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Wikiによると、再生可能エネルギーの定義は、自然から得られるエネルギーで、使用量より供給量のほうが大きいもののことをいうらしいです。その定義で言えば太陽光や風力などは再生可能エネルギーとして十分満たしています。
ただし、まだ人類が必要な分のエネルギーをそれによって十分に得るまでに至っていないだけです。もし設備が十分に構築できれば、人類が使うエネルギー以上に太陽から得られますよね。
「再生可能」なんてついてるから誤解があるわけですね。「無尽蔵エネルギー」とでもつけたほうが正しくわかりやすいんじゃないかな。
太陽が数十億年後に燃え尽きたら終
> 原発論者がおかしいのは、現時点で再生可能エネルギーが必要十分じゃないにしろ、> どんどん開発・増設していけば無駄でも損でもない。> 将来性も広がっていくのに、あえて敵視して潰してまで原発原発って言ってるところですね。現在候補に挙がっている再生可能エネルギーは全て効率が悪すぎるため、開発・増設しても将来が無く、無駄と損以外の何者でもないことが明らかです。そこに無駄な投資をするくらいなら、原子力発電や化石燃料発電の効率や安全性を向上させることにリソースを集中するべきと考えます。もちろん、個人や特定の企業が自分でリスクを負ってそれらの研究開発をするのは自由ですが、公的な研究費や補助金を投入するのには反対です。
> なぜ他の可能性を今潰してまで原発をって言うんでしょう?> 何か理由でもあるんでしょうか?単に現在候補に挙がっている再生可能エネルギーは全て効率が悪すぎて原子力発電や化石燃料発電の代替になり得ないからです。私には効率が悪すぎて使い物にならない再生可能エネルギーを推す理由の方が分かりません。
念のために書いておきますが、私は原発を支持するものではありません。ですが、現在候補に挙がっている再生可能エネルギーの状況を見ると、原子力発電や化石燃料発電以外に選択肢はないと考えます。もちろん、何か画期的に効率の良い再生可能エネルギーが表れたのならそれを支持します。
「効率が悪い」という判断基準は何ですか。
変換効率のことなら、・源が無尽蔵・無料のエネルギーと、有限・有料のものを同じに論じること自体が無意味です [aist.go.jp]。・そもそも枯渇性エネルギーは、投入した以上のエネルギーを得ることが原理的にできません。人類が投入したエネルギー(化石燃料等)の、たとえば火力発電なら4~5割ぐらいが電力になり、残りは熱として散逸します。熱まで有効利用しても、100%を超えることはありません。・それに対して再生可能エネルギーの場合は太陽や風からエネルギーを吸収して動きますので、人類が投入したよりも多くのエネルギーが得られます。 同じ「人類が投入したエネルギーに対する変換効率」で言えば、効率が100%を優に超えます。たとえば今の太陽光発電の性能ならば、350%~500%ぐらいに相当するエネルギー(しかも、電力として。火力発電比なら10倍とかになる) [aist.go.jp]。
価格のことなら、・IEAですら、再生可能エネルギーの方が安くできるはずと指摘してます [wikipedia.org]。・高くて有名な太陽光発電ですら、10年以内にガス火力と競うようになると見られてます。また普及の進んでいるドイツでは今の日本の半額になっていて [wikipedia.org]、日本でも普及を順調に進めれば、数年で今の半額程度にできるはずです [impress.co.jp]。・対する化石燃料は、世界のエネルギー需要増加によりさらなる高騰が危惧されて居る上、排出量削減の観点からも再生可能エネルギーが果たすべき役割が大きいと指摘されています。エネルギー全体では2020年までの対策費用を1ドルけちる毎に、2020年以降、その4倍以上の出費が必要になると見られています [iea.org]。
変換効率・費用のどちらから見ても、普及は合理的ですよ。だからっつーて、簡単にポンっとできるもんでもないのも確かですが。
電力供給について今できることや今後すべきことについては、東大の荻本研の資料 [u-tokyo.ac.jp]が網羅的で良いと思います。一言でいうと、色んなものを組み合わせて使っていかないと、だめですよ。
引用文献の選択のクセで誰かわかった。ってアカウント名見る限り隠してるわけでもないか :-)
# 一度(刺激的な)お話を伺っただけなのでAC
ま、バレバレでも、一応匿名ってことで。「誰か一人が」よりも、その人が紹介してる情報に裏付けがあるか、の方が重要なので。 :)
投入エネルギー全体だけじゃなくて、時間あたり、面積あたりの効率ってのも判断材料になると思いますが、そのあたりの資料ってどっかにあるものなのでしょうか。
# 比判、反論ではなく、補助資料として
太陽光発電だと大雑把に1平方メートルあたり定格設備容量にして100W、年間発電量にして100kWhぐらいです。日本の平均的条件で(地域によって変わる)。 (1平方メートル辺りの最大の太陽光の強さが1kWぐらい、太陽電池の変換効率は主流品で10数%~20%だけど、まぁ設置面積のロスもあるのでざっくり10%で)
ただ単純に面積ゆーても、たとえば屋根の上に他の電源を置くんですか?という違いもあるんで、実用上はあまり意味がない。
良くある原発1基=山手線の中っつ比較でも、・それ年間発電量なので。晴れたお昼頃だと、山手線内分の面積の太陽電池は、原発5基分ぐらいの出力を出す。・山手線内に原発何基も置くんですか?というツッコミどころがあります。
風力発電はよーわからんので、数値はパスです。ただ定性的に言えばあれも「占有」する面積は柱一本+αなので、その下は放牧地なり農地なり。
風力発電は低周波騒音が解決しないと人里に置けない。
十分距離を離せば問題ないはずなんですが、報道写真をみると風車の高さ程度すら離してなさそうなものもあって絶句しました。ああいうのはまずいですね。
そんな効率の良いものが普及していない現状を考えると、
・みんな効率が良いことに気づいていない・効率が良いのに乗り換えられない理由がある・実は効率が良くない
のどれかですね。さて、どれでしょう?
「前払い」だから、でしょうね。導入時に、どかっとお金がかかりますから。その代わり、そのあとは化石燃料なしで電気なり熱なりが得られます。「前払い式の飲み放題」ですね。
ところで太陽光発電を例に挙げると、ドイツでは設備導入コストが既に日本の半額になってます [atmarkit.co.jp]。技術的には、そこまで安くできることが実証されてます。日本(を含めた多くの国)でそこまで安くなってないのは、それを扱う政策なり、人なりが、技術の進歩にまだ追いつけていないからです。(具体的には、流通費や施工費、手続き費用等の差として表れます。)
日本の場合でいうと、バブル以降、変化への対応速度が国全体として遅くなったように感じています。変化はビジネスチャンスでもあるのに、人の足を引っ張り、変化を拒むことばかりに力を入れすぎているように思います。
でも変化に対してデマを流したり難癖を付けたりしていても、問題の先送りに過ぎません。その間にも情勢の変化は進み、いつか押し流されてしまうでしょう。リスクを取って先に進まぬ限り、結局はビジネス上の利益も逸することになるのではありませんか。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
再生というより、石油や石炭、LNGやウランなどのエネルギー源を人為的に与えなくても、
入手可能という程度の意味と解するのが妥当でしょう。
エネルギーは再生なんかできっこない。最終的に熱になってお終い。
言うなら、自然エネルギーが妥当じゃないか。
Re: (スコア:0)
Wikiによると、再生可能エネルギーの定義は、自然から得られるエネルギーで、使用量より供給量のほうが大きいもののことをいうらしいです。
その定義で言えば太陽光や風力などは再生可能エネルギーとして十分満たしています。
ただし、まだ人類が必要な分のエネルギーをそれによって十分に得るまでに至っていないだけです。
もし設備が十分に構築できれば、人類が使うエネルギー以上に太陽から得られますよね。
「再生可能」なんてついてるから誤解があるわけですね。
「無尽蔵エネルギー」とでもつけたほうが正しくわかりやすいんじゃないかな。
太陽が数十億年後に燃え尽きたら終
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:0)
> 原発論者がおかしいのは、現時点で再生可能エネルギーが必要十分じゃないにしろ、
> どんどん開発・増設していけば無駄でも損でもない。
> 将来性も広がっていくのに、あえて敵視して潰してまで原発原発って言ってるところですね。
現在候補に挙がっている再生可能エネルギーは全て効率が悪すぎるため、
開発・増設しても将来が無く、無駄と損以外の何者でもないことが明らかです。
そこに無駄な投資をするくらいなら、原子力発電や化石燃料発電の効率や
安全性を向上させることにリソースを集中するべきと考えます。
もちろん、個人や特定の企業が自分でリスクを負ってそれらの研究開発をするのは
自由ですが、公的な研究費や補助金を投入するのには反対です。
> なぜ他の可能性を今潰してまで原発をって言うんでしょう?
> 何か理由でもあるんでしょうか?
単に現在候補に挙がっている再生可能エネルギーは全て効率が悪すぎて
原子力発電や化石燃料発電の代替になり得ないからです。
私には効率が悪すぎて使い物にならない再生可能エネルギーを推す理由の
方が分かりません。
念のために書いておきますが、私は原発を支持するものではありません。
ですが、現在候補に挙がっている再生可能エネルギーの状況を見ると、
原子力発電や化石燃料発電以外に選択肢はないと考えます。
もちろん、何か画期的に効率の良い再生可能エネルギーが表れたのならそれを支持します。
定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:2)
「効率が悪い」という判断基準は何ですか。
変換効率のことなら、
・源が無尽蔵・無料のエネルギーと、有限・有料のものを同じに論じること自体が無意味です [aist.go.jp]。
・そもそも枯渇性エネルギーは、投入した以上のエネルギーを得ることが原理的にできません。人類が投入したエネルギー(化石燃料等)の、たとえば火力発電なら4~5割ぐらいが電力になり、残りは熱として散逸します。熱まで有効利用しても、100%を超えることはありません。
・それに対して再生可能エネルギーの場合は太陽や風からエネルギーを吸収して動きますので、人類が投入したよりも多くのエネルギーが得られます。
同じ「人類が投入したエネルギーに対する変換効率」で言えば、効率が100%を優に超えます。たとえば今の太陽光発電の性能ならば、350%~500%ぐらいに相当するエネルギー(しかも、電力として。火力発電比なら10倍とかになる) [aist.go.jp]。
価格のことなら、
・IEAですら、再生可能エネルギーの方が安くできるはずと指摘してます [wikipedia.org]。
・高くて有名な太陽光発電ですら、10年以内にガス火力と競うようになると見られてます。また普及の進んでいるドイツでは今の日本の半額になっていて [wikipedia.org]、日本でも普及を順調に進めれば、数年で今の半額程度にできるはずです [impress.co.jp]。
・対する化石燃料は、世界のエネルギー需要増加によりさらなる高騰が危惧されて居る上、排出量削減の観点からも再生可能エネルギーが果たすべき役割が大きいと指摘されています。エネルギー全体では2020年までの対策費用を1ドルけちる毎に、2020年以降、その4倍以上の出費が必要になると見られています [iea.org]。
変換効率・費用のどちらから見ても、普及は合理的ですよ。
だからっつーて、簡単にポンっとできるもんでもないのも確かですが。
電力供給について今できることや今後すべきことについては、東大の荻本研の資料 [u-tokyo.ac.jp]が網羅的で良いと思います。
一言でいうと、色んなものを組み合わせて使っていかないと、だめですよ。
Re: (スコア:0)
引用文献の選択のクセで誰かわかった。ってアカウント名見る限り隠してるわけでもないか :-)
# 一度(刺激的な)お話を伺っただけなのでAC
Re: (スコア:0)
ま、バレバレでも、一応匿名ってことで。
「誰か一人が」よりも、その人が紹介してる情報に裏付けがあるか、の方が重要なので。 :)
Re: (スコア:0)
投入エネルギー全体だけじゃなくて、
時間あたり、面積あたりの効率ってのも判断材料になると思いますが、
そのあたりの資料ってどっかにあるものなのでしょうか。
# 比判、反論ではなく、補助資料として
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
太陽光発電だと大雑把に1平方メートルあたり定格設備容量にして100W、年間発電量にして100kWhぐらいです。日本の平均的条件で(地域によって変わる)。
(1平方メートル辺りの最大の太陽光の強さが1kWぐらい、太陽電池の変換効率は主流品で10数%~20%だけど、まぁ設置面積のロスもあるのでざっくり10%で)
ただ単純に面積ゆーても、たとえば屋根の上に他の電源を置くんですか?という違いもあるんで、実用上はあまり意味がない。
良くある原発1基=山手線の中っつ比較でも、
・それ年間発電量なので。晴れたお昼頃だと、山手線内分の面積の太陽電池は、原発5基分ぐらいの出力を出す。
・山手線内に原発何基も置くんですか?
というツッコミどころがあります。
風力発電はよーわからんので、数値はパスです。ただ定性的に言えばあれも「占有」する面積は柱一本+αなので、その下は放牧地なり農地なり。
Re: (スコア:0)
風力発電は低周波騒音が解決しないと人里に置けない。
Re: (スコア:0)
十分距離を離せば問題ないはずなんですが、報道写真をみると風車の高さ程度すら離してなさそうなものもあって絶句しました。
ああいうのはまずいですね。
Re: (スコア:0)
そんな効率の良いものが普及していない現状を考えると、
・みんな効率が良いことに気づいていない
・効率が良いのに乗り換えられない理由がある
・実は効率が良くない
のどれかですね。
さて、どれでしょう?
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
「前払い」だから、でしょうね。導入時に、どかっとお金がかかりますから。
その代わり、そのあとは化石燃料なしで電気なり熱なりが得られます。「前払い式の飲み放題」ですね。
ところで太陽光発電を例に挙げると、ドイツでは設備導入コストが既に日本の半額になってます [atmarkit.co.jp]。
技術的には、そこまで安くできることが実証されてます。
日本(を含めた多くの国)でそこまで安くなってないのは、それを扱う政策なり、人なりが、技術の進歩にまだ追いつけていないからです。
(具体的には、流通費や施工費、手続き費用等の差として表れます。)
日本の場合でいうと、バブル以降、変化への対応速度が国全体として遅くなったように感じています。
変化はビジネスチャンスでもあるのに、人の足を引っ張り、変化を拒むことばかりに力を入れすぎているように思います。
でも変化に対してデマを流したり難癖を付けたりしていても、問題の先送りに過ぎません。その間にも情勢の変化は進み、いつか押し流されてしまうでしょう。
リスクを取って先に進まぬ限り、結局はビジネス上の利益も逸することになるのではありませんか。