま続けようと思ってる。
      # 程度を問わなければ本体レンズがタダみたいな金額で手に入るのも魅力。
      # 当たり外れのギャンブル要素もあるなw

      • >銀塩インフラが身近から消滅したり手が届かない価格帯になるまでは
        >このまま続けようと思ってる。

         全く同感。
         実は、すでにリバーサルフイルムの現像が地元ではできなくなってしまってるんだけど、いろいろ考えるとフィルムになるね。
         デジタル一眼レフも、デジタルコンパクトカメラも持っているんだけど、なんか楽しさが足りない。
         高校時代に買ったNikon New FM2と単レンズ数本で楽しんでます。

        親コメント

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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