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45トンの風車が落下 金属疲労が原因か、京都の風力発電所http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130313/cpb1303132124007-n1.htm [sankeibiz.jp]
ITmedia の記事 [itmedia.co.jp]にも書いてありますね。
洋上風力発電設備は海底に固定する「着床式」と海面に浮かせる「浮体式」の2つの建設方法があるが、銚子沖の設備は着床式を採用した。洋上は陸上と比べて強い風が安定して吹くため発電効率が高くなる半面、波の力が強いことから設備の堅牢性を高めなくてはならないという問題がある。
一方東京電力のプレスリリース [tepco.co.jp]によれば、
目的洋上に実証研究設備(風車、観測タワーなど)を設置して、設備の安全性や環境への影響を研究・調査することで、「日本の厳しい自然環境(台風・地震など)に適用できる洋上風力発電技術を確立すること」を目指しています。実施内容a. 洋上風況観測システム実証研究(=「観測タワー」)・波浪や風の観測と評価・波浪と風の予測手法の開発と検証・海生生物や鳥類など環境影響調査,などb. 洋上風力発電システム実証研究(=「風車」)・洋上仕様風車の開発と検証・基礎の設計手法の開発と検証・運転保守方法の開発と検証,など
目的
洋上に実証研究設備(風車、観測タワーなど)を設置して、設備の安全性や環境への影響を研究・調査することで、「日本の厳しい自然環境(台風・地震など)に適用できる洋上風力発電技術を確立すること」を目指しています。実施内容
a. 洋上風況観測システム実証研究(=「観測タワー」)・波浪や風の観測と評価・波浪と風の予測手法の開発と検証・海生生物や鳥類など環境影響調査,など
b. 洋上風力発電システム実証研究(=「風車」)・洋上仕様風車の開発と検証・基礎の設計手法の開発と検証・運転保守方法の開発と検証,など
つまりは性能やコストなどの問題を検証するのが、この実証運転の目的。東京電力は八丈島に風力発電所をもっているが、洋上は初なので海生生物の影響も調査している模様。
なお東京電力の風力発電ページ [tepco.co.jp]によると、
日本では、良好な風況条件は北海道・東北・九州などに偏在する傾向となっていますが、電力品質や安定供給に影響を及ぼさないよう、これらの地域では連係可能量が設定され、風力導入量が制限されている状況です。一方で、風力発電の一層の導入に向けて、風況のより良い沿岸部への設置も期待されていますが、日本では洋上風力の導入実績はほとんどなく、日本に適した設置方法、建設コストの低減等の課題に取り組んでいく必要があります。
風力発電拡大に向けては地域的問題・設備等整備するべき課題がある、とのこと。
日本の風土って具体的に何? 世界で導入されている風力発電だと、日本より風力が強いとこが多かった記憶があるけど。
日本特有といえば偏西風の吹き出しが暖流の上を通過して水蒸気を供給され山脈で強制的に上昇気流となることによってできる雪が世界最大に積もる地域が含まれること(雪の重みは電車の架線レベルのサイズでも大問題:曽祖父がその研究で飯を食っていたらしい)があるな。リンク先の金属疲労も丹後半島のほうの京都府か。冬の積雪どんなもんだっけあのあたり。でも、今回の銚子はちょっとちがう(積雪がまれ)しな。
あ、でも日本海側でも沖合い風力発電実証しようとしてんのか>NEDO「日本の」というよりは、その辺の地域差を考慮してどの再生エネルギーを導入すべきなのかってのは納得する。
近くに有るスキー場よりも標高の高い山のてっぺんに建ってます。その所為か落雷被害にも度々遭ってます。「海外仕様の物をそのまま持って来たってダメじゃん。メンテに金が掛かるだけ。」と言われ、地元では完全にお荷物扱いです。
ああ、冬の日本海側って落雷も頻繁にあったな。情報どうもです。
日本の場合、ヨーロッパとかと比べて起伏の激しい地形や気候の違いから風の強さや向きの変動が激しい上に、台風が来たり落雷で故障が多いのが難点ですね。あと遠浅の海が少ない&陸上は人口密度も高いので着底式では作れる所がほとんど無く、本格的にやるなら浮体式にせざるを得ないのでコストがかなり高い所も。
あと変動の激しい自然エネルギーを活用するには広域連携か蓄電が欠かせないけど、蓄電技術はまだまだだし、周波数の統一が出来たとしても広域連携するには日本は狭すぎるし、中韓露との連携は周波数やケーブル(海越えにならざるを得ない)の問題もあるけど政治的にありえないし。
気象だけで無く耐震性能も問題になりそうですね。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:1)
45トンの風車が落下 金属疲労が原因か、京都の風力発電所
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130313/cpb1303132124007-n1.htm [sankeibiz.jp]
それが実証運転の研究テーマですから (スコア:5, 参考になる)
ITmedia の記事 [itmedia.co.jp]にも書いてありますね。
一方東京電力のプレスリリース [tepco.co.jp]によれば、
つまりは性能やコストなどの問題を検証するのが、この実証運転の目的。東京電力は八丈島に風力発電所をもっているが、洋上は初なので海生生物の影響も調査している模様。
なお東京電力の風力発電ページ [tepco.co.jp]によると、
風力発電拡大に向けては地域的問題・設備等整備するべき課題がある、とのこと。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
日本の風土って具体的に何? 世界で導入されている風力発電だと、日本より風力が強いとこが多かった記憶があるけど。
日本特有といえば偏西風の吹き出しが暖流の上を通過して水蒸気を供給され山脈で強制的に上昇気流となることによってできる
雪が世界最大に積もる地域が含まれること(雪の重みは電車の架線レベルのサイズでも大問題:曽祖父がその研究で飯を食っていたらしい)があるな。
リンク先の金属疲労も丹後半島のほうの京都府か。冬の積雪どんなもんだっけあのあたり。
でも、今回の銚子はちょっとちがう(積雪がまれ)しな。
あ、でも日本海側でも沖合い風力発電実証しようとしてんのか>NEDO
「日本の」というよりは、その辺の地域差を考慮してどの再生エネルギーを導入すべきなのかってのは納得する。
Re:日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:4, 興味深い)
近くに有るスキー場よりも標高の高い山のてっぺんに建ってます。その所為か落雷被害にも度々遭ってます。
「海外仕様の物をそのまま持って来たってダメじゃん。メンテに金が掛かるだけ。」と言われ、地元では完全にお荷物扱いです。
Re: (スコア:0)
ああ、冬の日本海側って落雷も頻繁にあったな。情報どうもです。
Re:日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:2, 参考になる)
日本の場合、ヨーロッパとかと比べて起伏の激しい地形や気候の違いから風の強さや向きの変動が激しい上に、台風が来たり落雷で故障が多いのが難点ですね。
あと遠浅の海が少ない&陸上は人口密度も高いので着底式では作れる所がほとんど無く、本格的にやるなら浮体式にせざるを得ないのでコストがかなり高い所も。
あと変動の激しい自然エネルギーを活用するには広域連携か蓄電が欠かせないけど、蓄電技術はまだまだだし、周波数の統一が出来たとしても広域連携するには日本は狭すぎるし、中韓露との連携は周波数やケーブル(海越えにならざるを得ない)の問題もあるけど政治的にありえないし。
Re: (スコア:0)
気象だけで無く耐震性能も問題になりそうですね。