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水や重水は中性子の減速能が大きいのでちょっと……
高速増殖炉は,名前の通り高速中性子を使う必要があります.高速中性子を238Uに吸収させ239Puにして利用するわけです.ところが水や重水素といった軽い原子を冷却剤に使ってしまうと,こいつらは中性子の減速能が大きいためせっかく発生した高速中性子が減速されてしまい,238U → 239Puが行かなくなってしまいます.そのため,中性子減速能の小さな何か(=重い原子)を冷却に使う必要があります.
まあ実のところNa(とかNa-K合金)以外を冷却に使うのは不可能ではなく,基礎研究段階でいろいろ研究されていました.代表的なところでは,
鉛ビスマ
重水を使いつつ強磁界で囲ってしまえば利得はあるかと<電気は莫大に消費するので 何をしたいのか分からなくなるのが難点だけれども
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
液体金属ナトリウムで冷却に未来はあるか? (スコア:1)
高速増殖炉が液体金属ナトリウムでないといけないなら、高速増殖炉に未来はないと思う。
重水とかではダメなのかな、、、
Re: (スコア:5, 参考になる)
水や重水は中性子の減速能が大きいのでちょっと……
高速増殖炉は,名前の通り高速中性子を使う必要があります.高速中性子を238Uに吸収させ239Puにして利用するわけです.
ところが水や重水素といった軽い原子を冷却剤に使ってしまうと,こいつらは中性子の減速能が大きいためせっかく発生した高速中性子が減速されてしまい,238U → 239Puが行かなくなってしまいます.
そのため,中性子減速能の小さな何か(=重い原子)を冷却に使う必要があります.
まあ実のところNa(とかNa-K合金)以外を冷却に使うのは不可能ではなく,基礎研究段階でいろいろ研究されていました.
代表的なところでは,
鉛ビスマ
Re:液体金属ナトリウムで冷却に未来はあるか? (スコア:0)
重水を使いつつ強磁界で囲ってしまえば利得はあるかと<電気は莫大に消費するので 何をしたいのか分からなくなるのが難点だけれども