アカウント名:
パスワード:
これだけコストをかけてメガソーラーを作っても定格出力は高々1,500kW。近所の八戸火力発電所 (250,000kW) の0.6%に過ぎない。
定格出力ではなく年間出力で見るともっと悲惨で、八戸太陽光発電所の1,600,000kWhは八戸火力発電所 (1,314,000,000kWh) の0.1%強に過ぎない (火力発電所の稼働率は60%として計算。現実には火力発電はもっと稼働率を上げられるのでその差は更に広がる) 。
その上、出力調整が一切利かないお天気任せの太陽光発電に対し、火力発電は出力調整も自由自在。
まさに太陽光発電の無力さを示す格好のサンプル。
さらに東北電力のリリース文もやる気ねえ>2020年度までに合計10,000kW程度のメガソーラー発電所を建設することとしております。
10年弱で合計1万Kw…パフォーマンスにしてもお粗末
電力会社自身の技術やノウハウ蓄積に役立つと良いんですけど。少しでも強みを持っといて頂かないと(できれば海外へも進出しておかないと)、そのうち中国あたりが札束で頬を叩きに来るんじゃないかと。# そして大リストラ、インフラも関連規格も全部中国製に、というのが悪夢シナリオですかね?
実際に中国は、イギリスを始めとした欧州各国のインフラ全般に食指を伸ばしていたりします [bbc.co.uk]し…。
安くなるに伴って、途上国で大型の案件が幾つも出てきています。例:セルビア [pv-magazine.com]、ナミビア [greentechmedia.com]。いずれも100万kW級が想定されてます。
その後の海外展開まで考えないとダメですよ。東芝等は、そこまで視野に入れて取り組んでるんじゃないですか。
そもそも日本国内は土地代が高いので、土地を占有する設置形態はコストパフォーマンスが悪くなりがちです(だから屋根がメイン)。1つ1つのサイズは無理に大きくせず、色んな条件下で技術やノウハウをためて、海外進出の足がかりとして利用してもらうのが良いと思います。
つまり、空洞化は避けて通れないと。
# ゆめもちぼーもないな
この業界はわりと国内生産優先で頑張ってたんですけど、さすがにここまで円高だと、為替の不利を吸収しきれないでしょうね。
ただそれよりも大きな理由として、今は先進国よりも、新興国や途上国市場の方が伸びが大きいんですよね。再生可能エネルギー全体の状況が下記にあります(要登録ですけど、無料でダウンロードできます)。新興国・途上国の投資額が伸びて、先進国全体を追い抜いちゃってます。http://www.fs-unep-centre.org/publications/global-trends-renewable-ene... [fs-unep-centre.org]もちろん競争も激しいんですけど、全体では伸びが見込まれてます。
「俺は海外に行くのも売る物を変えるのも嫌だ、日本で同じ事ばかりずっと続けていたいんだ」って人ならば、まぁ、ジリ貧でしょう。でもちょっとぐらい海外にも行ってやろう、新しい市場も開拓してやろう、という方なら、チャンスもあるかと思います。
別にパネルメーカーが勝手にやる分にはかまわないが、電力会社が電気代のアガリ (実質的な税金) を使って特定メーカーに利益供与するのは許せん。
えーと。まずパネルは競争激しいので、儲かる事業じゃないですよ。軒並み赤字です。
メガソーラーで育つのは、そのパネルを使って商売(設計・設置・運用・部材供給等)する関連産業になるはずです。たとえば愛知のメガソーラー+風力発電には三井化学など関連分野の6社が参加されていて、各社の技術開発・改良に活かす計画です [nikkan.co.jp]。そうやって開発された技術から、国外にも販売できるような製品やサービスが強化されれば、国として助成の価値があるでしょう。
一方で発電コストがまだ高いので、単に発電で稼ぐだけが目的のプロジェクトは推奨されません。来年度からの買取額も、そのへんを考慮して低めに設定して頂くのが良いと思います。発電事業としては微妙に儲からないけど、技術開発と考えればなんとか元が取れる程度に。
太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
>太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。>他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
金掛けて集中設置するよりは、手軽にあちこち分散設置して。利用形態もそれにみあったものを考えるべきなんでしょうね。
現状周りを見ると、電卓や時計で一番利用されているみたいだし。
> 現状周りを見ると、電卓や時計で一番利用されているみたいだし。あれは電池交換の手間を無くすのが一義なのでまた話が違う。
同意。ソーラーだけで消費電力のすべてを賄うのではなく、ピークを下げたりすることに意味があると思うな。その意味では、メガソーラーはムダってのは正解かもね。
ほかに使い道が…と言っても、今回のメガソーラの建設地のような場所って、使い道があるのかなあるなら、もう使われているはずで。交通の便が悪いとか、何らかの理由で今日まで使われてきていなかった場所だよね。屋根の上となにが違うのかと。
屋根の上の方が、地産地消にできる分、損失は少ないのかもしれないけど…。
#現地がどういう場所かは知らずに書いてます。
元々荒野や砂漠だったのなら良いかもしれないけど。そうでなければ、そこにあった生態系はどうなってるのかとか心配してもしょうがないしね。#地球の覇者は人間。
植物同士の太陽光の奪い合いという進化もそうとうスゴそうだけど、これからは人間(ソーラーパネル)もそこに加わるな。
一極集中型じゃなく、分散型という訳ですね。インターネットとか分散DBとか同様、障害耐性が強い?
#と、無理やりアレっぽい方向に話題を持って行く
まぁ、同じ様な天候の所に密集してると、天気が悪い時は一斉に発電量が減るってのは有るでしょうね。どのくらい分散させれば有効なのかは想像つきませんけど。
>どのくらい分散させれば有効なのかは想像つきませんけど。
いっそのことダイソン環でどうでしょうか。#まだまだそんなの作れそうにない・・・
東芝:ニュースリリース (2009-08-19):中部電力株式会社のメガソーラー発電プラント受注について [toshiba.co.jp]
当社は、基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、プラントの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しました。また、今回東芝グループで開発した世界最高クラス注1の直交変換効率97.5%を誇るパワーコンディショナを導入する予定です。
中部電力のことだから最高性能のパワーコンディショナを買えたのだろうけど、中華製の安物を導入するであろうソフトバンクだと変換効率が期待できなさげなのはなんでだろう。
メインの供給力としては役に立たないかもしれませんが、ピンチに原発の冷却に使うとか、災害時に市役所と病院だけでも電気が来ていると楽だとか、リスクヘッジの一環として供給原理の異なる発電所を建てておくのは良いことだと思いますよ。非力≠無力。
原発の冷却をしたい緊急時に、もし天気が雨or曇りかもしれないという事を考えるとリスク対策にはならないと思います。しかし、発電量がゼロに近くてもゼロではない事が重要な用途が別にあるとすれば、無駄ではないでしょう。
非力といってもせめてメインの一割くらいが確保できるんならサブとしての使い道もあるんだけど、0.1%程度でしかもお天気任せで計算すら立たないのではただの無力。
>災害時に市役所と病院だけでも電気が来ている
そういう重要拠点は自家発電機が備わっていますリスクヘッジに一番必要な発想はコストパフォーマンスコストがかかり過ぎたらリスクヘッジどころかリスクそのものですからね
電力会社がやるメガソーラーは反原発派(今の政府そのもの)に努力していることを見せるパフォーマンスですよ客観的には意味はないけれど社会通念上仕方がないというダイオキシンと同じ構造
原発の冷却や病院と言ったクリティカルな事案に対して太陽光なんて不安定な物を充てようだなんて正気の沙汰とは思えない・・・
で、夜は暴走させるの?
ソーラー発電は、真夏のエアコン需要向き、です。
日が照って暑い日、エアコンガンガンかけますが、ソーラーパネルもガンガン発電しますね。真夏のピークカットには向いている発電方法と言えます。つまり補助的な電源ですね。
電力の地産地消という意味でも、各家庭の屋根などにつけるべき発電方法であって、メガソーラーってのはちょっとズレてる気はします。太陽光発電は小水力発電のように、取りこぼしてるエネルギーを拾う方向に進歩した方が良いと思います。メインの電源になり得ないのは最初から分かっているのだし。
だから、
>まさに太陽光発電の無力さを示す格好のサンプル。
このような意見は、見識が狭いなぁと残念に思いますねぇ…。見方を変えれば原発だって、昼間の需要ピークに合わせてパワー調整とかできない役立たず電源、ってことにもなりかねないわけで。
メガソーラーと火力の比較をしてるのに、さりげなく家庭向け太陽光と原子力の比較にすり替えるあたりがさすがですね。
なお、
> 日が照って暑い日、エアコンガンガンかけますが、ソーラーパネルもガンガン発電しますね。> 真夏のピークカットには向いている発電方法と言えます。
は、太陽電池推進派がよく主張する内容ですが、完全な誤りです。消費電力のピークと太陽光発電のピークには大きなズレがあるため、ピークカットの効果もありません。
日本の夏場の消費電力ピークは11:00~18:00くらいまでほとんど落ち込まずに続きますが、太陽光発電の発電能力は11:00頃をピークに14:00頃には1/3程度まで落ち込み、17:00過ぎあたりには実質的に発電なしとなります。つまり、14:00~18:00頃のピーク用に太陽光発電以外の設備を確保する必要があり、結局他の発電設備を減らす役には立ちません。
応援とツッコミ。
太陽光は、火力等の「設備を」減らす役には立ちません。夕方まで需要が続く時(真夏だと例えばこんな感じ [fepc.or.jp])もそうですが、天候の悪い時もありますから。
ただこの例 [aist.go.jp]や下のドイツの例でも分かりますが、”14:00で1/3”ってのは変です。どの資料をご覧になりましたか?# 東向きのパネルの出力等をご覧になられたのではないかと推測しますが、複数地点のデータの平均じゃないとだめですよ。
ただ設備は減らせなくても、化石燃料の消費量は減らせます。ドイツの例ですと、たとえばこんな感じ [google.co.jp]です。また涼しいので日本ほど夕方のピークが顕著ではありませんが、それでも一番上の日曜日のグラフである程度確認できます。
あと太陽光と原発は技術的に特性が正反対なので、比較自体にいろいろ無理があります。原発と比べるなら、地熱が一番近いです。
総発電量の最大化を目指すかピーク時発電量の最大化を目指すかをチューニングする技術は既に存在してるんですがまあ何のことはない。設置する角度を変えるだけです。
太陽電池パネルは温度が高いと発電量が低下する。真夏より秋冬のほうが実は発電量が多い。
http://blue.zero.jp/beagle/hatuden/hatuden-tishiki.html#q5 [blue.zero.jp]> 太陽電池は温度が低いほど発電効率が上がり、逆に温度が高いと発電効率が下がります。温度損失は、> 10℃上昇で4%程度です。パネルが50℃まで温度上昇したとすると、基準温度(25℃)からの> 差が25℃ですので、10%も効率が下がることになります。> 実際、ピーク発電量が高いのは気温が低く太陽高度が高くなる2月~4月ごろです。夏場のピーク> 発電量は低めに推移します。
角度の話じゃないのではないかと思いましたが。
もともとその条件で動くことを想定されてるので、実用上の問題はありません。
基準温度の25℃というのは、単に(パネルの定格値を決める)世界共通の性能測定の時に便利だから、室温になっているというだけの話です。http://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/about_pv/output/measure.html [aist.go.jp]実環境での温度が違うからと言って、実用にならないわけではありません。
>10%も効率が下がることになります90%は、発電してますね。何より、別に25℃の時と同じ出力でなければ実用にならないわけでは、ありませんね。
日本における実際の発電量も発電コストも、当然25℃ではなく、(50℃なり70℃なり上がったりする)実環境での発電量の統計 [nef.or.jp]に基づいて計算されています。
「25℃に比べてこれだけ出力が下がるから」などと実用性にケチをつけられる意見には、妥当性がありません。そのようなニュアンスを臭わせる方は、遺憾ながら、見識を疑われても仕方ないと存じます。
昼間の揚水発電の使用時間を減らせる分、同じ貯水量でも夕方のピークに使える量が増えたりしませんか。
見方を変えれば原発だって、昼間の需要ピークに合わせてパワー調整とかできない役立たず電源、ってことにもなりかねないわけで。
出力調整していないだけですることは可能だって過去のストーリーで書かれてませんでしたっけ?あえてそういう運用をしていると。
ピーク時は電力網の消費電力量が多いとタービンの回転が重くなるので蒸気をめいっぱい投入して電力をあげるわけですが、消費電力が少ないときはタービンが軽いので長い煙突から蒸気として捨てるか、揚水発電のモーターをまわして落差のエネルギーとして保存します。
雲をどけないと発電ができない太陽光と、蒸気を捨てれば済む原子力発電では、コントローラビリティに雲泥の差があります。
出力を変えるコストや応答性を考えれば高価な揚水式水力発電を作ったほうが良いというのがこれまでの判断ですね。
チェルノブイリ事故が出力調整実験時に起きたという噂のせいで、調整運転は見送られることになりました。現ロシア政府も原因を明らかにしてないので真相はわからんですが
逆に考えるんだ。太陽電池の量産効果が出るまで、あえてパフォーマンスで買っていると考えるんだ。
# マジレスすると、ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解らしい。# 地味だが。
マジレスにマジレスですが、車のバッテリーをバッファにして発電ピーク時とオフピーク時の電力量を平準化するのが目的なんですから、家庭用コンセントと車のバッテリーの間で電力の出し入れが出来なければ何の意味もありません。
そういう意味で、太陽電池住宅に普通のハイブリットカーを組み合わせても意味はありません。意味があるのは、プラグインハイブリッドか、EVです。
>意味があるのは、プラグインハイブリッドか、EVです。
EVaが自分のプラグを家庭用電源の口に差し込んでる映像が浮かんだ。
>ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解太陽電池住宅ってマンションだらけの都会だと厳しそうなんだけど・・・やっぱ地方に原発作って都会へ送電という形が現実解にしか思えない・・・
メガソーラーという名前からものすごく規模が大きなものを想像されているかも知れませんが,1500 kW 程度のものだと年間国内導入量の0.15% にすぎません。こんなにちゃちなものを電力会社がわざわざ作るのは,太陽光発電が無力なように見せるための,おっしゃるとおり,ただのパフォーマンスでしょう。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
結局ただのパフォーマンス (スコア:2, すばらしい洞察)
これだけコストをかけてメガソーラーを作っても定格出力は高々1,500kW。近所の八戸火力発電所 (250,000kW) の0.6%に過ぎない。
定格出力ではなく年間出力で見るともっと悲惨で、八戸太陽光発電所の1,600,000kWhは八戸火力発電所 (1,314,000,000kWh) の0.1%強に過ぎない (火力発電所の稼働率は60%として計算。現実には火力発電はもっと稼働率を上げられるのでその差は更に広がる) 。
その上、出力調整が一切利かないお天気任せの太陽光発電に対し、火力発電は出力調整も自由自在。
まさに太陽光発電の無力さを示す格好のサンプル。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:3)
さらに東北電力のリリース文もやる気ねえ
>2020年度までに合計10,000kW程度のメガソーラー発電所を建設することとしております。
10年弱で合計1万Kw…パフォーマンスにしてもお粗末
量よりも (スコア:2)
電力会社自身の技術やノウハウ蓄積に役立つと良いんですけど。
少しでも強みを持っといて頂かないと(できれば海外へも進出しておかないと)、そのうち中国あたりが札束で頬を叩きに来るんじゃないかと。
# そして大リストラ、インフラも関連規格も全部中国製に、というのが悪夢シナリオですかね?
実際に中国は、イギリスを始めとした欧州各国のインフラ全般に食指を伸ばしていたりします [bbc.co.uk]し…。
国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:2)
安くなるに伴って、途上国で大型の案件が幾つも出てきています。
例:セルビア [pv-magazine.com]、ナミビア [greentechmedia.com]。いずれも100万kW級が想定されてます。
その後の海外展開まで考えないとダメですよ。
東芝等は、そこまで視野に入れて取り組んでるんじゃないですか。
そもそも日本国内は土地代が高いので、土地を占有する設置形態はコストパフォーマンスが悪くなりがちです(だから屋根がメイン)。
1つ1つのサイズは無理に大きくせず、色んな条件下で技術やノウハウをためて、海外進出の足がかりとして利用してもらうのが良いと思います。
Re: (スコア:0)
つまり、空洞化は避けて通れないと。
# ゆめもちぼーもないな
Re:国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:2)
この業界はわりと国内生産優先で頑張ってたんですけど、
さすがにここまで円高だと、為替の不利を吸収しきれないでしょうね。
ただそれよりも大きな理由として、今は先進国よりも、新興国や途上国市場の方が伸びが大きいんですよね。
再生可能エネルギー全体の状況が下記にあります(要登録ですけど、無料でダウンロードできます)。
新興国・途上国の投資額が伸びて、先進国全体を追い抜いちゃってます。
http://www.fs-unep-centre.org/publications/global-trends-renewable-ene... [fs-unep-centre.org]
もちろん競争も激しいんですけど、全体では伸びが見込まれてます。
「俺は海外に行くのも売る物を変えるのも嫌だ、日本で同じ事ばかりずっと続けていたいんだ」って人ならば、まぁ、ジリ貧でしょう。
でもちょっとぐらい海外にも行ってやろう、新しい市場も開拓してやろう、という方なら、チャンスもあるかと思います。
Re: (スコア:0)
別にパネルメーカーが勝手にやる分にはかまわないが、電力会社が電気代のアガリ (実質的な税金) を使って特定メーカーに利益供与するのは許せん。
Re:国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:1)
えーと。まずパネルは競争激しいので、儲かる事業じゃないですよ。軒並み赤字です。
メガソーラーで育つのは、そのパネルを使って商売(設計・設置・運用・部材供給等)する関連産業になるはずです。
たとえば愛知のメガソーラー+風力発電には三井化学など関連分野の6社が参加されていて、各社の技術開発・改良に活かす計画です [nikkan.co.jp]。
そうやって開発された技術から、国外にも販売できるような製品やサービスが強化されれば、国として助成の価値があるでしょう。
一方で発電コストがまだ高いので、単に発電で稼ぐだけが目的のプロジェクトは推奨されません。
来年度からの買取額も、そのへんを考慮して低めに設定して頂くのが良いと思います。発電事業としては微妙に儲からないけど、技術開発と考えればなんとか元が取れる程度に。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。
他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
>太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。
>他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
金掛けて集中設置するよりは、手軽にあちこち分散設置して。
利用形態もそれにみあったものを考えるべきなんでしょうね。
現状周りを見ると、電卓や時計で一番利用されているみたいだし。
Re: (スコア:0)
> 現状周りを見ると、電卓や時計で一番利用されているみたいだし。
あれは電池交換の手間を無くすのが一義なのでまた話が違う。
Re: (スコア:0)
同意。
ソーラーだけで消費電力のすべてを賄うのではなく、ピークを下げたりすることに意味があると思うな。
その意味では、メガソーラーはムダってのは正解かもね。
Re: (スコア:0)
ほかに使い道が…と言っても、今回のメガソーラの建設地のような場所って、使い道があるのかな
あるなら、もう使われているはずで。
交通の便が悪いとか、何らかの理由で今日まで使われてきていなかった場所だよね。
屋根の上となにが違うのかと。
屋根の上の方が、地産地消にできる分、損失は少ないのかもしれないけど…。
#現地がどういう場所かは知らずに書いてます。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
元々荒野や砂漠だったのなら良いかもしれないけど。
そうでなければ、そこにあった生態系はどうなってるのかとか心配してもしょうがないしね。
#地球の覇者は人間。
植物同士の太陽光の奪い合いという進化もそうとうスゴそうだけど、これからは人間(ソーラーパネル)もそこに加わるな。
Re: (スコア:0)
一極集中型じゃなく、分散型という訳ですね。
インターネットとか分散DBとか同様、障害耐性が強い?
#と、無理やりアレっぽい方向に話題を持って行く
Re: (スコア:0)
まぁ、同じ様な天候の所に密集してると、天気が悪い時は一斉に
発電量が減るってのは有るでしょうね。
どのくらい分散させれば有効なのかは想像つきませんけど。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
>どのくらい分散させれば有効なのかは想像つきませんけど。
いっそのことダイソン環でどうでしょうか。
#まだまだそんなの作れそうにない・・・
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
メガソーラーは武豊火力 [chuden.co.jp]の敷地内にあるんだが、こっちは375,000kWが3基。かなり古い原重油ボイラなのに全然太刀打ちできてない。
変換効率がどの程度なのか解らないけど、これじゃあパフォーマンスと言われてもしゃ~ないよなぁ・・・
メガソーラーたけとよも東芝製 (スコア:1)
東芝:ニュースリリース (2009-08-19):中部電力株式会社のメガソーラー発電プラント受注について [toshiba.co.jp]
中部電力のことだから最高性能のパワーコンディショナを買えたのだろうけど、中華製の安物を導入するであろうソフトバンクだと変換効率が期待できなさげなのはなんでだろう。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
メインの供給力としては役に立たないかもしれませんが、ピンチに原発の冷却に使うとか、
災害時に市役所と病院だけでも電気が来ていると楽だとか、リスクヘッジの一環として
供給原理の異なる発電所を建てておくのは良いことだと思いますよ。非力≠無力。
Re: (スコア:0)
原発の冷却をしたい緊急時に、もし天気が雨or曇りかもしれないという事を考えるとリスク対策にはならないと思います。
しかし、発電量がゼロに近くてもゼロではない事が重要な用途が別にあるとすれば、無駄ではないでしょう。
Re: (スコア:0)
非力といってもせめてメインの一割くらいが確保できるんならサブとしての使い道もあるんだけど、0.1%程度でしかもお天気任せで計算すら立たないのではただの無力。
Re: (スコア:0)
>災害時に市役所と病院だけでも電気が来ている
そういう重要拠点は自家発電機が備わっています
リスクヘッジに一番必要な発想はコストパフォーマンス
コストがかかり過ぎたらリスクヘッジどころかリスクそのものですからね
電力会社がやるメガソーラーは反原発派(今の政府そのもの)に努力していることを見せるパフォーマンスですよ
客観的には意味はないけれど社会通念上仕方がないというダイオキシンと同じ構造
Re: (スコア:0)
原発の冷却や病院と言ったクリティカルな事案に対して
太陽光なんて不安定な物を充てようだなんて正気の沙汰とは思えない・・・
Re: (スコア:0)
で、夜は暴走させるの?
真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:0)
ソーラー発電は、真夏のエアコン需要向き、です。
日が照って暑い日、エアコンガンガンかけますが、ソーラーパネルもガンガン発電しますね。
真夏のピークカットには向いている発電方法と言えます。
つまり補助的な電源ですね。
電力の地産地消という意味でも、各家庭の屋根などにつけるべき発電方法であって、メガソーラーってのはちょっとズレてる気はします。
太陽光発電は小水力発電のように、取りこぼしてるエネルギーを拾う方向に進歩した方が良いと思います。
メインの電源になり得ないのは最初から分かっているのだし。
だから、
>まさに太陽光発電の無力さを示す格好のサンプル。
このような意見は、見識が狭いなぁと残念に思いますねぇ…。
見方を変えれば原発だって、昼間の需要ピークに合わせてパワー調整とかできない役立たず電源、ってことにもなりかねないわけで。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:1)
メガソーラーと火力の比較をしてるのに、さりげなく家庭向け太陽光と原子力の比較にすり替えるあたりがさすがですね。
なお、
> 日が照って暑い日、エアコンガンガンかけますが、ソーラーパネルもガンガン発電しますね。
> 真夏のピークカットには向いている発電方法と言えます。
は、太陽電池推進派がよく主張する内容ですが、完全な誤りです。
消費電力のピークと太陽光発電のピークには大きなズレがあるため、ピークカットの効果もありません。
日本の夏場の消費電力ピークは11:00~18:00くらいまでほとんど落ち込まずに続きますが、
太陽光発電の発電能力は11:00頃をピークに14:00頃には1/3程度まで落ち込み、
17:00過ぎあたりには実質的に発電なしとなります。
つまり、14:00~18:00頃のピーク用に太陽光発電以外の設備を確保する必要があり、
結局他の発電設備を減らす役には立ちません。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:1)
応援とツッコミ。
太陽光は、火力等の「設備を」減らす役には立ちません。
夕方まで需要が続く時(真夏だと例えばこんな感じ [fepc.or.jp])もそうですが、天候の悪い時もありますから。
ただこの例 [aist.go.jp]や下のドイツの例でも分かりますが、”14:00で1/3”ってのは変です。どの資料をご覧になりましたか?
# 東向きのパネルの出力等をご覧になられたのではないかと推測しますが、複数地点のデータの平均じゃないとだめですよ。
ただ設備は減らせなくても、化石燃料の消費量は減らせます。ドイツの例ですと、たとえばこんな感じ [google.co.jp]です。また涼しいので日本ほど夕方のピークが顕著ではありませんが、それでも一番上の日曜日のグラフである程度確認できます。
あと太陽光と原発は技術的に特性が正反対なので、比較自体にいろいろ無理があります。
原発と比べるなら、地熱が一番近いです。
Re: (スコア:0)
総発電量の最大化を目指すかピーク時発電量の最大化を目指すかをチューニングする技術は既に存在してるんですが
まあ何のことはない。設置する角度を変えるだけです。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
太陽電池パネルは温度が高いと発電量が低下する。
真夏より秋冬のほうが実は発電量が多い。
http://blue.zero.jp/beagle/hatuden/hatuden-tishiki.html#q5 [blue.zero.jp]
> 太陽電池は温度が低いほど発電効率が上がり、逆に温度が高いと発電効率が下がります。温度損失は、
> 10℃上昇で4%程度です。パネルが50℃まで温度上昇したとすると、基準温度(25℃)からの
> 差が25℃ですので、10%も効率が下がることになります。
> 実際、ピーク発電量が高いのは気温が低く太陽高度が高くなる2月~4月ごろです。夏場のピーク
> 発電量は低めに推移します。
角度の話じゃないのではないかと思いましたが。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
もともとその条件で動くことを想定されてるので、実用上の問題はありません。
基準温度の25℃というのは、単に(パネルの定格値を決める)世界共通の性能測定の時に便利だから、室温になっているというだけの話です。
http://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/about_pv/output/measure.html [aist.go.jp]
実環境での温度が違うからと言って、実用にならないわけではありません。
>10%も効率が下がることになります
90%は、発電してますね。何より、別に25℃の時と同じ出力でなければ実用にならないわけでは、ありませんね。
日本における実際の発電量も発電コストも、当然25℃ではなく、(50℃なり70℃なり上がったりする)実環境での発電量の統計 [nef.or.jp]に基づいて計算されています。
「25℃に比べてこれだけ出力が下がるから」などと実用性にケチをつけられる意見には、妥当性がありません。
そのようなニュアンスを臭わせる方は、遺憾ながら、見識を疑われても仕方ないと存じます。
Re: (スコア:0)
昼間の揚水発電の使用時間を減らせる分、同じ貯水量でも夕方のピークに使える量が増えたりしませんか。
Re: (スコア:0)
出力調整していないだけですることは可能だって過去のストーリーで書かれてませんでしたっけ?
あえてそういう運用をしていると。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
ピーク時は電力網の消費電力量が多いとタービンの回転が重くなるので蒸気をめいっぱい
投入して電力をあげるわけですが、消費電力が少ないときはタービンが軽いので長い煙突
から蒸気として捨てるか、揚水発電のモーターをまわして落差のエネルギーとして保存
します。
雲をどけないと発電ができない太陽光と、蒸気を捨てれば済む原子力発電では、
コントローラビリティに雲泥の差があります。
Re: (スコア:0)
出力を変えるコストや応答性を考えれば高価な揚水式水力発電を作ったほうが良いというのがこれまでの判断ですね。
Re: (スコア:0)
チェルノブイリ事故が出力調整実験時に起きたという噂のせいで、調整運転は見送られることになりました。
現ロシア政府も原因を明らかにしてないので真相はわからんですが
Re: (スコア:0)
逆に考えるんだ。
太陽電池の量産効果が出るまで、あえてパフォーマンスで買っていると考えるんだ。
# マジレスすると、ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解らしい。
# 地味だが。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
# マジレスすると、ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解らしい。
# 地味だが。
マジレスにマジレスですが、
車のバッテリーをバッファにして発電ピーク時とオフピーク時の電力量を平準化するのが目的なんですから、
家庭用コンセントと車のバッテリーの間で電力の出し入れが出来なければ何の意味もありません。
そういう意味で、太陽電池住宅に普通のハイブリットカーを組み合わせても意味はありません。
意味があるのは、プラグインハイブリッドか、EVです。
Re: (スコア:0)
>意味があるのは、プラグインハイブリッドか、EVです。
EVaが自分のプラグを家庭用電源の口に差し込んでる映像が浮かんだ。
Re: (スコア:0)
>ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解
太陽電池住宅ってマンションだらけの都会だと厳しそうなんだけど・・・
やっぱ地方に原発作って都会へ送電という形が現実解にしか思えない・・・
Re: (スコア:0)
メガソーラーという名前からものすごく規模が大きなものを想像されて
いるかも知れませんが,1500 kW 程度のものだと年間国内導入量の
0.15% にすぎません。こんなにちゃちなものを電力会社がわざわざ
作るのは,太陽光発電が無力なように見せるための,おっしゃるとおり,
ただのパフォーマンスでしょう。