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斜め読みだけだとあれなんで、X字か*字読みしてみたので自己レス。
まず導入で研究炉のベストセラー、TRIGA [wikipedia.org]について語られてます。 フリーマン・ダイソンとかエドワード・テラーが集まって「学生に運転させても安全な、絶対にメルトダウンしない原子炉」として1950年代に開発されたTRIGAは、安くて安全な炉として世界各地で活躍したのですが、そういう傑作機が生まれたのは、原子力という技術自体が面白いと思う研究者・技術者が集い、いいものからくだらないものまでアイデアを出し合ったからだ――と、ダイソンさんが本で述べているそうです。 それが1960~70年代でいつのまにか、コスト最優先の大企業とか融通のきかない政府・軍が原子力を取り仕切るようになり、イメージの悪化もあって原子力技術に若い才能が寄り付かなくなってしまった。それによってアイデアの多様化と淘汰というダーウィン的進化メカニズムが働かなくなったことが、原子力技術が抱える最大の問題なんだよ、と言っています。80年代に飛躍的進歩を遂げたIT・バイオ技術との差は、それを面白いと思える若者がいたかどうかなのだと。 # Linus Torvalds の"Just for fun"とか思い出しますね まぁでも楽しんでいる連中もいるよ、ということで溶融塩原子炉や進行波炉の話に続きます。
感想として、Ashutosh Jogalekar氏の元記事の内容的に、タイトルはタレコミ通り「もはや原子力技術を楽しく研究している人はいない」のほうがよかったんじゃないかなと思います。 別に未来はないとは言ってないんで・・・むしろTRIGAを生み出した志は完全に滅びてはいないよ、という趣旨なんで。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
といっても新しい芽も紹介されている (スコア:2, 興味深い)
進行波炉はゲイツ財団が支援するとか東芝がNDA結んだとか既に大事にされてそうな気もしますがどうなんだろう。
Re:といっても新しい芽も紹介されている (スコア:0)
斜め読みだけだとあれなんで、X字か*字読みしてみたので自己レス。
まず導入で研究炉のベストセラー、TRIGA [wikipedia.org]について語られてます。
フリーマン・ダイソンとかエドワード・テラーが集まって「学生に運転させても安全な、絶対にメルトダウンしない原子炉」として1950年代に開発されたTRIGAは、安くて安全な炉として世界各地で活躍したのですが、そういう傑作機が生まれたのは、原子力という技術自体が面白いと思う研究者・技術者が集い、いいものからくだらないものまでアイデアを出し合ったからだ――と、ダイソンさんが本で述べているそうです。
それが1960~70年代でいつのまにか、コスト最優先の大企業とか融通のきかない政府・軍が原子力を取り仕切るようになり、イメージの悪化もあって原子力技術に若い才能が寄り付かなくなってしまった。それによってアイデアの多様化と淘汰というダーウィン的進化メカニズムが働かなくなったことが、原子力技術が抱える最大の問題なんだよ、と言っています。80年代に飛躍的進歩を遂げたIT・バイオ技術との差は、それを面白いと思える若者がいたかどうかなのだと。
# Linus Torvalds の"Just for fun"とか思い出しますね
まぁでも楽しんでいる連中もいるよ、ということで溶融塩原子炉や進行波炉の話に続きます。
感想として、Ashutosh Jogalekar氏の元記事の内容的に、タイトルはタレコミ通り「もはや原子力技術を楽しく研究している人はいない」のほうがよかったんじゃないかなと思います。
別に未来はないとは言ってないんで・・・むしろTRIGAを生み出した志は完全に滅びてはいないよ、という趣旨なんで。