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この技術のキモは、素子サイズを小さくして、熱電子放出ではなく電界電子放出(field electron emission)を利用すること。
すると、真空管の以下のデメリットを解消することができる。
なぜなら、
# キヤノンSEDの夢、ふたたび?
>ヘリウム雰囲気中で使えば、ヘリウムのイオン化エネルギーより低いエネルギーで電子を飛ばせる。
ここは本文の言いたいこととちょっと違う。ヘリウム雰囲気下で使うのはあくまでも平均自由行程を長くするため。で、ナノギャップ化することで(ヘリウムに限らず)加速電圧を十分低くできれば、イオン衝撃を減らせて長寿命化できるよ、という別々の話。元の文章だと先にヘリウムの話をして、次にイオン衝撃の話をヘリウムを例にとって書いてるんで勘違いしたのかも知れないけど。
考えてみれば、真空管の問題は小さく作れない事だったんだよなーナノテクがある現在では問題なしだね。
http://www.gizmag.com/nasa-vacuum-channel-transistor/22626/ [gizmag.com] http://scitation.aip.org/content/aip/journal/apl/100/21/10.1063/1.4717751 [aip.org] http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-05/aiop-rot051812.php [eurekalert.org]
どうも、今回の記事で使われている数字が2年前から全く変わっ
ということは真空管だけど真空でなくてもいい管?
平均自由行程が十分長くなる真空中であれば、電極から電極まで電子が気体分子と衝突しないで到達します。でも大気中であっても、素子を微細化して電極間隔を平均自由行程より短くできれば、やはり電子は気体分子と衝突せず、結局真空と同じことです(今回の話)。つまり重要なのは電子の感じる真空感です。
気体分子の息吹を感じていれば防げるはずの衝突だったってことだな
正確には真空でなくても管でなくてもいい何か。
ひめたんビームとか出ますか?
エアギャップを必要とするデバイスはプレーナー・プロセスと相性が悪い微細化・高密度化したLSIで、空間を保ったまま素子に蓋をしてその上に配線を積み重ねるなんてやってられない特殊用途のデバイスには良いかもしれないがメインストリームにはなれないだろう#電界電子放出型の高リニアリティ/低歪デバイスなんてオーディオマニア向けには良さそう
そういえば、このあたりの技術 [srad.jp]はどうなったんだろう。
集積度の低いMEMSデバイスなどでは普通に空洞作ったりしますが、ロジックデバイスで真空/エアギャップを使ったものが製品化されたという話はまだ聞かないですね空間を作る一番簡単な方法は埋め込んだものを後からウェット・エッチで溶かしてしまうことですが、非常に微細化した構造は液体の表面張力で壊れたりするので難しいところがあります
>後からウェット・エッチで溶かしてこの部分に何か反応した
もう発表になってるから、もうすぐエアギャップ素子分離を採用した製品が出回るよ。それもものすごく身近な素子に使われてる。
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HOTHARDWAREの斜め読み (スコア:5, 参考になる)
この技術のキモは、素子サイズを小さくして、熱電子放出ではなく電界電子放出(field electron emission)を利用すること。
すると、真空管の以下のデメリットを解消することができる。
なぜなら、
# キヤノンSEDの夢、ふたたび?
Re:HOTHARDWAREの斜め読み (スコア:5, 参考になる)
>ヘリウム雰囲気中で使えば、ヘリウムのイオン化エネルギーより低いエネルギーで電子を飛ばせる。
ここは本文の言いたいこととちょっと違う。
ヘリウム雰囲気下で使うのはあくまでも平均自由行程を長くするため。
で、ナノギャップ化することで(ヘリウムに限らず)加速電圧を十分低くできれば、イオン衝撃を減らせて長寿命化できるよ、という別々の話。
元の文章だと先にヘリウムの話をして、次にイオン衝撃の話をヘリウムを例にとって書いてるんで勘違いしたのかも知れないけど。
Re:HOTHARDWAREの斜め読み (スコア:1)
考えてみれば、真空管の問題は小さく作れない事だったんだよなー
ナノテクがある現在では問題なしだね。
the.ACount
Re: (スコア:0)
http://www.gizmag.com/nasa-vacuum-channel-transistor/22626/ [gizmag.com]
http://scitation.aip.org/content/aip/journal/apl/100/21/10.1063/1.4717751 [aip.org]
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-05/aiop-rot051812.php [eurekalert.org]
どうも、今回の記事で使われている数字が2年前から全く変わっ
Re: (スコア:0)
ということは真空管だけど真空でなくてもいい管?
Re:HOTHARDWAREの斜め読み (スコア:5, おもしろおかしい)
平均自由行程が十分長くなる真空中であれば、電極から電極まで電子が気体分子と衝突しないで到達します。
でも大気中であっても、素子を微細化して電極間隔を平均自由行程より短くできれば、やはり電子は気体分子と衝突せず、結局真空と同じことです(今回の話)。
つまり重要なのは電子の感じる真空感です。
Re: (スコア:0)
気体分子の息吹を感じていれば防げるはずの衝突だったってことだな
Re: (スコア:0)
正確には真空でなくても管でなくてもいい何か。
Re: (スコア:0)
ひめたんビームとか出ますか?
Re: (スコア:0)
エアギャップを必要とするデバイスはプレーナー・プロセスと相性が悪い
微細化・高密度化したLSIで、空間を保ったまま素子に蓋をしてその上に配線を積み重ねるなんてやってられない
特殊用途のデバイスには良いかもしれないがメインストリームにはなれないだろう
#電界電子放出型の高リニアリティ/低歪デバイスなんてオーディオマニア向けには良さそう
Re: (スコア:0)
そういえば、このあたりの技術 [srad.jp]はどうなったんだろう。
Re: (スコア:0)
集積度の低いMEMSデバイスなどでは普通に空洞作ったりしますが、ロジックデバイスで真空/エアギャップを使ったものが製品化されたという話はまだ聞かないですね
空間を作る一番簡単な方法は埋め込んだものを後からウェット・エッチで溶かしてしまうことですが、非常に微細化した構造は液体の表面張力で壊れたりするので難しいところがあります
Re:HOTHARDWAREの斜め読み (スコア:1)
>後からウェット・エッチで溶かして
この部分に何か反応した
Re: (スコア:0)
もう発表になってるから、もうすぐエアギャップ素子分離を採用した製品が出回るよ。
それもものすごく身近な素子に使われてる。