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ごくたまーに動かす装置の制御用PCなんかは結構古いものが動いていたり......
19年前、日本銀行大阪支店で、米国製の紙テープ式のコンピュータのメンテやりました。コアメモリー、磁気ドラムの当時ですら骨董品で、結構楽しかったですよ。
1ビット、メモリーコアが外れてる所があって、「これどうするんです?」と訊いたら、「そこは使わんように逃げてる」と返されて、そんなん有りか?と…
工業制御用は息が長いですよ。そこまで最近の話じゃないですが30年ぐらい前(8bitMPUが当たり前で16bitCPUが普及し始めた位)にコアメモリボードの修理(私の担当は故障箇所の診断)をした事があります。ダムの制御コンピュータ用だったらしい#(電池バックアップのRAM-boardは存在したが完全電源喪失しても記録が残ると言って)一度稼動したらダムの寿命まで稼動させるつもりだったらしい(最後は知りませんが)
その後、別の会社では測定器用にDEC PDP-11をカタログ落ちしても購入し続けていました# DECも特定用途の物は生産してくれていた(最後はQ-bus用ボードだと思う(D
5年以上前の事ですが、プリント基板工場で、切削加工機(NC)へのデータ転送に紙テープを使っていて驚きました。理由を尋ねた処、切りカスが飛んだり俟ったりしているのでFDは使えない、LAN搭載機は高い(EMI (EMC?)対策で高価なのだとか)ので入れ替え出来ない、紙テープなら機械油で汚れた手でも扱える、減価償却しているし、製品の仕上がりに問題は無い、との理由でした。
昨今の製品価格の下落で、入れ替え投資が難しい事業環境でしょうから、あのNCはまだ現役かも知れない。。。
紙テープ入力のNCは弊社で現役で稼働中ですよ。品質に問題がないのと、装置載せ替えすると工程変更には客先まで巻き込んだ膨大な再認証が必要な事、さらにある特殊な製品を設計するための計算システムに組み込まれているので、新製品にもつかわれております。
製品設計システムの方は始めは大仰なコンピュータで動かしていたのが、今はExcel VBAになってますけど装置はほぼ無改造です。実はこう言う用途のために、紙テープリーダー、ライターってまだ新品が入手可能でして、さらにこの装置まだ保守が生きており、よっぽどのことが無い限り変更はされないと思います。まぁ年間二桁台しか生産しない製品なんでアレですけど。似たような事情で生きている所結構あるんじゃ無いかな。
参考になりました。「客先まで巻き込んだ膨大な再認証が必要」なのは、リプレースには大きな障害ですね。
ましてや、防衛や航空宇宙関連では、リプレース全体のコストよりも、旧製品のディスコン阻止の方が、低コストになるのでしょうねぇ。。。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
結構生き残っていたりして (スコア:1)
ごくたまーに動かす装置の制御用PCなんかは結構古いものが動いていたり......
Re: (スコア:5, 興味深い)
19年前、日本銀行大阪支店で、米国製の紙テープ式のコンピュータのメンテやりました。
コアメモリー、磁気ドラムの当時ですら骨董品で、結構楽しかったですよ。
1ビット、メモリーコアが外れてる所があって、「これどうするんです?」と訊いたら、
「そこは使わんように逃げてる」と返されて、そんなん有りか?と…
Re: (スコア:2, 興味深い)
工業制御用は息が長いですよ。
そこまで最近の話じゃないですが30年ぐらい前(8bitMPUが当たり前で16bitCPUが普及し始めた位)に
コアメモリボードの修理(私の担当は故障箇所の診断)をした事があります。
ダムの制御コンピュータ用だったらしい
#(電池バックアップのRAM-boardは存在したが完全電源喪失しても記録が残ると言って)
一度稼動したらダムの寿命まで稼動させるつもりだったらしい(最後は知りませんが)
その後、別の会社では測定器用にDEC PDP-11をカタログ落ちしても購入し続けていました
# DECも特定用途の物は生産してくれていた(最後はQ-bus用ボードだと思う(D
Re: (スコア:2)
5年以上前の事ですが、プリント基板工場で、切削加工機(NC)へのデータ転送に紙テープを使っていて驚きました。
理由を尋ねた処、切りカスが飛んだり俟ったりしているのでFDは使えない、
LAN搭載機は高い(EMI (EMC?)対策で高価なのだとか)ので入れ替え出来ない、
紙テープなら機械油で汚れた手でも扱える、
減価償却しているし、製品の仕上がりに問題は無い、との理由でした。
昨今の製品価格の下落で、入れ替え投資が難しい事業環境でしょうから、
あのNCはまだ現役かも知れない。。。
Re:結構生き残っていたりして (スコア:1)
紙テープ入力のNCは弊社で現役で稼働中ですよ。
品質に問題がないのと、装置載せ替えすると工程変更には客先まで巻き込んだ膨大な再認証が必要な事、さらにある特殊な製品を設計するための計算システムに組み込まれているので、新製品にもつかわれております。
製品設計システムの方は始めは大仰なコンピュータで動かしていたのが、今はExcel VBAになってますけど装置はほぼ無改造です。
実はこう言う用途のために、紙テープリーダー、ライターってまだ新品が入手可能でして、さらにこの装置まだ保守が生きており、よっぽどのことが無い限り変更はされないと思います。まぁ年間二桁台しか生産しない製品なんでアレですけど。
似たような事情で生きている所結構あるんじゃ無いかな。
Re:結構生き残っていたりして (スコア:1)
参考になりました。
「客先まで巻き込んだ膨大な再認証が必要」なのは、リプレースには大きな障害ですね。
ましてや、防衛や航空宇宙関連では、リプレース全体のコストよりも、旧製品のディスコン阻止の方が、低コストになるのでしょうねぇ。。。