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単純にCPMで計測するガイガーカウンターを持っているんだけど、10分以上測って、1分あたりに換算しないとばらつきが多すぎて、あてにならないと感じている。それでも2,3割の変動がある。
PDFを読むと、誤差の大きな機種もあるけど、値段の割りに優秀なんじゃない?
放射線検出器って結局ランダムに入射する放射線の数を数えているから、ある程度の時間平均を取らないと安定しません。線量率(ドーズメータ)の場合累積していくので、この確率的なばらつきは見えにくくなり、純粋な測定誤差のみとなるので割と正確なのでしょう。線量率計の場合はスペックの測定下限だと、移動平均の時定数が十分では無くなって、測定誤差としてランダムな成分が見えてしまい更に不正確に見えるんだと思います。ランダム成分はポアソン分布なので信頼区間の計算可能なので、高級品ではこの誤差の値を表示する機能がついているものもありあます。感度(CPS/uSv/h)が高いほど短い移動平均で値は安定します。
シミュレーション出来るWebサイトがあるので、ご自身のGMカウンタの数値を当てはめると理解が早いかと。http://www.mikage.to/radiation/info/info0008.html [mikage.to]
この種の測定機器は倍・半分の誤差は当たり前だし、倍・半分の誤差があっても特に測定に問題は無いと割り切って考えて使ってください.そもそも人体に対する放射線量の影響は対数で効いてくると考えて良いわけで、バラツキを考慮すると測定値の細かい大小を議論することが無意味です.そうは言っても測定器として売る以上は校正して売らなきゃいけないので、現実の使用状態とは異なる条件で校正してるわけですが、その結果が良かったからといって事実使用状態での測定バラツキが小さくなるというものでもありません.
どうしても低線量の被爆が非常に気になるなら、フィルムタイプの線種を判別出来る個人用の線量計(ケースに複数の遮蔽板が組み込んであるフィルム・バッジ)を一日中胸元に貼り付けて使ってください. それが一番確実です.
#ガイガーカウンターも電子式・半導体式の個人線量計もセンサー素子の持つ指向特性の影響などもあるから、一般の人がデジタル表示される数値から勝手に思いこむほど正確かつ安定した測定が出来るわけじゃない#国民生活センターもそもそもその程度の測定器なんだということを言うべきだろう
「そういうものだ」と分かっていて買う分にはいいんですけどねえ……
この20年、情報機器が急速に普及したものだから、「測定」というと、「ボタン押してちょい」で出来ると思い込んでいる人が多すぎる気がする。
大学なんかでの物理実験とかを経験すれば、補正やノイズの処理がいかに大変で大事かわかると思うのだけれど。
# 大学の時の微小な電気容量を計る学生実験で、身じろぎしただけで測定器のゼロ点が変わるので、息を殺しながら実験していたなぁ。# で、そんなときに限って、隣の班のやつががばっと入ってきて、すべてをぶち壊しに。
最近の学生どころか、自分が学生だった20ン年前から、実験サボって、PCでノイズ乗せたデータ吐き出させ、レポートをでっち上げていた輩がいた。
ノイズ量の手加減の苦労(笑)を自慢されたが、実際の微小信号測定の苦労に比べれば。。。
ピコアンで100fAの電流を測る必要があり、しかし、S/Nが 1 より小さく(Nの振れ幅の方がSより大きい!)、GPIBでロギングして無理矢理平均値などを計算したが、値が収束せず困っていたところ、指導教官が大昔の 埃を被った針式のアナログ ピコアンを引っ張り出してきて、「心眼」で電流値を読んで、プロットしたらそれらしいグラフが描けてしまい。。。# タケダ理研 よりも古い世代だった。
# 針の慣性モーメントによるLPF効果なのか、はたまた、# 測定者の信念や期待やモヤモヤやコビトサンのなせるわざ かは謎のまま。# 今なら、もうちょっと調べて、ノイズ減らすなり、プリアンプ作るなり、ロックインアンプ入れるなり、# ゴリゴリ数値処理するなり、やりようはいくらでもあるだろうになぁ。。。
大学の1年次にその辺は嫌と言うほどたたき込まれましたので……# 粘性率、エアトラック、比熱……
もともと放射線量が統計的に発生する量だという根本理解に問題があるのでは。
#温度もそうですが
#再現性がない科学実験はやるだけムダって、習わなかった?#そこではレポートかけりゃいいんだろうけどw
再現性はね、あるんですよ。
そのとき問題だったのは、測定環境を安定させること。せっかく整えた測定環境を、隣の班がぶち壊してくれた。この1時間の補正の努力は、どうしてくれる、ということ。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
値段の割に正確じゃないの? (スコア:0)
単純にCPMで計測するガイガーカウンターを持っているんだけど、10分以上測って、1分あたりに換算しないとばらつきが多すぎて、あてにならないと感じている。それでも2,3割の変動がある。
PDFを読むと、誤差の大きな機種もあるけど、値段の割りに優秀なんじゃない?
Re:値段の割に正確じゃないの? (スコア:3, 参考になる)
放射線検出器って結局ランダムに入射する放射線の数を数えているから、ある程度の時間平均を取らないと安定しません。
線量率(ドーズメータ)の場合累積していくので、この確率的なばらつきは見えにくくなり、純粋な測定誤差のみとなるので割と正確なのでしょう。
線量率計の場合はスペックの測定下限だと、移動平均の時定数が十分では無くなって、測定誤差としてランダムな成分が見えてしまい更に不正確に見えるんだと思います。
ランダム成分はポアソン分布なので信頼区間の計算可能なので、高級品ではこの誤差の値を表示する機能がついているものもありあます。
感度(CPS/uSv/h)が高いほど短い移動平均で値は安定します。
シミュレーション出来るWebサイトがあるので、ご自身のGMカウンタの数値を当てはめると理解が早いかと。
http://www.mikage.to/radiation/info/info0008.html [mikage.to]
倍・半分の誤差は当たり前 (スコア:1)
この種の測定機器は倍・半分の誤差は当たり前だし、倍・半分の誤差があっても特に測定に問題は無いと割り切って考えて使ってください.
そもそも人体に対する放射線量の影響は対数で効いてくると考えて良いわけで、バラツキを考慮すると測定値の細かい大小を議論することが無意味です.
そうは言っても測定器として売る以上は校正して売らなきゃいけないので、現実の使用状態とは異なる条件で校正してるわけですが、その結果が良かったからといって事実使用状態での測定バラツキが小さくなるというものでもありません.
どうしても低線量の被爆が非常に気になるなら、フィルムタイプの線種を判別出来る個人用の線量計(ケースに複数の遮蔽板が組み込んであるフィルム・バッジ)を一日中胸元に貼り付けて使ってください. それが一番確実です.
#ガイガーカウンターも電子式・半導体式の個人線量計もセンサー素子の持つ指向特性の影響などもあるから、一般の人がデジタル表示される数値から勝手に思いこむほど正確かつ安定した測定が出来るわけじゃない
#国民生活センターもそもそもその程度の測定器なんだということを言うべきだろう
Re: (スコア:0)
信頼性を考えるとガラスバッチが一番だけど、電子式はその場で累積線量が判るからユーザとしては安心感があるのかもしれません。
一番良いのは両者併用なんでしょうけど予算もあるからなかなか難しいね。
Re: (スコア:0)
「そういうものだ」と分かっていて買う分にはいいんですけどねえ……
Re:値段の割に正確じゃないの? (スコア:1)
自分でGM管式線量計で測定して結果をブログで公表している人たちがいるんですが、読んでみると測った中で一番高い値を提示していたり、地面に置いて測っていたり、キャップを外していたり、ともうデタラメ。それで「高い値が出た!危険!」と騒いでるんですから困ったものです。
原理から理解しろとは言いませんが、説明書くらいは熟読してからやって欲しいものです。
Re:値段の割に正確じゃないの? (スコア:2)
この20年、情報機器が急速に普及したものだから、「測定」というと、「ボタン押してちょい」で出来ると思い込んでいる人が多すぎる気がする。
大学なんかでの物理実験とかを経験すれば、補正やノイズの処理がいかに大変で大事かわかると思うのだけれど。
# 大学の時の微小な電気容量を計る学生実験で、身じろぎしただけで測定器のゼロ点が変わるので、息を殺しながら実験していたなぁ。
# で、そんなときに限って、隣の班のやつががばっと入ってきて、すべてをぶち壊しに。
最近の学生は。。。否。 (スコア:2)
最近の学生どころか、自分が学生だった20ン年前から、
実験サボって、PCでノイズ乗せたデータ吐き出させ、レポートをでっち上げていた輩がいた。
ノイズ量の手加減の苦労(笑)を自慢されたが、実際の微小信号測定の苦労に比べれば。。。
ピコアンで100fAの電流を測る必要があり、しかし、S/Nが 1 より小さく(Nの振れ幅の方がSより大きい!)、
GPIBでロギングして無理矢理平均値などを計算したが、値が収束せず困っていたところ、
指導教官が大昔の 埃を被った針式のアナログ ピコアンを引っ張り出してきて、
「心眼」で電流値を読んで、プロットしたらそれらしいグラフが描けてしまい。。。
# タケダ理研 よりも古い世代だった。
# 針の慣性モーメントによるLPF効果なのか、はたまた、
# 測定者の信念や期待やモヤモヤやコビトサンのなせるわざ かは謎のまま。
# 今なら、もうちょっと調べて、ノイズ減らすなり、プリアンプ作るなり、ロックインアンプ入れるなり、
# ゴリゴリ数値処理するなり、やりようはいくらでもあるだろうになぁ。。。
コバルト60の崩壊定数の計測 (スコア:1)
線数の経時変化から推定するやつ。
増えたりして、居残り必至であった。
Re: (スコア:0)
大学の1年次にその辺は嫌と言うほどたたき込まれましたので……
# 粘性率、エアトラック、比熱……
Re: (スコア:0)
もともと放射線量が統計的に発生する量だという根本理解に問題があるのでは。
#温度もそうですが
Re: (スコア:0)
#再現性がない科学実験はやるだけムダって、習わなかった?
#そこではレポートかけりゃいいんだろうけどw
Re:値段の割に正確じゃないの? (スコア:1)
再現性はね、あるんですよ。
そのとき問題だったのは、測定環境を安定させること。
せっかく整えた測定環境を、隣の班がぶち壊してくれた。
この1時間の補正の努力は、どうしてくれる、ということ。