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EU、電気掃除機の消費電力を最大1,600ワットに制限」記事へのコメント

  • >日本の家庭で使用する一般的な掃除機の消費電力は1,000ワット前後と思われるが、

    うち10アンペアなんで、1000ワット未満をさがしたのだが,フツーの電器屋に置いてあるフツーの掃除機に、そんなのはなかった。(ポータブルタイプ除く)
    吸い込み仕事率600Wと書いてても消費電力はその倍以上あるし。

    • > 10アンペアなんで、1000ワット未満

      10A契約で1000Wの掃除機は無理っすよ。使用機器の力率を考える必要があります。

      大ざっぱに説明すると、電圧や電流が刻一刻と変わる「交流」では、電力は、各瞬間の「電圧×電流」の平均値を求める必要があります。それは面倒なので、簡単に計算できるようにしたのが「実効電圧」「実効電流」で、「電圧と電流がちゃんとした比例関係にある」時には「消費電力=実効電圧×実効電流」という直流と同じような計算ができるようにした換算値です。

      ところが、「電圧が低い時に電流がたくさん流れ、電圧が高い時にはあんまり電流が流れない」というような「電圧と電流が比例関係にない」場合には、流れてる「実効電流」量の割に消費電力(=電圧×電流の平均値)があまり多くなりません。

      そういったズレ具合を表すのが「力率」というパラメータ。これは電力を消費する機器それぞれに固有の値で
      消費電力=実効電圧×実効電流×力率
      で計算できるようにするための換算係数です。

      白熱電灯とかの単純な抵抗負荷は「力率=100%」になりますが、掃除機なんかのモーター負荷は力率が落ちます。(こちらの実測 [fc2.com]では75%)

      仮に力率を80%とすると、消費電力1000Wの機器は電圧「100V」電流「12.5A」になります(100V×12.5A×80%=1000W)になります。これは10A契約では電流オーバーです。
      力率まで考えると、10A契約だと、掃除機はせいぜい700~800Wぐらいが限界と考えておくべきじゃないかな。

      (なお、電気代を測定する「電力量計」は、ちゃんとリアルタイムな「電圧×電流」で電力を積算しますので、「力率が低い」からといって電気代で損をするわけではありません。ただ「力率が低い場合」には「消費電力の割に電流がたくさん流れる」ので「太い配線が必要」になりますし、逆に言えば上述のように「配線の電流限界に比べて消費できる電力が減ってしまう」ことになってしまいます)

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        いやいや。10Aで1000Wだめって、掃除機何時間運転するつもりだよ。

        • by Anonymous Coward on 2014年08月25日 17時46分 (#2663598)

          検索したら丁度いいもの見つけた。
          一応JIS C 8370(旧) / JIS C 8201-2-1(新)という規格で決まってるようです。

          10Aだと30A以下になるので、200%で2分以内、125%で60分以内、100%では切れないので、短時間なら12.5Aまで行けるかも。

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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