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東芝のSCiB [www.scib.jp]も、10,000サイクルの充放電でも容量減は20%以下、80%充電までに要する時間が5分と、今回の電池と性能的には大差なく、しかもすでにi-MiEVなどで実用化されているわけですが、今回のこれはSCiBに対してなにか優位性があるんでしょうかね。
既存技術に対してここでは触れられていないメリットがある…というケース。例えば、想定されるのは:小型化に適している、エネルギー密度が高い、安い、入手・加工しやすい素材で製造できる ... etc
必ずしも既存技術の性能を越えていなくても意義がある…というケース。想定される内容:性能的には同様だが違う方法で実現しているから、SCiB関連の特許に抵触しない。
…とか。今回のバッテリについては分かりませんが。
SCiBは負極にチタン酸リチウムを採用 [marklines.com]しているので、同じような技術なんだろうなあ。
今回の論文のポイントは,素材ではなくそのナノ構造の作り方です.もともとナノチューブ状の電極を使うと超高速の充放電ができるよ,ってのはだいぶ前から知られていたんですが,そういう構造ってなかなか作るのが大変なことがほとんどなので実用化には向いていませんでした.#研究室レベルでは驚異的な性能が出るが,安価な量産法が無い.#このあたりのナノワイヤー系使った仕事はスタンフォードのCui先生とかが結構やってます.
今回の手法は,オートクレーブ(まあ,圧力鍋のちょっと高級なやつみたいなもんです)中で原料をよく撹拌しながら加熱するだけで,幅が10 nmとかそういう細くて中空でやたら長い(μmからmmぐらい)TiO2ナノチューブがわんさかできるよ,という感じ.
なかなか大した成果なので,掲載されているAdv. Mater.(化学系・材料系のトップクラスの論文誌)では見返し部分にイラスト載せて紹介してたりします.#表紙にまでは届かなかったらしい.
コレ [t-fal.co.jp]ですね!
#いや、ちょっと欲しいだけなんよ。ごめんなさい
ナノチューブってどう考えても石綿レベルの安全対策が必要だと思うんだけど
石綿が中皮腫を誘発する過程については岡山大学が報告出してましたね。FeがRaを捕獲してRaの放射線により癌化に至るとか。微細構造が原因でないなら、ナノチューブ構造を恐れる必要はないことになります。
2009-07-27: 含鉄タンパク質が肺内でラジウムを濃縮: 局所的な強力α線被ばくが発がんメカニズム? [okayama-u.ac.jp] 2009-07-28: 肺内の含鉄タンパク小体に蓄積されるラジウムと微量元素 ホットスポット肺内放射線被曝と悪性中皮腫・その他の癌(がん)の成因 [okayama-u.ac.jp] 2012-07-27: アスベストによる中皮腫発がん機構の解明―予防 [nagoya-u.ac.jp]
>どう考えても考えついたパターンを全て列挙して、いずれも石綿並の危険になる理由を説明してみてくれ
ナノチューブに小っちゃい虫が住み着いて一斉に顔を出している図を想像すると寒気がする。
ピンセットで摘んで捨てたいです
ナノ構造にすると表面積が大きくいい電極になるんですが入っていく電解液の濃度が偏ったり分離したり問題があって。
ナノチューブ構造は表面張力のおかげなのか電解液がよく入っていくのでしょうかね。
技術開発だけなら1分で80%充電 [toshiba.co.jp]というタイプも開発されているようだが、その後製品化の話を聞かないなあ。
SCiBもこの「一分充電電池」も、普通のリチウムイオンバッテリーに比べると、容量が劣る(SCiBは2/3、一分電池は半分程度)。だからSCiBも、商品化はされているが、いまひとつ引きが弱いようだ。
この二酸化チタンを使ったバッテリーの方は、容量は普通のリチウムイオンバッテリーと比べてどうなんだろう。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
SCiB (スコア:3, 参考になる)
東芝のSCiB [www.scib.jp]も、10,000サイクルの充放電でも容量減は20%以下、80%充電までに要する時間が5分と、今回の電池と性能的には大差なく、しかもすでにi-MiEVなどで実用化されているわけですが、今回のこれはSCiBに対してなにか優位性があるんでしょうかね。
Re:SCiB (スコア:2)
既存技術に対してここでは触れられていないメリットがある…というケース。例えば、想定されるのは:
小型化に適している、エネルギー密度が高い、安い、入手・加工しやすい素材で製造できる ... etc
必ずしも既存技術の性能を越えていなくても意義がある…というケース。想定される内容:
性能的には同様だが違う方法で実現しているから、SCiB関連の特許に抵触しない。
…とか。今回のバッテリについては分かりませんが。
Re: (スコア:0)
SCiBは負極にチタン酸リチウムを採用 [marklines.com]しているので、同じような技術なんだろうなあ。
Re:SCiB (スコア:5, 参考になる)
今回の論文のポイントは,素材ではなくそのナノ構造の作り方です.
もともとナノチューブ状の電極を使うと超高速の充放電ができるよ,ってのはだいぶ前から知られていたんですが,そういう構造ってなかなか作るのが大変なことがほとんどなので実用化には向いていませんでした.
#研究室レベルでは驚異的な性能が出るが,安価な量産法が無い.
#このあたりのナノワイヤー系使った仕事はスタンフォードのCui先生とかが結構やってます.
今回の手法は,オートクレーブ(まあ,圧力鍋のちょっと高級なやつみたいなもんです)中で原料をよく撹拌しながら加熱するだけで,幅が10 nmとかそういう細くて中空でやたら長い(μmからmmぐらい)TiO2ナノチューブがわんさかできるよ,という感じ.
なかなか大した成果なので,掲載されているAdv. Mater.(化学系・材料系のトップクラスの論文誌)では見返し部分にイラスト載せて紹介してたりします.
#表紙にまでは届かなかったらしい.
Re:SCiB (スコア:1)
コレ [t-fal.co.jp]ですね!
#いや、ちょっと欲しいだけなんよ。ごめんなさい
怖いよー (スコア:0)
ナノチューブって
どう考えても石綿レベルの安全対策が必要だと思うんだけど
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
石綿が中皮腫を誘発する過程については岡山大学が報告出してましたね。
FeがRaを捕獲してRaの放射線により癌化に至るとか。
微細構造が原因でないなら、ナノチューブ構造を恐れる必要はないことになります。
Re: (スコア:0)
2009-07-27: 含鉄タンパク質が肺内でラジウムを濃縮: 局所的な強力α線被ばくが発がんメカニズム? [okayama-u.ac.jp]
2009-07-28: 肺内の含鉄タンパク小体に蓄積されるラジウムと微量元素 ホットスポット肺内放射線被曝と悪性中皮腫・その他の癌(がん)の成因 [okayama-u.ac.jp]
2012-07-27: アスベストによる中皮腫発がん機構の解明―予防 [nagoya-u.ac.jp]
Re: (スコア:0)
>どう考えても
考えついたパターンを全て列挙して、いずれも石綿並の危険になる理由を説明してみてくれ
Re: (スコア:0)
ナノチューブに小っちゃい虫が住み着いて一斉に顔を出している図を想像すると寒気がする。
Re: (スコア:0)
ピンセットで摘んで捨てたいです
Re: (スコア:0)
ナノ構造にすると表面積が大きくいい電極になるんですが
入っていく電解液の濃度が偏ったり分離したり問題があって。
ナノチューブ構造は表面張力のおかげなのか電解液がよく
入っていくのでしょうかね。
Re: (スコア:0)
技術開発だけなら1分で80%充電 [toshiba.co.jp]というタイプも開発されているようだが、その後製品化の話を聞かないなあ。
SCiBもこの「一分充電電池」も、普通のリチウムイオンバッテリーに比べると、容量が劣る(SCiBは2/3、一分電池は半分程度)。
だからSCiBも、商品化はされているが、いまひとつ引きが弱いようだ。
この二酸化チタンを使ったバッテリーの方は、容量は普通のリチウムイオンバッテリーと比べてどうなんだろう。